
- WordPressで企業サイトを作りたいけど、どこから手をつければ良いのかな?
- 外注や制作会社に依頼すると費用が高くつくから自作したいけど、ドメインやサーバーとか、どうやって設定すれば良いの?
- 完全初心者でもWordPressで企業サイトが作れるよう、分かりやすく教えてほしい。
この記事では、こういった疑問にお答えします。
- WordPressで企業サイトを作る流れ【全体像】
- レンタルサーバー(ConoHa WING)を契約する
- WordPressかんたんセットアップでサイトを立ち上げる手順
- WordPressサイトの初期設定を行う
- 企業サイトに必要なページを作る
- WordPressで企業サイトを作るときのよくある質問とその回答
なお、本記事の筆者は、WordPressで複数のWebサイトやブログを運営しており、当サイトもWordPressで運営してます。
WordPress歴は10年以上あり、2018年にはWordPressサイトの作り方をレクチャーするワークショップを開催したこともあります。
こういった経験や実績を元に、この記事では、初心者でもWordPressで企業サイト(コーポレートサイト)が作れるよう分かりやすく解説していきます。
本記事では、WordPress立ち上げに必要なドメイン取得、WordPressのインストール、初期設定から始まり、
企業サイト作成に必要な「ページ構成の考え方」、「トップページの作り方」、「お問い合わせフォームの作り方」を解説していきます。
本記事を上から順に読み進めていくことで、初心者でも企業サイトを作ることができるようになっていますので、実際に手を動かしながら読み進めて下さい。
前置きはこれぐらいにして、さっそく本題に入りましょう。
好きなところから読めます
WordPressで企業サイトを作る流れ【全体像】
最初に、本記事で解説するWordPressで企業サイトを作る流れの全体像を解説します。
- 手順①:レンタルサーバーを契約する
- 手順②:かんたんセットアップでWordPressサイトを立ち上げる
- 手順③:WordPressサイトの初期設定を行う
- 手順④:企業サイトに必要なページを作る
上記のとおりで、手順は大まかに4つです。
WordPressを初めて触る方からすると、この手順を見るだけで「企業サイトを自作するなんて、本当にできるかな…」と、不安に思うかもしれません。
でも、この記事で解説する方法は、下記作業を必要としないため、初心者の方でも無理なく進められると思います。
- ドメインとレンタルサーバーの紐づけ
- WordPressのインストール作業(システムファイルのアップロード&データベースの設定)
企業サイトを作るコストも、基本的にレンタルサーバーの利用料しかかからないので、月々1,000円程度の負担しかありません。
サイト作りに多少時間はかかりますが、手順③までは1時間ぐらいあればできますので、是非、ご自身の手で作ってみてください。
なお、具体的な時間と費用の目安は、次の項目で詳しく解説します。
WordPressで企業サイトを作るために必要な費用と時間の目安
WordPressで企業サイトを作るのに必要な費用と時間の目安は下記のとおりです。
- 必要な費用
- レンタルサーバー → 月々1,000円程度(最低3か月契約なので、最初に3,000円ぐらいかかります。長期で契約すると安くなります)。
- ドメイン → 本記事で紹介している方法であれば永年無料(「.jp」や「.co.jp」などのドメインを取得される方は、別途利用料が必要になります)。
- テーマ → 本記事では「Lightning」という無料テーマで解説します(有料テーマに変更したい方は、1万~3万程度の費用がかかります)。
- 必要な時間
- WordPressサイトの立ち上げ → 1時間程度
- WordPressサイトの立ち上げ(10分程度)
- WordPressの初期設定(50分程度)
- 企業サイトに必要なページを作る → 構成の有無・ページ数次第
- WordPressサイトの立ち上げ → 1時間程度
基本的には上記のとおりです。
企業サイトに必要な費用は2種類あり、レンタルサーバーは月々1,000円程度と考えておけばOKです。
ドメイン利用料は、この記事で解説している方法であれば無料です。
時間については、作ろうとしているサイトや状況によって異なりますので、次の項目で詳しく解説します。
企業サイトはページ内容が決まっていないと時間がかかる
WordPressで企業サイトを作る時間は、下記2つに分けて考える必要があります。
- WordPressサイトの立ち上げ → 全体で1時間ぐらい
- 企業サイトに必要なページを作る → ページ数次第
WordPressでサイトを立ち上げるだけなら1時間ぐらいあればできます。
