
- 「内部リンクを張るとSEO効果が高い」と聞いたので、記事中にたくさん内部リンクを張ってみたけど、全然効果を感じられない。
- アクセス数を伸ばしやすい内部リンクの張り方や、SEOに効果的な張り方があれば詳しく知りたい。
この記事では、こういった疑問にお答えします。
好きなところから読めます
内部リンクを沢山張ってもアクセスは増えない
Webサイトやブログを運営する上で内部リンクを最適化することは、SEO対策上、非常に有効です。
「【SEO】内部リンクのメリットや張り方のコツを解説【基礎知識】」という記事でも解説しているとおり、
検索エンジンはWebサイトのリンク構成をサイトの評価基準の一つとして採用していますので、この点からも内部リンクは無視できません。
とはいえ、闇雲に内部リンクを張っても逆効果ですので、アクセスを増やしやすい内部リンクの張り方を解説します。
SEOに効果的な内部リンクの張り方3つ
SEOに効果的な内部リンクの張り方は下記3つあります。
- 内部リンクは関連コンテンツに張る【重要】
- リンク先の内容が分かるように内部リンクを張る
- 画像で内部リンクを張る時は代替テキスト(alt)を入力する
上記の通りです。
内部リンクは関連コンテンツに張る【重要】
内部リンクは関連するコンテンツだけに張りましょう。
コンテンツの内容と全く関係ないリンクは検索エンジンが混乱するばかりか、ユーザーも混乱します。
関連性の低いコンテンツにリンクを張っても検索エンジンに評価されませんので、関連性のあるコンテンツに内部リンクを張りましょう。
良い内部リンクの張り方例
例えば、下記記載のリンクであれば、コンテンツ内容が関連しているので、ユーザーに興味を持ってもらいやすく、検索エンジンも「関連性のあるコンテンツ」として認識します。
- 幼児教育の記事 → キッズプログラミングの記事
- ドローンの記事 → ドローンスクールの記事
悪い内部リンクの張り方例
一方、下記記載のリンクはコンテンツ内容と無関係なので、ユーザーにとっても検索エンジンにとってもマイナスです。
- SEO対策の記事 → 旅行の記事
- プログラミングの記事 → 株式投資の記事
このようなリンクはSEO対策上マイナスとなります。
リンク先の記事内容が分かるように内部リンクを張る
内部リンクを張る時はリンク先の記事内容が分かるようなテキストリンクを張りましょう。
このことは、Google検索セントラル「SEOスターターガイド」に下記のように記載されてます。
効果的なリンクテキストを記述する
リンクテキストとは、リンク内に表示されるテキストです。このテキストはユーザーや Google に対して、リンク先のページについての情報を伝えます。ページ上のリンクには内部的なリンク(サイト上の他のページを参照しているもの)もあれば、外部的なリンク(他のサイトのコンテンツにつながるもの)もあります。どちらの場合も、アンカー テキストが効果的であればあるほど、ユーザーはナビゲートしやすくなり、Google はリンク先のページを理解しやすくなります。
出典:SEOスターターガイド: 基本 | Google 検索セントラル | ドキュメント | Google Developers
リンク先の記事内容が分かるテキストリンクを張ることで、ユーザーはもちろん、検索エンジンもリンク先の内容を理解しやすくなります。
リンクの張り方は色々ありますが、確実な方法はリンク先の記事タイトルをそのままテキストリンクにすることです。
テキストリンクのダメな張り方
テキストリンクを張る時、以下のようなテキストを使うのは止めましょう。
具体的には下記記載のケースです。
- この記事の詳しい解説は「こちら」でもしています
- 「こちらをクリック」して下さい
- 以前書いたこちらのページをクリックして下さい
「こちら」、「こちらをクリック」、「ページ」等といったテキストはリンク先のページが何のページなのか全く分かりません。
このようなリンク先のページが全く分からないテキストリンクを張らないよう、気を付けましょう。
ちなみに、このことも「SEOスターターガイド」に下記のように記載されてます。
避けるべき方法:
- 「ページ」、「記事」、「ここをクリック」などの一般的なアンカー テキストを記述する。
- リンク先のページのテーマから外れたテキストや内容と関連のないテキストを使用する。
- ページの URL をアンカー テキストとして使用する(ただし、新しいウェブサイトのアドレスを宣伝したり参照したりする場合など、このような使い方が適当なケースもあります)。
出典:SEOスターターガイド: 基本 | Google 検索セントラル | ドキュメント | Google Developers
画像で内部リンクを張る時は代替テキスト(alt)を入力する
画像を使って内部リンクを張る時は、画像に必ず代替テキスト(alt属性)を入れましょう。
