
- オーディオブックって具体的にどんなサービスなの?
- メリットやデメリットを詳しく知りたい。
この記事では、こういった疑問・要望にお答えします。
- オーディオブックとは
- オーディオブックのメリット6つ
- オーディオブックのデメリット5つ
- 無料で試せる聴き放題オーディオブックアプリ3つ
なお、本記事の筆者はオーディオブックを2015年から利用しており、家事や散歩、移動中などのスキマ時間を使って月に5〜10冊ほどの本を読んでます。
オーディオブックを利用する前までは、本を読む時間を確保したり、集中できる環境を整えてから本を読んでいたため、読める冊数に限りがありました。
でも、オーディオブックを利用するようになってからは、スキマ時間を読書の時間に換えることができるようになり、読みたいと思った本を沢山読めるようになりました。
このように、実際にオーディオブックを利用している経験をもとに、この記事では、オーディオブックの基本的な情報や、メリット・デメリットについて解説します。
オーディオブックに興味をお持ちの方は、ぜひ参考にしてください。
好きなところから読めます
オーディオブックとは書籍を音声化したもの
最初に「オーディオブックとは?」について解説します。
オーディオブックとは、書籍を音声化した耳で聴くタイプの電子書籍です。
プロのナレーターや声優が朗読する文章を耳から聴いて読書をするので、「聴く本」とも呼ばれています。
紙の本と違って耳で聴いて読書するため、文章を読むのが難しい時(体が動いている時・両手が塞がっている時など)でも読書を楽しめるのが大きな特徴です。
2022年12月には、2022ユーキャン新語・流行語大賞に「オーディオブック」という単語がノミネートされました。
参考リンク:「現代用語の基礎知識」選 ユーキャン 新語・流行語大賞
スマホとイヤホンがあればどこでも読書できる
オーディオブックは耳で聴くタイプの電子書籍なので、スマホとイヤホンがあればどこでも読書できます。
紙の本や電子書籍のようにページをめくる必要も無いので、再生ボタンを押せば、あとは何もしなくても耳から本の内容をインプットできます。
以上、オーディオブックの言葉の意味を解説しました。次のパートでは、オーディオブックのメリットを解説します。
オーディオブックのメリット6つ
オーディオブックのメリットは下記6つです。
- すき間時間を有効活用できる
- 本が苦手な人でも読書できる
- 目が疲れない
- かさばらない
- 本を購入するより安い
- 倍速再生で時短できる
上記のとおりです。
すき間時間を有効活用できる
オーディオブックは耳で聴く本なので、下記のように両手が塞がっている時や、体が動いてる時でも本の内容を耳で聴くことができます。
- 家事をしている時
- 移動中(歩いてる時・車の運転中)
- 運動中
紙の本や電子書籍を読もうと思ったら、上記以外の時間に読むしかないため、本を読める時間に限りがあります。
オーディオブックは耳に意識を向けることさえできれば、体が動いている時でも本が読めるので、すき間時間を有効活用できます。
ちなみに筆者の場合、1日のうち、1~2時間ぐらいはすき間時間が発生するため、時間を有効活用するためにオーディオブックを聴いてます。
すき間時間を使うだけで、2~3日に1冊ぐらいのペースで本が読めるので、大きなメリットを感じてます。
本が苦手な人でも読書できる
オーディオブックはラジオやポッドキャストを聴くような感覚で読書できるので、本が苦手な方でも読書できます。
オーディオブックは音声を聴くだけなので、
- 文字を目で追うのが苦手
- 活字を訓むのが苦手
- 本を読んでいると眠くなる
などのように、本に対して苦手意識を持っている方で簡単に1冊の本を読み切ることができます。
目が疲れない
オーディオブックは「耳で聴く読書」なので、目を使うことがほとんどないため、目が疲れません。ドライアイの心配もありません。
下記のような状態の方が「読書しよう」と思っても、なかなか気が進まないと思います。
- 日中、スマホやPCの画面を長時間見ていて目が疲れている