しかし、企業サイトに必要なページを作るのに、ある程度の時間は必要となります。
企業サイトに必要なページの具体例
企業サイトに必要なページはおおむね下記のとおりです。
- 商品・サービス紹介ページ
- 会社概要
- お問い合わせフォーム
- プライバシーポリシーなど
企業サイトとしての体裁を整えようと考えたら、最低限、上記のページは必要になるのではないでしょうか。
WordPressサイトを立ち上げた後、上記のページを作る必要がありますので、ページ作りにある程度の時間は必要です。
ページ内容が決まっている方は多くの時間を必要としない
あらかじめ、企業サイトに掲載するページ内容が決まっている場合、多くの時間を必要としません。
理由は、ページを作る時間よりも、ページの内容を考える方が時間がかかるからです。
- ページの内容を考える ← 最も時間がかかる
- ページの内容が決まっている ← テキストを入れるだけなので時間はかからない
このことは、1度でも会社案内のパンフレットを作ったことがある方なら分かると思いますが、会社案内のパンフレット作成で最も時間がかかるのは「会社案内にどのような内容を掲載するか?」という部分です。
ページの内容が決まっていなければ、ページの内容・文章を考える必要がありますので、ここでかなりの時間を取られます。
しかし、ページの内容が決まっている場合、文章を写すだけなので、1つのページ作成にかかる時間は10分〜20分ぐらいあれば作れます。
このように、必要とするページ数次第で、サイト作成にかかる時間は大きく変わります。
詳しくは「ページ構成のプランニング」という項目で後述しますので、まずはWordPressサイトを立ち上げるところから始めましょう。
WordPressで企業サイトを作る流れの全体像は以上となります。
それでは、次のパートから、WordPressで企業サイトを立ち上げるために必要なレンタルサーバーの契約方法を解説していきます。
レンタルサーバー(ConoHa WING)を契約する
WordPressで企業サイトを作るために、まずはレンタルサーバーの契約を行います。
ちなみに、レンタルサーバーは色々ありますが、初心者の方がこれからWordPressサイトを立ち上げるなら、「ConoHa WING」がおすすめです。
ConoHa WINGがおすすめな理由4つ
初心者の方にConoHa WINGがおすすめな理由は下記4つあります。
- ①国内トップクラスの表示速度
- ②国内トップクラスの表示速度なのに利用料が安い
- 初期費用:0円
- 月額料金:687円(税込)~
- ドメイン代:永年無料
- ③WordPressかんたんセットアップ機能がある
- ④運営は大手企業(GMO)
上記のとおりです。
ConoHa WINGは国内トップクラスの表示速度のレンタルサーバーで、他社サーバーと比較すると高性能です。
初期費用なしで月額料金も安く、独自ドメインが2つ永久無料で使えます。
しかもWordPressかんたんセットアップ機能があるので、初心者の方でも簡単にWordPressサイトを立ち上げることができます。
こうした理由から、これからWordPressで企業サイトを作る方には、ConoHa WINGを使ってサイトを作ることをおすすめしています。
筆者もConoHa WINGを利用してます
ちなみに、この記事を書いている筆者は、当サイト立ち上げ当初から、「エックスサーバー」をおすすめしてきました。
現在もエックスサーバーをメインで利用しており、ConoHa WINGはサブとして利用していますが、新しく作るサイトはConoHa WINGで作る場合が殆どです。
WordPressサイトの立ち上げも、かんたんセットアップを使えば簡単にサイトを作れますし、サイトの表示速度も高速なので、使わない理由がありません。
こういったことから、本記事ではConoHa WINGでの進め方について解説していきます。
ConoHa WINGの利用申込みを行う
それでは、WordPressで企業サイトを作るために、まずはConoHa WINGの利用申込み行いましょう。
以下のリンクをクリックしてConoHa WINGのトップページに移動し、「今すぐお申し込み」をクリックして下さい。
ConoHa WINGの公式サイトはこちら
お申し込み画面が表示されますので、左側の「初めてご利用の方」の入力項目に、①メールアドレスと②パスワードを入力し、「次へ」をクリックします。
料金タイプとプランの選択
料金タイプと契約期間、プランの選択を行います。
なお、料金タイプにつきましては、無料独自ドメイン付きの「Wingパック」を選択して下さい(最初から選択されていると思います)。
各項目の設定方法は下記のとおりです。
- ①料金タイプ:WINGパック
- ②契約期間:3か月から契約できます(契約期間が長いと料金は安くなります。)
