DJIのスマホジンバル「OM 5」に興味をお持ちの方向け。
この記事を書いている筆者は、今までOsmo Mobile 3 を使っていましたが、10月末に、DJI OM5に買い替えました。
今のところ数える程度しか使っていませんが、実際に使った経験をもとに、この記事では、DJI OM 5のレビューや、おすすめポイント、懸念点を解説します。
目次
スマホジンバルDJI OM5レビュー
それでは早速、スマホジンバルDJI OM 5をレビューしていきます。
DJI OM5の付属品
まずは届いたDJI OM 5を開封します。
小さい箱にコンパクトにまとまっています。
箱の中身は下図のとおりです。
付属品の詳細は下記のとおりです。
- 取扱説明書×3
- ストラップ
- 磁気スマートフォンクランプ(予備のパット付き)
- カバー
- OM 5本体
- 電源ケーブル(USB Type-C)
- ミニ3脚
- 収納ポーチ
本体は小型軽量化され、持ち運び便利
OM 5の本体は小型軽量化されており、持ち運びが便利になりました。
ちなみに、歴代シリーズの重量を比較すると、下記のとおりとなります。
- Osmo Mobile 3:405g
- OM 4:424g(本体:390g / 磁気スマホクランプ:34g)
- OM 5:324g(本体:290g / 磁気スマホクランプ:34g)
Osmo Mobile 3と比較すると81g軽量化され、本体も一回り小さくなったので、持ち運びが便利です。
自撮り棒のように伸ばせる
OM 5は延長ロッドを内蔵しているため、自撮り棒のように伸ばせます。
下図はロッドを伸ばす前の状態です。
下図は延長ロッドをMax伸ばした状態です。
延長ロッドは最大215mm伸びるので、高いアングルからの自撮りができます。
本体カラーは2色
DJI OM 5は、本体カラーが2色から選べます。
- アテネグレー
- サンセットホワイト
Osmo Mobile 3とOM 4はグレーオンリーでしたので、2色のみとはいえ、カラーバリエーションがあるのは嬉しいです。
ちなみに筆者はサンセットホワイトを購入しました。
スマホクランプも色が綺麗です。
スマホクランプな大きめのスマホでも着脱可能
磁気スマホクランプは様々な大きさのスマホに対応しており、普通サイズのスマホから大きめのスマホでも着脱可能です。
筆者のスマホはGoogle Pixel 5(6インチ)ですが、下図のようにピッタリ収まります。
薄めのスマホカバーであれば、カバーを着けた状態で着脱可能です。
iPhone12 Pro Max(6.7インチ)でも試してみましたが、普通に着脱できます。
カバーが薄ければ、カバーの上からでも装着可能です(クリアカバーで試しましたが、着脱できました)。
Osmo Mobile 3はカバーを着けた状態だと着脱できませんでしたので、OM 5はかなり実用的です。
スマホジンバルDJI OM5のおすすめポイント3つ
実際に使って感じた、DJI OM 5のおすすめポイントは下記3つです。
- スマホクランプを着けておけばすぐに撮影できる
- アクティブトラッキングの性能が高い
- ロッドが伸びるのでカメラワークが増える
上記のとおりです。
スマホクランプを着けておけばすぐに撮影できる
スマホにスマホクランプを着けておけば、すぐに撮影できるので便利です。
Osmo Mobile 3で撮影する場合、都度、ジンバルにスマホを装着しなければならないため、撮影するまでの準備に時間がかかります。
OM 5の場合、予めスマホにスマホクランプを着けておけば、撮影したい時にすぐに準備できて便利です。
ActiveTrackの性能が高い
OM 5のActiveTrack(アクティブトラック)はバージョン4.0へ刷新され、性能が向上しました。
Osmo Mobile 3(ActiveTrack 3.0)を使っていた時は、被写体が横を向いたり、被写体が遮られたり、被写体がカメラから外れたりすると、そこでトラッキングは終了してしまいました。
しかし、OM 5は被写体が外れたりしても、トラッキング継続してくれるので性能が高いです。
ロッドが伸びるのでカメラワークが増える
OM 5はロッドが伸びるので、Osmo Mobile 3の自撮りでは撮影できなかったアングルでの撮影が可能です。
高い位置からの撮影はもちろん、広角での撮影が可能です。
スマホジンバルDJI OM5の懸念点6つ
実際に使って感じた、DJI OM5の懸念点は6つあります。
- ジンバルの動きが固い
- Android用のアプリが不親切
- スマホクランプが着脱しにくい
- 価格が若干高め
- 駆動時間が短い
- ジンバル本体が持ちにくい
上記のとおりです。
ジンバルの動きが固い
OM 5はOsmo Mobile 3と比較してジンバルの動きが固いです。
撮影中、ジョイント部分の動きがカクカクします。
「ゴミか何か詰まっているのか?」と思うぐらいカクカクします。
Osmo Mobile 3がヌルヌル動いていたので、余計にそう感じました。
Android用のアプリが不親切
OM 5本体と関係ないかもしれませんが、Android用のアプリが不親切です。
OM 5で撮影するには「DJI Mimo」というアプリが必要になるのですが、このアプリ、Google Playストアで配布されていません。
DJI公式サイトにアクセスし、インストールファイルをダウンロードする必要があるのです。
説明書に「Google Playストアではダウンロードできない」と書かれてあれば良いのですが、ダウンロード先のQRコードが印刷されているだけなので、若干不親切に感じました。
ちなみに、Androidユーザーの方は、下記リンクからアプリをダウンロードできます。
公式サイト:DJI Mimo – ダウンロードセンター – DJI
スマホクランプが着脱しにくい
スマホクランプが着脱しにくいです。
クランプのバネが固いので、着脱にコツがいります。
Osmo Mobile 3は各パーツが大きいということもあり、着脱しやすかった分、余計にそう感じます。
価格が若干高め
OM5の本体価格は17,980円(税込)と若干高めです。
ちなみに、DJIスマホジンバルの歴代価格は下記のとおりです。
- Osmo Mobile 3:13,750円(税込)
- OM 4:16,500円(税込)
- OM 5:17,930円(税込)
新機種が出るたびに価格は少しずつ上がっています。
駆動時間が短い
OM5の駆動時間は歴代で最も短いです。
- Osmo Mobile 3:15時間
- OM 4:15時間
- OM 5:6.5時間
6時間半しかもたないので、外で撮影する場合、充電器も持ち歩いた方が良さそうです。
ジンバル本体が持ちにくい
個人的に、最も気になったのがジンバルの持ちにくさです。
グリップが細く、形も真円状なので、撮影してると手首が疲れます。また、グリップが真円状なので、正面を撮影しようとしても、持ち手が若干ずれることがあります。
しかも、ズレていることに気づきにくいです。
一方のOsmo Mobile 3は、グリップは太く、形も楕円状になっているため、撮影していても手首が疲れません。また、楕円状のグリップなので、グリップを握れば正面がすぐに分かります。
まとめ
以上、スマホジンバルDJI OM 5をレビューしました。
純粋に機能面だけ見れば、OM 5の方が圧倒的に良いと思いますが、撮影のしやすさを考えると、Osmo Mobile 3のままでも良かったような感じがしました。
ちなみに、筆者の妻は
- ロッドが伸びで自撮りしやすい
- 軽くてもちやすい
- ジンバルとスマホの着脱がすぐにできてGood!
- 色がかわいい
などといって大絶賛でした。