MailChimpのポップアップフォーム作成機能を使って、動きのあるフォームをWebサイトに設置する方法をお探しの方向け。
MailChimpのポップアップフォーム作成機能を使うと、表示方法の設定とタグをWebサイトに貼り付けるだけで、ポップアップフォームをWebサイトに設置できます。
この記事では、WordPressサイトにMailChimpのポップアップフォームを設置する方法を解説します。
好きなところから読めます
MailChimpのポップアップフォーム作成機能の特徴
MailChimpのポップアップフォーム作成機能の特徴次のとおりです。
- 直感的な操作でポップアップフォームを編集できる
- 多彩な表示方法
上記のとおりです。
直感的な操作でポップアップフォームを編集できる
以前は若干使い勝手が悪かったポップアップフォームの編集でしたが、編集画面が改善され、英語が苦手な方でも直感的に操作できるように改善されました。
テキストの編集や、フォントの変更、テキストカラーの変更、フォームフォールドの追加など、直感的に編集できるようになっています。
多彩な表示方法
MailChimpのポップアップフォームの表示方法は多彩で、以下の表示方法を組み合わせて、お好みの表示パターンを設定できます。
- 5種類レイアウトパターン
- 6種類の表示パターン
- 表示ポジションは2種類
MailChimpのポップアップフォーム作成機能の注意点は1つ
ちなみに、MailChimpのポップアップフォーム作成機能の注意点が1つだけあります。
- クッキーの有効期間が1年で固定
上記のとおりです。
クッキーの有効期間が1年で固定
MailChimpのポップアップフォームは、クッキーの有効期間が1年で固定されています。
ユーザーがフォームを閉じてWebサイトに再訪した場合、クッキーの有効期間が1年で固定されているので、次に表示されるのは1年後になります。
他ツールの場合、クッキーの有効期間は設定できることが多いのですが、MailChimpのポップアップフォームは有効期間の設定ができません。
したがって、クッキーの有効期間を設定してポップアップフォームを設置したい場合、MailChimpのポップアップフォーム作成機能を使わずに、以下の記事で紹介している他ツールを使う事になります。
MailChimpのポップアップフォーム作成機能でフォームを設定する手順
それでは、MailChimpのポップアップフォーム作成機能を使って、フォームを設定する手順を解説します。
- 手順①:メールアドレスの収集対象となるAudienceを選択
- 手順②:Subscriber pop-upを選択
- 手順③:ポップアップフォームの表示設定
- 手順④:Webサイト表示用のタグを取得してWebサイトに設置
上記のとおりです。
手順①:メールアドレスの収集対象となるAudienceを選択
まず最初に、ポップアップでメールアドレスの収集対象となる「Audience」を選択する必要がありますので、MailChimpのダッシュボードにログインします。
公式サイト:MailChimp
ログインしたら、上部メニューにある「Audience」を選択します。
下図のようにプルダウンメニューが開きますので、「Signup forms」を選択します。
Audienceの設定画面が表示されますので、ポップアップフォームでメールアドレスの収集対象となるAudienceを選択します。
下図のようにフォーム作成の選択項目が表示されます。
手順②:Subscriber pop-upを選択
下図赤枠の「Subscriber pop-up」か、「Select」のどちらかをクリックして下さい。
ポップアップフォームの編集画面が表示されます。
ここでポップアップフォームを設定します。
手順③:ポップアップフォームの表示設定
ポップアップフォームの表示設定を行います。
設定が必要な箇所は3つあります。
- Layout:フォームのレイアウトを選択
- Settings:ポップアップの出現タイミングや、表示場所を設定
- Style:フォームフィールドの編集
上記順に解説します。
Layout:フォームのレイアウトを選択
Layoutをクリックすると、5種類のフォームレイアウトが表示されますので、お好みのレイアウトを選択して下さい。
- 画像のポジション(右・真ん中、左)
- 画像無し
- フッター固定表示
Settings:ポップアップの出現タイミングや、表示場所を設定
Settingsでポップアップの出現タイミングや、表示場所を設定します。
- Display → 出現タイミングの設定
- Position → ポップアップの出現タイミング
Display(出現タイミングの設定)
SettingsのDisplayで、ポップアップの表示タイミングを設定します。
次の6パターンの中からポップアップ出現方法を選択します。
- immediately:ユーザーが訪問するとすぐに表示される
- After 5 seconds:ユーザーが訪問してから5秒後に表示させる
- After 20 seconds:ユーザーが訪問してから20秒後に表示させる
- Scroll to middle of page:ページの真ん中までスクロールした時に表示させる
- Scroll to bottom of page:ページの一番下までスクロールした時に表示させる
- On exit:離脱する時に表示させる
Position(出現場所)
SettingsのPositionで、ポップアップの出現場所を設定します。
次の2パターンの中から出現場所を選択します。
- Slide:画面右下
- Modal:画面中央
Modal(モーダル)を選択すると、Overlay opacityで背景画面の透過率を設定できます。
Style:フォームフィールドの編集
フォームフィールドは、MailChimpのメール編集と同じように、直感的な操作でテキストが編集できるようになっています。
- フォント
- テキストカラー
- テキストサイズ
また、初期設定ではメールアドレス入力ボックスしかありませんが、入力ボックスの下をクリックすると、氏名などのフォームフィールドを追加できるようになっています。
登録完了メッセージの編集
フォームフィールドを設定したら、最後に、登録完了メッセージを編集します。
下図赤枠内の「Success Message」をクリックすると、登録完了時のメッセージを編集できます。
手順④:Webサイト表示用のタグを取得してWebサイトに設置
フォームの設定が終わりましたら、画面右上にある「Save & Publish」をクリックします。
下図のポップアップが表示されますので、①ポップアップフォームを設置するURLを入力し、②規約にチェックを入れて、③「Get started」をクリックして下さい。
ポップアップフォームのタグが発行されますので、コピーします。
タグを設置したらポップアップフォームの設置は完了です。
なお、上図の「Check Connection」をクリックすると、タグがきちんと設置できているか、確認できます。
以上でポップアップフォームの設置は完了です。
まとめ
以上、以上でMailChimpのポップアップフォーム作成機能を使ってWebサイトにポップアップフォームを設置する手順を解説しました。
MailChimpのポップアップフォーム作成機能を使えば、簡単に動きのあるフォームを設置できますので、ポップアップフォームを設置してリストをガンガン集めたいとお考えの方は、Webサイトにポップアップフォームを設置してみましょう。
MailChimpのポップアップフォームはクッキーの有効期間を設定できず、しかも有効期間が1年で固定されていますが、フォームに「1度閉じたら二度と表示されません」というメッセージを入れておけば、多少登録率は上がると思いますので、是非お試しください。