- ③プラン:ベーシック(スタンダード以上のプランは、何十万とアクセスが増えるようになってから検討すれば良いです。)
- ④初期ドメイン:サイトURLとは一切関係ないので、適当でOKです。
- ⑤サーバー名:任意の英数字を入力します(変更しなくてもOKです)。
上記の項目を設定しましたら、画面右にある「次へ」ボタンをクリックします。
【6/13まで】WINGパックが最大52%OFF
ConoHa WINGでは現在、WINGパックを新規で申し込んだ方を対象に、最大52%OFF、月額687円(税込)から利用できるキャンペーンを行っています(6月13日16時まで)。
3か月からでも割引は適用されますが、長期で契約した方が割引率が高いので、「最低でも1年はブログを続ける!」とお考えの方は、1年(12か月)以上の長期で契約しておくとお得です。
Wingパックは申込月は無料なので、月初に申し込むと最大31日間無料となり、約1か月分お得に契約できます。
例えば、6月2日に申し込んだ場合、契約期間は7月1日からカウントされますので、6月2日~6月30日までの利用料は無料となります。
詳細は公式サイトでご確認ください。
公式サイト:ConoHa WING
WordPressかんたんセットアップでサイトを立ち上げる手順
ConoHa WINGの利用申込みを行ったら、「WordPressかんたんセットアップ」でサイトを立ち上げましょう。
手順は下記のとおりです。
- 手順①:WordPressかんたんセットアップを行う
- 手順②:お客様情報の入力
- 手順③:SMS・電話認証を行う
- 手順④:クレジットカード情報を入力して決済する
- 手順⑤:WordPressのインストール完了
- 手順⑥:WordPressのSSL設定を行う【超重要】
上記のとおりです。
手順①:WordPressかんたんセットアップを行う
WordPressかんたんセットアップでは、WordPressのセットアップと、独自ドメインの取得を同時に行います。
各項目の設定方法は下記のとおりです。
- ①WordPressかんたんセットアップ:「利用する」を選択
- ②作成サイト名:サイト名を入力します。後でいつでも編集できますので、熱心に考えなくてもOKです。
- ③作成サイト用新規ドメイン:取得したいドメイン名を入力します(変更不可)。
- ④トップレベルドメインの選択:「.com」か「.net」などを選ぶと無難です(選択可能なドメインは永年無料で利用できます)。
- ⑤WordPressユーザー名:WordPressのログインで使用しますので、忘れずにメモしておきましょう。
- ⑥WordPressパスワード:WordPressのログインで使用しますので、忘れずにメモしておきましょう。
- ⑦WordPressテーマ:後で企業サイト向けのテーマをインストールしますので、何もチェックを入れないで下さい。
作成サイト用新規ドメインについて
当サイトの「独自ドメインの取得方法や基礎知識を解説【自分だけのサイトを作ろう】」という記事でも解説しているとおり、ドメインは早く取った者勝ちです。
ですので、登録したいと考えていたドメイン名がすでに登録されていた場合、同じ名前で申請できません。
試しに、当サイトのドメイン「takapon.net」が登録可能か検索してみると、「このドメインは取得できません。」と表示されることが確認できます。
「takapon.net」というドメインは、筆者が登録していますので、筆者が利用料を払い続けている間は登録できないようになっています。
もし、登録を考えていたドメインが登録できなければ、ドメイン名を変えて登録可能かどうかチェックして下さい。
取得しようと考えていたドメインが登録可能であれば、次に進みます。
手順②:お客様情報の入力
利用者の個人情報を入力します。
入力必須項目を全て入力したら、次に進みます。
手順③:SMS・電話認証を行う
利用者情報の入力が完了すると、電話認証を求められます。
①電話番号を入力し、②「SMS認証」をクリックします(電話認証でもOKです)。
認証コードの入力
下図のようにポップアップが表示されますので、①スマホに届いた4桁の認証コードを入力し、②送信ボタンをクリックします。
スマホに下図メールが届きますので、メールに記載されている番号を入力します。
手順④:クレジットカード情報を入力して決済する
クレジットカード情報を入力して決済します。
クレジットカード情報を入力したら、「お申込み」ボタンをクリックします。
申し込み完了後、メールを確認して下さい
申し込み完了後、メールボックスを確認すると、以下の件名のメールが届いていますので、必ずメールを開いて下さい。
- 【重要】[ConoHa] ドメイン 情報認証のお願い
