
メルマガを配信するメリットって何だろう?
SNSやLINEもあるけど、今からメルマガを始める意味はある?
メルマガを始める前に、デメリットや注意点も知っておきたい。
この記事では、メルマガ配信のメリット・デメリットを解説します。
- メルマガ配信のメリット7つ
- メルマガ配信のデメリット6つ
- メルマガの効果を高める5つのポイント
メルマガは、見込み客との関係構築や商品・サービスの販売に活用できるWeb集客方法のひとつです。
SNSやLINE公式アカウントなど情報発信の手段が増えた現在でも、メールアドレスを登録してくれた読者に直接アプローチできるメリットがあります。
一方で、読者を集めるのが難しい、継続的なコンテンツ作成に手間がかかるなどのデメリットもあります。
筆者は17年以上メルマガを運営し、自社商品やサービスの販売に活用してきました。
その経験をもとに、メルマガ配信のメリット・デメリットと効果を高めるポイントを紹介します。こういった経験をもとに、この記事では、メルマガ配信のメリットとデメリットを解説します。
メルマガ配信のメリット7つ


メルマガ配信には、主に次の7つのメリットがあります。
- 低コストで多くの読者に配信できる
- 見込み客に直接アプローチできる
- 読者との信頼関係を構築しやすい
- 商品・サービスの販売につなげやすい
- 見込み客を継続的にフォローできる
- 読者リストを自社で保有できる
- ステップメールを使えば自動化できる
それぞれ詳しく解説します。
低コストで多くの読者に配信できる
メルマガは、低コストで多くの読者に情報を届けられるのがメリットです。
メール配信システムの料金はサービスや読者数、配信数によって異なりますが、少ない読者数であれば月額数千円程度から利用できるサービスもあります。
DM(ダイレクトメール)のように印刷費や郵送費がかからず、読者が増えても1通ずつ送信する必要はありません。メール配信システムを使えば、数百人・数千人の読者にも一斉に配信できます。
筆者はFAXDMなどを使った集客も経験していますが、継続的に見込み客へアプローチする手段として、メルマガは費用対効果が高いと感じています。
無料プランを提供しているメール配信システムもあるため、まずは費用を抑えてメルマガを始めることも可能です。
メール配信システムについては、下記記事で詳しく紹介していますので、是非どうぞ。
見込み客に直接アプローチできる
メルマガは、メールアドレスを登録してくれた見込み客に直接アプローチできます。
Webサイトやブログは、検索やSNSなどからユーザーに訪問してもらわなければ情報を届けられません。SNSも投稿した内容がすべてのフォロワーに表示されるとは限りません。
一方、メルマガなら新しい記事を公開したときや商品・サービスを案内したいときに、こちらから読者へメールを配信できます。
例えば、Webサイトを一度訪問しただけの見込み客とは、そのまま接点がなくなる可能性があります。メルマガに登録してもらえば、その後も継続して情報を届けることが可能です。
このように、見込み客からのアクセスを待つだけでなく、こちらからアプローチできるのがメルマガの大きなメリットです。
読者との信頼関係を構築しやすい
メルマガは、読者との信頼関係を構築しやすいツールです。
商品やサービスに興味を持っていても、初めてWebサイトを訪問した人がすぐに購入・問い合わせをするとは限りません。
そこで、メルマガで読者の悩みを解決する情報や役立つノウハウ、実体験などを継続的に届けます。
何度もメールを読んでもらうことで接点が増え、「この人の情報は役に立つ」「この会社なら相談できそう」と感じてもらえるようになります。
筆者もメルマガでは、商品やサービスを販売するだけでなく、ブログでは書いていない情報や自身の経験などを配信してきました。
ただし、メールを何度も送れば信頼されるわけではありません。読者にとって役立つ情報を継続して届けることが重要です。
商品・サービスの販売につなげやすい
メルマガは、商品・サービスの販売にも活用できます。
Webサイトやブログでは、商品に興味を持ったユーザーが「今は必要ない」「あとで考えよう」とページを離れると、そのまま接点がなくなることがあります。
メルマガに登録してもらっていれば、商品の特徴や活用方法、利用者の事例などをメールで届けながら、購入を検討してもらえます。
キャンペーンや期間限定の特典、新商品の案内などを読者へ直接届けることも可能です。
