Dialogflow(ダイアログフロー)でお客様の質問に応対するチャットボットを作る手順を解説【図解入り】

ツール

以下の記事でチャットボットツール「Dialogflow(ダイアログフロー)」を使って、簡単なHello world的なものを作成しました。

Dialogflow(ダイアログフロー)で挨拶に応対するチャットボットを作る手順を解説【初心者向け】
業務効率化の一環として、「ウェブサイトやブログにチャットボットを設置して、お問い合わせへの応対作業を減らしたい」と前々から考えており、どのようなチャットボットを使えば良いかリサーチを重ねてきました。 いろいろ探してみたのですが、探している...

本記事では、お客様からの問い合わせに応対できるようなチャットボットを試しに作成したいと思います。

作成したばかりのチャットボットは言葉をほとんど理解できない状態なので、質問されても応対することができません。
そのため、質問があった時に応対できるよう、言葉を覚えさせる必要があります。

本記事では、お問い合わせに応対するチャットボットを作るため、「相談したい」と質問された時の応対を作っていきたいと思います。

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「Dialogflow」で問い合わせに応対するチャットボットを作る手順

  • 手順①:「Dialogflow」にログイン
  • 手順②:Entityの設定
  • 手順③:Entityの作成
  • 手順④:Intentsを設定
  • 手順⑤:返答を作る(Responses)
  • 手順⑥:応答テストを行う

上記のとおりです。

手順①:「Dialogflow」にログイン

まずはDialogflowにログインします。

Dialogflow
A conversational user experience platform.

Dialogflowにログインすると、画面上部にお知らせが表示されますが、邪魔なので「DISMISS」クリックして表示を消します。

ちなみに、下記赤枠内の「Hello」をクリックすると、前回作成した「Intents」が保存されていることが確認できます。

下記は前回作成したものです。必要に応じて応答例を追加する事が可能です。

手順②:Entityの設定

最初に、ユーザーからの入力を受け付ける単語を定義するため、Entityを作成する必要があります。

Entityとは

DialogflowにはいくつかのEntityが登録されていますが、その中でも色を定義する「@sys.color」というEntityがあります。

「@sys.color」には「赤色・青色・黄色」などといった色の単語が定義されており、例えば「黄」と入力すると「黄色」と判断するよう、単語の表記の揺れを補正することができます。

今回は、ユーザーから「相談したい」と入力された時、「相談」という単語を受け取る必要があるため、「相談」という単語を定義する@ConsultationというEntityを作成します。

手順③:Entityの作成

それでは、Entityを作成していきます。

①左側メニューの「Entities」を選択し、②「CREATE ENTITY」をクリックします。

次に、③「Entity name」に名称を入れます。

名称は任意ですが、日本語の入力はできません。今回は「相談」の英訳である「Consultation」と入力します。

④「Define synonyms」チェックが入っている事を確認し、⑤「Enter reference value」に代表的な言葉を入力します。

今回は「相談」という単語を定義したいので、「相談」と入力します。

「Entity name」に日本語を入力しようとすると下記のように警告がでますので、英文字で入力して下さい。

⑥「Enter synonym」に関連する言葉を入力します。

ユーザーは必ずしも「相談」と入力する訳ではありません。

変換ミスで「そうだん」と入力する方もいるでしょうし、「面談・めんだん」と入力する方もいるかもしれません。

このような表記の揺れを複数登録しておきます。

⑦入力後「SAVE」をクリックして下さい。

確認が表示されますので、再度「SAVE」をクリックします。

以上で相談に関する「Entity」の登録は完了です。

手順④:Intentsを設定

次に、チャットボットに応対させる言葉を覚えさせるために「Intent」を作成し、予測される質問を入力していきます。

ちなみに、Intentとは「意図」を意味します。

①左側メニューの「Intents」を選択し、②「CREATE INTENT」をクリックします。

③「Intent name」を英数字で入力します。分かりやすいように「Consultation-intents」としました。

④Training phrasesの入力欄、「Add user expression」に ユーザーの質問を入力します。

ここでは「Consultationしたい」と入力しました(「相談したい」という意味です)。

「Consultation(相談)」というEntityを作成したので、チャットボットはConsultationという単語を「相談」と理解します。

Consultationという単語をクリックすると、タブが開きますので、Entityで作成した「@Consultation(Entity名)」を選択します。

⑤赤枠内の「Consultation」と、赤枠下の表にある「@Consultation」に黄色の背景色が出現すると、登録したEntityがきちんと反映されているということになります。

