
- ブログのアクセス数がなかなか伸びない。頑張って更新しているから記事数はそこそこあるのだけど…。
- アクセス流入があっても記事が読まれていないのか、滞在時間が短く、すぐに離脱されてしまう。
- 読まれるブログ記事の書き方を知りたい。
この記事では、こういった疑問にお答えします。
- 読まれるブログ記事のポイント6つ
- 読まれるブログ記事を書く手順7つ
- 読まれるブログ記事を書く時に意識すべきこと3つ
なお、本記事の筆者はブログ歴が15年以上あり、当ブログの月間平均PVは80,000~90,000近くあります。
今でこそ多くの方に読んで頂いておりますが、数年前までは月間平均PV10,000~13,000前後で伸び悩んでました。
でも、本記事で紹介しているブログの書き方を実践した結果、アクセス数を5倍以上伸ばすことができました。
この記事では、読まれるブログ記事に共通しているポイントや、ブログ記事の書き方、ブログ記事を書く時に意識すべきことをまとめました。
本記事で紹介する読まれるブログの書き方を実践すれば、同じようにアクセス数を伸ばせるようになりますので、是非最後までお読みいただければと思います。
好きなところから読めます
読まれるブログ記事のポイント6つ
最初に、読まれるブログ記事のポイントを6つ紹介します。
- 思わずクリックしたくなる記事タイトル
- 見出しを見るだけで記事内容が分かる
- 内容に一貫性がある
- 結論から書かれている
- 文章が読みやすく工夫されている
- 定期的にメンテナンスされている
上記のとおりです。
思わずクリックしたくなる記事タイトル
思わずクリックしたくなる記事タイトルとは、ユーザーに「自分が探し求めてる情報がきっとこのページにある」と思わせるタイトルです。
ブログ記事のタイトルは検索結果に表示されたり、SNSでシェアされた時に真っ先に目につくところです。
タイトルが抽象的分かりにくいと、「自分が探し求めてる情報はなさそう」と判断され、ユーザーにクリックされません。
ブログ記事はタイトルをクリックされなければ読まれません。
読まれるブログ記事は、タイトルが具体的で記事内容が推察しやすいので、思わずクリックしたくなります。
見出しを見るだけで記事内容が分かる
読まれるブログ記事の多くは、見出しを見るだけで記事内容が分かるようになっています。
ちなみに、下図はこの記事の見出しですが、見出しを見れば本文を読まなくてもだいたい記事の内容を掴めるようになってます。
「見出しを見れば記事内容が分かるなら、記事本文は読まれなくなるのでは?」と思うかもしれませんが、大丈夫です。
情報を求めているユーザーは見出し見て「このページに求めている情報がある」ことを確認したあとに本文を読んでくれるようになります。
検索ユーザーは上からじっくり記事を読まない
検索ユーザーは基本的にせっかちなので、早く答えを知りたいと考えています。
そのため、ページを上から順番にじっくり読むユーザーは少数で、
殆どのユーザーは、記事を斜め読みしたり、ページを上下にスクロールしながら読みたい場所を探し、読みたい部分だけを読んだりします。
見出しを見て記事内容が分からないと、ユーザーは「読みにくい」、「分かりにくそう」と判断し、すぐに離脱します。
ですので、見出しを見るだけで記事内容が分かることがポイントです。
内容に一貫性がある
読まれるブログ記事は、内容に一貫性があります。
記事タイトルとブログ本文が一貫したテーマで書かれているということです。
例えば、この記事は「読まれるブログ記事の書き方」というタイトルで記事を書いてますが、記事タイトルとブログ本文を一貫して記事を書いてます。
- 記事タイトル → 読まれるブログの書き方
- 本文 → 読まれるブログの特徴、書き方
タイトルと関係ないことは一切書いてません。
この記事だけでなく、当ブログの他記事を読めば分かると思いますが、タイトルと本文に一貫性のない記事はありません。
個別記事だけでなく、ブログ全体も一貫性がある
個別記事だけでなく、ブログ全体も一貫性があるよう、意識しながら記事を書いてます。
例えば、当ブログの中に「収益化目的でブログを運営するなら無料ブログはNG」と主張している記事が存在する一方、
別のページでは「無料ブログでも収益化できるから、まずは無料ブログで始めましょう」と主張している記事があると、ブログ全体に一貫性が無くなります。
主張に一貫性のないブログは、ユーザーの信頼を失いますので、一貫性があることが読まれるブログ記事のポイントです。
結論から書かれている
インターネットユーザーは基本的にせっかちなので、なるべくならすぐに答えを知りたいと考えています。
そのため、記事を最後まで読まないと結論が分からないようなブログ記事は、すぐに離脱されます。