メールにはURLが記載されており、URLをクリックすることでドメイン情報認証が完了しますので、必ずリンクをクリックして下さい。
手順⑤:WordPressのインストール完了
決済が完了すると、「WordPressをインストールしました!」という画面が表示されます。
上図の画面が表示されれば、WordPressのインストール作業は完了です。
- 管理画面のURLは、ブックマークしておくと便利です。
- データベース(DB)情報を使うことは無いと思いますが、一応、メモしておきましょう。
【ご注意下さい】WordPressインストール直後はすぐに表示されません
WordPressのインストール直後、サイトはすぐには表示されません。
URLにアクセスしてもサイトは表示されませんし、管理画面も表示されません。
「サイトが表示可能になるまで数分かかります。」と記載されているとおり、表示されるまで数分かかります。
画面左下に下図の表示が出現したら、表示されるようになります。
上図が表示されれば、WordPressサイトが表示されるようになります(ログインできるようになります)。
手順⑥:WordPressのSSL設定を行う【超重要】
最後に、WordPressのSSL設定を行います。
SSLとは、通信暗号化技術のことで、サイトのセキュリティを高めるうえで、必須の設定となります。
SSLについて詳しく覚える必要はありませんので、「URLを「http」から「https」に切り替える」とだけ覚えておけばOKです。
ConoHa WINGのSSLは自動で設定されます
ConoHa WINGの「WordPressかんたんセットアップ」でWordPressサイトを立ち上げをすると、自動的にSSL設定が設定されます。
そのため、基本的には何もする必要はないのですが、万が一にそなえ、一応確認しておきましょう。
手順は下記のとおりです。
- 手順①:URLにアクセスして確認する
- 手順②:ConoHa WINGのコントロールパネルでSSLを設定する
上記のとおりです。
手順①:URLにアクセスして確認する
WordPressサイトのURLにアクセスしてみましょう。
アクセスの際、ドメインの頭の部分に「https://~」と入力してアクセスしてみて下さい。
例えば、「takapon.net」というドメインでWordPressサイトを開設したのであれば、「https://takapon.net」と入力してアクセスします。
ドメインの頭の部分に「https」入力して、下図のようにWordPressサイトが表示されていれば、何もする必要はありません。
しかし、サイトが表示されなかったり、「http」と入力しないとアクセスできない場合、次の手順に進んで下さい。
手順②:ConoHa WINGのコントロールパネルでSSLを設定する
「https」でアクセスして、サイトが表示されなかった場合、ConoHa WINGのコントロールパネルにログインして下さい。
ログインしたら、①左側メニューの「サイト管理」、②サイト設定と進み、③URLの左に表示されているメニューをクリックすると、サイト情報が表示されますので、④「SSL化設定」ボタンをクリックします。
もし、下図のようにボタンが押せなかった場合、30分ぐらい待てばボタンが押せるようになります。
クリックして数秒経つと、画面左下に「成功しました」と表示されます。
これで、httpsでアクセスできるようになります。
以上でWordPressかんたんセットアップを使ったサイトの立ち上げは全て完了です。
WordPressサイトの初期設定を行う
WordPressサイトを立ち上げたら、初期設定を行いましょう。
手順は下記のとおりです。
- テーマのインストール
- パーマリンクの設定
- テーマ推奨のプラグインをインストールする
- プラグインのインストール
- アナリティクスの設定
- サイトマップの登録
上記のとおりです。
テーマをインストールする
最初に、テーマをインストールしましょう。
ちなみに本記事では、株式会社ベクトルさんが無償で提供している、企業サイト作成に特化した「Lightningテーマ」を使って解説します。
Lightningテーマはビジネスサイトに適したシンプルなデザインで、集客機能も実装している拡張性の高い高機能なテーマです。
有料版にアップグレードするとカスタマイズの幅が広がりますので、様々な業種に合わせたサイトが作れるようになります。企業サイトを作る方にはおすすめです。
Lightningテーマをインストールする方法は「【WordPress】Lightningテーマの使い方ガイド」をどうぞ。
パーマリンクの設定
テーマのインストールが完了したら、パーマリンクを設定しましょう。
パーマリンクとはドメインを含めたURL全体のことを指し、当記事の場合は下記URLのことを指します。
