
検索順位チェックツールの導入を検討しているけど、「GRC」はどんなメリット・デメリットがあるのかな?
ツール選びで失敗したくないから、実際に使っている人の意見を聞きたい。
この記事では、こういった疑問にお答えします。
- GRCのメリット7つ
- GRCのデメリット4つ
なお、本記事の筆者はブログ歴が17年以上あり、15年近くブログ収益(ブログ集客・アフィリエイト)でご飯を食べています。
ちなみに、GRC利用歴は8年あり、毎日、GRCを使って検索順位をチェックしつつ、ブログを運営してます。
このように、実際にGRCを使っている経験をもとに、この記事では、GRCを使うメリットとデメリットを解説します。
それでは、まずはGRCのメリットから紹介していきます。
GRCのメリット7つ


GRCのメリットは下記7つです。
- 料金が安い
- 3つの検索エンジンの順位をチェックできる
- 日々の順位変動をグラフで視覚的にチェックできる
- 計測エラーが起こりにくい
- 競合サイトを分析できる
- 100位までチェックできる
- リモート閲覧できる
上記のとおり。
料金が安い
有料の検索順位チェックツールは色々ありますが、その中でもGRCはトップクラスに料金が安いです。
下図はGRCの料金プランですが、この料金でこれだけの検索語数を登録できるツールは他にないと思います。圧倒的なコストパフォーマンスです。
筆者はスタンダード(月払い)を利用していて、約700キーワード登録しています。
700キーワードをチェックするコストを具体的な金額に換算すると下記のとおりとなります。
- 1キーワードあたり1.4円
- 1日あたり33円
わずかなコストで700件の検索順位をワンクリックでチェックできるので重宝してます。
3つの検索エンジンの順位をチェックできる
GRCは下記3つの検索エンジンの検索順位をチェックできます。
- Google(下図赤枠)
- Yahoo!(下図緑枠)
- Bing(下図青枠)


最初にチェック対象となるキーワードを登録しておけば、後はクリックするだけで3つの検索順位をチェックできます。
例えば、下図は当ブログのキーワードの順位をチェックしている画面ですが、「ブログ 文章 下手」というキーワードで3つの検索エンジンの順位がチェックできていることが確認できます。


ツールを起動して、ボタンをクリックするだけでチェックできるので、非常に便利です。
ちなみに、Yahoo!の検索エンジンはGoogleの検索エンジンを採用しているので、検索順位は変わらないと思われがちですが、実は微妙に異なります。
同じ記事でも下記のように順位が異なる場合があるのです。
- Google検索 → 1位
- Yahoo! → 3位
こうしたちょっとした変動も一目で確認できるので便利です。
日々の順位変動をグラフで視覚的にチェックできる
検索順位は日々変動します。
変動する順位を数字だけで追っていたら、日々の動きはイメージしにくいと思います。
しかし、GRCは下図のように、日々の検索順位の推移を折れ線グラフで視覚的にチェックできるようになってますので、日々の動きをイメージしやすいです。


