メールマーケティングとは?メルマガとの違いを解説

メールマーケティングとは?メルマガとの違いを解説

メールマーケティングって、普通のメルマガ配信とは何が違うのですか?

メールマーケティングにはどんな種類がありますか?初心者にも分かりやすく教えてほしいです。

この記事では、メールマーケティングの基礎知識を初心者向けに解説します。

この記事の内容
  • メールマーケティングとは
  • メールマーケティングの種類4つ
  • メールマーケティングのメリット・デメリット
  • メールマーケティングのやり方
  • メールマーケティングで使われるツール

メールマーケティングは、メールを活用して見込み客との関係を作り、商品・サービスの購入や問い合わせにつなげるWebマーケティング手法です。

メルマガもメールマーケティングの一種ですが、ステップメールやセグメント配信などを活用することで、読者に合わせた情報を届けられます。

筆者は15年以上、ブログとメルマガを活用した集客・販売を実践してきました。

この記事では、実体験も交えながらメールマーケティングの基礎知識を解説します。

目次

メールマーケティングとは

メールマーケティングとは、メールを活用して見込み客とコミュニケーションを取り、商品・サービスの購入や問い合わせにつなげるマーケティング手法です。

メールを一斉配信するだけでなく、読者の属性や興味関心、行動などに応じて内容や配信タイミングを変えられます。

例えば、資料請求した人にメールを自動配信したり、特定の商品に興味を持っている人だけに関連情報を届けたりできます。

メールマーケティングは見込み客を育成する仕組み

メールマーケティングでは、商品やサービスをすぐに売ることだけが目的ではありません。

WebサイトやSNSなどから獲得した見込み客にメールで情報を届け、商品やサービスへの理解を深めてもらうことも重要です。

例えば、Web集客では下図のような流れで活用できます。

メールマーケティングで見込み客を集めて商品・サービスを提案するまでの流れ

このように、集めた見込み客との関係を作り、購入や問い合わせにつなげる仕組みとしてメールを活用します。

メールマーケティングとメルマガの違い

メルマガは、メールマーケティングで使われる手法の1つです。

両者は別のものではなく、メールマーケティングという大きな枠組みの中にメルマガがあります。

  • メールマーケティング:メールを活用したマーケティング活動全般
  • メルマガ:登録者にメールを配信する手法

そのため、「メールマーケティング=メルマガ」ではありません。

メールマーケティングでは、メルマガのほかにもステップメールやセグメント配信など、目的に応じてさまざまな方法を使います。

メールマーケティングの種類4つ

メールマーケティングには、主に次の4つの方法があります。

  • メルマガ(メールマガジン)
  • ステップメール
  • ターゲティングメール(セグメントメール)
  • リターゲティングメール

それぞれ目的や配信方法が異なるため、詳しく解説します。

メルマガ(メールマガジン)

メルマガは、登録している読者にメールを配信する方法です。

新商品の案内やキャンペーン、最新情報、読者に役立つ情報などを届ける目的で利用できます。

例えば、下記のような情報はメルマガでの配信に向いています。

  • 新商品・新サービスの案内
  • キャンペーンやセール情報
  • セミナーやイベントの告知
  • 新しく公開したコンテンツの紹介

決まった日時に情報を届けたい場合や、多くの読者に共通する情報を配信したい場合に使いやすい方法です。

メルマガの特徴や活用方法については、下記記事で詳しく解説していますので、是非どうぞ。

ステップメール

ステップメールとは、読者が登録した日などを起点として、あらかじめ用意したメールを決められた順番・タイミングで自動配信する方法です。

例えば、資料請求した見込み客に対して、次のようなメールを配信できます。

  • 1通目(登録直後):資料送付・登録のお礼
  • 2通目(翌日):商品・サービスに関連する情報
  • 3通目(2日後):より詳しいノウハウや事例
  • 4通目(3日後):商品・サービスの提案

一度シナリオを作成しておけば、新しい読者が登録するたびに同じ流れでメールを自動配信できます。

筆者もステップメールを活用して、見込み客への情報提供や商品・サービスの案内を行ってきました。

なお、ステップメールの仕組みや作り方については、下記記事で詳しく解説していますので、是非どうぞ。

ターゲティングメール(セグメントメール)

