
- 初心者でも使える動画編集ソフトのFilmoraに興味があります。
- PCに元々入ってるソフトで動画編集したことがあるけど、エフェクトやテンプレートが少なくて物足りない。
- Filmoraの機能やメリット・デメリット、使い方を詳しく知りたい。
この記事では、こういった疑問・要望にお答えします。
- 初心者でもプロ並みの動画編集ができるFilmora
- 動画編集ソフトFilmoraのメリット5つ
- 動画編集ソフトFilmoraのデメリット1つ
- Filmoraで動画編集を始める手順
- Filmoraで動画編集を始める時のよくある疑問
なお、この記事を書いている筆者は、動画編集を数えるほどしかやったことがない初心者です。
そんな初心者でも直観的な操作で使える動画編集ソフト「Filmora(フィモーラ)」を実際に使った体験を元に、
この記事では、Filmoraの機能やメリット・デメリット、動画の作り方を解説していきます。
なお、本記事執筆にあたり、「Filmora」の開発・販売元であるWondershare社よりライセンスを提供頂いておりますが、忖度なしでレビューしていきます。
動画編集ソフトのFilmoraに少しでも興味をお持ちの方は、ぜひ読み進めてみてください。
まずはFilmoraの特徴から解説していきます。
好きなところから読めます
初心者でもプロ並みの動画編集ができるFilmora
Filmora(フィモーラ)とは、全世界で1億人以上のユーザーが利用している、無料から使える初心者でもプロクオリティの動画を作れる動画編集ソフトです。Wondershare社が開発・提供してます。
公式サイト:Filmora(フィモーラ)
基本的な動画編集機能(カット、BGM挿入、テロップ挿入)はもちろん、豊富なデザインテンプレートやCGエフェクト、ナレーション録音、画面録画機能、テキスト読み上げ機能(TTS)、自動字幕起こし機能など、非常に多機能です。
また、自動編集機能も実装しているので、初めての動画編集でどこから手を付ければよいのか分からない方でも、テンプレートに合わせるだけで簡単におしゃれな動画を作れます。
マルチデバイス対応で、スマホでも編集できます。
- 無料版あり
- マルチデバイス対応
- 対応OS:Windows・MAC
- スマホ・タブレット対応:iOS・Android
- 価格:
- 年間ライセンス:6,980円(税込)
- 年間ライセンス(マルチプラットフォーム):7,980円(税込)
- 永続ライセンス:8,480円(税込)
Filmoraの特徴
Filmoraの特徴は下記のとおりです。
- 日本語対応
- 初心者でも直感的な操作で動画編集できる
- 多彩なテンプレートと膨大なエフェクト
- 豊富なロイヤリティフリーの音楽素材
- 自動編集機能で簡単に動画を編集できる
- 動画の色調補正ができる
- クロマキー合成で動画の背景を自由に変更できる
- 自動字幕起こし・テキスト読み上げ(TTS)対応
- モーショントラッキング機能
- AI機能(スマートカットアウト、AIノイズ除去、AIポートレートなど)
- PC画面の録画機能(動画キャプチャ)があるので、解説動画やゲーム実況などの動画も作れる
非常に多機能なので、動画編集やビデオ制作がFilmora1つで完結します。
無料版と有料版の違い
Filmoraは無料から使えますが、無料版と有料版の違いは下記のとおりです。
- 無料版 → 動画にクレジットが入る
- 有料版 → 動画にクレジットが入らない
無料版は編集した動画にクレジットが入りますが、機能制限はありませんので有料版と全く同じ機能が使えます。
なので、まずは実際に使ってみて、使い勝手やテンプレートを使った動画編集やエフェクトを見てみると良いと思います。
以上がFilmoraの特徴です。次のパートでは、Filmoraを実際に使って感じたメリットを紹介していきます。
動画編集ソフトFilmoraのメリット5つ
動画編集ソフトFilmoraのメリットは下記5つです。
- 初心者でも直観的な操作で使える
- ユーザー数が多いから情報が多い
- テンプレートが豊富で質も高い
- AIの自動処理でプロクオリティの動画が作れる
- スペックの低いPCでも動く
上記のとおりです。
初心者でも直観的な操作で使える
インターフェイスがシンプルなので、初心者の方でも直感的な操作で使えます。
基本操作は、PCのバンドルソフト(フォト・ムービーメーカー、iMovie)と似ているので、一度でもバンドルソフトを使ったことがある方は取っ付きやすいと思います。
完全初心者の方でも、インストール直後に「動画をドラッグしてください」などのガイドが表示されるので、安心して使えます。
