
- 講師としてオンラインレッスン・オンライン教室を始めたいから、具体的な始め方を知りたい。
- どのような準備が必要なのか、ツールや予約システムの導入方法を詳しく知りたい。
この記事では、こういった疑問にお答えします。
- オンラインレッスンを始める手順【全体像】
- オンラインレッスンを始める時に準備するもの3つ
- オンラインレッスンを登録して予約を受け付ける手順5つ
- オンラインレッスンの集客方法4つ
- オンラインレッスンを始める時のよくある疑問
なお、本記事を書いている筆者は、オンラインレッスンを開催した経験が何回かありますので、開催の流れは一通り体験してます。
こういった経験をもとに、この記事では、オンラインレッスンの始め方を解説します。
オンラインレッスン・オンライン教室を始めたいけど、具体的にどうすれば良いのか分からないという方の参考になれば幸いです。
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オンラインレッスンを始める手順【全体像】
最初に、オンラインレッスンの始め方の全体像を解説します。
大まかな流れは下記のとおりです。
- 必要なツールを準備する
- 予約システムを登録する
- カード決済できるようにする
- レッスンの予約を受け付る
- お客様にサービスを提供する
上記の手順に沿って進めていけばオンラインレッスンを開講できますので、ぜひチャレンジしてみて下さい。
それでは、次のパートから詳しく解説していきます。
オンラインレッスンを始める時に準備するもの3つ
まず最初に、オンラインレッスンで必要なものを準備しましょう。
- パソコンorタブレット
- Web会議ツール(Zoom)
- 予約システム(決済ツール)
上記のとおりです。
パソコンorタブレット
まずはパソコンか、画面が大きめのタブレットを用意しましょう。
スマホだけでもできなくはないですが、スマホは画面が小さく、1人対複数人のやり取りには不向きです。
下記いずれかに該当するレッスンであれば、スマホでも良いですが、
- 1対1でのセッション
- 音声のみのレッスン
- 生徒さんの顔を映す必要がない(生徒さんの様子を確認する必要がない)
そうでない場合。
例えば、お互い顔を見るような形式の場合、スマホだと生徒さんの顔が見にくかったりするので、画面の大きいタブレットやパソコンの方が使いやすいです。
Web会議ツール(Zoom)
2つ目は、Web会議ツールです。
Web会議ツールは色々なものがありますが、おすすめはZoom(ズーム)です。
公式サイト:Zoom(ズーム)
理由は、幅広い年齢層で利用者がいるため、「1度ぐらい使ったことがある」という方が多いからです。
仮に、使ったことがない方がいたとしても、シンプル操作で使えますし、ネット上に使い方の情報が充実してますので、使い方の解説記事や動画を案内すれば済みます。
機能面はもちろん、利用者が多いのでおすすめです。
予約システム(決済ツール)
3つ目は予約システムです。予約システムが無いとオンラインレッスンの予約受け付けや決済ができませんので必須です。
ちなみに、予約システムは色々ありますが、初心者の方におすすめなのは「スマホだけで予約サイトが作れるMOSH【月額無料・販売手数料のみ】」という記事でも紹介しているMOSH(モッシュ)というツールです。
公式サイト:【MOSH】
MOSHをすすめる理由は下記のとおりです。
- スマホだけで簡単に使える
- 出品が簡単(テンプレート付き)
- 決済手数料しかかからない
- 月額課金対応(毎月継続のコースとかも対応)
- 会員限定コンテンツなどの配信可能
- Zoomと連携可能
など、オンラインレッスンを始めるにあたり、必要な機能が全て揃ってるからです。
しかも、これだけ多機能なのに、管理画面はシンプルで分かりやすく、難しいことが殆どありません。
もし何か分からないことがあった場合、LINE@でサポートしてくれますので、初めて利用する方でも安心して使えます。
こうしたことからもMOSHをおすすめします。
スマホでカンタン予約サイト作成サービス+【MOSH】
以上がオンラインレッスンを始めるにあたって準備するものです。必要なものを揃えたらオンラインレッスンを予約システムに登録し、予約を受け付けましょう。
オンラインレッスンを登録して予約を受け付ける手順5つ
