【Googleアナリティクス】(not provided)のキーワードを調べる方法

【Googleアナリティクス】(not provided)のキーワードを調べる方法SEO

Googleアナリティクスを使って、どのような検索キーワードでWebサイトへ流入があったのか調べようとしても、(not provided)と表示されるだけで検索キーワードを確認する事ができません。

 

not providedは直訳すると「提供しない」、「供給しない」という事になるのですが、言葉の意味通り、検索キーワードは確認できません。

しかし、Googleサーチコンソールを使えば、(not provided)の中身を確認できます。

 

この記事では、Googleサーチコンソールで検索キーワードを確認する方法を解説します。

スポンサーリンク

検索流入のキーワードを確認する方法

それでは、Googleサーチコンソールで検索流入のキーワードを確認する手順について解説します。

以下のリンクをクリックし、Googleサーチコンソールにログインします。

Google Search Console

 

サーチコンソールにログインすると、登録サイト一覧が表示されますので、調べる対象となるWebサイトのアイコン、若しくはURLのいずれかをクリックして下さい。

対象となるサイトの管理メニューが表示されたら左側メニューの
検索トラフィック>検索アナリティクス を選択します。

「検索アナリティクス」が表示され、このページで(not provided)の内訳である検索流入キーワードを確認できます。

 

どのようなキーワードで検索されているか確認

検索アナリティクスの画面を見ると、「クリック数」、「表示回数」、「CTR」、「掲載順位」という4つのチェック項目と、「クエリ」「ページ」「国」「デバイス」「検索タイプ」「日付」という6つの選択項目があります。

どのようなキーワードで流入があったのか「クエリを分析」

どのようなキーワードで検索流入があったのかを確認するのは、「クエリ」という項目になります。

「クエリ」とは、ユーザーが検索時に入力する単語やフレーズ(複合語)の事を表します。

ちなみに、クエリとして表示されるのは999キーワードまでです。

チェック項目の解説

最初に、4つのチェック項目について解説しますが、基本的に、全てにチェックを入れる事をおススメしています。

以降の説明も全てチェックを入れた状態で解説していきます。

1.クリック数

クリック数とは、Google検索の検索結果に表示され、クリックされた回数を表します。

2.表示回数

表示回数とは、Google検索の検索結果に表示されたWebサイトへのリンクの数を表します。

ユーザーが画面をスクロールせずに、実際にリンクが表示されなかった場合でも表示回数はカウントされます。

3.CTR

CTRとは「Click Through Rate」の略で、表示回数のうちクリックされた割合のこと表すため、「クリック率」とも呼ばれています。

CTR(クリック率)の計算方法は下記のとおりです。

  • クリック数 ÷ 表示回数

CTRを確認することで、検索結果において「どれぐらいクリックされているのか?」を確認できます。

4.掲載順位

掲載順位とは、Google検索のキーワードで検索された時の検索結果での順位を表します。掲載順位を確認する事により、狙ったキーワードで現在何位にいるか確認できます。

「クエリの分析」での分析例

下図は上位5つまで表示させた参考画像です。

この検索結果から次のようなことが分かります。一番上に表示されている「rpa express」というキーワードを見てみましょう。

この例では、「rpa express」という検索結果で761回表示され、73回クリックされています。CTRは9.59%ですので、100回表示されれば概ね10回はクリックされるという事になります。

この、9.59%数字が多いと捉えるか、少ないと捉えるか。

正直、この数字はかなり少ないと思います。

761回表示されているのに、73回しかクリックされていないという事は、Webサイトへの訪問につながらなかった取りこぼしが688回あるということになります。

 

もちろん、100%という事はあり得ませんが、この数字を5%でも10%でも改善すれば、クリック数は増えます。

クリックが増えればWebサイトへのアクセスが増えます。

では、どのような改善を行えば、CTRを改善することができるのでしょうか。

クリック率を上げる改善策は2つ

クリック率を上げる改善策は以下の2つです。

  • ページのタイトル
  • メタディスクリプション(ページの説明文)

この2点を改善すれば、クリック率の改善を図ることができます。

ユーザーが情報を得るためにGoogle検索を行う際、検索結果に表示されるのは、ページのURLとページのタイトル、メタディスクリプションの3つです。

この3つの情報のうち、ユーザーが一目でページの中身を推察できるのは「ページタイトル」と「メタディスクリプション」の2つしかありません。

 

ページの中身を推察しやすいページタイトルとディスクリプションを掲載する事により、ユーザーの検索キーワードに対して、必要な情報があるかどうかの判断ができるよう、タイトルを設定するのです。

これにより、クリック率の改善を図る事ができるようになり、結果としてWebサイトへのアクセス流入が改善されることになるのです。

タイトルの付け方についての詳しい解説は以下の記事を参考にして下さい。

 

また、ディスクリプションの詳しい解説は以下の記事をどうぞ。

 

まとめ

以上、Googleサーチコンソールで検索流入のキーワードを調べる方法を解説しました。

検索流入のキーワードを調べることで、下記データが判明します。

  • ユーザーニーズの有無(そのキーワードは多く調べられているのか?)
  • ユーザーが求めている情報を提供できているか?(ユーザーが求めているページ内容かどうか)

 

これらのデータをもとに、関連コンテンツの追加やリライト(加筆・修正)行うことで検索順位の改善を期待できます。

検索順位が上がればユーザーの訪問回数は増えますので、検索キーワードを調査して、日々、改善を図りましょう。

 

GoogleアナリティクスとGoogleサーチコンソールを連携する事により、Googleアナリティクスで(not provided)の内訳が確認できるようになります。

詳しい設定方法は「【Googleアナリティクス】サーチコンソールと連携し、検索クエリを確認する方法」をどうぞ。

 

 

人気記事【無料試用可】検索順位チェックツールおすすめ4選【料金/機能比較】

タイトルとURLをコピーしました