
お名前.comで取得した独自ドメインをエックスサーバーで使いたいです。
ドメインとレンタルサーバーの情報を紐づけるやり方が分かりません。
初心者でも分かるよう、詳しく教えて欲しいです
この記事では、こういった疑問・要望にお答えします。
- お名前.comで取得したドメインをエックスサーバーで使う流れ【全体像】
- ドメインとサーバーを紐づける意味
- お名前.comのネームサーバーを変更する手順
- エックスサーバーのドメイン追加設定を行う手順
- エックスサーバーでWordPressをインストールする手順
なお、本記事の筆者は、2008年から現在までWebサイトやブログを運営しており、17年以上にわたって、15社以上のレンタルサーバーを利用してきました。
その間、ドメインとレンタルサーバーを紐づける作業を行ったり、別のサーバーに切り替えるなど、何度も切り替える作業を行ってきました。
こういった経験をもとに、本記事では、お名前.comで取得したドメインを、エックスサーバーで使えるよう、ドメインとサーバーを紐付ける(関連付ける)やり方を解説していきます。
ちなみに、本記事は、
- お名前.comで独自ドメインを所有している
- エックスサーバーに申し込み済み
ということを前提に解説していきすので、もし、お申し込みをしていなければ先に済ませておいてください。
こちらのお友達紹介リンクから申し込むと、キャンペーン価格に加えてさらに最大20%OFF!
\ 【11/4まで】半額キャッシュバックキャンペーン /
お名前.comで取得したドメインをエックスサーバーで使う流れ【全体像】


最初に、お名前.comで取得したドメインをエックスサーバーで使うやり方の全体像を解説します。
- 手順①:お名前.comのネームサーバーを変更する
- 手順②:エックスサーバーのドメイン追加設定を行う
上記のとおりで、全体的な手順は2つです。
難しく思えるかもしれませんが、手順どおり進めれば設定できますし、10分ぐらいあれば設定できるのでご安心ください。
ドメインとサーバーを紐づける意味


お名前.comで取得したドメインと、エックスサーバーを紐づけるやり方を解説する前に、ドメインをサーバーを紐付ける意味を解説します。
今すぐ手順を知りたい方は「お名前.comのネームサーバーを変更する手順」という項目に進んでください。
ドメインとサーバーを紐付けないとブログやサイトは表示されない
お名前.comで取得したドメインをエックスサーバーで使うには、ドメインとサーバーを紐付ける必要があります。
この設定を行うことで、URLを入力するとWebサイトが表示されるようになります。
ドメインとレンタルサーバーの関係は住居と住所と同じ
ドメインとレンタルサーバーの関係は、住居(建物)と住所と同じです。
例えば、今住んでいる住居から引っ越しする場合、まずは住居を探すことになると思います。この住居は、ブログやサイトでいうところの「サーバー」にあたります。
住居を使用する契約を済ませたら、住所の届け出が必要になります。
この、住所が、Webサイトでいうところの「ドメイン(URL)」にあたります。
- ドメイン → 住所
- レンタルサーバー → 住居(建物)
住所と住居が紐づいていないと、郵便物は届きませんよね。
Webサイトも同じで、ドメインとレンタルサーバーが紐づいていないと、ドメイン(URL)を入力しても、ブログやサイトは表示されません。
そのため、ドメインとレンタルサーバーの紐付けを行う必要があるのです。
ドメインとサーバーを紐づける意味をご理解いただいたところで、次は、お名前.comのネームサーバーを変更するやり方から解説していきます。
お名前.comのネームサーバーを変更する手順


お名前.comのネームサーバーを変更する手順は下記のとおりです。
- 手順①:お名前.comの管理画面に移動する
- 手順②:設定するドメインを選択
- 手順③:エックスサーバーのネームサーバー情報の入力
上記のとおり。
手順①:お名前.comの管理画面に移動する
まず最初に、お名前.comにログインして管理画面のトップページに移動します。
公式サイト お名前.com
上部メニューの「ネームサーバーの設定」という項目を選択すると、プルダウンメニューが開きますので、「ネームサーバーの設定」を選択します。


手順②:設定するドメインを選択
ネームサーバーの変更という画面が表示されますので、
①設定するドメインにチェックを入れ、②画面下部の「他のネームサーバーを利用」というタブをクリックします。


手順③:エックスサーバーのネームサーバー情報の入力
エックスサーバーのネームサーバー情報を「他のネームサーバーを利用」という項目に入力していきます。
なお、エックスサーバーのネームサーバーは下記5つありますので、全て入力します。
出典:WordPress簡単移行 | レンタルサーバーならエックスサーバー
- ns1.xserver.jp
- ns2.xserver.jp
- ns3.xserver.jp
- ns4.xserver.jp
- ns5.xserver.jp
①入力項目に上記のネームサーバーを全て入力し、②「確認画面へ進む」をクリックします。