最後まで読んでもらいたいために結論を最後に書く方もいますが、ユーザーの立場からすると読むのが面倒ですし、結論が最後に書かれていると記事内容が分かりにくくなります。
結論から書かれていることは、読まれるブログ記事のポイントです。
文章が読みやすく工夫されている
読まれるブログは総じて文章が読みやすく工夫されています。
具体的には下記のとおりです。
- テキストがかたまって見えない(適度に行間が空いている、1行が長過ぎない)
- 箇条書きでまとめられている
- テキストの間に画像を使用している
- 重要なポイントが分かりやすい(ボックスで囲まれている、太字やマーカーで強調されているなど)
上記のような工夫がされていると、文章にメリハリが生まれ、文章が読みやすくなります。
どんなに記事内容が良くても文章が見た目に読みにくいとユーザーは離脱します。
文章が読みやすく工夫されていることは、読まれるブログ記事のポイントです。
定期的にメンテナンスされている
ブログ記事は「一度書いたら終わり」ではありません。定期的なメンテナンスが必要です。
時間が経つにつれ、情報は鮮度を失います。記事を公開した後に新たな情報が出てくることもあります。
ユーザーが知りたいことも、時流の変化と共に変わります。
一度書いた記事をそのままにしておくということは、情報が古いまま放置されることになりますので、ユーザーに間違った情報を伝えてしまう可能性もあります。
それに、もし、何年も前に公開された全く更新されていないブログ記事にユーザーが訪問した場合、ユーザーはその記事を信頼して読みますでしょうか。
例えば、下記2つのブログ記事があった場合、どちらの記事を読むかということです。
- 新規公開日以降、全く更新されていない記事
- 公開日は何年も前だけど、更新日が最近の記事
言うまでもなく、後者ですよね。
それに、ブログ記事の更新日は検索結果にも表示されますので、何年も前の日付が表示されていると「情報が古いのでは?」と思われ、クリックされないこともあります。
そのため、ブログ記事が定期的にメンテナンスされていることも、読まれるブログ記事のポイントです。
以上、読まれるブログ記事のポイント6つでした。
このパートで解説したポイントを踏まえたうえで次のパートでは、読まれるブログ記事を書く手順を解説します。
読まれるブログ記事を書く手順7つ
それでは、読まれるブログ記事を書く7つの手順を解説します。
- 手順①:メインのキーワードを決める
- 手順②:記事タイトルを考える
- 手順③:読者の悩みをイメージする
- 手順④:見出しで内容を伝える
- 手順⑤:文章を肉付けする
- 手順⑥:記事が読みやすくなるよう装飾する
- 手順⑦:関連記事に内部リンクを張る
上記のとおりです。
手順①:メインのキーワードを決める
最初に、ブログ記事のメインのキーワードを決めます。
メインのキーワードの決め方は、自分が書こうとしているジャンルに関連するものであれば何でもOKです。
メインのキーワードを決めたら関連キーワードを抽出する
メインのキーワードを決めたら、下記ツールを使って関連キーワードを抽出します。
公式サイト:ラッコキーワード
ツールで関連キーワードを抽出したら、下記2種類のキーワードをピックアップします。
- サジェストキーワード
- サジェストキーワード以外のキーワードで、自分が書けそうなキーワード
ちなみに、サジェストキーワードはユーザーが検索する可能性が高いキーワードなので、書ける範囲内でできるだけ関連した記事を書くことをおすすめします。
関連した記事を多く書くことで、検索エンジンの評価が上がり、設定したメインのキーワードの記事が検索で上位表示されやすくなります。
例えば、当ブログでは「Webライター」に関する記事をいくつか書いてますが、記事の多くは「Webライター 〇〇」というサジェストキーワードを元に書いた記事です。
- Webライター とは
- Webライター 副業
- Webライター 始め方
上記のキーワードはサジェストキーワードなので、競合が多く、上位表示は難しいです。
でも、サジェスト以外の関連キーワードの記事を多く書くことで、「Webライター」というキーワードに関する記事で上位表示できるようになります。
- Webライター 誰でもなれる → 1位
- Webライター 仕事 探し方 → 3~4位
メインキーワードの関連キーワードの記事を増やすことで、検索エンジンに「このブログは●●に詳しく書かれている」と評価されるようになり、検索順位の上昇が見込めます。
サジェストキーワードの上位表示は最初のうちは難しいですが、2語、3語の関連キーワードの記事を多く書くことで、上位表示を狙うことがアクセスアップの基本となります。
