
- メルマガの読者リストに反応率の高い濃い見込み客だけを残したい。
- メルマガを送っても読まない読者と反応してくれる読者を選別する方法があれば知りたい。
この記事では、こういった疑問にお答えします。
- 読者リストは量より質が重要
- 読者リストに反応率の高い見込み客だけを残すメリット2つ
- 読者リストに反応率の高い見込み客だけを残す方法
- 読者リストに反応率の高い見込み客を残すポイント1つ
なお、本記事の筆者はメルマガ運営歴が13年以上あり、メルマガとブログ収益で生計を立てております。
こういった経験をもとに、この記事では、読者リストに反応率の高い濃い見込み客だけを残す方法を解説します。
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メルマガの読者リストは量より質が重要
メルマガの読者リストは量より質が重要です。
いくら量が多くても質が悪くて全く反応がなければ読者リストを持っていないのと何ら変わらないです。
量が多くても読まれなければ無意味
大量に読者リストを集めても、メルマガを読んで貰えなければその読者は存在していないのと同じです。
- 読まれない=存在していない
読まれないのにメールを送っても無駄ですし、読者の立場からしても迷惑です。
迷惑メール報告ボタンを押されるリスクが高まるだけなので、読まれないなら早めに読者リストから除外した方が良いです。
筆者の知り合いの実例
筆者の知人で「私のメルマガ読者登録数は5万人いる」と自慢げにアピールしてくる人がいました。
数字だけ見れば凄いと思いますが、実際、どれぐらいの読者が平均して開封するのか質問したところ、「100~200人ぐらいかな…」と消え入りそうな声で言われました。
つまり、開封率は1%以下(0.2%~0.4%)なので、5万人のうち、99%は存在していないのと同じということになります。
ちなみに、知人の会社名を検索すると、「スパム」というサジェストキーワードが表示されます。
恐らく、ろくでもない方法で集めたのでしょうね。
実際、知人のメルマガなんて登録した覚えは全く無いのに、摩訶不思議なことに、筆者の会社のアドレスに知人のメルマガが送られてくるのです。
ウザイので何回か解除しましたが、2~3か月経つと、また送られてくることがあります。
ちなみに、これら一連の行為は「【法律違反に注意】メルマガ配信者が守るべき2つの法律と3つの対策」という記事でも解説しているとおり、違法行為ですので、真似しないようご注意下さい。
メルマガの利益は質の高い読者によってもたらされる
メルマガの利益は質の高い読者によってもたらされます。
質の高い読者とは、メールを読んでくれる読者であり、反応してくれる読者のことです。
それ以外の読者はそもそも読んでいない訳ですから、読者リストにいても意味がありません。
数だけ増やしても意味無いので、質を高めるために読者リストから除外しましょう。
メルマガの読者リストに反応率の高い見込み客だけを残すメリット2つ
メルマガの読者リストに反応率の高い見込み客だけを残すメリットは2つあります。
- 迷惑メールに入る可能性が低くなる
- 効果測定の正確性が高まる
上記のとおりです。
迷惑メールに入る可能性が低くなる
メルマガを読まない読者をいつまでも読者リストに入れておくと、下記リスクが高まります。
- 迷惑メール報告ボタンを押されることで高まるリスク
- 配信サーバー汚染リスク
- 配信ドメインの汚染リスク
上記リスクが高まると、メールを読んでくれている質の高い読者さんにメールが届きにくくなります。
読まない・反応しない読者を整理し、質の低い読者を整理することで、迷惑メールに入る可能性が低くなります。
効果測定の正確性が高まる
メルマガを読まない読者をいつまでも登録しておくと、効果測定の正確性が低くなります。
例えば、1,000件の読者リストを保有していて、そのうちの500件は全くの無関心だった場合。
どんなに良いオファーをしても、開封率が50%を超えることはありません。メール配信しても500件の読者にはスルーされる訳ですから当然そうなります。
この時点で効果測定の正確性は歪んでいます。
しかし、メルマガを読まない質の低い読者を整理することで、効果測定の正確性は高まります。
メルマガの開封率を上げるには「【初心者】メルマガの開封率を上げる方法6選」という記事でも解説しているとおり、配信する度に効果測定を行う必要があります。
下記のように様々なテストを行い、効果測定を行うことで「どのような配信をすると開封されやすいのか」、「成約しやすいのか」を測定します。
