
- ブログ記事を書くときペルソナを設定すると良いと聞くけど、具体的にどうすれば良いの?
- マーケティングでは細かい人物像を設定するらしいけど、ブログ記事を書くのにそこまでする必要があるのかな?
- ペルソナを作る方法を詳しく知りたい。
この記事では、こういった疑問にお答えします。
- ブログのペルソナの作り方
- ブログのペルソナを設定して記事を書く手順4つ
- ブログのペルソナを設定して記事を書いた後にやるべきこと2つ
なお、本記事の筆者はブログ歴が14年以上あり、12年近くブログ収益でご飯を食べています。
これまで立ち上げたブログは有料と無料を合わせると覚えているだけでも30以上あり、ブログの記事を書く難しさは身を持って知っていると自負しています。
こういった経験をもとに、この記事では、ペルソナを設定して記事を書く方法をブログ記事を書く方法を解説します。
好きなところから読めます
ブログのペルソナの作り方
ブログ記事を書くとき、「ペルソナ」と呼ばれる架空の顧客像を設定することで「どんな記事を書けば良いのか」が明確になります。
顧客像を明確にすることで、
- この記事は誰に向けているのか、
- どのような悩みを抱えた人に向けているのか、
などが明確になり、設定した顧客像に近いユーザーに記事が読まれやすくなります。
マーケティングのように細い設定の必要なし
マーケティングの「ペルソナ」の場合、まるで実在するかのような架空の人物像を設定します。
年齢、性別、家族構成、年収、職業、思考、趣味・嗜好、ライフスタイルを元に、その人物が抱えている悩みや目的、生活環境やプライベートを細かく設定する
上記の架空の人物像を設定することで、その人物像に対し、マーケティング戦略を立案し、施策を行います。
これが、マーケティングにおけるペルソナです。
ブログでペルソナを作る場合、ここまで細かく設定した方が良いの?と思うかもしれませんが、正直、こんなに細かく設定しても意味無いので必要ないです。
そもそも面倒ですし、こんなことしても想像しにくいですよね。
この記事を書いている筆者も、こんなこと考えても全然想像つかないですし、そもそも時間の無駄なので一切やってません。
他にもっと簡単な方法があります。
顔が見える身近な人を想定しよう
架空の人物像を考えるなんて面倒ですよね。
それよりも、顔が見える身近な人を思い浮かべて、その人をペルソナとして設定した方が分かりやすいですし、イメージしやすいと思います。
顔が見える身近な人とは、
- 過去の自分
- 友人・知人
- 取引先・顧客
などです。
顔が見える身近な人を思い浮かべ、その人を対してアドバイスするような記事を書いた方が記事内容がわかりやすくなりますし、何より書きやすいです。
ちなみに、当ブログ記事の9割は筆者の身近な人を思い浮かべて書いたものです。
- WordPress関係の記事 → 業界の大先輩に向けて書いた記事
- ブログ関係やWeb集客の記事 → 過去の自分へのアドバイス
- アフィリエイト・ガイドライン関係 → 知人へのアドバイス
概ねこのような感じです。
知人のケースの場合、「WordPressで企業サイトを作る方法を知りたい」といっていたので、個別に対応するのも面倒なので、ページを作るからそっち見てください。という感じで作りました。
次に、ブログアクセスやWeb集客に関する記事を書くようになりましたが、これは、記事の多くは過去の筆者に向けて書いた記事です。
このように、顔が見える身近な人にアドバイスするような記事を書けば、ペルソナを細かく設定する必要はありません。
ペルソナを設定する理由
そもそも、なぜ、ペルソナを設定するのでしょうか。
理由は、検索ユーザーの「検索意図」を具体的にイメージするためです。