- https://takapon.net/start-wordpress-blog/
なお、下記マーカー部分(ドメインの後に続くURL)は「スラッグ」と呼びます
- https://takapon.net/start-wordpress-blog/
パーマリンクの変更を後回しにすると、検索エンジン対策上好ましくないので、サイトを立ち上げた直後に設定するようにしましょう。
また、パーマリンクの設定と併せて、必要のないページや、使わないテーマは削除しましょう。
詳しい設定方法は「WordPressの初期設定【インストールしたら最初にやっておきましょう】」をどうぞ。
Googleアナリティクスの設定
WordPressの初期設定を行い、プラグインを追加しましたら、Googleアナリティクスの設定を行い、Webサイトのアクセス解析ができるようにしておきましょう。
Webサイトのアクセスアップを考える上で、アクセス解析は外せません。
Googleアカウントをお持ちの方であれば誰でも無料で使えますので、必ず設置するようにしましょう。
詳しい設定手順は「WordPressにグーグルアナリティクスを設置する方法【簡単】」をどうぞ。
サイトマップの登録
WebサイトにGoogleアナリティクスを設定したら、以下2つのサイトにサイトマップを登録しましょう。
- Googleサーチコンソール
- Bing Webマスターツール
サイトマップを登録しておかないと、「自分のブログを検索しても記事が表示されない!原因と対処法を解説」という記事でも解説しているとおり、ページの情報が検索エンジンに認識されません。
認識されないと、検索エンジンで検索しても表示されませんので、必ず設定しておきましょう。
詳しい設定方法は「【WordPress】GoogleサーチコンソールとBing Webマスターツールにサイトマップを登録する方法」をどうぞ。
以上でWordPressサイトの初期設定は完了です。
WordPressサイトに「Lightningテーマ」をインストールして、初期設定が終わりましたら、いよいよ企業サイトに必要なページを作っていきましょう。
企業サイトに必要なページを作る
WordPressにLightningテーマをインストールして、初期設定が終わりましたら、企業サイトに必要なページを作り、企業サイトとしての見た目を整えていきましょう。
手順は下記のとおりです。
- ページ構成のプランニング
- ページの作成
- 企業サイトとしての見た目や体裁を整える
上記のとおりです。
ページ構成のプランニング
最初に、ページ構成をプランニングしましょう。
いきなりページを作るのも構いませんが、考えがまとまっていない状態でページを作ろうとしても、かえって時間がかかる場合が殆どです。
ですので、「作ろうとしているサイトは、どのようなページが必要なのか?」というページ構成を最初に考え、考えがある程度まとまってからページ作成に着手するのがおすすめです。
詳しくは「【Webサイト】ページ構成(サイトマップ)の考え方を解説【サンプルあり】」をどうぞ。
なお、以下に該当する方は、必要なページがすでに分かっていると思いますので、この項目は飛ばして下さい。
- 必要なページ構成の考えがすでにまとまっている
- 会社案内のパンフレットと同じ内容(文章を写すだけ)
ページの作成
企業サイトに必要なページの考えが纏まりましたら、早速ページを作っていきましょう。
WordPressには固定ページと投稿という2つのページ作成機能がありますが、両者の違いは下記のとおりです。
- 固定ページ → 静的ページ向け(商品・サービスの紹介、会社概要など)
- 投稿 → 新着情報やブログ記事向け
企業サイトを作る場合、基本的には固定ページをメインに使います。
各機能の使い方は下記記事を参考にして下さい。
- 固定ページの使い方:【WordPress】固定ページの作り方・使い方を図解入りで解説
- 投稿の使い方:WordPressの記事の書き方【投稿の使い方を図解入りで解説】
企業サイトとしての見た目や体裁を整える
企業サイトに必要なページを作りましたら、企業サイトとしての見た目や体裁を整えましょう。
詳しくは「【WordPress】Lightningテーマの使い方ガイド」をどうぞ。
お問い合わせフォームの設置
「Contact form 7」というプラグインを使うことで、お問い合わせフォームを簡単に設置できます。
具体的な作り方は、下記記事をどうぞ。
プラグインではなく、外部ツールを使ってフォームを設置したいという方は「【無料あり】問い合わせフォーム作成ツールおすすめ3選【簡単設置】」をどうぞ。
WordPressで企業サイトを作るときのよくある質問とその回答
最後に、WordPressで企業サイトを作るときのよくある質問とその回答を5つ紹介します。
- ユーザー毎に権限を設定できる?