- ドライアイ・目が疲れやすい体質
- 仕事・火事で体が疲れている
でも、オーディオブックなら目を使わないため、目を閉じた状態でも読書できます。
ちなみに筆者はドライアイなので、長時間本を読んでいると目が重くなり、まぶたがピクピクしてきます。肩も凝るのでなかなかの苦行です。
でも、オーディオブックは目を閉じていても内容がインプットできるので目に優しいです。
かさばらない
オーディオブックは音声データなので、紙の本のようにかさばらないです。スマホの本体ストレージ容量の許す限り、何冊でも持ち運び・保存可能です。
かさばらないので、出張や旅行など、長時間移動する時でも多くの本を持ち運べます。
本を購入するより安い
オーディオブックを配信しているサービスの多くは聴き放題で聴ける場合がほとんどで、利用料も本を1冊買うよりも低めに設定されていることがほとんどです。
下記は国内で有名なオーディオブック配信サービスですが、利用料はいずれも本1冊買うよりも安いです。
- Audible → 月額1,500円
- audiobook.jp → 月額1,000円
月に1冊しか読まない方はお得感は少なく感じると思いますが、筆者のように月に5~10冊ぐらい読める方は、1冊あたり100円〜400円ぐらいの負担で本を読めるので、本を購入するよりも安く読めます。
倍速再生で時短できる
オーディオブックは倍速再生が可能なので、1冊読み切るために必要な時間を短縮できます。
例えば、1冊の朗読時間が4時間のオーディオブックの場合、再生速度を上げることで下記のような時短が可能です。
- 1.5倍 → 2時間40分
- 2倍 → 2時間
- 3倍 → 1時間20分
- 4倍 → 1時間
倍速再生は慣れが必要ですが、1.5倍ぐらいなら普通に聴けると思います。
2倍再生は聴くことに集中しないと内容が頭に入らないですが、2倍再生に慣れれば2時間で1冊読めるようになります。
このように、倍速再生を活用することで読書量を増やすことができます。
以上がオーディオブックのメリットです。次のパートでは、オーディオブックのデメリットを解説します。
オーディオブックのデメリット5つ
オーディオブックのデメリットは下記5つです。
- 意識して聴かないと記憶に残らない
- 読み飛ばし・拾い読みが難しい
- 図や解説資料を見るのが面倒
- ラインナップが少ない
- 1冊あたりの単価が高い
上記のとおりです。
意識して聴かないと記憶に残らない
オーディオブックは意識して聴かないと記憶に残りません。
例えば、オーディオブックを聴いている時に、下記のように別のことに意識が向いてしまうと、その時の音声全く記憶に残らないのです。
- 目に入ったテキストを読んでしまった時
- 横断歩道を横断しようとする際に車が接近してきていないか注意してみている時
- タイトなスケジュールで移動している時
- 土地勘が全くないところを移動する時
- 何か別のことを考えている時
上記のような時は、ただのBGMにしか聞こえなくなります。
オーディオブックの内容をきちんと理解するには、意識を向けて聴く必要があります。
読み飛ばし・拾い読みが難しい
紙の本や電子書籍の場合、目視で興味のある個所を確認できるため、ページをパラパラめくって読み飛ばしたり、拾い読みが簡単にできます。
オーディオブックは文章を目視で確認できないため、読み飛ばしや拾い読みがかなり難しいです。
もちろん全くできないという訳ではなく、オーディオブックは下記操作が可能なので、読み飛ばそうと思えばできなくはありません。
- 早送り
- 再生速度の変更
- 再生バーの移動、
- チャプター(章)の選択
しかし、文脈が分からない状態で読み飛ばしたところで、本の内容を理解するのはかなり難しいです。
また、読み飛ばしてしまうと文脈が分からないので、興味がある部分にピンポイントで拾い読みするのは難しいです。
何回か読んだことがある本であれば、読み飛ばしても理解できると思いますが、初めて聴く本を読み飛ばしたり、拾い読みをしようとしても、内容を理解するのが難しいです。
図や解説資料を見るのが面倒
オーディオブックには、図や解説資料が用意されているものがあります。