検索意図とは、検索ユーザーが「どのような状況でどのような情報を調べたいのか?」という考え(意図)のことを言います。
詳しくは「【SEO】検索意図とは【重要性・調べ方・リサーチ方法を解説】」をどうぞ。
例えば、下記2つの記事があった場合、どちらの記事が読者満足度が高いでしょうか。
- 自分本位で書いた記事
- 読者ニーズを満たした記事
当然、「読者ニーズを満たした記事」が読者満足度が高いですよね。
このように、読者満足度が高い記事を書くために、ペルソナを設定するのです。
「顔が見える身近人を想定すればOK」という項目で、筆者の知人で「WordPressで企業サイトを作りたい」という例を紹介しました。
知人のニーズを満たす記事を作ることで、同じ悩みを抱えている人がこの記事を見たら、多分、最初から最後まで読んで貰えますよね。
このように、読者ニーズを満たしやすくするためにペルソナを設定するのです。
ペルソナを設定することでユーザーの検索意図が明確になり、読者ニーズを満たしやすい記事が書けるようになります。
以上、ペルソナの作り方を解説しました。次のパートでは、ブログのペルソナを設定して記事を書く手順を解説します。
ブログのペルソナを設定して記事を書く手順4つ
それでは、ブログのペルソナを設定する手順を解説します。
- 手順①:2語以上のキーワードを設定する
- 手順②:ユーザーが求めてる情報は何かを考える
- 手順③:頭の中で想定読者と会話しながら記事構成を作る
- 手順④:文章を肉付けする
上記のとおりです。
手順①:2語以上のキーワードを設定する
最初に、2語以上のキーワードを設定します。
2語以上のキーワードを設定する理由は2つあります。
- 検索ユーザーが情報を調べる時は2語以上の単語が多いから
- 検索ユーザーの悩みを想定しやすいから
1語のキーワードでは、ユーザーがどのような情報を求めているのかが分かりませんので、2語以上で設定します。
ちなみに、本記事は「ブログ ペルソナ」というキーワードを設定して記事を書いています。
メインのキーワードや、どのようなジャンルの記事を書くか決まっているけど、2語以上のキーワードが自分では思いつかないという方は、ツールで関連キーワードを一括抽出してみてください。
2語以上のキーワードを網羅的に抽出できるので、書けそうだと思ったキーワードで記事を書けば良いかと思います。
詳しくは「関連キーワードを一括抽出してブログ記事を書く方法【ネタ切れ無し】」をどうぞ。
手順②:ユーザーが求めてる情報は何かを考える
2語以上のキーワードを設定したら、ユーザーが求めている情報は何かを考えます。
繰り返しとなりますが、本記事では「ブログ ペルソナ」というキーワードを設定して記事を書いています。
このキーワードで検索しているユーザーはどのような情報を求めているかを考えます。
恐らく、下記のような情報を求めているのでは?ということが、なんとなく推察できます。
- ブログのペルソナって何?
- ブログのペルソナを設定するとどんな効果があるの?
- ブログのペルソナの作り方を知りたい。
そして、このような情報を求めているユーザーに対し、どのような記事を書けばユーザーニーズを満たすことができるのか?を考えます。
この時に、設定したペルソナが役に立ちます。
手順③:頭の中で想定読者と会話しながら記事構成を作る
設定したキーワードで検索しているユーザーの悩みは何かを推察したら、設定したペルソナと頭の中で会話しながら記事構成を作ります。
頭の中でペルソナと会話する
これだけでは分かりにくいと思いますので、下記前提条件で頭の中で会話していきます。
- キーワード:ブログ ペルソナ
- ペルソナ:筆者の知人