- 件名を工夫して配信
- 差出人名を工夫して配信
- 開封されやすい時間帯に配信
- 配信頻度を調整して配信
こうしたデータは読者さんが定期的に読んでいるからこそ、正確性も高まる訳で、読まない人が多いと、効果測定の正確性は低くなり、分析精度は落ちます。
メールを読まない読者を整理することで、効果測定の正確性は高まります。
メルマガの読者リストに反応率の高い見込み客だけを残す方法
それでは、メルマガの読者リストに反応率の高い見込み客だけを残す方法を段階別に紹介します。
- ダブルオプトインにする
- セールスすると事前に告知する
- 開封率が低い読者を削除する
- 読者にアクションを起こしてもらう
- 低価格の商材を販売する
上記のとおりです。
ダブルオプトインにする
メールの申込方法をダブルオプトインにすることで、メールを読もうとする読者と読まない読者を選別できます。
シングルオプトの場合、入力ミスなどで誤って登録されることもありますが、ダブルオプトインであれば、この手の入力ミスも回避できます。
- ダブルオプトインで登録した読者=登録時点では確実に届いている
ということが確認できます。
セールスすると事前に告知する
最初に、セールスもあると事前に告知しておきましょう。
メルマガの登録時に「売り込みは一切しません」などと言っておいて、後になってガンガン売り込んでくる配信者をよく見かけます。
これをやると主張に一貫性が無くなり、信用を失うので避けるべきです。
売り込みが無いと安心して読んでいる読者からすると、裏切られたと思ってしまう読者さんもいるので、最初の段階で「セールスもある」と伝えるべきです。
この時に、セールスが嫌だと思う人は解除するでしょうし、気にならないひとはそのまま登録して読んでくれます。
開封率が低い読者を削除する
開封率が低い読者は削除しましょう。
たまに開封してくれているなら良いですが、全く開封してくれない場合、途中で飽きられたか、バウンスメールの可能性があります。
バウンスメールには下記2種類あります。
- ソフトバウンス → 一時的な配信エラー(次回届く可能性あり)
- ハードバウンス → 恒久的な配信エラー(永遠に届かない)
ソフトバウンスなら、次に配信したメルマガが届く可能性がありますが、ハードバウンスの場合、何をやっても届きません。
早急に読者リストから削除した方が良いです。
ちなみに、送信先のアドレスがバウンスメールかどうかは、使っているメール配信システムによっては分からない場合があります。
例えば、筆者が使っているMailChimpは、バウンスメールを検知できます。
また、サブとして使っているBenchmark Emailは、有料オプションのリスト照合サービスでバウンスメールを調べることができます(1,000件、500円とリーズナブルです)。
読者にアクションを起こしてもらう
読者にアクションを起こしてもらうことで、さらに質の高いリストを選別できます。
具体的には下記のような読者アクションを用意します。
- アンケートに回答してもらう
- 企画への参加を促す
- 新たなステップメールに登録してもらう
- 低価格の商材を販売する
申し込みがあった読者はさらに質の高い見込み客の可能性が高いですし、アクションが無かくても読まれていれば、どこかのタイミングでアクションを起こしてくれる可能性が高いと判断できます。
- アクションを起こしてくれた読者 → セールスしたら購入へ至る可能性が高い
- アクションを起こさなかった読者 → もう少し教育してから再度アクションを促す
上記のように読者リストを分けることで、読者にあったアプローチができます。
メルマガの読者リストに反応率の高い見込み客を残すポイント1つ
最後に、読者リストに反応率の高い見込み客を残すポイントを1つだけ紹介します。
- 読者を減らすことを恐れない
上記のとおりです。
読者を減らすことを恐れない
せっかく増やした読者リストの読者を減らすことに抵抗を持つ人が少なくありません。
読者を集めるのは簡単なことではないので、気持ちは理解できますが、メールを開かない読者はそもそも読者ではありません。
存在していないのと同じです。
それに、読まれないのに一方的にメールを送ったところで、そもそも興味を持たれていない訳ですし、その状態で送り続けてもウザがられるだけです。
ウザがられてしまったら迷惑メール報告ボタンをリスクが高まるだけですので、「せっかく登録してくれたのに…」などと考えず、思い切って整理しましょう。
まとめ
以上、メルマガの読者リストに反応率の高い濃い見込み客だけを残す方法を解説しました。
おわり。