
- メルマガ配信を始めてみたけど、開封率が低くてメールを開いて貰えないよ。
- どうすればもっと開封されるようになるのか、メルマガの開封率を上げる方法を知りたい。
この記事では、こういった疑問にお答えします。
- メルマガの開封率を上げるポイント6つ
- メルマガの開封率を改善するためにやるべきこと2つ
なお、本記事の筆者はメルマガ運営歴が14年以上あり、メルマガとブログ収益で生計を立てております。
今でこそ、メルマガの開封率は30%~50%程度ありますが、メルマガを始めたばかりの頃の開封率は10~15%ぐらいしかありませんでした。
メルマガを始めたばかりの頃は全然開封されず、かなり苦労しましたが、本記事で紹介している方法を意識して配信することで、「開封されない」という苦労は減りました。
どんなに有益な情報を発信しても、肝心の読者さんにメールを開封してもらえなければ送っていないのと同じです。
この記事では、メールの開封率を上げる方法と開封率を改善する方法を解説します。
メルマガの開封率は売上に直結しますので、開封率の改善は非常に重要です。やることは多くないので、できるところから着手しましょう。
目次
メルマガの開封率を上げる方法6つ
それでは早速、メルマガの開封率を上げる方法を6つ紹介します。
- 開封したくなるような件名をつける
- 差出人名を工夫する
- 開封されやすい時間帯に配信する
- 配信頻度を調整する
- メールの到達率を改善する
- また読みたいと思わせる内容を心がける
上記のとおりです。
開封したくなるような件名をつける
メルマガの件名は非常に重要です。
読者さんのメールボックスには様々なメールが届きます。
読者さんはメールの件名を見て、メールを開くか・読まずに削除するかを判断しますので、メルマガを開封してもらうために読者さんに「読んでみよう」と思わせる必要があります。
具体的には下記のとおりです。
- 常に読者目線で件名を考える
- 読者にメリットがあると思える件名
- 最新情報であることが分かるような件名
- 件名に具体的な数字を入れる
上記を意識して件名をつけるようにしましょう。
差出人名を工夫する
メルマガの差出人名は重要です。
読者さんは件名と同時に、「誰から送られてきているのか?」を確認しますので、ニックネームやスパム色が強い差出人名をつけていると開封されません。
参考までに、筆者の迷惑メールボックスに実際によく届けられる謎の差出人名を紹介します。
- ニックネームの差出人名 → エクスカリバー、ダイスケ、キング&佐藤エイチ
- 一目でスパムと分かる差出人名 → MEOセミナー、24時間自動集客、毎月10万円
上記は極端な例かもしれませんが、このような差出人をつけて配信するとメールは開封されません。
無難な差出人名は個人名
最も無難なのは個人名です。
ただし、登録直後で個人名で配信するのは読者さんの立場からすると少し分かりにくいと思います。
リアルで会ったことがあるならまだしも、会ったことが無ければ覚えてもらうのは難しいです。
おすすめは名前+得意分野
覚えてもらいやすいおすすめな差出人名は「名前+得意分野」です。
例えば、筆者の場合、下記のような感じで差出人名を付けて配信してます。
- 瀬間隆司【資金繰り】(中小企業経営者向けに配信しているメルマガの差出人名)
そして、上記の差出人名をずっと使うのではなく、最終的には個人名で配信するようにしてます。
具体的な方法は下記のとおりです。
- メルマガ登録後、1〜2週間は「名前+専門領域」で配信する(ステップメールを使ってまずは覚えてもらう)
- その後、個人名で送信する(一斉配信は個人名)
上記のように、最終的に個人名で配信するようにしてます。
こうすると、覚えてもらいやすくなりますし、差出人名を見ただけで開封してくれる読者さんも増えるようになります。
開封されやすい時間帯に配信する
メルマガの配信時間は開封率に影響します。
開封されやすい時間帯は読者さんの属性によって異なりますが、概ね下記のようなイメージです。
- 会社員層 → 出勤前の朝8時前後、お昼休み前後、帰宅時間の夕方6時前後
- 主婦層 → 朝10時前後、お昼過ぎの14時前後、家事が終わる21時前後
ちなみに、筆者が運営している中小企業経営者向けのメルマガの場合、下記時間帯は開封率が高いです。
- 最も開封率が高い時間 → 夜20時~21時
- 次に開封率が高い時間 → 朝7時