筆者も自社商品やサービスを販売するときはメルマガを活用してきました。ブログだけで販売するよりも、複数回に分けて必要な情報を伝えられるため、購入を迷っている読者の判断を後押しできます。
ただし、セールスばかり続けると解除される原因になります。普段から役立つ情報を届けながら、必要なタイミングで商品・サービスを提案することが大切です。
見込み客を継続的にフォローできる
メルマガを活用すれば、すぐに商品・サービスを購入しない見込み客も継続的にフォローできます。
商品やサービスに興味を持っていても、「今すぐ必要ではない」「もう少し比較してから決めたい」などの理由で購入を見送る人は少なくありません。
その時点で接点がなくなれば、必要になったときに競合の商品・サービスを選ばれる可能性があります。
メルマガに登録してもらえば、定期的に情報を届けながら接点を維持できます。その結果、数週間後や数か月後に必要になったタイミングで、自社の商品・サービスを思い出してもらいやすくなります。
すぐに購入しない見込み客との接点を維持し、将来の顧客へ育てていけるのがメルマガの強みです。
読者リストを自社で保有できる
メルマガでは、集めたメールアドレスを読者リストとして自社で保有できます。
SNSのフォロワーは、そのSNS上でつながっているユーザーです。仕様変更やアルゴリズムの変更、アカウント停止などの影響を受ける可能性があります。
一方、メルマガの読者リストは、利用しているメール配信システムを変更しても、データを移行して引き続き活用できます。
読者が増えるほど、継続的にアプローチできる見込み客が蓄積されていくため、読者リストはWeb集客における重要な資産になります。
ただし、メールアドレスは個人情報です。適切に管理するとともに、本人の同意なくメールを配信しないなど、法律やルールを守って運用する必要があります。
ステップメールを使えば自動化できる
メルマガは、ステップメールを活用することで見込み客のフォローや商品・サービスの販売を自動化できます。
ステップメールとは、メルマガ登録日などを起点に、あらかじめ作成したメールを設定したスケジュールに沿って自動配信する仕組みです。
例えば、次のようなシナリオを作成できます。
- 1通目:登録のお礼・自己紹介
- 2~4通目:悩みの解決に役立つ情報を配信
- 5~6通目:商品・サービスに関連する情報を配信
- 7通目:商品・サービスを提案
一度シナリオを設定すれば、新しい読者が登録されるたびに同じ流れでメールが自動配信されます。
筆者もステップメールを長年活用していますが、毎回同じメールを手作業で送る必要がないため、見込み客のフォローや販売にかかる手間を大幅に減らせます。
ステップメールの仕組みや作り方については、下記記事で詳しく紹介していますので、是非どうぞ。
メルマガ配信のデメリット6つ


メルマガ配信には、次のようなデメリットもあります。
- メールアドレスを集めるのが難しい
- 継続的にコンテンツを作る必要がある
- 配信しても開封・クリックされるとは限らない
- 読者が増えるほど配信コストも増える
- 配信内容によっては解除される
- 迷惑メール判定・報告される可能性がある
それぞれ解説します。
メールアドレスを集めるのが難しい
メルマガは、配信するためのメールアドレスを集める必要があります。
WebサイトやSNSで「メルマガに登録してください」と案内するだけでは、なかなか登録してもらえません。メールアドレスを登録するだけの理由が必要だからです。
そこで、筆者はメルマガ登録者に無料オファーを提供する方法をおすすめしています。
例えば、次のようなものです。
- PDF・電子書籍
- 無料動画・オンライン講座
- テンプレート・チェックリスト
- 無料相談・診断
読者が「メールアドレスを登録してでも欲しい」と思える無料オファーを用意し、LPや登録フォームからメルマガへ登録してもらいます。
さらに、LPを作っただけでは登録者は増えないため、SEOやSNS、Web広告などを使ってアクセスを集める必要があります。
このように、メルマガは配信を始めることよりも、継続的に読者を集める仕組みを作ることの方が難しいです。
なお、メルマガ読者の集め方については、下記記事で詳しく解説していますので、是非どうぞ。
継続的にコンテンツを作る必要がある
メルマガを継続して配信するには、定期的にコンテンツを作る必要があります。
