
- メルマガ配信に興味があるから、メリットとデメリットを把握しておきたい。
この記事では、こういった疑問にお答えします。
- メルマガ配信のメリット4つ
- メルマガ配信のデメリット5つ
なお、本記事の筆者はメルマガ運営歴が14年以上あり、メルマガとブログ収益で生計を立てております。
主な収益源は自社商品とサービス販売の2つで、メルマガを活用することで多くの読者さんに効率的にアプローチできるため、メルマガの重要性は身を持って知っていると自負しています。
こういった経験をもとに、この記事では、メルマガ配信のメリットとデメリットを解説します。
目次
メルマガ配信のメリットは4つ
メルマガ配信のメリットは4つあります。
- 初期費用と毎月のコストが低い
- 読者との信頼関係を構築しやすい
- プッシュ型のメディアなので販売を後押ししやすい
- 自動化しやすい
上記のとおりです。
初期費用と毎月のコストが低い
メルマガ配信は初期費用と毎月のコストが低いです。
もちろん、利用するメルマガ配信ツールによって利用料は変わりますが、殆どのメルマガ配信システムは1か月の利用料は数千円です。
利用している間はいつでも読者にアプローチできて、それでいて毎月数千円しかコストがかからないので、コストパフォーマンスは高いです。
一度でもFAXDMやDMを利用したことがある方なら、メルマガのコスパの高さは群を抜いていることが分かるはずです。
ゼロコストで始めることも可能
メルマガ配信システムの多くは有料ですが、なかには無料プランがあるメルマガ配信システムもあります。
読者が集められるかどうか分からないうちから有料の配信システムを契約するのは心理的なハードルが高いと思いますが、無料プランのある配信システムなら気軽に利用できます。
これから始める方は、まずは無料プランがあるメルマガ配信システムを使ってみましょう。
ちなみに、無料プランがあるメルマガ配信システムのおすすめは下記3つです。
- Benchmark Email:月間250通まで無料(海外ツールですが、日本語化されてます)
- MailChimp:2,000アドレスまで無料(海外ツールなので全て英語)
- める配くん
:120アドレスまで無料(国産ツール)
他にも、「【無料あり】メール配信システムおすすめ比較7選【選び方・比較表】」という記事でおすすめなメール配信システムを紹介していますので、興味がある方は是非どうぞ。
読者との信頼関係を構築しやすい
メルマガは読者との信頼関係を構築しやすいツールです。
Webサイトやブログなど、読者自らが情報を取得するメディアと違い、メルマガ配信はこちらから直接アプローチできるので読者との接触回数を増やせます。
接触回数が増えれば増えるほど、読者は配信者に対して好印象を頂くようになります。
接触回数を増やした状態で、メールサポートや質問回答などのコミュニケーションを取ることで、信頼関係を構築できるようになります。
プッシュ型のセールスができるので販売を後押ししやすい
メルマガはプッシュ型のセールスができるツールなので、販売を後押ししやすいです。
Webサイトやブログで商品やサービスを販売する場合、情報を探しているユーザーにページを見つけて貰い、商品やサービスの情報をページから取得して頂き、その情報を元に購入するかしないかを判断します。
ですので、「後で購入しよう」、「今は購入の判断ができないから後で考えよう」と離脱されたら、その時点で販売の機会を失います。
一方、メルマガの場合、いつでも読者にアプローチできますので、購入を迷っているユーザーに対し、直接的に下記のようなアプローチができます。
- 数量限定なのでお早めに
- 〇日までに購入した方だけに▲▲のサービスを無償でお付けします
- ●●にお悩みなら、すぐに購入した方が良いですよ。なぜなら…
これは、実際に実践してみれば分かると思いますが、驚くほど効果があります。
自動化しやすい
メルマガ配信は自動化しやすいです。
一斉配信では自動化できませんが、ステップメールと呼ばれるシナリオメールを設定することで販売を自動化できます。
ステップメールとは、登録した日(資料請求日、申込日、初回購入日等)を起点に、あらかじめ準備したシナリオメールをスケジュールに沿って配信するメールマーケティングの仕組みです。
例えば、下記のようなシナリオを設定すれば、読者登録があれば自動的に商品やサービスが売れるようになります。
- 1通目:登録のお礼と自己紹介(今後のメルマガの内容の紹介など)
- 2通目~5通目:情報コンテンツの配信(ノウハウや体験談など)
