競合サイトのドメインパワー・ドメインオーソリティ(権威性)を調べる方法をお探しの方向け。
SEO対策を行う上で、自分が運営しているサイトのドメインパワーや、競合サイトのドメインパワーを確認しておくことは必要です。
ドメインパワーが強いと上位表示しやすく、ドメインパワーが弱ければ上位表示が難しいからです。
そこでこの記事では、競合サイトのドメインオーソリティを調べる方法を解説します。
好きなところから読めます
オーソリティとは権威性のこと
オーソリティ(authority)の言葉の意味は「権威」ですが、SEOで使われるオーソリティの意味は「権威性」のことをいいます。
権威性とは下記のように、誰もが認めるような状態のことを言います。
- あの人が言うなら間違いない
- このサイトに書かれている情報であれば間違いない
「オーソリティ」はツールを使えば数値化した状態で確認できます。
競合サイトのドメインオーソリティを調査できる「MozBar」
オーソリティを数値化するツールに「Mozbar」というChrome拡張機能のツールがあります。
「Mozbar」を使えば、ドメインオーソリティ、ページオーソリティ、ページの被リンク数などが分かります。
無料から使えるのでおすすめです。
MozBarで確認できる数値
MozBarで確認できる数値は下記2つです。
- DA(Domain Authority):ドメインオーソリティ
- PA(Page Authority):ページオーソリティ
MozBarをインストールした状態で検索すると、検索結果にDAとPAが表示されます。
数値はどのように判断すればいい?
DAとPAを確認できても「この数値をどのように判断すれば良いの?」という疑問が出てくると思います。
この数値の見方について、プロブロガーのマナブさんが以下のように解説しています。
おはようバンコク🌞
ちょっとSEOの豆知識を共有すると、MOZ Barはめっちゃ便利です。PAという「ページの権威性」を可視化できまして、数字をみると競合の強さがひと目で分かります。スクショのキーワードだと、運営半年のサイトでも勝てますね🔽MOZ Barの公式サイトhttps://t.co/8zBr3niTr9 pic.twitter.com/C913jDAJDq
— マナブ@バンコク (@manabubannai) 2018年12月7日
数値の判断基準は以下の通りです。
PAの参考値
- PA:15以下 → 半年~1年のサイトでも勝てる
- PA:15~29 →1年半くらいのサイトで勝てる
- PA:30以上 → かなり強いです
PAの数値の判断例
上位表示を狙っているキーワードがあり、現時点で上位表示されているページのPAが15前後であれば、上位表示を狙える余地が十分あります。
しかし、PAが30以上のページが上位を占めていれば、勝負するのは厳しいと判断するようなイメージです。
DAの数値の判断例
自分の運営サイト(ブログ)のDAをチェックし、競合サイトのDAが自分のサイトより上回っていれば厳しいかもしれませんが、同じような数値であれば十分戦える。といったイメージになります。
GoogleのSEOとドメインオーソリティは無関係
GoogleのSEOとドメインオーソリティは基本的に関係ありません。
元Googleのジョン・ミューラ氏も、ドメイン・オーソリティーやページ・オーソリティーについて以下のようにアナウンスしています。
ドメイン・オーソリティやページ・オーソリティは、グーグルのSEOとは一切関係ない。Mozがやっていることにすぎない。
Mozの連中は本当に賢いやつばかりだから、その数値にはちゃんとした使い道があると私はわかっている。だが、グーグルではまったく使われていない。
だから、出てきた数値が困惑するようなものだったとしたら、ランキングに影響することはないから心配しなくていい。
参考:ドメイン・オーソリティのスコアをグーグルSEOで気にするべきか? | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum
ただ、「数値にきちんとした使い道がある」ともアナウンスしていますので、GoogleのSEOとは関係はないけど、Googleはサイトの権威性を重視していることからも、ある程度、参考する指標になるとは思います。
ちなみに、サイトの権威性の意味を下記記事で詳しく解説していますので、ぜひどうぞ。
競合サイトのドメインオーソリティを調べる事ができるMozBarを使う手順
それでは、MozBarを使って競合サイトのドメインオーソリティを調べる手順を解説します。
- 手順①:ChromeにMozBarをインストールする
- 手順②:MozBarの無料利用登録を行う
- 手順③:MozBarを立ち上げた状態でキーワード検索を行う
- 手順④:被リンク(バックリンクチェック)
上記のとおりです。
手順①:ChromeにMozBarをインストールする
まずは、MozBarをChromeにインストールします。
下記リンクをクリックして、Chromeウェブストアに移動して下さい。
Chromeウェブストア:MozBar
Chromeウェブストアに移動したら、画面左上ある検索窓に「mozbar」と入力します。
下図のようにMozbarの拡張機能が表示されますので「Chromeに追加」をクリックします。
下図のように、ブラウザ上部に「「MozBar」を追加しますか?」という表示が出現しますので「拡張機能を追加」をクリックして下さい。
下図ポップアップが表示されましたら、MozBarのインストールは完了です。
MozBarのインストールが完了すると、ブラウザの右上にアイコンが常駐されます。
手順②:MozBarの無料利用登録を行う
MozBarをChromeインストールしたら、利用登録を行います。
MozBarをインストールすると下図のように、ブラウザ上部にツールバーが常駐表示され、「Create Account」という黄色いボタンが表示されますので、クリックして下さい。
アカウント登録画面に移動しますので、入力必須項目をすべて入力します。
各項目の設定方法は下記のとおりです。
- ①Email:メールアドレスを入力します。
- ②Display name:ユーザーIDを入力します。
- ③Password:パスワードを設定します(5文字以上)。
- ④I agree to the Moz:Mozの利用規約にチェックを入れます。
- ⑤neCAPTCHA:「私はロボットではありません」にチェックを入れます。
- ⑥Create an account:上記全てを入力したらボタンをクリックします。
登録ボタン(Create an account)をクリックすると、登録メールアドレスに下図のメールが届きますので、「Activate Your Account」をクリックします。
ボタンをクリックすると、MozBarの利用登録は完了です。
利用登録が完了しましたら、ブラウザに戻ってにログインして下さい。
これでMozBarを使う準備ができました。
手順③:MozBarを立ち上げた状態でキーワード検索を行う
MozBarにログインした状態で、キーワード検索を行うと、ドメインオーソリティを調べる事ができるようになります。
試しに、「seo対策 方法 リンク」というキーワードで検索してみます。
下図のように、MozBarを立ち上げた状態でキーワード検索をすると、検索結果にPA(ページオーソリティ)とDA(ドメインオーソリティ)が表示されます。
競合サイトの被リンク(バックリンクチェック)もチェックできます
PA・DAが表示されている右端を見ると、「Link Analysis」という記載された部分があります。
ここをクリックすると、ページの被リンク情報が表示され、その記事がどれぐらい被リンクを受けているのかを確認できます。
なお、無料アカウントだと1か月10回しか表示されませんので、ご注意下さい。
ちなみに、競合サイトの被リンクを調べたいという方は、Ahrefs(エイチレフス)の「被リンクチェッカー」というツールを使うと、無料で上位100本までの被リンクを調べる事ができます。
興味のある方は以下の記事をどうぞ。
まとめ
以上、競合サイトのドメインオーソリティ(権威性)を調べる方法を解説しました。
ドメインオーソリティは、Chrome拡張機能の「MozBar」を使えば簡単に調べる事ができますので、競合サイトのドメインオーソリティを調べたいという方は、是非使ってみて下さい。