ちなみに、筆者の娘(小4)に試して貰ったところ、「使いやすい・分かりやすい」と言って、迷うことなく使ってました(動画編集はiMovieしか使ったことがないです)。
なので、大人はもちろん、子供でも編集できます。
ユーザー数が多いから情報が多い
Filmoraはユーザー数が多いので、ユーザーによる使い方の解説記事や解説動画がネット上にたくさん溢れてます。
こちらはFilmora公式YouTubeチャンネルですが、分かりやすい解説動画が数多くアップされてます。
公式サイト・YouTubeチャンネルの情報は非常に充実してますが、公式サイト・YouTubeチャンネルに載っていない細かい編集テクニックや編集例はネット上に溢れてます。
ですので、動画編集で分からないことが出てきても、検索すればたいていの問題は解決します。
テンプレートが豊富で質も高い
Filmoraには下記カテゴリーのテンプレートが用意されています。
- 卒業・卒園記念
- 春のイベント(お花見・春分など)
- Filmora12チャレンジ
- 旅行
- シネマテック
- ソーシャルメディア
- ハイテック
- ロゴ公開
- ゲーム
- スポーツ
どのカテゴリーにも10~20以上のテンプレートが用意されています。
画質・音質はもちろん、映像のクオリティが高いので、テンプレートを使えば初心者でもプロ並みの動画を簡単に作れます。
もし、ここで使いたいテンプレートが見つからなければ、Filmoraが運営している動画素材サイト「Filmstock(フィルムストック)」もチェックしてみてください。
豊富な動画素材が使えるFilmstock
Filmora専用の動画素材サイト「Filmstock(フィルムストック)」には、著作権フリーのテンプレートはもちろん、動画・画像・音楽・エフェクト素材が豊富に揃ってます。
公式サイト:Filmstock(フィルムストック)
無料から使えますが、有料プランで高品質の素材を使えるようになります。Filmoraに興味をお持ちの方は、Filmstockも是非チェックしてみてください。
AIの自動処理でプロクオリティの動画が作れる
FilmoraにはAI機能が実装されています。
- スマートカットアウト(クリップ内の不要なオブジェクトや背景を簡単に選択して編集できます)
- AIポートレート(自動で背景を削除し、顔を認識してARステッカーを自動的に追加するなどの機能)
- AIノイズ除去機能(動画のバックグラウンドノイズを除去することで、オーディオ品質を向上させる機能)
- テキスト読み上げ(動画に挿入した字幕テロップを自動で読み上げる機能)
- 自動字幕起こし(動画内の音声を検出し、自動で字幕を作成する機能)
- モーショントラッキング(動画内の特定の対象を追従する機能)
- オートリフレーム(横長の動画を縦長の動画に自動変換できる機能)
- AIコピーライティング(Filmoraのツール内で「ChatGPT」が利用できる)
- AI画像生成(テキスト情報から画像を生成する機能)
これらの機能を活用することで、より質の高い動画を作れるようになります。
スペックの低いPCでも動く
Filmoraは動作が軽く、メモリ消費量も低いので、スペックの低いPCでも動きます。
ちなみに、筆者はHuawaiのMatebook(2016年)というノートPCを使用してますが(Intel(R) Core(TM) m3-6Y30、4GBメモリ)、フリーズすることなく動作しました。
筆者の低スペックPCでも動きますので、ほとんどの方はスペックを気にすることなく使えると思います。
ただ、10年以上前に購入したPCをお使いの方は、動作するか分かりませんので、事前に公式サイトで動作環境を確認しておいた方が良いです。
以上がFilmoraのメリットです。続いて、Filmoraのデメリットを紹介していきます。
動画編集ソフトFilmoraのデメリット1つ
動画編集ソフトFilmoraのデメリットは下記1つです。
- 使用するエフェクトがほかの人とかぶる
上記のとおりです。
使用するエフェクトがほかの人とかぶる
ユーザー数が多いため、使用するエフェクトが他ユーザーとかぶりやすいです。これは、ユーザー数が多いソフトゆえのデメリットです。
とはいえ、同じエフェクトに気づく人の多くはFilmoraユーザーだと思いますし、Filmoraを使ったことが無い一般の視聴者は気づかないと思います。
なので、そこまで気にする必要はないと思います。
以上がFilmoraのデメリットです。次のパートでは、実際にFilmoraをダウンロードして動画編集を行うまでの手順を解説していきます。
Filmoraで動画編集を始める手順
