Webライターのデメリット6選【初心者が稼ぐための戦略を解説】

Webライターのデメリット6選【初心者が稼ぐための戦略を解説】

Webライターに興味があるのですが、本当に未経験者でも在宅や副業から始められますか?

始める前にデメリットを押さえておきたいです。

この記事では、こういった疑問にお答えします。

本記事の内容
  • Webライターのデメリット6選
  • Webライターのメリット7選
  • Webライターのスキルを活かした稼ぎ方
  • Webライターを始める時のよくある質問

なお、この記事を書いている筆者は、専業のWebライターではありませんが、Webライターとしていくつかの記事を執筆した経験があり、今でも企業から直接ライティング依頼を頂くことがあります。

Webライティングだけでなく、専門誌の執筆経験もあります。

また、ライター経験の他に、8年ぐらい前まで、筆者がライターに記事を発注していた経験もありますので、Webライター関係のことは全くの素人ではないと自負しています。

こういった経験をもとに、Webライターに興味をお持ちの方向けに、Webライターのデメリット3選をまとめました。

最初に、Webライターのデメリット6選から解説していきます。

目次

Webライターのデメリット6選

Webライターのデメリット6選は下記のとおりです。

  • 始めたばかりの初心者は報酬単価が低い
  • 案件の獲得が難しい
  • クライアントとのやり取りが多い
  • 収入が安定しない
  • 労働集約型なので、納品しないと報酬ゼロ
  • 稼げる金額に上限がある

上記のとおり。

始めたばかりの初心者は報酬単価が低い

Webライターを始めたばかりの初心者は報酬が低いです。

具体的な相場は次のとおりです。

  • 未経験者 → 1文字0.3円〜0.5円
  • 初心者 → 1文字0.5円〜1円

Webライターの報酬は基本的に「1文字あたり〇円」といった文字単価がベースになります。

例えば、文字単価0.5円で3,000文字の記事を納品した場合、得られる報酬は1,500円です。

文字単価を上げるには、ライターとしての実績を積み上げる必要があります。
そのため、始めたばかりの初心者が月1万円稼ぐには、何十本も記事を納品する必要があるので、始めたばかりの時期は全然稼げません。

「何十本も記事を書くのは厳しそう…」と思うかもしれませんが、ご安心ください。

自分で記事を書く必要はほとんどないので、AI文章作成ツールを使えば効率的に記事を作れます。

案件の獲得が難しい

Webライターの仕事は基本的に自分から動いて獲得する必要があります。

Webライター初心者の方は、まずは「クラウドソーシングサイト」で仕事を探すことになります。

ライター案件があるクラウドソーシングサイトは、別記事の「Webライターの仕事の探し方【募集案件を探す方法】」をどうぞ。

クラウドソーシングサイト上には様々な案件が掲載されていますが、2024年下半期あたりから、案件の獲得がかなり難しくなっています。

理由は下記2つです。

  • ライター人口が多い
  • 案件が減少している

ライター人口が多い

在宅で仕事ができるWebライターはコロナ渦以前と比べて増加しています。

そのため、クラウドソーシングサイトに案件が掲載されると、応募が殺到し、案件獲得できないケースが散見されます。

最近では、1つの募集案件に対して応募が20~40件近く応募があるような状態です。

案件が減少している

クラウドソーシングサイトのライター募集案件はここ数年で激減しました。

2021年初頭には常時5万件近くあったWebライター案件が、最近は1,500件ぐらいしかありません。

案件減少の原因はいろいろな要因がありますが、そのうちの1つに「生成AIの急速な進化と普及」があげられます。

最近のAIはかなり優秀なので、ライターに記事を書いてもらうよりも、AIで文章を作成した方が効率的ですし、コスパが高いからです。

恐らく今後も、案件が増えることは無いと思います(加速度的に減少する可能性もあります)。

クライアントとのやり取りが多い

Webライターの仕事はクライアントワークなので、クライアントとのやり取りに時間を割かれることがあります。

特に、ライター始めたての頃は、依頼時の指示だけではクライアントがどのような記事を求めているのか、クライアントの目的や意図が掴めず、メールやチャットなどで複数回のやり取りを行う場合があります。

そのため、「クライアントとのやり取り+記事執筆で、時給換算したら数百円程度だった」ということがよく起こります。

ただ、こうしたことも予め、仕事を請ける段階で

  • 読者層(どのような人に読ませたいのか)
  • 目的(どのような情報を伝えたいのか、記事を通じてどのような行動を促したいのか等)
  • 全体のトーン
    • どの程度のフォーマルな文章にしたいか(専門用語の使用、口語的な表現の使用など)
    • 画像挿入は必要か?(必要な場合、画像のテイストや、自分で用意するのか、クライアントが用意するのかなど)

