
- SOUNDPEATSのワイヤレスイヤホン「Capsule3 Pro」に興味があるけど、音質や使い勝手はどうなんだろ。
- 実際に使っている人のレビューを聞きたい。
この記事では、こういったニーズにお答えします。
- SOUNDPEATS Capsule3 Proレビュー
- Capsule3 Proの良かった点・メリット5つ
- Capsule3 Proの気になる点・デメリット3つ
なお、本記事は執筆にあたり、2022年12月にSOUNDPEATS社から発売前のサンプル製品「Capsule3 Pro」をご提供頂きました。
本記事の筆者がCapsule3 Proを実際に使用した経験をもとに、この記事では、
製品の質感や、イヤホンの音質、ノイズキャンセリング機能、イヤホンのフィット感、実際に使って良かった点・気になる点を正直に感じたことをレビューしていきます。
Capsule3 Proに興味をお持ちの方の参考になれば幸いです。
Capsule3 Proレビュー
それでは、さっそく、SOUNDPEATSの「CAPSULE3 PRO」をレビューしていきます。
まずは特徴から。
Capsule3 Proの特徴
Capsule3 Proの特徴は下記のとおりです。
- ノイズキャンセリング(ANC)対応
- LDACコーデック対応
- 6基のマイク搭載で通話も可能
- イヤホン単体で最大8時間再生(充電ケース併用で最大52時間)
- 音質はバランスが良く解像感高め
使ってみて最初に感じたことは、各音域の解像感の高さです。
高域・中域は透明感を感じさせつつも低域はパワフルなので、全体的にバランスがよく、音質の良さを感じます。
正直、8千円台のワイヤレスイヤホンでこの音質はコスパの良さを感じます。
Capsule3 Proのスペック
Capsule3 Proのスペックは下記のとおりです。
項目 | 詳細 |
---|---|
商品名 | Capsule3 Pro |
サイズ | 33.5 x 21.5 x 25.6 mm(イヤホン) 50 x 67.3 x 25.9 mm(充電ケース) |
重さ | イヤホン: 5g(片側) 充電ケース: 48g |
ドライバー | 12mm ダイナミックドライバー |
対応コーデック | SBC/AAC/LDAC |
通信方式 | Bluetooth Ver. 5.2 |
充電端子 | USB Type-C |
ノイズキャンセリング | ANC(アクティブノイズキャンセリング) 6 Mic ENCノイズリダクション(クリア通話) |
防水規格 | IPX4(防滴) |
連続再生時間 | 最大8時間 (イヤホン本体のみ) 最大52時間(ケース込み) |
充電時間 | 約1時間 |
スマホアプリ | 〇 |
Capsule3 Proの付属品
まずは届いたCapsule3 Proを開封します。
箱の中身は下図のとおりです。
付属品の詳細は下記のとおりです。
- Capsule3 Pro
- 充電ケース
- イヤーチップ(3サイズ)
- USBケーブル(Type-C)
- 取扱説明書×2
Capsule3 Proは充電済み(50%程度)なので、すぐに使えるようになってます。
充電ケースは軽くてコンパクト・質感は価格相応
Capsule3 Proの充電ケースは軽くてコンパクトです。
充電ケースの質感はマットなプラスチック素材なので、価格相応(定価8,480円)という印象を受けます。
ケースの裏にピンクゴールド調のロゴがあります。
USB-Cポートとペアリングボタンはケース下部にあります。
ちなみに、ペアリングボタンはパッと見で分かりにくいです。
イヤホン本体はスタイリッシュ
イヤホン本体は黒とピンクゴールドでスタイリッシュです。
イヤホンの重量は片側5gと軽いので、付けていて重さをあまり感じません。
下図赤枠部分をタップすると、再生/一時停止、音量などの操作を行えます。
イヤホン内側下部にエンボス加工でR(右側)L(左側)の表示があります
かなり見にくいので、目を凝らさないと分かりにくいです。
イヤホンのフィット感は高い
イヤーチップは3つのサイズ(S、M、L)が用意されていますので、イヤホンのフィット感は高いです。
かなり激しく首を左右に振ってもイヤホンはズレません。
試しに、イヤホンを付けた状態で1kmほどランニングしてみましたが、ズレるようなことはありませんでした。
なので、軽い運動やランニングぐらいならイヤホンを付けながらでも問題ないと思います。
防水性能は弱い
イヤホン本体の防水性能はIPX4(防滴レベル)です。
水しぶきがかかる程度なら問題ないですが、直接水に濡らしたりすると故障します。
ですので、直接イヤホンを洗ったり、大雨などでびしょ濡れになると故障するので注意が必要です。
イヤホンの操作は慣れが必要
Capsule3 Proはイヤホンをタップして下記操作を行えます。
- 電源ON/OFF
- 再生/一時停止
- 次のトラック
- 音量を上げる/下げる
- 次の曲
- 電話を受ける/切る
- 着信拒否
- 通話切替
- 音声アシスタント(Siri/Google)を起動
- モード切替(ノイズキャンセリング/ヒアスルー(外音取り込み)/ノーマル
- ゲームモード(低遅延モード)の有効/停止
機能が多く、使いこなすことができれば便利だと思いますが、
左右のイヤホンで「タップ回数」や「〇秒押し続ける」といった操作を必要とするため、覚えるのが大変です。
また、タップ範囲が狭いため、慣れが必要です。
音質は良い(各音域の解像感は高い)