ターゲティングメールとは、読者を属性や行動などの条件で分けて、それぞれに適したメールを配信する方法です。

「セグメントメール」と呼ばれることもあります。

例えば、筆者が中小企業経営者向けにメールを配信していたときは、読者の興味関心を大きく次のように分けていました。

  • 資金調達に興味がある人
  • 借入を増やさず資金管理を改善したい人

資金調達に興味がある人に「借入を減らす方法」ばかり配信しても、興味を持ってもらえるとは限りません。

反対に、借入を増やしたくない人へ融資の案内ばかり送っても、読者のニーズとは合わない可能性があります。

また、資料請求、商品購入、相談、顧問契約など、読者がすでに起こした行動によっても必要な情報は変わります。

このように読者を条件ごとに分けることで、それぞれの興味関心や状況に合わせたメールを届けられるようになります。

リターゲティングメール

リターゲティングメールとは、一度行動したものの途中で離脱した読者などに、再び行動してもらうために配信するメールです。

例えば、次のようなケースがあります。

  • 商品をカートに入れたまま購入していない
  • 特定の商品ページを閲覧して離脱した
  • メール内のリンクをクリックしたものの申し込んでいない

代表的なのが「カゴ落ちメール」です。

商品をカートに入れたまま購入していない人にメールを送り、購入を促します。

すでに商品やサービスに何らかの興味を示している人に対して、再訪や購入、問い合わせなどの行動を促すのがリターゲティングメールです。

メールマーケティングのメリット3つ

メールマーケティングには、主に次の3つのメリットがあります。

  • 読者に合わせた情報を届けられる
  • 見込み客との関係を継続できる
  • 効果測定して改善できる

それぞれ詳しく解説します。

読者に合わせた情報を届けられる

メールマーケティングでは、読者の属性や興味関心、行動に合わせて情報を届けられます。

例えば、同じ商品に興味を持っている読者でも、資料をダウンロードしたばかりの人と、すでに個別相談を利用した人では必要な情報が異なります。

読者を条件ごとに分けてメールを配信すれば、それぞれの状況に合わせた情報を届けることが可能です。

すべての読者に同じ内容を配信するよりも、興味を持ってもらいやすいメールを作れます。

見込み客との関係を継続できる

メールマーケティングでは、一度獲得した見込み客と継続的に接点を持てます。

Webサイトやブログを訪れた人が、その場ですぐに商品を購入したり、問い合わせたりするとは限りません。

しかし、メールアドレスを登録してもらえば、その後もメールを通じて情報を届けられます。

役立つ情報や事例などを継続して配信することで、商品・サービスへの理解を深めてもらい、将来的な購入や問い合わせにつなげることが可能です。

特に、コンサルティングなど検討期間が長くなりやすいサービスでは、見込み客との関係を継続する手段としてメールを活用できます。

効果測定して改善できる

メールマーケティングは、配信した結果を数値で確認できます。

メール配信システムによって異なりますが、主に次のようなデータを確認できます。

  • メールの到達率
  • 開封率
  • リンクのクリック率
  • 配信停止率
  • コンバージョン数・率

例えば、開封率が低ければ件名や配信タイミングを見直し、クリック率が低ければ本文やリンクへの誘導を改善するといった対策ができます。

メールを配信して終わりにするのではなく、結果を分析して改善を繰り返せることもメールマーケティングのメリットです。

メールマーケティングのデメリット2つ

メールマーケティングには、次のようなデメリットもあります。

  • メールアドレスを集める必要がある
  • 運用に手間がかかる

それぞれ詳しく解説します。

メールアドレスを集める必要がある

メールマーケティングを始めるには、配信先となるメールアドレスを集める必要があります。

メール配信システムを導入しても、見込み客のリストがなければメールを届けることはできません。

そのため、Webサイトやブログなどから登録ページへ誘導し、メールアドレスを登録してもらう仕組みを作ります。

ただし、単に「メルマガに登録してください」と案内するだけでは、なかなか登録してもらえません。

無料レポートや資料、動画など、見込み客にとって役立つ情報を用意し、メールアドレスと引き換えに提供する方法もあります。

見込み客の集め方については、下記記事で詳しく解説していますので、是非どうぞ。

運用に手間がかかる

メールマーケティングは、仕組みを作れば自動化できますが、すべての作業を自動化できるわけではありません。

継続的に成果を出すためには、主に次のような作業が必要です。

  • 配信するメールを作成する
  • メールを配信する
  • 開封率やクリック率などを確認する
  • 配信内容やシナリオを改善する

さらに、読者を細かくセグメントするほど、それぞれに合わせたメールやシナリオを用意する必要があります。

最初から複雑な仕組みを作ろうとすると運用負荷が大きくなるため、初心者はメルマガや簡単なステップメールなどから始めるのがおすすめです。

メールマーケティングのやり方

メールマーケティングは、次の5つの手順で進めます。

  • 目的とターゲットを決める
  • 見込み客リストを集める
  • 配信するメールを作成する
  • メールを配信する
  • 効果測定して改善する

それぞれ詳しく解説します。

目的とターゲットを決める

まずは、メールマーケティングを行う目的とターゲットを決めます。

例えば、次のような目的が考えられます。

  • 商品・サービスを販売する
  • 問い合わせや相談につなげる
  • セミナーへの参加を促す
  • 見込み客との関係を作る
  • 既存顧客にリピートしてもらう