下図画面が表示されますが、必要ないので「設定しない」を選択します。


最終確認画面が表示されますので、5つのネームサーバーを入力していることを確認したら、「設定する」をクリックします。


ネームサーバーの変更完了という画面が表示されたら、設定完了です。


以上で、お名前.comのネームサーバーを変更する手順は完了です。続いて、エックスサーバーのドメイン追加設定を行います。
エックスサーバーのドメイン追加設定を行う手順


エックスサーバーのドメイン追加設定を行う手順は下記のとおりです。
- 手順①:サーバーパネルにログイン
- 手順②:ドメイン設定を選択
- 手順③:ドメイン設定の追加
- 手順①:サーバーパネルにログイン
- 手順③:ドメイン設定の追加
上記のとおり。
手順①:サーバーパネルにログイン
エックスサーバーのサーバーパネルにログインします。
公式サイト エックスサーバー、サーバーパネル
サーバーパネルにログインしたら、画面右上にある「ドメイン設定」をクリックします。


手順②:ドメイン設定の追加
下図のようにドメイン設定画面が表示されますので、「ドメイン設定追加」というタブをクリックします。


手順③:ドメイン設定追加
①「ドメイン設定追加」タブをクリックし、②ドメイン名の入力項目に、お名前.comで取得したドメイン名を入力します。
③「無料独自SSL」と「高速化」にチェックが入っていることを確認したら、④「確認画面へ進む」をクリックします。


下図画面が表示されますので、「追加する」をクリックします。


下図画面が表示され、ドメイン追加設定は完了です。


以上でお名前.comで取得したドメインとエックスサーバーを紐付ける設定は完了です。最後に、エックスサーバーでWordPressをインストールする手順を解説します。
エックスサーバーでWordPressをインストールする手順


エックスサーバーでWordPressをインストールする手順は下記のとおりです。
- 手順①:WordPress簡単インストールを選択
- 手順②:WordPressインストールを選択
- 手順③:WordPress情報の入力
- 手順④:常時SSL設定【重要】
- 手順⑤:WordPressの初期設定
上記のとおり。
手順①:WordPress簡単インストールを選択
サーバーパネルの下の方にある「WordPress簡単インストール」という項目を選択します。


手順②:WordPressインストールを選択
下図画面が表示されますので、「WordPressインストール」というタブを選択します。




手順③:WordPress情報の入力
WordPress簡単インストールの設定画面が表示されますので、WordPress情報を入力します。


各項目の設定方法は下記のとおりです。
- サイトURL:このままでOKです。
- ブログ名:WordPressサイトのタイトルを入力します。後で編集できるので適当でも構いません。
- ユーザー名:WordPressのログインで使います(推察されやすい「admin」は避けるべきです)。
- パスワード:WordPressのログインで使います。
- メールアドレス:メールアドレスを入力します。
- キャッシュ自動削除:「ONにする」のままでOKです。
- データベース:「自動でデータベースを生成する」のままでOKです。
- テーマ:ブログならCocoon、ビジネスサイトならLightningがおすすめです。
- テーマオプション:テーマを選ぶと出現します。「子テーマをインストールする」にチェックが入った状態でOKです。
- 確認画面へ進む:全て入力したらクリックします。
子テーマの詳しい解説は別記事の「子テーマとは?仕組みや使い方を解説」をどうぞ。
下図のように最終確認が表示されますので、内容に問題無ければ「インストール」をクリックします。


「インストール」をクリックして、30秒~1分ぐらい待つと、インストール完了画面が表示されます。


以上でWordPressのインストールは完了です。
手順④:常時SSL設定【重要】
WordPressをインストールしたら、WordPressのダッシュボード(管理画面)で常時SSL化設定を行います。
簡単インストールでインストールしたWordPressサイトは「http://~」で始まるURLなので、「https://~」で始まるよう設定します。
設定すると、「http://~」でアクセスがあっても、強制的にhttpsのURLが表示され、常にSSL(暗号化)通信で接続されます。
まずはインストールしたWordPressにログインします。
下図赤枠内にWordPressのログインページURLが記載されていますので、ここからログインします。


WordPressのダッシュボードにログインしたら、左側メニューの
設定>一般 を選択します。


一般設定画面が表示されますので、下図赤枠内のURLを編集します。


下図のように、httpで始まるURLを「https」に編集します。


編集したら、画面下までスクロールして「変更を保存」をクリックします。


下図のように、「http」から「https」に表示が変われば設定完了です。


手順⑤:WordPressの初期設定
WordPressをインストールしたら、初期設定を行いましょう。
なお、設定方法は下記記事で用途別に解説していますので、是非参考にして下さい。
- ブログとして利用する方向け → WordPressブログの初期設定
- 企業サイトとして利用する方向け → WordPressサイトの初期設定
まとめ
以上、お名前.comで取得したドメインをエックスサーバーで使う方法を解説しました。
お名前.comとエックスサーバーを紐付けた後に、すぐにWordPressをインストールすると、ブログやサイトが表示されない場合があります。
もし、表示されなければ、30分~1時間ぐらい時間を空けてからインストール作業を行ってください。