
- AI(人工知能)が自動でスライドを作ってくれるツールを探してます。
- テキストを入力するだけでスライドを自動生成してくれるツールや、文章に合せてスライドデザインを提案してくれるツールがあれば教えて欲しい。
この記事では、こういった疑問・要望にお答えします。
- AIスライド作成ツール8選
- リリース予定のAIスライド作成ツール
この記事では、スライドのテーマや内容をテキストで入力するだけでスライドが自動生成される、AIスライド作成ツールをまとめました。
AIスライド作成ツールを使えばスライドの構成はもちろん、スライドに挿入する画像やスライドデザインを自分で考えなくてもAIが自動生成しますので、効率的にスライドを作成できるようになります。
本記事で紹介してるツールは全て無料から使えますので、スライド作成を効率化したい方はもちろん、デザインが苦手な方もぜひAIスライド生成ツールを実際に体験してみてください。
それでは早速、AIスライド生成ツールを紹介していきます。
目次
AIスライド作成ツール8選
AIスライド作成ツールは下記8つです。
- GPT for Slides
- プレゼン資料AI (β版)
- SlidesGPT
- Beautiful.AI
- Gamma
- Tome
- Elucile(イルシル)
- SlidesAI
上記のとおりです。
GPT for Slides
GPT for Slidesは無料で使えるOpenAIのGPTをGoogleスライドで使えるようにしたアドオンです。セットアップに3分かかりますが、その後、60秒以内にスライドを生成できます。
公式サイト:GPT for Slides
公式サイトは英語ですが、アドオン自体は日本語対応です。
Googleアカウントをお持ちの方であれば、アドオンをインストールするだけですぐに使えます。
- アドオンなので会員登録不要(Googleアカウントでログインするだけ)
- 完全無料
- 日本語対応
- 60秒以内にプレゼンテーション生成
- ファイルエクスポート・ストレージ(Googleスライドに準じます)
公式サイト:GPT for Slides
プレゼン資料AI (β版)
プレゼン資料AIは、イラストACや写真ACなどの素材サイトを運営するACワークスがサービス提供するデザインツール「デザインAC」に追加された新機能となります(β版で提供しています)。
公式サイト:プレゼン資料AI (β版)
作成したいスライドのキーワードを入力して生成ボタンをクリックするだけで、わずか3分でAIがデザイン性の高いスライドを生成してくれます。
スライドで使用される画像は商用フリーの素材を使用するため、著作権の心配もありません。生成されたスライドはデザインACの機能で編集可能です。
なお、AIスライド生成機能とスライドの編集は会員登録不要で利用できますが、スライドの保存、エクスポート、ファイル共有は会員登録が必要です。
- 会員登録不要(会員登録するとファイルの保存・共有・エクスポートが可能になります)
- オンラインで公開可能
- ファイル共有可能
- ファイルエクスポート可(画像(JPG、PNG)pdf、pptx)
公式サイト:プレゼン資料AI (β版)
SlidesGPT
SlidesGPTはテキストを入力するだけでスライドが自動生成できるツールです。入力欄にスライドのテーマやキーワード、内容を箇条書きで入力するだけでプレゼン資料が自動生成されます。
公式サイト:SlidesGPT
スライド生成に2~3分ほどかかりますが、画像と要約入りのスライド資料を生成してくれます。
もし、スライドの内容やスライド内の画像が微妙であれば、再生成すればOKです。複数言語に対応してますが、日本語で入力しても英語で生成される場合があるので、もし、英語で出力された場合、再生成してみてください。
ちなみに、生成されるスライドの質は正直そこまで高くないので、AIツールに興味をお持ちの方は、とりあえず無料ですので一度お試しください。
- 会員登録不要
- 無料(ファイルダウンロードは有料)
- 複数言語に対応(日本語で入力しても英語で出力される場合が多い)
- スライドのテーマや内容を入力するだけで2~3分でスライドが生成される
- ファイルダウンロード・共有は有料($2.5/1回)
公式サイト:SlidesGPT
Beautiful.AI
Beautiful.AIはAIがスライドのレイアウトや配色等を最適化するスライド作成ツールです。最初にテンプレートを選択し、後はスライドを1枚ずつ作成していきます。
公式サイト:Beautiful.AI
スライド内のテキストは自動生成されないので、完全自動でスライドを生成することはできませんが、配色やレイアウトを提案してくれるので1枚ずつスライドテンプレートを選択するだけでスライドが作れるようになってます。
インターフェースが全て英語ですが、直観的な操作で編集できるようになているので、英語が苦手な方でも使いやすいです。
なみに、無料版はスライドの右下にクレジットが入り、画像ファイル(jpeg)しか出力できないのが難点です。
- 要会員登録
- 無料から使える(無料版はウォーターマークが入ります)
- ユーザーインターフェースは英語
- ファイル共有可能
- ファイルエクスポート(無料版はJpegのみ)
公式サイト:Beautiful.AI
Gamma
Gammaはテキストからスライドが自動生成されるAIスライド作成ツールです。AIとチャットしながらスライドを編集できます。
公式サイト:Gamma
スライドのテーマ・アウトラインを入力するだけでおしゃれなデザインのスライドが自動生成されます。内容の修正はAIとチャットしながら編集できます。
インターフェイスは全て英語ですが、インターフェイスがシンプルでメニューアイコンも分かりやすいので、英語が苦手な人でも使いやすいです。
