初心者向けの板タブ、Acepen AP906に興味をお持ちの方向け。
初心者向けで5千円前後で買える板タブを探していたところ、Acepen AP906なら5千円台で購入できるとのことで、試しに買ってみました。
結論から言うと、かなり満足度が高いです。
この記事では、実際に使った経験をもとに、Acepen AP906をレビューしていきます。
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初心者向け板タブAcepen AP906レビュー
それでは早速、初心者向けの板タブ、Acepen AP906をレビューしていきます。
Acepen AP906の付属品
まずは届いたAcepen AP906を開封します。
パッケージの中身は下図のとおりです。
付属品の詳細は下記のとおりです。
- 取扱説明書
- サービスカード(登録すると保証が半年延長します)
- AP906本体
- スタイラスペン
- 替え芯×8(芯抜き付き)
- 二本指グローブ
- OTGアタプタ(Type-C&microUSB)
- USBケーブル
5千円という低価格なのに、保証の延長と替え芯が8本も用意されているのがありがたいです。
入力エリアは9.6インチなので広く使える
AP906の入力エリアは9.6インチです。
下図は13インチのMacBook Airと比較した時の画像ですすが、サイズ感的にも広々使えます。
入力エリアが小さすぎても書きにくいですし、広すぎても手を大きく動かす必要がありますので、サイズ感的には使いやすいです。
ケーブルを接続するだけで殆どのデバイスで使える
AP906はケーブルを接続だけで、殆どのデバイスで使えます。
筆者は実際に下記デバイスで試しましたが、基本的にケーブルを接続するだけで動作しました。
- Windows10
- Macbook Air(Big Sur、Monterey)
- Google pixel5
- iPhone 12 Pro Max
- Fire HD 10
殆どのデバイスで、ドライバのインストール不要ですぐに使えます。簡単に使えて便利です。
ただし、Macは接続するだけでは使えない場合がありますのでご注意下さい。
MACの場合の注意点
お使いのパソコンがMacの場合、最初にデバイスの設定が必要になります。
ちなみに、Macで使う時の設定方法は下記のとおりです。
システム環境設定 > セキュリティとプライバシー > アクセシビリティ 選択すると、下図画面が表示されますので、「PenTablet」にチェックを入れます。
これで、ペンタブレットが使えるようになります。
もし、動作がおかしい場合(ペン入力できない場合)、公式サイトでドライバを入手し、ドライバをインストールすると、きちんと動作します。
Macユーザーの方は、ドライバのインストールが必須です。
公式サイト:Acepen 製品ドライバ
板タブの反応は良く、ペンの表現もなめらか
板タブの反応は良く、ペンの表現もなめらかです。
傾き検知はもちろん、実際のペンで書いているかのような感じで筆圧検知します。
下図は娘の試し書きですが、反応は良いです。
パソコンはもちろん、スマホやタブレット(iPad、Android、Fire OS)でも使えます。
ちなみに下図はFireタブレットでテストした画像ですが、筆圧もきちんと感知します。
正直、「SonarPen」というスタイラスペンよりも表現はなめらかだと感じました。
ペンは充電不要で使いやすい
ペンは程よい太さで、軽くて持ちやすいです。長時間握っていても疲れにくいです。
また、ペンは充電や電池不要なので、電池残量を気にしないで使えるのが良いです。
Acepen AP906の良かった点・メリット3つ
実際に使ってみた感じた、Acepen AP906の良かった点・メリットは下記3つです。
- 誤検知・反応がない
- モニターの画面サイズが変わっても手を動かす範囲は変わらない
- とにかく安い
上記のとおりです。
誤検知・反応がない
板タブの入力エリアで反応するのはペンだけなので、手指に反応することはありません。
タッチパネルや液晶タブレットの場合、ペンを持つ手指の誤検知や反応がどうしても出てきますが、そのようなことは全くありません。
そのため、書くことに集中しやすいです。
モニターの画面サイズが変わっても手を動かす範囲は変わらない
タッチパネルや液晶タブレットの場合、手を動かす範囲が画面の大きさの分だけ必要になります。
しかし、板タブの場合、マウス同様、モニターサイズが変わっても手を動かす範囲は変わりません。入力エリアの分しか動かさなくて済むので、書く範囲を固定できます。
とにかく安い
AP906はとにかく安いです。
筆者はキャンペーン中に買ったので4千円台で買えましたが、キャンペーン終了後も5千円ちょっとで買える値段です。
8,000段階以上の筆圧を検知する圧板タブが5千円台で買えるというのは、非常にありがたいです。
Acepen AP906の気になる点・デメリット4つ
基本的に大満足なAP906ですが、気になる点・デメリットが4つあります。
- ファンクションキー(ショートカットキー)のボタンが固い
- 若干、引っ掛かりを感じる
- 慣れるまで時間がかかる
- macの設定が分かりにくい
上記のとおりです。
ファンクションキー(ショートカットキー)のボタンが固い
AP906のファンクションキー(ショートカットキー)のボタンは固いです。かなり強く押さないと反応してくれません。
ファンクションキーを使わない方は気にならないと思いますが、小まめに使いたい方は、ちょっと厳しいかもしれません。
若干、引っ掛かりを感じる
AP906はプラスチック製の板タブで、プラスチック製の芯で描くことになるので、本当に若干ですが、ペンの引っ掛かりを感じることがあります。
紙とペンであれば、安物の紙でなければ、さらさらとペンを走らせることができますが、プラスチック同士なので、引っかかる事があります。
慣れるまで時間がかかる
これは、AP906に限ったことではありませんが、慣れるまで時間がかかると思います。
- ペンを入力エリアに近づけると反応する(高さ1cm)
- 画面を見ながらペンで書くため、タイミングが掴みにくい
- 板タブから一度ペンを離すと、続きを描くのが難しい
などなど、板タブを使ったことがある方なら問題ありませんが、始めて板タブを使う方は、ある程度、練習が必要です。
Macの設定が分かりにくい
「ケーブルを接続するだけで殆どのデバイスで使える」という項目でも解説したとおり、Macの設定が分かりにくいです。
不慣れな方は筆者のように「マウスとして反応し、ペン入力できない!」となると思います。
公式サイトに案内があると良いのですが、筆者が探した限りではありませんでした。
まとめ
以上、初心者向けの板タブ「Acepen AP906」を実際に購入した経験をもとにレビューしました。
ケーブルを接続するだけで殆どのデバイスで使えて、8,192の筆圧・60度の傾き検知で5千円弱で買えるのですから、初心者向けの板タブとしてはコスパは高いと思います。
中・上級者の方は物足りなく感じると思いますが、初心者向けとしては十分使えます。予算5千円ぐらいで板タブをお探しでしたら、是非試してみて下さい。