など、あらかじめクライアントの意向をきちんとヒアリングしていれば、やり取りの負担を軽減できます。

収入が安定しない

Webライターの仕事は収入が安定しません。

理由は下記4つです。

  • 報酬形態:成果報酬型や業務委託契約が多く、長期的な収入が見込めないことが一般的です。
  • 案件単価と量の変動:案件によっては単価が低く、依頼される仕事の数も月によって変動するため、収入が安定しない
  • 競争の激化:Webライターの数が年々増えているため、仕事獲得が難しくなり、単価が下がる傾向にあります。
  • クライアント都合による契約終了:最近はライターに依頼していた文章作成業務をAI文章作成ツールに置き換えたり、メディア事業からの撤退などで突然終了するケースが散見されます

こうした理由から、Webライターの仕事は収入が安定しないので、特定のクライアントに依存しないよう、複数のクライアントと取引するのがポイントです。

他にも、後述しますが、収入源を増やすためにWebライターのスキルを活かしたビジネスをWebライターと並行して取り組むと収入が安定しやすいですよ。

労働集約型なので、納品しないと報酬ゼロ

Webライターはクライアントに記事を納品することで報酬を得る、労働集約型のビジネスなので、記事を納品しなければ報酬は1円も貰えません。

  • 記事を納品 → 報酬をもらえる
  • 記事を納品しない・できない → 報酬ゼロ

そのため、Webライターとして稼ぎ続けるには、記事を作成し、納品し続ける必要があります。

急遽、どうしても外せない用事ができたり、体調を崩して記事を作れなくなれば、報酬はゼロです。

稼げる金額に上限がある

Webライターの稼げる金額は上限があります。

Webライターのトップクラスは月100万円稼いでいるプレイヤーもいますが、それ以上稼いでいるプレイヤーはいません。

つまり、月100万円ぐらいがWebライターとして稼げる金額の上限となります。

Webライターが書ける記事数には限界がありますし、報酬単価も上限があります。

1記事に何十万円も報酬を払うクライアントもいませんので、Webライターが稼げる金額には上限があります。

Webライターのノウハウをまとめた教材を販売したり、文章の書き方を教える講座等といったビジネス展開をしない限り、Webライターで稼げる金額には限界があります。

以上、Webライターのデメリット3選でした。続いて、メリット4選を紹介していきます。

Webライターのメリット7選

Webライターのメリット7選は下記のとおりです。

  • 未経験・スキルがなくても始められる
  • 初期投資なしで始められる
  • いつでもどこでも仕事ができる
  • 副業から始めやすい
  • 頑張り次第で稼げる
  • スキルアップにつながる
  • Webライターで得たスキルを他の仕事で活用できる

上記のとおり。

未経験・スキルがなくても始められる

Webライターは基礎的な文章力とやる気さえあれば今すぐ始められます。

経験、資格、スキルの有無を気にせず始められます。

案件の中には、経験者しか募集していないものや、資格や特定の業界で働いた経験が必要なものもありますが、初心者向けの案件や、取り組みやすいテーマや形式が用意されている案件も多いです。

特に、クラウドソーシングサイト上には「未経験OK」や「初心者OK」などの案件が充実していますので、小さな成功体験を積みながら段階的にスキルアップできる環境が整っています。

初期投資なしで始められる

Webライターの仕事はPCとネット環境だけあれば始められます。

パソコンのスペックが低くても問題ありません。

テキストエディタや、文書作成ソフト(Wordなど)、ブラウザが動けば十分です。

他Web系の仕事(プログラミング、動画編集、Webデザイナーなど)のように、
ハイスペックPCや、高額なソフトウェアを用意したり、スキル取得のためにスクールに通う必要もありませんので、初期投資なしで始められます。