- ランディングページはどうやって作るの?
- バナーを設置したいけど、自作する方法はある?
- メルマガフォームは設置できる?
- ショッピングカート機能や決済機能は付けることはできる?
上記のとおりです。
ユーザー毎に権限を設定できる?
WordPressのユーザー管理機能を使えば、ユーザー毎に権限を設定できます。
以下のように権限設定を行う事で、複数人での管理・運営がしやすくなります。
- 記事の下書きだけできて公開はできない
- 記事の下書き、公開はできるけど、他ユーザーの記事は編集できない
詳しくは「WordPressのユーザー管理機能を解説【権限の種類・変更方法】」をどうぞ。
ランディングページは作れる?
ランディングページは1カラム表示(サイドバーが無いページ)に対応しているテーマであれば、基本的にどのテーマでも作れます。
最近の有料テーマの多くはランディングページ作成機能が付いていますので、ランディングページのコピー(文章)と画像素材があれば、そこそこ見栄えするランディングページが作れます。
なお、ランディングページが作れるWordPressのテーマは、大まかに2種類あります。
- ランディングページ作成機能が付いたテーマ → 画像素材は自分で用意する
- ランディングページ作成に特化したテーマ → 画像素材が豊富に用意されている
シンプルなランディングページを作るのであれば、作成機能付きのテーマを使えばOKです。
人目を引くような画像素材をふんだんに使ったページを作るのであれば、ランディングページ作成に特化したテーマを使った方が作りやすいです。
ちなみに、「ランディングページが作れるWordPressテーマ13選【無料あり】」という記事で作成機能付き・作成に特化したテーマを紹介していますので、興味がある方は是非どうぞ。
バナーを設置したいけど、自作する方法はある?
最近は優れたデザインツールがたくさんありますので、ツールを使えばデザイン初心者の方でも見栄えの良いバナーを作れます。
ちなみに「【デザイン初心者向け】バナー作成ツールおすすめ4選【画像素材つき】」という記事で有料と無料のツールを紹介していますので、興味がある方は是非どうぞ。
ツールで自作するよりも、やはり外注したいという場合は、クラウドソーシングを活用すれば制作会社に依頼するよりも早くてコストも安いです。
WordPressでメルマガを配信できる?
WordPressのプラグインを使えばWordPressでメルマガを配信することは可能です。
ただし、メール配信はサーバーに負荷がかかるため、利用しているサーバーによっては大量のメールマガジンを配信すると、制限をかけられる可能性があります。
また、WordPressで配信するということは、サーバー上にリスト(メールアドレス)を保管することになりますので、セキュリティの観点から言うと避けるべきです。
メールマガジンを配信したい方は、WordPressではなく、メール配信システムを利用するのがおすすめです。
ちなみに、下記記事でおすすめなメール配信サービスを紹介していますので、是非どうぞ。
ショッピングカート機能や決済機能は付けることはできる?
WordPressにショッピングカート機能や決済機能をつけることは可能です。
- ショッピングカート機能 → ショッピングカートプラグイン(Welcart、WooCommerceなど)
- 決済機能 → 決済ツール(Stripe、PayPal、Amazon Payなど)
ただし、メール配信サービス同様、セキュリティの観点から言うとWordPressにショッピングカート機能を付けるのは避けるべきです。
「簡単にネットショップを開業できるおすすめツール6選【無料あり】」という記事でも紹介していますが、専用のWebツールを使った方が安全です。
決済機能については、決済ツールを使えばWordPress上でカード情報を預かることはありませんので、決済するだけなら問題ありません。
まとめ
以上、WordPressで企業サイトを作る方法を図解入りで全手順を解説しました。
ConoHa WINGの「WordPressかんたんインストール」を使えば、初心者の方でもWordPressサイトを簡単に立ち上げることができます。
WordPressサイトを立ち上げることができれば、企業サイト向けのテーマをインストールして、必要なページを作るだけで、そこそこ見栄えするサイトが自作できます。
企業サイトを自作できれば、サイト制作費を削減できます。
削減して浮いたコストは広告費やツールに回すことができますので、是非、本記事で紹介した手順を覚えて、これからは低コストでサイトを作るようにしましょう。
企業サイトを作ったら、集客ポータルサイトに忘れずに登録しておきましょう。詳しくは「無料で登録できる集客ポータルサイト5選【Webサイトを宣伝】」をどうぞ。