ちなみに、グラフの表示期間は自由に設定でき、全期間表示にも対応してますが、全期間だと細かすぎて見にくいので、半年から1年ぐらいに設定しておけばOKだと思います。
計測エラーが起こりにくい
GRCは計測エラーが起こりにくいので、データの正確性が高いです。
検索順位チエックツールはチェックするキーワードが多いと、計測エラーが起こる場合があります。
例えば、ツールでチェックしたら「10位」と表示されているのに、ブラウザで検索してみたら実際は「3位」だったということが多々ありました。
また、ツールでチェックしたら「2位」と表示されているのに、ブラウザで検索してみたら、実際は圏外だったということもありました。
検索順位のデータを元に「リライトして順位改善を狙うか?」などの判断を行う必要があるのに、データの正確性が低ければ判断が難しくなります。
競合サイトを分析できる
GRCは自サイトだけでなく、他サイトのキーワードの順位をチェックできるので、競合サイトが分析できます。
例えば、競合サイトが
- どのようなキーワードで、
- どのように順位を上げているか?
などをチェックできます。
競合がどのようなキーワードで上位表示をしているのか確認することで、競合対策ができます。
100位までチェックできる
GRCは100位までの順位をチェックできます(検索結果の10ページ目まで)。
数十位までしかチェックできないと、リライトが必要な低順位のキーワードを取りこぼす可能性が出てきますが、100位までチェックできれば、リライトが必要なキーワードの取りこぼしを最小限に抑えることができます。
リモート閲覧できる
GRCはリモート閲覧ができるので、1つのライセンスで複数の端末から順位を閲覧できるので、
- 外出先から別の端末で順位をチェック
- サイト運営メンバー・チームでデータを共有
などの使い方ができます。
- GRCはパソコン1台につき、1ライセンス必要となります。
- リモート閲覧が利用できるのは「スタンダードプラン」以上となります。
以上がGRCのメリットです。次のパートでは、GRCのデメリットを紹介します。
GRCのデメリット4つ


GRCのデメリットは下記4つです。
- 操作画面のデザインが古い
- ツールを起動しないとチェックできない
- チェックに時間がかかる
- Macユーザーに不便
上記のとおり。
操作画面のデザインが古い
GRCは操作画面のデザインが古いです。
下図はGRCの操作画面ですが、正直言って、10年ひと昔のデザインです。最近のツールと比較すると一目瞭然です。


とはいえ、シンプルで使いやいですし、計測エラーもほとんど起こらないので、ツール自体の信頼性は高いです。
それに、ツールは基本的にサイト管理者である自分しか見ませんので、普通に使っている分には何の問題もありません。
ツールを起動しないとチェックできない
GRCはパソコンにインストールして使用するツールですので、順位チェックを行うには、まずはパソコンの電源を入れ、ツールを起動する必要があります。
クラウドツールのように、「チェック時間を設定し、自動で毎日順位をチェック」といったことはできません。必ず手動でツールを立ち上げる必要があります。
クラウドツールのように、全自動でチェックできないのが難点です。
チェックに時間がかかる
登録しているキーワードが多いと、チェックに時間がかかります。
キーワードが少なければ、順位チェックは数分で終わりますが、何百キーワードもチェックするとなると、チェック完了に何十分もかかります。
筆者はキーワードを700件近く登録してますが、チェック完了まで1時間半~2時間近くかかります。
とはいえ、手作業で1件ずつ調べるより、GRCを使った方が早くて正確性が高いことは間違いありません。
Macユーザーに不便
MacでGRCを利用する場合、若干面倒な作業が必要になるので、Macユーザーの人にはおすすめできません。
Windowsなら、インストールしたらすぐに利用できますが、Macの場合、下記いずれかの方法でツールをインストールする必要があります。
- 無料のアプリ「Wine」を用いて直接実行する方法
- 仮想化ソフトを用いてMac上でWindowsを動かす方法
- 外部のWindowsリモートデスクトップサービスを利用する方法
- Boot Campを用いてMacにWindowsをインストールする方法
詳しいインストール手順は公式サイトに案内が記載されていますので、Macユーザーの方は下記ページをご確認下さい。
公式サイト MacでGRCを利用する方法
パソコンに詳しい方ならすぐに設定できると思いますが、そうでなければ導入のハードルは高いです。
簡単な設定で使いたいという方は、GRCではなく、Macユーザー向けで有名な「Rank Tracker(ランクトラッカー)」を使うか、下記クラウドツールがおすすめです。
- Nobilista(ノビリスタ)
→ 月額990円から使えるクラウドツール - GMO順位チェッカー → 月額485円から使えるクラウドツール
詳しくは別記事の「【無料試用可】検索順位チェックツールおすすめ4選【料金/機能比較】」をどうぞ。
まとめ
以上、GRCのメリットとデメリットを解説しました。
おわり。