ブログのペルソナって何なの?記事書くのにそんなことするの?面倒くさそうなんだけど。

マーケティングのように細かく設定しなくても、似たような悩みを抱えている知り合いにアドバイスするような感じで大丈夫ですよ。記事が読まれやすくなるのでやった方が良いですよ。

ブログのペルソナを設定したら、具体的にどうやって記事を書けば良いの?

手順はこんな感じですよ。

他になにか注意点というか、「これをやっておいた方がいいよ」という事があったら教えて。

記事を公開した後に検索順位をモニタリングした方が良いですよ。順位が低ければリライトの必要がありますし、リライトの効果が見えますので、絶対必要です。

なるほど、分った。
会話の内容をまとめ、解決策から記事構成を作る
設定したペルソナにアドバイスした解決策を元に、記事構成を作ります。
まずは頭の中の会話の内容をまとめます。
- ブログのペルソナって何なの?記事書くのにそんなことするの?面倒くさそうなんだけど
- マーケティングのように細かい設定はいらないですよ。
- 顔が見える身近な人を想像すればやりやすいです。
- そもそもペルソナを設定する理由はこうです。
- ブログのペルソナを設定したら、具体的にどうやって記事を書けば良いの
- 具体的な手順は、
- 最初に2語以上のキーワードを設定します。
- そして、そのキーワードで検索しているユーザーの悩みを考えます。
- 頭の中で読者と会話します。これで記事構成が作れます。
- あとは肉付けするだけですよ。
- 他にやっておいた方が良い事があれば教えて
- 検索順位をチェックした方が良いですよ。
会話の内容をまとめると、ざっくりとした記事構成ができますので、誰が見ても分かるように見出しとして整理します。
これで、記事構成ができ上ります。
手順④:文章を肉付けする
見出しとして記事の骨格ができ上ったら、あとは文章を肉付けするだけです。
ちなみに、文章を肉付けする際、テキストだけだと読みにくくなるので、「ブログで読みやすい記事を書く方法【見た目がポイント】」という記事でも解説しているとおり、装飾を入れると記事が読みやすくなります。
この流れで記事を作ると、読者ニーズを満たしやくなりますので、ペルソナと同じ悩みを抱えているユーザーに記事が読まれやすくなります。
ブログのペルソナを設定して記事を書いた後にやるべきこと2つ
最後に、ブログのペルソナを設定して記事を書いた後にやるべきことを2つ紹介します。
- キーワードの検索順位をモニタリングする
- 検索順位をチェックしつつリライトする
上記のとおりです。
キーワードの検索順位をモニタリングする
公開した記事のキーワードの検索順位をモニタリングします。
「手順①:2語以上のキーワードを設定する」という項目で2語以上のキーワードを設定したと思いますが、記事を公開した後に検索順位チェックを使い、検索順位をモニタリングします。
なお、検索順位のチェックは「 【無料試用可】検索順位チェックツールおすすめ4選【料金/機能比較】」という記事でも紹介している、下記ツールがおすすめです。
- インストール型
- GRC
(Windows向け):無料利用枠あり
- Rank Tracker(Mac向け):無料版あり
- GRC
- クラウド型
- Nobilista(ノビリスタ)
:7日間の無料トライアル期間あり
- GMO順位チェッカー:1ヵ月間の無料トライアル期間あり
- Nobilista(ノビリスタ)
キーワードを登録しておけば、自動で検索順位をチェックできるようになるので便利です。
検索順位をチェックしつつリライトする
検索順位をチェックして、順位が思うように上がっていなかったり、順位が低ければリライト(加筆・修正)します。
順位が上がらないということは、記事内容に何かしら問題があるはずです。
検索上位の記事と比較して、
- 記事内容が薄くないか → 情報を追加する
- 記事が読みにくくないか → 読みやすく改善する
- 関連記事同士を繋げているか → 関連記事があれば内部リンクを張る
など、問題点を抽出してリライトします。
リライトしたら、キーワードの順位をモニタリングします。
この作業を繰り返すことで、検索順位が徐々に上がるようになります。
まとめ
以上、ブログのペルソナを作る方法を解説しました。
ペルソナを設定しすることで読者ニーズを満たしやすい記事を書きやすくなり、読まれやすくなります。
読まれやすい記事を書けるようになれば、狙ったキーワードで上位表示できるようになりますので、慣れないうちは難しいかもしれませんが、是非チャレンジしてみて下さい。