こうした資料を見るには、
- ①ファイルのダウンロード
- ②ファイルを開く
といった操作を行う必要があるのですが、地味に面倒です。
特に両手が塞がっているような時は、資料を見たくてもスマホの操作ができないので、こうした時は毎回不便に感じます。
ラインナップが少ない
オーディオブックは紙の本や電子書籍と比較するとラインナップが少ないです。
1冊の本をオーディオブック化するには、ナレーター・声優の読み上げ・音声編集など、多くの手間と時間がかかります。
そのため、オーディオブック化されるものは有名作品や話題作など、売れ筋のものに集中する傾向があり、マイナーな本・ニッチジャンルの本はオーディオブック化されません。
また、「聴き放題」で利用できるオーディオブック配信サービスの場合、最新作や人気作の本はラインナップされない場合がほとんどです。
紙の本や電子書籍のリリース後、ある程度期間が経ってからオーディオブック化されるようなイメージです。
1冊あたりの単価が高い
オーディオブックは紙の本や電子書籍と比較して1冊あたりの単価が高いです。
同じタイトルの本でも、紙の本や電子書籍とオーディオブックでは下記のような価格差があります。
- 一般的な単行本の平均価格 → 1,500円~2,000円
- オーディオブック → 1,500円~5,000円
紙の本や電子書籍と同価格のオーディオブックもありますが、最新作や人気作・話題作の多くは1冊あたりの単価が高めに設定されている傾向があります。
以上がオーディオブックのデメリットです。
最後に、無料お試しがある聴き放題のオーディオブックアプリを紹介して、本記事を終わりたいと思います。
筆者個人的にはオーディオブックは素晴らしいものだと思っていますが、人によっては
- 朗読を聴き続けることができない
- 内容が頭に入らない
ということもありますので、まずは無料で試せるオーディオブックを一度使ってみて、聴く読書を実際に体験してみてください。
無料で試せる聴き放題オーディオブックアプリ3つ
無料で試せる聴き放題のオーディオブックアプリは下記3つです。
- Audible(オーディブル)
- audiobook.jp(オーディオブックドットジェイピー)
- flier(フライヤー)
上記の順に紹介します。
Audible(オーディブル)
Audible(オーディブル)は、Amazonが運営しているオーディオブック配信サービスです。12万冊以上の本が月額1,500円で聴き放題です。
公式サイト:Audible(オーディブル)
Audibleは無料お試し期間が30日間ありますので、オーディオブックが初めという方におすすめです。
audiobook.jp(オーディオブックドットジェイピー)
audiobook.jp(オーディオブックドットジェイピー)は、株式会社オトバンクが運営しているビジネス書のラインナップ数が国内No.1のオーディオブックアプリです。
公式サイト:audiobook.jp(オーディオブック・ドット・ジェイピー)
audiobook.jpは無料お試し期間が14日間あります。
ビジネスジャンルの本に興味をお持ちの方はぜひ試してみてください。
flier(フライヤー)
flier(フライヤー)は、株式会社フライヤーが運営している、1冊のビジネス書を10分で読めるように要約された、要約オーディオブックが聴き放題のオーディオブックがアプリです。
公式サイト:flier(フライヤー)
ビジネス書のオーディオブックは1冊読むのに3~6時間かかる場合が多いですが、10分で内容を掴むことができます。
効率的に学習したい方や、読みたい本を効率よく探したい方におすすめなアプリです。
無料体験期間は7日間ですが1冊10分で読めるので、手短に名著や新書の内容を把握しておきたい方や、本の購入前に内容を確認しておきたいという方におすすめです。
まとめ
以上、オーディオブックの基礎情報やメリット・デメリットを解説しました。
おわり。
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