オンラインレッスンを登録して予約を受け付ける手順は下記5つです。
- 手順①:予約システム「MOSH」に登録する
- 手順②:プロフィールを登録する
- 手順③:テンプレートを使ってレッスンを登録する
- 手順④:特定商取引法に基づく表記を記載する
- 手順⑤:カード決済を利用できるようにする
上記のとおりです。
手順①:予約システム「MOSH」に登録する
まず最初に、予約システムMOSHに登録しましょう。初期費用・月額無料で登録できます。
公式サイト:【MOSH】
登録方法は「スマホだけで予約サイトが作れるMOSH【月額無料・販売手数料のみ】」という記事でも解説しているとおり、名前とメールアドレスとパスワード、アカウント名を決めるだけで登録できます。
登録に3分もかかりませんので、まずはアカウント登録を済ませておきましょう。
手順②:プロフィールを登録する
MOSHに登録すると、ページ編集画面が表示されます
ここではプロフィールを登録できますので、簡単に自己紹介文を記載したり、画像・動画を掲載しておきましょう。
手順③:テンプレートを使ってレッスンを登録する
プロフィールを登録したら、テンプレートを使ってオンラインレッスンを登録しましょう。
MOSHにはテンプレートが用意されていますので、簡単に登録できるようになってます。
上部メニューのサービスをクリックすると、下図画面が表示されますので、「サービスページを作成する」をクリックします。
メニューが表示されますので、「オンライン開催」を選択します。
オンライン講座のテンプレートが表示されますので、テンプレートに沿って情報を入力するだけでオンラインレッスンのページが作れます。
初めての方でも登録できると思いますので、登録したらレッスンを公開しましょう。
レッスンを登録したらZoom連携を設定しましょう
レッスンを登録したら、Zoom連携を設定しましょう。
まずは先程作成したレッスンを選択します。
作成したレッスンの編集や設定項目が表示されますので、画面下部にある「Zoomで開催」を選択します。
下図画面が表示されたら、「連携する」をタップします。
SNS連携という画面が表示されますので、Zoom連携をONにします。
下図の状態になっていればOKです。
画面左上の戻るをタップすると、下図画面が表示されますので、画面右下の「作成」をタップします。
ここでZoomミーティングの開催日時やパスワードを設定できます。
登録しておくと、自動でURLやパスワードを送信してくれますので、便利です。
手順④:特定商取引法に基づく表記を記載する
オンラインレッスンを登録したら、特定商取引法に基づく表記を記載しましょう。
法人や個人がインターネット上で取引を行う場合、氏名や所在地、取引を行う目的などの表記が義務付けられています。
違反した場合、罰則もありますので、必ず記載するようにしましょう。
手順⑤:カード決済を利用できるようにする
レッスンを登録したら、カード決済を利用できるよう、決済情報を設定しましょう。
MOSHはオンラインヘルプにも記載があるとおり、下記3つの情報を登録すると、すぐにカード決済が利用できるようになります。
参考リンク:クレジットカード決済について|ホスト向け
- 販売者情報の設定(氏名、住所、生年月日など)
- 本人確認証の提出(スマホで撮った画像でOK)
- 口座情報の設定(売上振込先の銀行口座)
ちなみに、MOSHで利用可能なカードは下記のとおりです。
- VISA:デビットも決済可能です。
- MasterCard
- JCBカード:JCBカードの利用は審査が必要となります。
- DinersClub(ダイナース)
- AmericanExpress(アメックス)
メジャーブランドに一通り対応してますので、決済面の心配はほとんど無いと思います。
オンラインレッスンの集客方法4つ
オンラインレッスンの集客方法を4つ紹介します。
- 運営メディアで告知する
- スキルシェアサイトに登録する
- 集客サイトに登録して告知する
- 広告を出稿する
上記のとおりです。
運営メディアで告知する
ご自身で運営しているメディア(ブログ・SNSなど)があれば、オンラインレッスンを始めたことを告知しましょう。
読者さんやフォロワーさんが興味を持ってくれれば、申込みが期待できます。
スキルシェアサイトに登録する
2つ目はスキルシェアサイトに登録する方法です。
