
- ブログを100記事書けば稼げるようになると言われたから100記事書いたけど、全く稼げない。
- もっと記事を書けば稼げるようになるのか、それとも、他に原因があるのかさっぱり分からない。
この記事では、こういった疑問にお答えします。
- ブログを100記事書いても稼げない理由4つ
- ブログを100記事書いて稼ぐためにやるべきこと5つ
- ブログ収益化の導線を考える手順3つ
なお、本記事の筆者はブログ歴が15年以上あり、13年近くブログ収益でご飯を食べています。
これまで立ち上げたブログは有料と無料を合わせると覚えているだけでも30以上あり、ブログの記事を書く難しさは身を持って知っていると自負しています。
こういった経験をもとに、ブログを100記事以上書いても稼げない原因や、稼ぐためにやるべき事や、ブログ収益化の導線を考える手順を解説します。
目次
ブログを100記事書いても稼げない理由4つ
ブログを100記事書いても稼げない理由は下記4つです。
- 記事の質が低いから
- SEO対策をほとんどしていないから
- 読者ニーズに応えようとしないから
- 収益化の導線が無いから
上記のとおりです。
記事の質が低いから
記事の質が低いと、記事を100記事書いても稼げません。
記事の質を改善しない限り、200記事、300記事と記事を量産しても状況は変わらないです。
SEO対策をほとんどしていないから
基本的なSEO対策をしつつ100記事書けば、8,000〜1万ぐらいのアクセス数は見込めます。
ブログのアクセス数が増え、広告がクリックされるようになれば、1万〜3万円ぐらいは広告だけでも稼げるようになります。
でも、SEO対策をしていないければアクセス数は増えませんので、今のやり方で記事を増やしたところで、今後、状況が変わることはありません。
読者ニーズに応えようとしないから
読者ニーズに応えていない記事を100記事書いても、読者に読まれないばかりか、検索エンジンからも評価されませんので、上位表示されません。
上位表示されなければアクセス数は伸びず、広告はクリックされません。
広告がクリックされなければ収益は発生しませんから、当然稼げません。
収益化の導線が無いから
100記事書いても収益化の導線が無ければそもそも稼げません。
全く稼げないということはありませんが(そこそこアクセスがあれば少しぐらいは収益は発生します)、伸び悩むのは間違いありません。
ちなみに、この記事を書いている筆者がブログを始めたばかりの頃は、収益化の導線が無かったので、Googleアドセンスで数百円程度の収益は発生しても、ASPの収益は発生しませんでした。
物販はまぐれで売れることがありましたが、あくまで「まぐれ」なので、毎月継続することはありませんでした。
収益化の導線があれば、継続的な収益が発生しやすいですが、導線が無ければまぐれで収益が発生することはあっても、稼ぎ続けるのは難しいです。
収益化の導線が無ければ、いくら記事を書いても状況は殆ど変わらないのは間違いありません。
ブログを100記事書いて稼ぐためにやるべきこと5つ
ブログを100記事書いて稼ぐためにやるべきことは下記5つです。
- 読者満足度の高い記事を書く
- SEOライティングを学ぶ
- 検索順位をチェックしつつリライトする
- 検索以外のアクセス流入の動線を作る
- 収益化の導線を考える
上記のとおりです。
読者満足度の高い記事を書く
100記事以上書いてるのに稼げないということは、読者満足度の低い記事しか書けていない結果です。
この現実ときちんと向き合い、少しでも読者満足度の高い記事が書けるようになるよう、常に改善しましょう。
ちなみに、読者満足度の高い記事を書く手順は次のとおりです。
- 読者の悩みを想定する → なぜ、そのキーワードで検索しているのか?読者の検索意図を考える
- 解決策を提示する
- 解決策の根拠を説明する
上記の流れで記事を書いていれば、まず間違いないと思います。
ブログ上級者の記事は基本的に上記の流れで記事が書かれていますし、この記事を書いている筆者も、上記の書き方を実践してから収益が伸びました。
なお、上記の流れで最も重要なポイントは「読者の悩みを想定する」です。
記事を書く前に、「読者がなぜそのキーワードで検索しているのか?」、「読者の検索意図は何か?」を考え、検索意図に応える記事を書くことが、読者視点で記事を書くことにつながるからです。
ちなみに、検索意図の言葉の意味は「【SEO】検索意図とは【重要性・調べ方・リサーチ方法を解説】」をどうぞ。