- 6通目~8通目:商品に関連したコンテンツの配信
- 9通目~10通目:商品のセールス
Eコマース(ネットショップ)の場合、下記の流れが多いです。
- 1通目:商品注文のお礼
- 2通目:商品発送の通知
- 3通目:商品購入のお礼
- 4通目:商品に関する思いや、体験談(共感を得る)
- 5通目:関連商品の紹介や購入者の体験談の紹介
- 6通目:再購入の促進や、関連商品の紹介
このように、一度シナリオを作れば、後は自動でシステムが継続的に顧客フォローと販売を行ってくれるようになり、売上が安定しやすくなります。
このように、販売を自動化しやすいのもメルマガの大きなメリットです。
メルマガ配信のデメリットは5つ
メリットの多いメルマガ配信ですが、デメリットが5つあります。
- 読者集めが難しい
- コンテンツの内容を考えるのが手間
- 配信しても開封されない・読まれない可能性あり
- 迷惑メールに登録される可能性あり
- コンテンツが読者の属性にマッチしていないとすぐに解除される可能性あり
上記のとおりです。
読者集めが難しい
メルマガ配信の一番のデメリットだと思いますが、読者集めが難しく、思うように読者は増えません。
特に無料で集めるのが非常に難しく、ブログやSNSでアピールしてもなかなか増えないです。
Twitterやインスタで何万もフォロワーがいる方なら一気に登録数が増えると思いますが、そうでない方は少しずつしか増えないです。
広告費をかけて広告を出稿するか、アフィリエイターに紹介してもらうのが現実的な方法になります。
コンテンツの内容を考えるのが手間
メルマガに限らず、情報発信全般に言えることですが、コンテンツの内容を考えるのが手間です。
同じ内容のメルマガを配信する訳にはいかないので、常にコンテンツの内容を考える必要があります。
文章を書くのが得意で、何本でも文章をかけるという方なら良いですが、そうでない方はかなりシンドイと思います。
ちなみに、筆者の場合、文章を書くのはあまり得意ではないですし、ブログも書いているので、ブログと別のコンテンツ内容を考えるのが非常にしんどいです。
ですので、ブログ記事をコピーしたものを配信したり、配信頻度を少なくするなどして、コンテンツ内容を考える負担を減らしてます。
配信しても開封されない・読まれない可能性あり
多くの時間を割いてコンテンツの内容を考え、何度も推敲を重ねてようやく配信にこぎつけても開封それなかったり、読まれない可能性もあります。
例えば、100件の読者に対して、メルマガ配信を行ったとしても、そのうち、メールを開封してくれるのは概ね20%ぐらいです(平均値)。
残りの8割は開いてもくれません。
また、開いてくれたとしても、コンテンツが読まれるかどうかは未知数です。内容に興味を持たれなければ、ざっと目を通されて終わる可能性も十分あります。
コンテンツが読者の属性にマッチしていないと解除される
メルマガのコンテンツが読者の属性にマッチしていないとすぐに解除されます。
よくある具体的は下記のとおりです。
- 読者層が中小企業経営者なのに、副業のコンテンツを配信する
- 読者層がWeb集客したいと考えてるサロンオーナーなのに、電話営業のノウハウコンテンツを配信する
- 読者層が在宅で副業したい主婦層なのに、投資系のコンテンツを配信する
上記のように、読者の属性にマッチしていないコンテンツを配信しても、メルマガを受け取った読者からしたら元々興味が無い訳です。
こうしたミスマッチが起こると簡単に解除されます。
筆者もいろいろなメルマガを登録していた時期がありましたが、興味のないコンテンツが配信されるようになるとすぐに解除してました。
- メルマガ集客ノウハウを学ぶために登録したのに、自己啓発的なコンテンツが増えてきた。
- SEOを学ぶために登録したのに、配信者の近況報告・教材のセールスしかない。
自分の興味(知りたいこと)と関係ないコンテンツが配信されるようになったら、解除か迷惑メールリストに入れてます。
迷惑メールに登録される可能性あり
メルマガの内容に興味を持たれなかったり、売り込みばかりしていると、迷惑メールに登録される可能性があります。
解除リンクを目立つところに設置していれば、迷惑メールに登録される前に解除されますが、解除リンクを分かりにくい位置に設置していると、迷惑メールに登録される可能性があります。
迷惑メールの登録が増えるとメルマガ全体の到達率に影響しますので、こうなるとメルマガを読んでくれている読者にも影響します(届きにくくなります)。
まとめ
以上、メルマガ配信のメリットとデメリットを解説しました。
おわり。