代替テキストは「【画像のSEO】代替テキスト(alt属性)とは【設定方法を解説】」という記事でも解説していますが、画像に代替テキストを入れて画像の説明をすることで、代替テキストがテキストリンクのアンカーテキストと同じように扱われます。
このことは、「SEOスターターガイド」に下記のように記載されてます。
alt 属性を使用する
画像にわかりやすいファイル名を付け、alt 属性で説明を記述します。alt 属性には、なんらかの理由で画像を表示できない場合の代替テキストを指定できます。
画像の適切な alt テキストの有用性を示すイラスト。
この属性を使用するのは、ユーザーがスクリーン リーダーのようなサポート技術を使ってサイトを閲覧する場合に、alt 属性の内容が画像についての情報を提供するためです。
もう 1 つの理由は、画像をリンクとして使用する場合、その画像の alt テキストが、テキストリンクのアンカー テキストと同様に扱われることです。ただし、テキストリンクで同じ目的を果たせる場合は、サイトのナビゲーションに画像を使いすぎることはおすすめしません。最後に、画像のファイル名と alt テキストを最適化すると、Google 画像検索のような画像検索プロジェクトが画像を適切に理解しやすくなります。
出典:SEOスターターガイド: 基本 | Google 検索セントラル | ドキュメント | Google Developers
画像でリンクを張る時は必ず代替テキスト(alt属性)を入れましょう。
内部リンクのクリック率を上げるための施策3つ
内部リンクを張っても、ユーザーにクリックされなければPV(ページビュー)は増えません。
そこで、内部リンクのクリック率を上げるための施策を3つ紹介します。
- テキストリンクと同じ色の文字は使わない
- 内部リンクの前に紹介文を書く
- 内部リンクを目立たせる
上記のとおりです。
テキストリンクと同じ色の文字は使わない
記事の中のテキストリンクと同じ色の文字は使わないようにしましょう。
「テキストカラーは黒オンリー」という方は問題ありませんが、記事の文字色を2色、3色と使ってる方はテキストリンクと文字色がかぶらないよう、気を付けましょう。
例えば、下記のようなケース。
- この内部リンクの記事はリンクかもしれません。
- この内部リンクの記事はリンクではないかもしれません。
文字色とテキストリンクの色がかぶっているので、どちらがリンクなのか分かりにくいですよね。
それに、Webページに訪問したユーザーが、リンクだと思ってクリックしたらリンクではなかったという状況は、ユーザーにとってかなりストレスです。
ユーザーが一目でテキストリンクと判別できるよう、テキストリンクと文字色はかぶらないようにしましょう。
内部リンクの前に紹介文を書く
内部リンクの前にリンク先記事の紹介文を書くことで、ユーザーに興味を持ってもらいやすくなり、クリック率が上がります。
例えば、当サイトでよく使っている内部リンクの紹介文は下記のよう場合が多いです。
- SEOに効果的な内部リンクについて、「内部リンクのテキストリンク」という記事で詳しく解説しています。
- 下記記事で効果的な内部リンクの張り方について解説していますので、興味のある方はぜひ参考にして下さい。(紹介文の下にテキストリンクを張ります)
このように、テキストリンクの紹介文を書くことで、ユーザーに興味を持ってもらいやすくなり、クリック率が上がりやすくなります。
内部リンクを目立たせる
テキストリンクを張るだけだと、内部リンクが目立たない場合があります。
特に、スマートフォンの閲覧時に、文章の中にリンクが入っていると目立ちにくいです。
ユーザーに内部リンクと認識してもらえないとクリックして貰えませんので、内部リンクは目立たせた方が良いです。
内部リンクを目立たせる方法
ブログカードを使って内部リンクを張ったり、内部リンクを枠で囲むと、リンクが目立ちやすくなります。
例えば、筆者は下記のように枠を使って目立つように内部リンクを張っています。
- 内部リンクのテキストリンク
また、下記のようなブログカード形式も目立ちますね。

最近のWordPressテーマは、ブログカードを出力できる機能が実装されているテーマが多いです。
もし、お使いのテーマに実装されていない場合、「Pz-LinkCard」というプラグインを使えばブログカードを出力できるようになりますので、テーマに実装されていなければ、プラグインを使ってみてください。
まとめ
以上、SEOに効果的な内部リンクの張り方を6つ紹介しました。
内部リンクは関連するコンテンツ同士にリンクを張る事でサイトが強化されます。
関連しないコンテンツに内部リンクを張っても評価が下がるので気を付けましょう。
また、内部リンクを張る時は、リンク先の内容が分かるようなリンクテキストを使用して内部リンクを張るようにしましょう。