SEOライティングを学ぶ
読者満足度の高い記事を書くのは大前提ではありますが、併せて、SEOライティングで記事を書くようにしましょう。
いくら記事の内容が良くても、検索エンジンが理解しやすい構造で記事を書かないと、上位表示は難しいです。
せっかく読者満足度の高い記事を書いても、検索で上位表示されなければ読者に見つけて貰えません。
少しでも読者の目に付くよう、SEOライティングを学びつつ、記事を書きましょう。
ちなみに、「【2023年版】アフィリエイト初心者におすすめな本9冊【厳選】」という記事でSEOライティングが学べる本を紹介していますので、是非どうぞ。
検索順位をチェックしつつリライトする
100記事以上書いていれば、少しぐらいは読まれている記事が出てくると思いますので、解析ツールで読まれている記事を分析して、その記事を強化しましょう。
ちなみに、筆者おすすめの方法は、Googleサーチコンソールで表示回数が多く、検索順位が10位以内の記事をピックアップする方法です。
下図は当ブログのサーチコンソール画面ですが、下図赤枠内のように、10位以内にランクインしており、表示回数も1,500以上あり、しかも平均7位で175クリックされてます。
この手の記事は、1~3位の記事で情報が見つからなかったユーザーが上から順に記事を読んでいる可能性が多く、1位を狙わなくてもアクセスを伸ばせる可能性があります。
また、サーチコンソールの掲載順位に10位以内に入っている記事は、検索エンジンから評価されている結果ですので、この記事のキーワードを起点に記事を追加したり、記事をリライトすると、ブログのアクセスが全体的に底上げされます。
サーチコンソールを使って、以下の条件の記事をピックアップし、記事をリライトしましょう。
- クリック数:表示回数の10%以上
- 表示回数:おおむね1,000以上
- 掲載順位:10位以内
なお、掲載順位が20~30位なのに、クリック数が表示回数の3 ~5%近くある場合、お宝キーワードの可能性があります。
そのキーワードで収入に繋がる記事が書けそうであれば、是非書いてみましょう。
記事をリライトしたら順位チェックは必須
記事をリライトしたら、必ず順位をチェックしましょう。
順位もチェックしないで「記事を書いても稼げない」と嘆いても、状況は改善されません。
ブログは基本的に下記の繰り返しです。
- 新規記事を書く → 順位をチェックする → リライトする → 順位をチェックする → リライトする
公開した記事は常に順位をチェックし、順位が伸びない記事はリライトして改善しましょう。
なお、検索順位のチェックは「【無料試用可】検索順位チェックツールおすすめ4選【料金/機能比較】」という記事でも紹介している、下記ツールがおすすめです。
- インストール型
- GRC
(Windows向け):無料利用枠あり
- Rank Tracker(Mac向け):無料版あり
- GRC
- クラウド型
- Nobilista(ノビリスタ)
:7日間の無料トライアル期間あり
- GMO順位チェッカー:1か月間の無料トライアル期間あり
- Nobilista(ノビリスタ)
キーワードを登録すれば自動で検索順位をチェックできるので便利です。
検索以外のアクセス流入の動線を作る
検索エンジンだけでアクセスを集めるのはなかなか厳しいものです。
下記のようなツールを活用し、検索以外のアクセス流入の導線を少しでも増やしましょう。
- SNS(Twitter、Facebook、Instagram、ピンタレスト)
- YouTube
- メルマガ
なお、検索以外の流入の確保はできる範囲内でやればOKです。色々手を出すとブログに手が回らなくなるので、頑張らなくてOKです。
ちなみに筆者の場合、Twitter、ピンタレスト、メルマガの3つで、他は面倒なのでやってません。
収益化の導線を考える
ブログの収益化で最も重要なのは収益化の導線です。
収益化の導線が無いと、いくら記事を増やしても稼げません。
ちなみに、筆者がブログを始めたばかりの頃は、多くの記事を上位表示していましたが、それなのに全く稼げませんでした。
1位に表示された記事がいくつかありましたが、全く稼げませんでした(まぐれ当たりはありましたが、長くは続きませんでした)。
収益化の導線を作るようになってから、報酬が発生するようになりましたが、導線が無い時は全くダメでした。