Filmoraで動画編集を始める手順は下記のとおりです。
- 手順①:Filmoraのダウンロード
- 手順②:Filmoraのインストール
- 手順③:ライセンスの追加
- 手順④:動画の編集
- 手順⑤:動画のエクスポート・ファイルの保存
上記のとおりです。
手順①:Filmoraのダウンロード
まず最初に、公式サイトでFilmoraをダウンロードします。
下記リンクをクリックし、公式サイトにアクセスしてください。
公式サイト:Filmora(フィモーラ)
トップページの「無料ダウンロード」をクリックします。
下図画面に切り替わり、ソフトのダウンロードが始まります。
手順②:Filmoraのインストール
ダウンロードファイルをクリックすると、利用規約が表示されますので、規約を確認して「同意します」をクリックします。
インストーラーが起動しますので、ダブルクリックします。
ファイルのダウンロードが始まり、インストール作業がスタートします。
だいたい3分ぐらいでインストール作業は完了します。
手順③:ライセンスの追加
Filmoraを立ち上げた状態でライセンスを追加します。
ライセンスを追加することで、編集した動画のクレジットが表示されなくなります。
ライセンスを追加する手順は下記のとおりです。
- ①ライセンスの購入
- ②Filmoraでログイン
上記のとおりです。
①ライセンスの購入
公式サイトでライセンスを購入します。
下記リンクをクリックし、公式サイトにアクセスします。
公式サイト:Filmora(フィモーラ)
トップページの「購入する」ボタンをクリックします。
料金プランが表示されますので、プランを選択します。
決済画面に移動しますので、画面左側のカートを確認し、メールアドレスを入力して「支払い手続きへ」をクリックします。
次の画面で支払い方法を選択し、決済するとライセンスの購入は完了です。
ちなみに、ライセンスの支払い方法は下記4つから選択できます。
- クレジットカード
- Amazon pay
- PayPal
- Google Pay
②Filmoraにログイン
ライセンスを購入したらFilmoraに戻り、右上の「ログイン」をクリックします。
下図ウィンドウが表示されますので、「ログイン」をクリックします。
ログイン購入時のメールアドレスを入力します(SNS認証の方はアイコンをクリックします)。
ログインするとライセンスがアクティベート(有効化)され、下図のように表示が変わりす。
これで、動画を保存した際にクレジットが外れるようになります。
手順④:動画の編集
撮影した動画や、動画素材などを使って動画を編集していきます。
なお、本記事では、サンプルとして無料動画素材を使った簡単な編集を下記3つの手順で行っていきます。
- ①編集する動画をセットする
- ②テロップ(テキスト)挿入
- ③BGMの追加
上記の順に解説していきます。
①編集する動画をセットする
まずは編集する動画をFilmoraにセットします。
下図赤枠内の「新しいプロジェクト」をクリックします。
編集画面が開きますので、下図赤枠部分に編集する動画をドラッグします。
下図のように動画をセットしたら、赤枠部分の動画編集エリアに動画をドラッグします。
この時、動画のサイズが初期設定と異なると下図ウィンドウが表示されますが、ここはとりあえず右側の「メディアに一致」をクリックして進めます。
編集エリアに動画をセットすると下図のようになりますので、動画を左端まで移動させます。
左端に移動させることで、再生ボタンが押されたと同時に動画の再生が始まるようになります。
これで動画のセットは完了です。
②テロップ(テキスト)挿入
次に、動画にテロップ(テキスト)を挿入していきます。
下図部分をクリックするとメニューが開きますので、「字幕」を選択します。
①ベーシックという項目が出現しますので、ここでテロップ表示時間を調整します。②テロップを編集します。
③編集したテロップは動画上に表示されるようになります。
ちなみに、この状態だとテロップが動画に表示されないので、動画の上にテロップをドラッグします。
下図のようにテロップが表示されるようになります。
メニューの「タイトル」をクリックします。
すると、視覚効果のあるテロップを選択できるようになるので、お好みのテロップを選択します。
テロップを選んだら、編集エリアにドラッグします。
不要になったテロップは、ゴミ箱アイコンをクリックして削除します(Deliteキーでも削除できます)。
視覚効果のあるテロップを編集します。
下図のようにテロップを編集しました。
テロップの表示位置はドラッグで移動できますので、位置を調整します。