また、関連キーワードの記事を増やすことで、ロングテールSEOの効果も期待できます。
詳しくは「【基礎知識】ロングテールSEOとは?メリットやKWの探し方を解説」をどうぞ。
ちなみに、ツールでキーワードを抽出すると関連キーワードがたくさん表示されますが、全てを書こうとしなくてもOKです。
全部書くのは難しいですし、書けないものはどうあっても書けません。書ける範囲内で記事を書けばOK です。
この辺りの詳しい解説は「関連キーワードを一括抽出してブログ記事を書く方法【ネタ切れ無し】」をどうぞ。
関連キーワードは悩みと解決方法のセットがおすすめ
ツールで関連キーワードを抽出した際、悩みに関係するキーワードがあったら、解決方法を想起させるキーワードを付け足すとクリックされやすくなるのでおすすめです。
例えば、Webライターというキーワードの場合
- Webライター 始め方 手順
- Webライター 未経験 始め方
というようなイメージです。
クリックされやすくなるだけでなく、上位表示が狙いやすくなる
悩みと解決方法を想起したキーワードを含めることで、クリックされやすくなるだけでなく、関連キーワードでの上位表示が狙いやすくなります。
例えば、「Webライター 始め方 手順」の3語でアクセスを集めることができるようになると、「Webライター 始め方」という2語のキーワードで上位を取れるようになるのです。
手順②:記事タイトルを考える
選定したキーワードを元に、記事タイトルを考えます。
記事タイトルに2語のキーワードを含め、「どのようなタイトルをつければユーザーにクリックされるか?」ということを意識しながらタイトルを考えます。
詳しくは「SEOに効果的な記事タイトルの付け方のポイントや注意点を解説」をどうぞ。
また、タイトルが全く思い浮かばないという方向けに、「【SEO】クリック率がUPする記事タイトルの付け方14選」という記事で参考例を紹介していますので、併せてこちらも是非どうぞ。
手順③:読者の悩みをイメージする
キーワード選定してタイトルを決めたら、そのキーワードで検索しているユーザーの検索意図を考えます。
検索意図の詳しい説明は「【SEO】検索意図とは【重要性・調べ方・リサーチ方法を解説】」をどうぞ。
例えば、「ブログ 書き方」というキーワードで検索しているユーザーは、ブログの書き方で悩みを抱えていると推察できます。
ただ、「ブログ 書き方」というキーワードだと下記2パターンの悩みが推察できます。
- ブログを始めたばかりで記事の書き方が全く分からないのか
- 50~60本ぐらい記事を書いたけど、なかなか読まれなくて、読まれる記事の書き方を知りたいのか
2語のキーワードだとユーザーが抱えている悩みを絞りにくいので、キーワードを増やし、範囲を狭める必要があります。
- ブログ 書き方 コツ(だいたい初心者向け)
- ブログ 書き方 構成(中級者が多い)
だいたい上記のような感じです。
範囲を狭め、どのような読者をターゲットに記事を書くのかを決めたら、
- なぜ、このキーワードで検索したのか?
- このキーワードで検索しているユーザーはどのような悩みを抱えているのか?
を考えます。
例えば、「ブログ 書き方 コツ」というキーワードで検索しているユーザーは、文章が思うように書けず、文章を書くコツを知りたいということが想定されます。
こういった悩みをお持ちのユーザーに向けて、解決策を提案する記事を書きます。
手順④:見出しで内容を伝える
読者の悩みを具体的にイメージしたら、見出しで読者に内容を伝えます。
具体的には、見出しに記事内容を全て書いてしまい、本文を読まなくても見出しを見るだけで内容がネタバレするようなイメージです。
例えば、この記事の場合、読まれるブログの書き方を知りたいという読者に向けて、下記のように見出しを見たら内容が分かるように書いています。
- 読まれるブログ記事を書く手順6つ
- 手順①:メインのキーワードを決める
- 手順②:記事タイトルを考える
- 手順③:読者の悩みをイメージする
- 手順④:見出しで内容を伝える
- 手順⑤:文章を肉付けする
- 手順⑥:記事が読みやすくなるよう装飾する
- 手順⑦:関連記事に内部リンクを張る
上記を見れば分かると思いますが、だいたい内容が分かりますよね。
このように、見出しに記事内容を書くと読まれやすくなります。
「見出しを見て内容が分かってしまえば、本文を書いても読まれないのでは?」と思うかもしれませんが、大丈夫でです。普通に読んでくれます。
むしろ、見出しを見て内容が分からないほうが離脱されやすいので、ネタバレするイメージで見出しを書きましょう。
見出しが思うように作れない方は、ペルソナを設定してから記事構成をざっくり考えた方が、見出しを作りやすいと思います。