作成できるスライド数は無制限で、変更履歴が30日間保存されますので(有料プランは無制限)、使い勝手は良いです。
- 要会員登録(有料プランは高度な分析や変更履歴が無制限で保存されます)
- 作成できるファイル数は無制限
- オンラインで公開可能
- ファイル共有可能
- 共同編集可能
- ファイルのダウンロード可能(pdf)
公式サイト:Gamma
Tome
Tomeはテキストから文章と写真付きのスライドを自動生成できるAIスライド作成ツールです。有料ツールですが、無料プランでスライドを作成できます。
公式サイト:Tome
スライド内容のテキストを入力するだけでクオリティの高いおしゃれなスライドが自動生成されます。AIによるテキスト編集も可能です。画像はDALL-Eで生成されます。
インターフェイスは全て英語ですが、インターフェイスがシンプルでメニュー項目もほとんどなく、直観的な操作で使えるようになってますので、英語が苦手な人でも使いやすいです。
- 要会員登録(登録時に500クレジット貰えます)
- 写真とビデオのアップロードは無制限
- 無料プランはスライドにブランドロゴが入ります。
- ファイルエクスポートは有料プランのみ
公式サイト:Tome
Elucile(イルシル)
Elucile(イルシル)はテキストを入力するだけでスライドが自動生成される、無料から使える国産のAIスライド作成ツールです。株式会社ルビスがサービス提供してます。
公式サイト:Elucile(イルシル)
国産ツールなのでインターフェースが日本語なので分かりやすく使いやすいです。生成されるスライドの質も高く、実務でもそのまま使えるレベルのスライドが生成されます。
デザインスキル不要で入力したテキストがすぐにデザイン化されるので、誰でも簡単に分かりやすいスライドを作成できます。
デザインテンプレート数も豊富で、「目次」や「サービス紹介」といった用途別のテンプレートや、グラフや日本地図、タイムライン、市場規模、ピラミッド、ファネルなどのデザインパーツも豊富に揃ってます。
- 要会員登録(登録時に5,000クレジット貰えます)
- 無制限のメンバー追加
- 無料プランはスライドにブランドロゴが入ります。
- ファイルエクスポートは有料プランのみ
- 現在はPC版のみ利用可
公式サイト:Elucile(イルシル)
SlidesAI
SlidesAIは、テキストを入力するだけでスライドが自動生成されるGoogleスライドのアドオンです。
公式サイト:SlidesAI
テキストボックスにテキストを入力して、メインカラーやテキストカラーを選択するだけでスライドが自動生成されます。
無料プランはスライド作成数が3つまでの制限がありますが、Googleスライドを使ってスライドを作成したい方は、ぜひ試してみてください。
- アドオンなので会員登録不要(Googleアカウントでログインするだけ)
- 無料プランは月間3つまでのスライド作成(2,500文字入力)
- 日本語対応
公式サイト:SlidesAI
以上、無料から使えるAIスライド作成ツールを紹介しました。続いて最後に、リリース予定のAIスライド作成ツールを紹介します。
リリース予定のAIスライド作成ツール
リリース予定のAIスライド作成ツールは下記2つです。
- Duet AI for Google Workspace
- Magic Presentation(Canva)
上記のとおりです。
Duet AI for Google Workspace
Duet AI for Google Workspaceは、Googleスライドで使えるAI機能です。
わずかなテキストを入力するだけでスライドの内容にマッチした画像が自動生成されるようになり、オリジナリティの高いスライドを短時間で作れるようになります。
参考リンク:Duet AI for Google Workspace の提供開始
Duet AI を Google スライドに組み込むことで、わずかなテキスト入力で簡単に画像を生成できるようになります。
2023年9月に日本語版のサービス提供が開始されました。有料(月額3,400円から)ですが、14日間の無料トライアルで機能を試すことができます。
公式サイト:Duet AI for Google Workspace
Magic Design for Presentation(Canva)
Magic Design for Presentationはスライドのテーマを入力するだけで、アウトライン、スライド、コンテンツが自動生成されるAIデザインツールです。オンラインデザインツールで有名なCanvaがサービス提供してます。
公式サイト:Magic Design for Presentation(Canva)
英語版(English US)ではすでに利用可能となってますが、日本語版は今のところ使えません。
「英語版でもいいからMagic Design for Presentationを試してみたい」という方は、言語設定を英語に変更すると利用できます。
アカウント設定>お客様のアカウント を選択し、
言語を「英語」に変更すると利用できます。
ツールの使い方が公式サイトで公開されていますので、こちらを参考にしながらお試しください(英語が苦手な方はブラウザの翻訳機能をご利用ください)。
参考リンク:Using Magic Design to create a presentation – Canvaヘルプセンター
まとめ
以上、無料から使えるAIスライド作成ツールを紹介しました。
テキストを入力するだけでAIがスライドを生成してくれるので、デザインを考える手間が省けます。
スライド作成を効率化したい方はもちろん、デザインが苦手な方もぜひ試してみてください。