テロップ1つだとさみしいので、同じ要領でテロップを追加します。
テロップの端をマウスでドラッグしながらテロップの表示時間を調整します。
表示時間を調整したら、再生ボタンを押して表示を確認します。
これでテロップ挿入は完了です。
③BGMを追加する
最後に、動画にBGMを追加していきます。
メニューの「オーディオ」をクリックします。
様々なオーディオファイル素材が表示されますので、お好みのBGMを選択します。
BGMの矢印アイコンをクリックすると、ダウンロードできます。
ダウンロードが完了すると、BGMを再生できるようになります。
動画に合せるBGMが決まったら、BGMを下の編集エリアにドラッグします(⊕のアイコンをクリックしても追加できます)。
編集エリアにBGMを追加したら、ドラッグして左端に移動させます。
これで、再生ボタンを押した時と同時にBGMが再生されるようになります。
ただ、この状態だと動画の再生が終わってもBGMが流れ続けてしまうので、動画とBGMの再生時間を同じ長さに調整していきます。
赤いハサミのアイコンを動画の終わりに合せてクリックし、BGMをカットします。
BGMをカットしたら、動画が再生されない不要な部分を削除します。
これで、動画とBGMの終わりを同じ長さが同じになりました。
以上で動画編集は完了です。
手順⑤:動画のエクスポート・ファイルの保存
- 動画のエクスポート
- 動画ファイルの保存
動画のエクスポート
編集した動画をPCや動画投稿サイトで再生できるよう、エクスポートします。
Filmoraの右上にある「エクスポート」をクリックします。
①ファイル名を変更し、②エクスポートをクリックします。
動画ファイルが生成され、下図画面が表示されれば動画編集は完了です。
動画にテロップとBGMを入れたただけですが、3分ぐらいで簡単に編集できました。
動画ファイルの保存
編集したファイルは次回編集できるよう、保存しておきましょう。
Macの場合
①メニューバーの「ファイル」をクリックし、②プロジェクトを保存を選択すると、編集ファイルを保存できます。
Windowsの場合
ツールの上部メニューにフロッピーのアイコンがありますので、ここをクリックすると編集ファイルを保存できます。
以上、簡単ではありますが、Filmoraを使った動画編集の流れを解説しました。最後に、動画編集を始める時のよくある疑問を紹介して終わりたいと思います。
Filmoraで動画編集を始める時のよくある疑問
Filmoraで動画編集を始める時のよくある疑問は下記のとおりです。
- 縦向き動画の編集はできる?
- 個人向けプランで商用利用はできる?
上記のとおりです。
縦向き動画の編集はできる?
縦向きで撮影した「縦動画」は編集可能です。
下図のように縦動画の編集用レイアウトが用意されています。
具体的な設定方法は、公式サイトの「縦動画って何?PCで縦動画を編集する方法を説明」という記事で分かりやく解説されていますので、ぜひ参考にしてください。
個人向けプランで商用利用はできる?
個人向けプランで商用利用できるケースとできないケースがあります。
具体的な違いは下記のとおりです。
- 利用可能なケース → 動画投稿サイト(YouTube、TikTokなど)やブログで広告収入を得る場合
- 利用不可能なケース → Filmoraで編集した動画の販売、動画編集の請負
Filmoraで編集した動画を動画投稿サイトやブログに投稿し、広告収入を得た場合、商用利用に該当しません。
しかし、Filmoraで編集した動画を販売したり、動画編集を請負う場合(動画制作)は商用利用に該当するので、個人向けプランではなく、法人・商用向けプランが必要となります。
法人用の動画制作を行わない個人利用の場合、どのプランを購入すればよいですか?
ブランドや法人用動画制作を行わない場合は、個人プランを選択してください。YouTuberですが、どのプランを購入すればよいですか?
Youtubeチャンネルが法人やブランドに属する場合、もしくは(法人とのコラボを含む)法人提携の動画作成には、ビジネスプランをご利用ください。その他のYoutubeチャンネルの動画作成には広告収益の有無に関わらず、個人プランをご利用ください。
まとめ
以上、初心者でもプロ並みの動画編集ができるFilmoraをレビューしました。
Filmoraはインターフェイスがシンプルなので、初めて動画編集にチャレンジされる方でも直感的な操作で編集できると思います。
テンプレートやエフェクトやBGMなどの素材も豊富なので、素材を組み合わせればプロ並みの動画に仕上がります。
無料から使えますので、動画編集に興味をお持ちの方はぜひ試してみてください。