複数の質問パターンを入力

「Consultation(相談)したい」という質問の他に、ユーザーの質問パターンを追加して入力します。

  • 「Consultation(相談)したいのですがどうしたらよいですか」
  • 「Consultation(相談)したい場合はどうしたらよいか」

「Consultationしたい」と一つだけ作成し、テストしたら反応しなかった質問がいくつかありました。

2パターン追加しただけでかなり反応するようになりましたので、いくつかの質問パターンを入力しておくと良さそうです。

手順⑤:返答を作る(Responses)

質問があった時の返答を作成します。

ユーザーから「相談したい」と聞かれたら、「相談をご希望の方は…」と返答させたいので、次のように入力します。

「$Consultationをご希望の方は、こちらのURLをご覧ください。https://www.davinci-partners.com/consult/interview.html」

「$Consultation」の部分は「相談」に変換されます。

手順⑥:応答テストを行う

Dialogflowの画面右上でいつでも動作テストができます。

「相談したい場合は」と入力し、Enterキーを押します。

下記のようにきちんと応答しました。

この他にも、「相談するには」とか、「めんだんしたい」等、いろいろなパターンを試してみましたが、きちんと応対しました。

 

「Dialogflow」でチャットボットを作った次にやること

お客様に応対するため複数の質問例を登録したり、埋め込みコードを取得して、Webサイトに設置してみましょう。

  • 様々な質問に対応できるよう複数の質問例を登録
  • 埋め込みコードの取得方法

上記のとおりです。

様々な質問に対応できるよう複数の質問例を登録

「相談したい」という質問のほか、いろいろな案内をしてくれるよう、下記言葉を設定してみました。

質問応対例
メルマガお申込みページをご覧下さい。
セミナーはいつ現在、事業再生に関するセミナーの開催予定はございません。
資金調達したい資金調達に関するページをご覧ください。
瀬間ってだれ?プロフィールページをご覧下さい

一通り登録したので、下記でテストできます。

埋め込みコードの取得方法

作成したチャットボットは上記のように簡単にウェブページに埋め込む事ができます。

埋め込みコードは下記で取得できます。

①左側メニューの「Integrations」を選択し、②「Web Demo」をクリックします。

下記のように①デモ画面のリンク先と、②埋め込みコードが表示されます。

埋め込みコードをコピーしてウェブページに貼り付けると、チャットボットを表示させる事ができます。

ちなみに、①のデモ画面のリンクをクリックすると、チャットボットのテストをすることができます。

 

今後の課題

何回か触っていくうちにDialogflowの使い方が分かってきましたが、実用できるレベルに達するにはもっとトレーニングする必要があります。

基本的な枠組みは理解できたので、今後、下記課題をこなせば実用できると思います。

  • 応対例の登録が少ない
  • 複数の単語を認識するよう設定する
  • URLにリンクが張れない

いずれもそんなに難しい事は無いと思いますので、時間がある時に少しづつ研究していきたいと思います。

 

まとめ

以上、チャットボットツールの「Dialogflow(ダイアログフロー)」を使って、お客様からの質問に応対するチャットボットを作ってみました。

今回はトレーニングとして作成したので、実用に耐えられるレベルではありません。

ウェブサイトに設置するには、たくさんの言葉を覚えさせる必要がありますが、言葉を増やし、応対例を増やせば使えるようになりますので、是非、色々と試してみて下さい。

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