いつでもどこでも仕事ができる

前項の「初期投資なしで始められる」でも解説したとおり、WebライターはPCとインターネット環境があれば仕事ができるので、いつでもどこでも仕事ができます。

案件受注から記事作成・納品まで、全てネット上で完結するので、自宅やカフェ、図書館、電車や飛行機などで移動していても、仕事ができます。

Webライターは請けた仕事を納期までに納品すればいいので、時間の自由がききやすいです。

仕事の時間・ペースも自分で決められるので、

  • 1日2時間だけ仕事したい
  • 早朝や夜中の空いた時間に仕事がしたい
  • 2日に1回ペースで仕事をしたい

といった仕事の仕方も可能です。

自宅にいる必要がないので、仕事をしながら旅行したり、地方や海外に移住して仕事をすることが可能なので、理想のライフスタイルを実現しやすいです。

フルタイムで働くのが難しい方でも自分のペースで仕事ができます。

副業から始めやすい

Webライターは未経験・初心者でも始められますし、いつでもどこでも仕事ができるので、副業から始めやすいです。

仕事を請ける請けないも自分で決められるので、「試しに、空き時間に1回やってみる」というように、本業を続けながら空き時間に取り組めます。

Webライターの多くは、副業から始めているケースがほとんどです。

副業から始めることで、リスクを抑えながら実績を積み重ねることができるので、将来的に専業としての道を目指すことも可能です。

頑張り次第で稼げる

Webライターを始めたての頃は単価の低い仕事しか受けれないので、最初のうちはほとんど稼げませんが、経験と実績を積み重ねることで高単価の仕事を請けれるようになります。

努力や実績に比例して稼げる金額を増やせます。

また、経験を積み重ねてライティングスキルを磨き、SEOやマーケティングの知識を身につけることで、自分の市場価値をさらに高めることが可能です。

特に専門知識が求められる分野での執筆スキルを持つWebライターは、高単価で安定した収入を得られる可能性が高いです。

スキルアップにつながる

Webライターの仕事をすると、自然と文章力や情報収集力が鍛えられます。

さらに、SEOやマーケティング、デザイン、AIなど、周辺分野の知識も習得する機会が多いため、自分自身の成長を実感しやすいです。

Webライターで得たスキルは仕事だけでなく、日常生活のあらゆる場面で役立ちます。キャリアアップや自己成長にもつながるので、取り組む価値があります。

Webライターは「ただ文章を書くだけ」だと思われがちですが、どこでも活躍できるスキルを得られるので、食いっぱぐれる心配もなくなりますよ。

このことは、株式会社ラストデータさんが運営するメディアの「これからも食いっぱぐれない仕事はある?男女ごとの具体例や見分け方を紹介!」という記事でも紹介されていますので、是非チェックしてみてください。

Webライターで得たスキルを他の仕事で活用できる

Webライターで得たスキルは他の仕事にも幅広く応用できます。

  • 文章力の活用:営業資料や企画書の作成で、説得力のある文章を書くスキルが役立つ
  • SEOの知識:個人ブログやWebメディア、ECサイト運営に応用できる
  • AIツールの活用:AIツールを活用した文章作成や情報を分かりやすくまとめるスキルが役立つ
  • 情報収集力と分析力:他業種でも強みとして活かせるスキルで、リサーチやデータ分析に貢献します
  • キャリア全般での活用:Webライターで得た経験は、単なる副業にとどまらず、将来のキャリアにも大きな財産となります。

Webライターの仕事を続けると、自然とこれらのスキルが身に付くので、仕事の幅が広がり、さまざまな分野で活躍できるようになります。

さらに、これらのスキルを活かして、自分でお金を稼げるようにもなります。次の項目では、Webライターのスキルを活かした稼ぎ方を紹介していきます。

Webライターのスキルを活かした稼ぎ方

Webライターのスキルを活かした稼ぎ方は下記5つあります。

  • 広告収入
  • アフィリエイト
  • 有料記事の販売
  • 電子書籍の出版
  • ライティングスキルを活かせる業界への転職

上記のとおり。

ブログ運営

Webライターの仕事を通して得られたスキルはブログ運営に活かせます。

ライティングスキルやSEOの知識を活かし、検索エンジンで上位表示されやすい記事を作成できるようになるので、下記のような広告収入を狙えます。

  • クリック報酬型広告
  • アフィリエイト広告

また、自分の専門分野や趣味をテーマにすることで、広告以外の収入も狙えます。

動画の台本作成

動画コンテンツの需要が高まる中、台本作成のスキルは大きな武器です。

YouTubeや企業のプロモーション動画の台本作成を請け負うことで、Webライターとしての新たな収入源を確保できます。

ストーリー性や視聴者の興味を引きつける企画を考えられるライターは重宝されます。

Webライターで培われたライティングスキルは、台本作成に活かせます。

「ライティング経験はあっても、動画の台本は作ったことがない」という方でも、AIを活用すれば、台本の8~9割をAIで作成して、残りの1~2割だけ手直しすれば出来上がるので、台本作成が未経験でも大丈夫です。