目的によって、集める読者や配信するメールの内容も変わります。

「誰に、どのような行動をしてもらいたいのか」を最初に決めておくことが大切です。

見込み客リストを集める

目的とターゲットを決めたら、メールを配信するための見込み客リストを集めます。

Webサイトやブログに登録フォームを設置し、メールアドレスを登録してもらうのが基本的な方法です。

登録を増やしたい場合は、無料レポートや資料、動画などの無料オファーを用意する方法もあります。

なお、見込み客リストの具体的な集め方については、下記記事で詳しく解説していますので、是非どうぞ。

配信するメールを作成する

見込み客を集めたら、配信するメールを作成します。

メールの内容は目的によって異なります。

例えば、定期的に情報を届けるならメルマガ、登録後に決められた順番で情報を届けるならステップメールを利用します。

読者に商品やサービスを売ることだけを考えるのではなく、役立つ情報を提供しながら関係を作っていくことが重要です。

メールを配信する

作成したメールを、メール配信システムを使って配信します。

メール配信システムを利用すれば、一斉配信だけでなく、ステップメールやセグメント配信なども行えます。

また、配信予約を設定しておけば、指定した日時に自動でメールを配信できます。

個人のメールソフトから大量のメールを送信するのではなく、メールマーケティングに対応した配信システムを利用するのがおすすめです。

効果測定して改善する

メールを配信したら、結果を確認して改善します。

例えば、次のような数値を確認します。

  • 到達率
  • 開封率
  • クリック率
  • 配信停止率
  • コンバージョン数・率

開封率が低ければ件名や配信タイミング、クリック率が低ければ本文やリンクへの誘導など、数値を見ながら改善します。

メールマーケティングは、一度仕組みを作って終わりではありません。

「配信 → 効果測定 → 改善」を繰り返すことで、少しずつ成果につながる仕組みを作っていきます。

メールマーケティングで使われるツール

メールマーケティングでは、主に次のようなツールが使われます。

  • メール配信システム
  • MA(マーケティングオートメーション)ツール

最近ではメール配信システムにもMAに近い機能が搭載されているため、両者の境界は曖昧になっています。

それぞれの特徴と代表的なツールを紹介します。

メール配信システム

メール配信システムは、メルマガの一斉配信やステップメール、読者管理、効果測定などができるツールです。

代表的なメール配信システムには、次のようなサービスがあります。

  • :ステップメールやシナリオ配信など、マーケティング機能が充実した国産サービス
  • :操作しやすく、メール作成や自動配信などの機能が充
  • :メール配信に加えて、セミナー募集や決済などにも対応
  • :世界的に利用されている高機能なサービス。管理画面は基本的に英語

最近では、読者の行動に応じた自動配信や顧客管理など、MAに近い機能を備えたメール配信システムも増えています。

そのため、個人事業主や中小企業がメールマーケティングを始める場合、必ずしも最初からMAツールを導入する必要はありません。

各サービスの料金や機能については、下記記事で詳しく比較していますので、是非チェックして見てください。。

MA(マーケティングオートメーション)ツール

MAツールとは、見込み客の情報管理や行動分析など、マーケティング活動の効率化・自動化を支援するツールです。

MAは「Marketing Automation(マーケティングオートメーション)」の略です。

代表的なMAツールには、次のようなサービスがあります。

  • HubSpot:CRMを中心にマーケティング・営業・顧客対応まで幅広く管理
  • satori:見込み客の獲得や育成を支援する国産MAツール
  • BowNow:シンプルな操作性を重視した国産MAツール

MAツールでは、メール配信だけでなく、Webサイト上の行動分析やスコアリング、CRM・SFAとの連携などもできます。

ただし、メール配信システムの高機能化によって、両者を機能だけで明確に区別することは難しくなっています。

メールマーケティングを始めるだけであれば、まずは必要な機能を備えたメール配信システムから検討しても問題ありません。

まとめ

メールマーケティングは、メールを活用して見込み客との関係を作り、商品・サービスの購入や問い合わせにつなげるマーケティング手法です。

メルマガもメールマーケティングの手法の1つで、ほかにもステップメールやセグメントメール、リターゲティングメールなどがあります。

メールマーケティングを始めるなら、まずは見込み客リストを集め、メールを配信できる仕組みを作りましょう。

メール配信システムを利用すれば、メルマガの一斉配信だけでなく、ステップメールやセグメント配信、効果測定などもできます。

どのサービスを選べばいいか迷っている方は、別記事の「メール配信システムおすすめ比較7選」で料金や機能を比較していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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