スキルシェアサイトは集客力がありますので、登録しておけば若干名の申し込みが期待できます。
スキルシェアサイトに登録することで、広告費ゼロでサービスにお金を払ってくれる顧客を開拓できます。
スキルシェアサイトで顧客を開拓したら、自分が運営している予約サイトの導線を作るだけです。
具体的には、下記のような説明を顧客にするだけです(メールで案内してもOKです)。
- 次回以降のレッスンは私が運営しているこちらのサイトで予約を受け付けています。
- 今回はお試しのレッスンでしたが、より本格的にレッスンを受けたい方は、こちらのサイトで毎月定期的にレッスンできるコースがあります。
たったこれだけで自分の予約サイトへの導線が作れます。
スキルシェアサイトの多くは月額・初期費用無料で、費用はレッスンが売れた時の販売手数料しかかかりません。
リスクはゼロでリターンしかないので、とりあえず登録しておきましょう。
ちなみに、筆者おすすめのスキルシェアサイトは下記4つです。
いずれも集客力がありますので、登録しておいて損はないです。
ポータルサイトに登録して告知する
無料で告知できるポータルサイトに登録して告知しましょう。
正直、集客力は全くと言っていいほど期待できませんが、少しでも認知される可能性がありますので、空き時間にできるだけ登録しておきましょう。
ちなみに、無料で告知できるポータルサイトを「【集客や告知ができる】セミナーポータルサイト14選【無料あり】」という記事で紹介してますので、是非どうぞ。
広告を出稿する
すぐに集客したいという方は、広告を出稿して集めるのも1つの方法です。
広告を出稿すればすぐに表示されますので、短期間で生徒さんを集めることができます。
詳しくは「Web集客の基礎を徹底解説【目的やメリット・デメリット、注意点】」をどうぞ。
オンラインレッスンを始める時のよくある疑問
最後に、オンラインレッスンを始める時のよくある疑問を紹介します。
- ITスキルが無くてもできる?
- スマホ1台でもできる?
- 公式サイトは用意すべき?
- ブログは書いたほうがいいのかな?
- SNSはやるべき?
上記のとおりです。
ITスキルが無くてもできる?
ITスキルが無くてもオンラインレッスンを開講できます。
スマホを操作できるスキルがあれば全く問題ありません。
スマホ1台でもできる?
「パソコンorタブレット」という項目でも解説したとおり、スマホ1台でもやろうと思えばできます。
スマホの問題点は下記1つだけです。
- 画面が小さいので生徒さんの顔が見にくくなる
上記以外は特に不自由はありませんので、画面の大きさが気にならなければスマホ1台でも問題ありません。
公式サイトは用意すべき?
公式サイトは基本的に必要ありません。
MOSHはホームページ代わりにもなりますので、わざわざ用意する必要が無いからです。
とはいえ、「独自ドメインで公式サイトを持ちたい」というニーズをお持ちの方もいらっしゃると思いますので、その場合は公式サイトを作れば良いと思います。
ちなみに、「【個人事業主・中小企業】ホームページを自作する方法【初心者向け】」という記事で公式サイトを自作する方法を紹介してますので、興味がありましたら是非どうぞ。
ブログは書いた方が良い?
どこから集客するかにもよりますが、筆者個人的には、書かないより書いた方が良いと思ってます。
レッスンの告知はもちろん、過去に開催したレッスンの様子を公開することで、新規で申し込もうとしている方も安心しますし、どのようなレッスンを受けることができるのかをイメージしやすくなります。
申し込みを踏み出しやすくするためにも、書く時間があるなら極力書いた方が良いです。
SNSはやるべき?
少しでもレッスンを認知してもらうためにも、やるべきです。特にTwitterは利用者も多く、手軽に始めることができるのでおすすめです。
ちなみに、下記記事で紹介しているツールを使うとフォロワーを効率的に増やせますので、興味をお持ちの方は是非どうぞ。
どのSNSを利用するかは生徒さんの属性次第ですが、まずは一通りのSNSを試してみて、反応が薄い(生徒さんの流入がない)SNSは辞めてもOKです。
まとめ
以上、オンラインレッスンの始め方を立ち上げから集客方法まで解説しました。
始めての方は不安もあるかもしれませんが、コストを殆どかけずに簡単に始められますので、是非チャレンジしてみて下さい。