詳しい方法は「ブログのペルソナを作る方法【顔が見える身近な人を想定しよう】」をどうぞ。
手順⑤:文章を肉付けする
見出しに文章を肉付けして、内容を細かく説明します。
肉付けするときのポイントは分かりやすい文章を書くことです。
ちなみに、文章の肉付けが苦手な方や、うまく書けない方は、最初に細かい説明や短い文章を箇条書きにして、その後に文章を繋げていくと書きやすくなるのでおすすめです。
参考までに、この記事の「見出しを見るだけで記事内容が分かる」という見出しの肉付け例を紹介します。
見出しに肉付けする内容を下記のように箇条書きで思いついた事を書き並べます。文章にする必要は無いです(後で文章に直すので)。
- 見出しを見るだけで記事内容が分かる
- 読まれるブログ記事の多くは見出しを見れば内容がわかる
- 本文を読まなくても内容を掴める
- 読まれないという心配は無用
- 情報を探しているユーザーは読む
- 見出しを見た後、上下に移動しながら読でくれる
- 上からじっくり記事を読む人は少ない
- ほとんどは斜め読みか、ざっくり読む程度
- 読みやすければじっくり読む
思いついたことを書き終えたら、文章に直します。
文章に直すのが難しい時は、人に言葉で説明するように直すとそれっぽい文章になります。
手順⑥:記事が読みやすくなるよう装飾する
文章を肉付けしたら、記事が読みやすくなるよう文章を装飾しましよう。
黒いテキストが並んだだけのブログ記事は文章にメリハリが無く、読むのに集中力がいります。
多くのユーザーはブログ記事を集中して読んでくれませんので、下記のように見た目に読まれやすくする工夫が必要です。
- 需要な部分を太字やマーカーで目立たせる
- リストや箇条書きを使う
- 一行を長くしない
- 適度に行間を入れるなど、
見た目に読みやすくなるよう装飾しましょう。
詳しい装飾方法については「【初心者】ブログで読みやすい記事を書く方法【見た目がポイント】」をどうぞ。
手順⑦:関連記事に内部リンクを張る
装飾が済めば記事を公開してもOKですが、公開する前に、書き終えた文章を再度読み返し、過去に書いた記事と関連する記事があれば、関連記事に内部リンクを張りましょう。
内部リンクを張ることでクローラーが巡回しやすくなり、ページを認識されやすくなります。
また、内部リンクが張られたサイトは検索エンジンから評価を受けやすくなります。
ユーザーにも分かりやすくなりますので、可能な限り関連記事に内部リンクを張りましょう。
内部リンクの張り方は「【SEO】内部リンクのメリットや張り方のコツを解説【基礎知識】」をどうぞ。
読まれるブログ記事を書く時に意識すべきこと3つ
最後に、読まれるブログ記事を書く時に意識すべきことを3つ紹介します。
- ユーザーはせっかちであることを意識する
- 初訪問者であることを意識する
- 読みやすさを意識する
上記のとおりです。
ユーザーはせっかちであることを意識する
インターネットユーザーの多くはせっかちで、すぐに情報を知りたいと考えてます。
そのため、下記のようなブログは時間を奪われるので敬遠されます。
- 結論がすぐに分からない
- じっくり読まないと内容が分からない
- ページを開くのに3秒以上かかる
特に、表示速度はユーザーにストレスを与えるばかりか、検索エンジンの評価も下がりますので、注意が必要です。
初訪問者であることを意識する
検索ユーザーは基本的に飛び込み客・流しの客が殆どです。リピーターもいるかもしれませんが、ごく少数です。
検索で知りたい情報を探して、答えが見つかればさっと立ち去ります。
つまり、ユーザーの多くは一見客となります。
一見客を相手にするというのに、記事の冒頭にリピーターしか分からない記載があったら、一見客は分かりにくいですよね。
- 先日書いた記事では…、
- こんにちは、〇〇です。この前▲▲に行ってきました。
- 昨日の記事の続きですが…、
ブログ記事の冒頭に上記のような記載があるだけで離脱するユーザーもいますので、常に初訪問の方に閲覧されることを意識すべきです。
読みやすさを意識する
文章を読むのは労力がいりますので、極力、ユーザーの負担を減らすために読みやすさを重視して文章を書くべきです。
この記事でも何度もお伝えしてますが、どんなに内容が良い記事でも、文章が読みにくいと思われたらすぐに離脱されます。
せっかく時間をかけて文章を書いても、読まれなければ記事の価値はゼロです。
ユーザーに負担をかけないよう、読みやすさを意識しましょう。
まとめ
以上、読まれるブログ記事の書き方を解説しました。
この記事に書いてあることを意識しながら記事を書けば、今よりもPVを伸ばせるようになります。
筆者自身、この記事に書いてあることを実践することでPVを伸ばすことができたので、誰でもできると思いますので、是非取り組んでみて下さい。