最初は書きたいことがあっても、何通も配信しているうちに「次は何を書けばいいんだろう」とネタに困ることがあります。
筆者も17年以上メルマガを運営していますが、ブログとメルマガの両方で別々のコンテンツを作り続けるのは大変です。
そのため、ブログ記事の内容をメルマガ向けに編集して配信したり、過去に反応が良かったテーマを別の切り口で取り上げたりしています。
毎回ゼロから新しいコンテンツを作る必要はありません。ブログやSNSなど既存のコンテンツを活用すれば、メルマガ運営の負担を減らせます。
また、配信頻度を増やしすぎず、無理なく継続できるペースで運営することも大切です。
配信しても開封・クリックされるとは限らない
メルマガを配信しても、すべての読者に開封・クリックしてもらえるわけではありません。
メールボックスには仕事やプライベートのメール、他社のメルマガなど多くのメールが届くため、そのまま読まれずに終わることもあります。
特に開封されるかどうかは、件名や送信者名、配信する内容などによって変わります。開封されても、内容に興味を持ってもらえなければ、本文に掲載したURLはクリックされません。
そのため、メルマガは「配信して終わり」ではなく、開封率やクリック率などを確認しながら改善することが重要です。
例えば、開封率が低ければ件名を見直し、クリック率が低ければ本文やリンクへの誘導を改善するなど、配信結果を次のメルマガに活かします。
読者の反応を確認しながら改善を繰り返すことで、より読まれやすいメルマガに育てていけます。
読者が増えるほど配信コストも増える
メルマガは低コストで始められますが、読者が増えるほど配信コストも高くなる傾向があります。
メール配信システムの多くは、登録できるメールアドレス数や月間配信数などによって料金が変わります。
例えば、数百人の読者であれば低料金で利用できても、数千人、数万人と増えていけば上位プランへの変更が必要になることがあります。
ただし、読者が増えれば商品・サービスを提案できる見込み客も増えるため、単純に「料金が高くなる=悪いこと」ではありません。
重要なのは、配信システムの料金だけを見るのではなく、メルマガ経由で得られる売上や問い合わせなども含めて費用対効果を考えることです。
また、長期間メールを開封していない読者や配信エラーになるメールアドレスを定期的に整理すれば、配信コストを抑えながらリストの質も維持できます。
配信内容によっては解除される
メルマガの内容が読者の期待と合っていないと、登録を解除されることがあります。
例えば、Web集客のノウハウを知りたくて登録した読者に、関係のない投資や副業の情報ばかり配信しても興味を持ってもらえません。
また、登録時には役立つ情報を配信していたのに、途中から商品・サービスのセールスばかりになると解除される原因になります。
筆者自身もさまざまなメルマガを購読してきましたが、登録した目的と関係のない内容が増えたり、セールスばかりになったりすると解除することがあります。
すべての解除を防ぐことはできませんが、読者が何を期待して登録したのかを意識してコンテンツを作ることが大切です。
登録時に伝えたテーマから大きく外れず、読者に役立つ情報と商品・サービスの案内をバランスよく配信しましょう。
迷惑メール判定・報告される可能性がある
メルマガを配信しても、受信側の迷惑メールフィルターによって迷惑メールと判定され、受信トレイに届かないことがあります。
また、読者から迷惑メールとして報告されることもあります。
特に、登録した覚えのないメールが届く、配信頻度が多すぎる、売り込みばかり続く、配信停止の方法が分かりにくいといったメルマガは、迷惑メールとして報告されやすくなります。
迷惑メール報告が増えると送信元の評価が下がり、他の読者にもメールが届きにくくなる可能性があるため注意が必要です。
メルマガを配信するときは、本人の同意を得てメールアドレスを登録し、配信停止リンクを分かりやすい場所に設置しましょう。
また、配信エラーになるメールアドレスを整理するなど、読者リストを適切に管理することも大切です。
メルマガの効果を高める5つのポイント


メルマガの効果を高めるには、ただメールを配信するだけでなく、読者を集めて継続的に読んでもらう仕組みを作ることが重要です。
特に意識したいポイントは次の5つです。
- 読者を集める仕組みを作る
- 読者に役立つ情報を配信する
- 売り込みばかりしない
- ステップメールを活用する
- 配信結果を分析して改善する
それぞれ解説します。