12時~13時の間に何回かテスト配信したことがありますが、開封される時間帯は14時~15時ぐらいにポツポツ開封されるようになり、夕方にかけて開封率が上がるような感じでした。
とはいえ、全体の開封率としては今一つで、やはり、夜20時ぐらいに配信した方が開封されやすい傾向が高いです。
この辺りを見極めるためにも、配信時間をテストしてみると良いです。
配信頻度を調整する
読者さんの属性にもよりますが、配信頻度を調整すると開封率が上がります。
ちなみに、筆者は過去、下記テストを実施しました。
- 3か月間決まった時間に毎日配信する(土日含む)
- 週2〜3回配信する
- 2週間に1回配信する
上記のうち、最も開封率が高かったのは(2週間に1回)でした。
毎日配信をしていた時、毎日欠かさず読んでくれるコアな読者さんもいましたが、かなり少数派でした。
毎日配信したことでウザイと思われたのか、全体の開封率は上がりませんでした。
週2~3回に減らしてみたところ、毎日配信よりも開封率は上がりましたが、大きく上がることはありませんでした。
最終的には2週間に1回ぐらいの配信が、最も開封率が良かったです。
毎日配信を推奨している方もいますが、あまり配信頻度が高いとウザがられますし、読者さんもお腹いっぱいで消化しきれなくなり、開封されなくなります。
この辺りは反応率をチェックしながら配信してみると良いです。
メールの到達率を改善する
意外と見落としがちなところですが、メールの到達率が悪いとそもそも読者さんのメールボックスにメールが届きません。
メールボックスに届かなければ開封率どころの話ではありませんので、到達率を見直しましょう。
具体的なチェック項目は下記6つあります。
- なりすまし判定をうけていないか
- 配信サーバーは汚れていないか
- メルマガ本文や差出人名に禁止ワードが入っていないか
- 本文に短縮URLを使用していないか
- 本文にアフィリエイトリンクを入れていないか
- 解除されるのが嫌で、解除方法を分かりにくくしていないか
上記項目のうち、1つでも思い当たるフシがありましたら、すぐに改善しましょう。
また読みたいと思わせる内容を心がける
なんだかんだで、メルマガの内容が微妙だと開封されなくなります。
筆者自身、色々なメルマガを読んでますが、有益でないメルマガはすぐに解除します。
- 売り込みばかりで役に立たない
- 日記のような近況報告ばかり
読者さんに「また読みたい」と思って貰えないと、開封されずに削除されるか、迷惑メール報告ボタンを押され、迷惑メールボックス直行となります。
微妙な内容しか書けない日は、思い切って「配信しない」決断も必要です。
メルマガの開封率を改善するためにやるべきこと2つ
最後に、メルマガの開封率を改善するためにやるべきことを2つ紹介します。
- 配信する度に開封率を計測する
- PDCAを回して分析と改善を行う
上記のとおりです。
配信する度に開封率を計測する
メルマガを配信する度に、開封率を計測しましょう。
何回か計測しているうちに、開封率の傾向が分かるようになります。
- このような件名が開封される傾向がある
- この時間帯は開封率が高い傾向がある
- 1つの話を3つに分けて配信すると、開封率を維持しやすい傾向がある
開封率を計測しないとこうした傾向は分かりませんが、計測していれば、目に見えて分かるようになりますので、毎回、開封率を計測しましょう。
もし、お使いのメール配信システムでは開封率が測定できない場合、即刻乗り換えた方が良いです。
数字が分からなければ何をどう改善すれば良いのかその指針すら分からないということですので、使い続けても時間の無駄です。
すぐに乗り換えを検討されることをおすすめします。
PDCAを回して分析と改善を行う
測定した開封率の分析→改善を繰り返しましょう。
開封率を1%でも上げるためには、PDCAを回して改善する他ありません。
- P(PLAN)計画:達成すべき目標を計画する
- D(DO)実行:コンテンツ配信
- C(CHECK)評価:配信結果を計測する
- A(ACTION)改善:配信結果の理由を考える
やることが多いので、一見すると遠回りに見えるかもしれませんが、結局はこれが一番の近道ですので、開封率を1%でも改善するために、PDCAをひたすら回しましょう。
まとめ
以上、メルマガの開封率を上げる方法を6つ紹介しました。
おわり。