このように、収益化の導線が無い状態でブログの記事を書いても稼げませんので、ブログで稼ぐなら、いったん記事を書く手を止めて、まずは収益化の導線を考えましょう。
ブログ収益化の導線を考える手順3つ
最後に、ブログ収益化の導線を考える手順を解説します。
- 手順①:案件を絞る(売りたいものを絞る)
- 手順②:購入意欲の高いキーワードを抽出する
- 手順③:抽出したキーワードを元に記事を書く
上記のとおりです。
手順①:案件を絞る(売りたいものを絞る)
収益化の導線を考える前に、まずは売りたいものを絞りましょう。
記事を書く時、思いつくまま記事を書いて、記事に合わせて広告を貼っても、この先何記事書いても状況は変わらないです。
筆者も以前はそうだったので、そのやり方を続けていても稼げない事は目に見えてます。
ですので、まずは売りたいものを絞りましょう
手順②:購入意欲の高いキーワード抽出する
売りたいものを絞ったら、購入意欲の高いキーワードを抽出しましょう。
例えば、WordPressでブログを始めようと考えている方をターゲットにレンタルサーバーの契約を売り込む場合。
どのようなキーワードで記事を書けば、レンタルサーバーを申し込むかを考えてみましょう。
収益とは無関係なキーワードのケース
まずは、収益とは無関係なキーワードのケースを紹介します。
- WordPress 使い方
- WordPress カスタマイズ
上記のキーワードで検索する人は、恐らく、すでにWordPressを利用していて、使い方やカスタマイズ方法を探しているということが想像できます。
すでにWordPressを利用している訳ですから、このような記事を書いても、レンタルサーバーの申し込みには至らないことは想像しやすいです。
収益には遠いけど興味を持っているキーワードのケース
それでは、次のキーワードはどうでしょう。
- WordPress メリット
- WordPress 無料ブログ 比較
上記のキーワードで検索しているユーザーは、WordPressに興味があるけど、WordPressを使うメリットがどこにあるのか、無料ブログとの違いはどこにあるのか?という情報を探していることが想像つきます。
この層はまだWordPressを使うことを決断できていないため、将来的にレンタルサーバー申し込む可能性はありますが、この層にレンタルサーバーを契約するよう促しても、成約しない場合が殆どです。
なお、このようなキーワードは、「集客キーワード」と呼ばれています。
収益に近いキーワードのケース
それでは、次のキーワードはどうでしょうか。
- WordPress レンタルサーバー 安い
- WordPress レンタルサーバー 比較
上記のキーワードで検索しているユーザーは、WordPressをこれから始めるためにどこのサーバーを使うかで検討していることが想像つきます。
このようなキーワードは購入意欲がかなり高いため、料金やスペックに納得すれば、申し込みを決断しやすい層となります。
ちなみに、このようなキーワードは収益に近いことから「収益キーワード」と呼ばれています。
商標キーワードのケース
商標キーワードで検索している場合はどうでしょう。
- エックスサーバー 申し込み方法
- Conoha Wing 料金
上記のキーワードで検索しているユーザーは、WordPressを始めることを決めており、最終確認として月額利用料や、申し込み方法を確認していることが想像つきます。
このキーワードで検索しているユーザーは、レンタルサーバーを契約するかどうかで迷っているユーザーなので、最も成約しやすいです。
このように、購入意欲の高いキーワードを抽出し、キーワードに沿った記事を書く事が収益化への近道となります。
手順③:抽出したキーワードを元に記事を書く
購入意欲の高いキーワードを抽出したら、抽出したキーワードを元に記事を書きましょう。
- 集客キーワード
- 収益キーワード
- 商標キーワード
収益に近い商標キーワードや収益キーワードで記事を書き、商標キーワードや収益キーワードにアクセスを流すための集客キーワードでたくさん記事を書くようなイメージです。
収益を上げているブログは例外なくこのような導線で記事を書いています。
闇雲に記事を書いても稼ぐことはできません。
まずは売りたいものを絞り込み、購入意欲の高いキーワードを抽出してから記事を書くようにしましょう。
まとめ
以上、ブログを100記事書いても稼げない理由と、稼ぐためやるべきこと、収益化の導線を考える手順を解説しました。
おわり。