読者を集める仕組みを作る
メルマガを活用するには、継続的に読者が増える仕組みを作る必要があります。
ブログやSNSで「メルマガ登録はこちら」と案内するだけでは、なかなか登録してもらえません。
そこで、PDFや動画、テンプレートなどの無料オファーを用意し、LPや登録フォームからメールアドレスを登録してもらいます。
基本的な流れは次のとおりです。
Webサイト・SNS・Web広告 → LP → 無料オファー → メルマガ登録
一度この仕組みを作れば、WebサイトやSNSなどから見込み客リストを継続的に集められるようになります。
メルマガの内容だけでなく、配信する相手を増やす仕組みまでセットで考えることが重要です。
読者に役立つ情報を配信する
メルマガを継続して読んでもらうには、読者にとって役立つ情報を配信することが重要です。
商品・サービスを販売したいからといって、毎回セールスメールを送っていると、次第に読まれなくなったり解除されたりする可能性があります。
例えば、Web集客に興味がある読者なら、集客方法や成功事例、失敗しやすいポイントなど、読者が知りたい情報を届けます。
筆者もメルマガでは、商品やサービスの案内だけでなく、自身の経験やブログ記事、実践して分かったことなどを配信しています。
「このメルマガを読むと役立つ情報が得られる」と感じてもらえれば、継続してメールを読んでもらいやすくなります。
読者が何を知りたくてメルマガに登録したのかを考え、その目的に合った情報を届けましょう。
売り込みばかりしない
メルマガで商品・サービスを販売すること自体に問題はありませんが、売り込みばかりにならないように注意しましょう。
セールスメールが続くと、「また売り込みか」と思われてメールを開いてもらえなくなったり、登録を解除されたりする原因になります。
普段は読者に役立つ情報を配信しながら、商品・サービスが読者の悩みを解決できるタイミングで提案するのがおすすめです。
例えば、商品をいきなり紹介するのではなく、
- 読者が抱えている悩みを取り上げる
- 悩みを解決するための情報を提供する
- 解決方法のひとつとして商品・サービスを紹介する
という流れにすれば、自然にセールスへつなげられます。
メルマガは商品を売るだけのツールではなく、読者との関係を作りながら必要な商品・サービスを提案するために活用しましょう。
ステップメールを活用する
メルマガを効率よく運用するなら、ステップメールを活用しましょう。
ステップメールを設定しておけば、登録直後の読者に対して、あらかじめ用意したメールを決められた順番で自動配信できます。
例えば、最初の数通で役立つ情報や自分の経験を伝え、その後に商品・サービスを紹介するシナリオを作っておけば、読者との関係構築から販売までを自動化できます。
また、すべての読者が同じタイミングで1通目からメールを受け取るため、通常のメルマガのように「途中から登録したので過去のメールを読んでいない」といったこともありません。
筆者もステップメールを活用していますが、一度シナリオを作れば、新しい読者が登録されるたびに自動で配信されるため、メルマガ運営の負担を大きく減らせます。
通常のメルマガとステップメールを組み合わせて、効率よく読者をフォローしましょう。
配信結果を分析して改善する
メルマガは配信して終わりではなく、読者の反応を確認しながら改善することが重要です。
メール配信システムでは、主に次のような数値を確認できます。
- 開封率
- クリック率
- 配信停止率
- メールの到達率
例えば、開封率が低ければ件名や配信時間を見直し、クリック率が低ければ本文の内容やリンクへの誘導を改善します。
また、特定のテーマを配信したときにクリック率が高ければ、そのテーマに興味を持つ読者が多いと判断できます。反応の良かったテーマを今後のメルマガや商品・サービスの企画に活かすことも可能です。
最初から反応の良いメルマガを作るのは難しいため、配信結果を確認しながら改善を繰り返しましょう。
まとめ
メルマガは低コストで始められ、見込み客との関係構築や商品・サービスの販売に活用できます。
一方で、読者集めやコンテンツ作成には手間がかかり、メールを配信しても必ず読んでもらえるわけではありません。
筆者は17年以上メルマガを運営していますが、現在でもWeb集客においてメルマガは有効な手段だと感じています。
これからメルマガを始めるなら、まずは自分に合ったメール配信システムを選び、少しずつ読者を集めてみてください。