有料記事の販売

専門知識や深いリサーチを活かして、有料記事を作成・販売する方法もあります。

例えば、自分のブログやノート(note)などのプラットフォームを利用して、特定の分野に特化した価値の高い情報を提供することで収益を得られます。

この方法は、自分のライティングスキルを直接お金に変えられるため、非常に効率的です。

電子書籍の出版

ライティングスキルを活かして、電子書籍を出版する選択肢もあります。

特定の分野に特化したノウハウや、ストーリーをまとめた書籍を出版できます。

Amazon kindle Publishingのような電子書籍プラットフォームを活用すれば、無料で個人でも簡単に出版できるので、自分の名前を広めつつ、Webライター以外の収益獲得が狙えます。

ライティングスキルを活かせる業界への転職

Webライターで得られたライティングスキルは、

  • メディア業界(新聞社、雑誌社、テレビ局、Webメディアなど)
  • マーケティング業界(Webサイトのコンテンツ作成、SEO記事の執筆など)
  • 広告業界(コピーライターとして、広告文案の作成やキャッチコピーの制作など)
  • 出版業界(書籍、雑誌、電子書籍などの編集・執筆など)
  • IT業界(技術記事の執筆、マニュアル作成、Webコンテンツの制作など)
  • 広報・PR業界(プレスリリースの作成、広報資料の作成など)
  • 教育業界(教材作成、カリキュラム開発など)

など、さまざまな業界で活かせます。

Webライターとしてスキルと実績を積み重ねると、報酬単価が上がることに加えて、キャリアアップに繋がる可能性もあります。

Webライターは「案件の獲得が難しい」という項目でも解説しているとおり、ライター人口が多く、案件が減少しているので、3年前に比べて稼ぎにくくなってはいますが、Webライターで培われたスキルは他業界で活かせるので、チャレンジする価値はありますよ。

以上がWebライターのスキルを活かした稼ぎ方です。続いて最後に、Webライターを始める時のよくある質問と答えを紹介していきます。

Webライターを始める時のよくある質問

Webライターを始める時のよくある質問とその答えは下記のとおりです。

  • Webライターに誰でもなれますか?
  • AIが苦手なので、自分で文章を書いてもいいですか?
  • 未経験でもできますか?

上記のとおり。

Webライターに誰でもなれますか?

未経験・スキルがなくても始められる」という項目でも解説しているとおり、Webライターは基礎的な文章力とやる気さえあれば誰でもなれます。

文章力が無かったとしても、AI文章作成ツールを活用すれば、まともな文章をAIが生成してくれるので、後はご自身のニュアンスで文章の編集・校正をするだけで、オリジナルの文章が完成します。

文章力は無いよりもあった方がいいですが、文章力は案件をこなしているうちに自然と鍛えられるので、文章力が低くても特に問題ありません。

AIが苦手なので、自分で文章を書いてもいいですか?

自分で文章を書くのはやめた方がいいです。

理由は下記2つです。

  • 初心者が書いた文章よりも、AIが生成した文章の方が質が高いから
  • 人間が文章を書くよりも、AIの方が早いから

AIが作った記事の質を超えられる

ライティングスクールに通った方がいいですか?

2021年ぐらいまでなら、ライティングスキルを効率的に伸ばすなら、通うという選択肢もありましたが、AIツールが発達している現在は、ライティングスクールに通う必要性はありません。

ライティングスクールは、文章力を伸ばすことを目的としていますが、あくまで「自分の力で文章を書く」ことを目的としています。

もちろん、文章力を鍛えることはプラスにはなると思いますが、現在はAI文章作成ツールを活用して文章を作ることがベースになっているので、スクールに通う意味がありません。

もし通うのであれば、ライティングスクールではなく、生成AIが学べる「」などのスクールに通った方が汎用性が高いです。

まとめ

以上、Webライターのデメリット6選でした。

Webライター始めたての時期は報酬が低く、案件の獲得も難しいので、初心者が大きく稼ぐのはかなり難しいです。

とはいえ、生成AIを活用すれば自分で記事を書かなくてもAIが記事の大部分を作ってくれますし、納品実績を積み上げることで高単価報酬の仕事を請けれるようになります。

また、Webライターで得たスキルは他業種でも活用できますし、スキルを活かして自分でお金を稼げるようにもなりますので、チャレンジする価値はありますよ。

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