Webサイトの運営目的は次のように様々です。
- メールマガジンの登録を増やしたい
- お問い合わせを増やしたい
- 資料請求に繋げたい
- 購入に繋げたい
目標を設定してWebサイトのアクセス状況を分析する事は、Webサイトの現状や問題点を把握するうえで非常に重要です。
この記事では、Googleアナリティクスで「目標」を設定する方法について解説します。
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Webサイトの目標を設定するメリット
Webサイトを運営していくうえで目標を設定をする事により、コンバージョン(成約)を測定できます。
コンバージョンとは、ユーザーがウェブサイトの目標としているアクションを起こしてくれた状態のことを指します(CVと表記されます)。
例えば、ウェブサイトに訪問したユーザーが
- お問い合わせ
- 商品・サービスの購入
- 資料請求を行う
等といった行動を起こした場合、コンバージョンしたとカウントします。
コンバージョンを測定することで、コンバージョンした割合(CVRと表記されます)を算出することができるようになります。
例えば、10,000アクセスあった時に、200のコンバージョンがあった場合、CVRは2%という事が分かります。
このコンバージョンレートを把握する事により、「Webサイトに10,000アクセス集めれば200の申し込みを獲得できる」という事が分かるようになりますので、広告を出稿する際の予算を検討しやすくなります。
また、3%に改善できれば売上が〇%アップする等といった事も計算できるようになりますので、目標設定は非常に重要です。
目標設定を決めよう
Googleアナリティクスで目標設定を行う前に、下記2点を決めましょう。
- Webサイトの目標
- 目標となるURL
Webサイトの目標
まずは、ウェブサイトの目標を決めます。
コンバージョンさせたい目標は業種によって様々だと思いますが、ユーザーがどのようなアクションを起こせばコンバージョンとして測定するのか、目標を設定します。
- お問い合わせ
- 商品・サービスの購入
- 資料請求
目標となるURL
目標を設定したら、目標となるページのURLを確認します。
Googleアナリティクスでは「特定ページの閲覧」を目標に設定できますので、ウェブサイトの目標を決めたら、コンバージョンに至った時に表示されるページのURLを確認します。
例えば、ユーザーがお問い合わせフォームに個人情報を入力し、送信ボタンをクリックすると、送信後に「この度はお問い合わせいただき、まことにありがとうございました!」などと記載されたサンクスページが表示されるのが一般的だと思います。
この時に表示されるURL(例えば”thanks.html”など)を目標設定する事により、コンバージョンを測定できるようになります。
Googleアナリティクスで目標を設定する
それでは、Googleアナリティクスで目標を設定する方法について解説します。
誰でも簡単に設定できますので、WebサイトにGoogleアナリティクスのタグを設置したら、こちらも設定しておくと良いです。
アナリティクスの管理画面ログイン
下記リンクをクリックし、Googleアナリティクスにログインして下さい。
ログイン後、左側メニューの①「管理」を選択して管理画面を表示させたら、②「目標」をクリックします。
下記赤枠内の「新しい目標」をクリックして下さい。
目標設定
目標設定画面が表示されます。下の方にスクロールすると「カスタム」という項目がありますので、①「カスタム」にチェックを入れ、②「続行」ボタンをクリックします。
目標の説明
ここでは、目標の説明を入力していきます。下記のように入力すると良いかと思います。
詳しい説明は下記の通りです。
- 名前:入力した名称Googleアナリティクスのレポートに表示されますので、管理しやすい名称を付けた方が良いです(後で変更できます)。
- 目標スロットID:特に触る必要はありません。自動的に設定されます
- タイプ:到達ページにチェックを入れるとよいです。
- 続行:「続行」をクリックすると設定が保存され次に進みます。
目標の詳細
最後に、目標の詳細を設定します。到達ページという項目は①「先頭が一致」を選択し、②ドメイン以降のURLを入力します(ドメインの入力は必要ありません。”/”から始まるURL部分のみ入力します)。
入力しましたら、③「保存」をクリックします。
到達ページの詳しい説明
等しい | 目標URLが1つしかない場合、下記のようにドメインを記載せず、 “/thanks.html”というように入力します。 |
---|---|
先頭が一致 | 目標URLが複数あり、先頭部分が同じ場合 例:hogehoge.com/thanks○.html(○は異なる文字・数字) “/thanks”を指定します。 |
正規表現 | 目標URLが複数あり、先頭部分が違うけど規則性がある場合 例:hogehoge.com/〇thanks.html(〇は異なる文字・数字) “/(.*)thanks.html”を指定します。 |
このように、Googleアナリティクスでは細かい設定ができます。
目標設定の表示例
Googleアナリティクスにログインすると「目標達成に向けた進捗状況は?」というカードが増えたことが確認できます。
カード右下にある「目標のサマリー」をクリックすると詳細を表示できます
下記のように、直近1週間(期間は変更可能)の目標設定URLのアクセス状況を確認できます。
まとめ
以上、Googleアナリティクスの目標設定について解説しました。
Webサイトの目的(お問い合わせを増やしたい、資料請求を増やしたい、購入してもらいたい等)を達成するためも、目標設定は必ず設定しておきましょう。