肝心の音質ですが、「Capsule3 Proの特徴」という項目でも解説したとおり、音質は良いです。
デフォルトの状態でも、各音域の解像感は高いです。
なかでも、筆者個人的には低域(重低音)が優れていると感じました。
専用アプリで自分好みの音質に変更可能
イヤホンの音質は専用アプリで自分好みの音質に変更できます。
音質の変更方法は下記2種類です。
- プリセット(デフォルトを含めて9種類)
- イコライザー(EQ)カスタマイズ
自分で細かくカスタマイズするのが面倒な方は、プリセットで好みの音質を選択し、
自分で細かく音質を変更したい方は、イコライザーでバーを調整して、自分好みの音質に変更します。
ノイズキャンセリングはかなり強い
Capsule3 Proはノイズキャンセリング機能はかなり強いです。イヤホンを付けた瞬間、周囲の雑音が半減以下になります。
8千円台のワイヤレスイヤホンで、このノイズキャンセリング性能はかなり強力だと思います。
ちなみに、ノイズキャンセリングをONにした状態で音楽を再生すると、周囲の雑音が全く気にならなくなります(音楽再生中、呼びかけられても気づかないです)。
Capsule3 Proの良かった点・メリット5つ
Capsule3 Proの良かった点・メリットは下記5つです。
- ノイズキャンセリング・ハイレゾ対応なのに低価格
- 高価格帯のワイヤレスイヤホンに負けない音質
- マイク内臓だからテレワークに使える
- 長時間装着していても疲れない
- バッテリーの持ちが良いから長時間使える
上記のとおりです。
ノイズキャンセリング・ハイレゾ対応なのに低価格
一般的に、ノイズキャンセリング(ANC)とハイレゾ対応のワイヤレスイヤホンは、1万円を超える場合がほとんどですが、Capsule3 Proは両方搭載しているのに8,480円で購入できます。
しかも、クーポン配布時はさらに安く購入できるので、非常にコスパが高いです。
初めてワイヤレスイヤホンをお使いになる方はもちろん、1万円前後でノイズキャンセリングとハイレゾ対応のイヤホンをお探しの方におすすめです。
高価格帯のワイヤレスイヤホンに負けない音質
「Capsule3 Proの特徴」という項目でも解説しましたが、各音域の解像感が高いです。
標準音質では各音域の解像感がわかりにくいと思いますが、ハイレゾ楽曲を再生するとバランスの良さが際立ちます。
正直、高価格帯のワイヤレスイヤホンに負けない音質だと感じます。
マイク内臓だからテレワークに使える
Capsule3 Proはマイク内臓なので、テレワークのヘッドセット代わりに使えます。
接続も安定してるので、通話中に会話が途切れるようなことはありませんでした。
マイクの音質は普通ですが、通話利用であれば普通の音質で十分だと思います。
長時間装着していても疲れない
イヤホンは圧迫感が少ないので、長時間装着していても疲れません。
Capsule3 Proは「カナル型」と呼ばれる、イヤホンの先端を耳の中に入れ込むタイプなので、人によっては圧迫感が苦手な方もいます。
しかし、Capsule3 Proは多少の圧迫感は感じるものの、長時間着けていても不快に感じることがほとんどありませんでした。
カナル型が苦手な方でも、圧迫感をほとんど感じることなく使えると思います。
バッテリーの持ちが良いから長時間使える
イヤホン本体が最長8時間もつので、長時間使えます。
バッテリーの持ちの良さは、外出時に重宝します。
Capsule3 Proの気になる点・デメリット3つ
Capsule3 Proの気になる点・デメリットは下記3つです。
- タップ操作が多い(覚えるのが大変)
- タッチセンサーの反応は鈍め
- イヤホンの左右が分かりにくい
上記のとおりです。
タッチ操作が多い(覚えるのが大変)
「イヤホンの操作は慣れが必要」という項目でも解説しましたが、イヤホンのタッチ操作が多いです。
操作を覚えてしまえば便利だと思いますが、初めての方は覚えるのが大変だと思います。
下図は説明書ですが、パッと見ただけでも、
- 左/右のイヤホンを素早く〇回タップ
- 左/右のイヤホンを〇回タップ
- 左/右のイヤホンを〇秒ロングタップ
などなど、覚えるのに時間がかかります。
初めてワイヤレスイヤホンを使う方なら覚えられると思いますが、タッチ操作のワイヤレスイヤホンを他にお持ちの方は、操作になれるまで時間がかかると思います。
タッチセンサーの反応は鈍め
タッチセンサーの反応は鈍めです。
ロングタップ(長押し)は反応しますが、
- 素早くタップ
- 〇回タップ
などの操作は、センサーをタッチしても反応しないことがあります。
センサーの範囲が狭いのか、センサーの反応が鈍いのか、原因は分かりませんが、うまく反応しないことがあります。
イヤホンの左右が分かりにくい
イヤホンを装着する時、イヤホンのR(右側)L(左側)表示を見て、装着するのですが、目を凝らさないとR/Lの表示が見えないです。
筆者の視力が最近落ちているということも原因の1つだと思いますが、かなり見にくいです。
R/Lという文字がエンボス加工されているだけなら普通に見えると思いますが、R/Lという文字の周りが鏡面仕上げになっているため、かなり見にくいです。
まとめ
以上、Capsule3 Proをレビューしました。
Capsule3 Proの質感こそ価格相応だと思いますが、音質・ノイズキャンセリング性能共に値段以上の質を感じます。
タッチ操作が多いため、覚えるのに慣れが必要ですが、コスパを考えると8千円台でこの音質・ノイズキャンセリング性能は文句なしだと思います。