
- Webライターの仕事を始めてみたけど、思うように仕事を受注できない。
- ポートフォリオがあると仕事を取りやすくなるみたいだけど、どうやって作れば良いのかな。
- 具体的な作り方を知りたい。
この記事では、こういった疑問にお答えします。
- Webライターにポートフォリオが必要な理由2つ
- Webライターがポートフォリオを作る時のポイント4つ
- Webライターがポートフォリオを作る手順4つ
- Webライターがポートフォリオを作る時の注意点3つ
なお、この記事を書いている筆者は、専業のWebライターではありませんが、Webライターとしていくつかの記事を執筆した経験があり、今でも企業から直接ライティング依頼を頂くことがあります。
Webライティングだけでなく、専門誌の執筆経験もあります。
ライター経験の他に、6年ぐらい前まで、筆者がライターに記事を発注していたこともあり、編集者としての経験もありますので、Webライター関係のことは全くの素人ではないと自負しています。
こういった経験をもとに、この記事では、Webライターのポートフォリオ(作品集)の作り方を解説します。
好きなところから読めます
Webライターにポートフォリオが必要な理由2つ
Webライターにポートフォリオが必要な理由を発注者・受注者から見た理由を2つ解説します。
- 発注者側:発注の判断材料になる
- 受注者側:仕事獲得のツールになる
上記のとおりです。
発注者側:発注の判断材料になる
発注者側の立場からすると、ポートフォリオは発注の判断材料になります。
Webライターの仕事は、完全オーダーメイドです。しかもほぼライターにお任せのような状況になります。
そのため、発注者は実際に納品されるまで、どのような文章が納品されるのかが全く分かりません。
そのため、少しでも失敗を避けるため、
- きちんと記事が書けるのか?
- 実績はどれぐらいあるのか?
という目線で判断することになります。
もし、判断を誤ってライティングスキルが低い人に発注してしまった場合、編集に余計な時間がかかる可能性がありますし、
最悪、納品された記事が公開できない事も考えられます。
そうなると、発注費用は無駄になりますから、厳しくチェックされます。
しかし、ポートフォリオがあれば、ライターの力量は一目瞭然です。
これぐらいの文章力はあるという事が目に見えて確認できますので、発注の判断材料になります。
受注者側:仕事獲得のツールになる
受注者側からすると、ポートフォリオはライティング力を証明する仕事獲得のツールとなります。
ポートフォリオがあれば、
- 私はこれだけの文章が書けます
- このようなジャンルの記事が得意です
- こういった経歴があり、実務経験者でない書けない記事を納品できる
などといったアピールができます。
実績が少ない方におすすめ
ポートフォリオはWebライターの実績が少ない方に特におすすめです。
例え実績がゼロでも、ポートフォリオの文章がきちんとしていれば、発注者の立場からすると「仕事を依頼しても大丈夫そう」と判断しやすいので、実績が無くても仕事に繋がります。
直接契約も取りやすくなる
ポートフォリオがあると、直接契約も取りやすくなります。
お問い合わせフォームを設置しておけば、ポートフォリオを見たという発注者から直接仕事依頼が来ることもあります。
発注者と直接契約できれば、余計な手数料をチャージされることもありません。
このように、ポートフォリオを作ることで、仕事を獲得しやすくなる強力なツールになります。
ポートフォリオを作る時のポイントは4つ
ポートフォリオを作る時のポイントは下記4つあります。
- 自分の強みや実績をアピールする
- 得意なジャンルで記事を書く
- きちんと校正する(誤字脱字は厳禁)
- 書いた記事は定期的にメンテナンスする
上記のとおりです。
自分の強みや実績をアピールする
ポートフォリオに記事を掲載して、文章力をアピールするだけでなく、自分の強みや実績をアピールしましょう。
- 得意ジャンル
- 自分の強み(今までの経験)
- 過去の実績など
ライターとしての実績が殆どないという方は、文章力はもちろん、得意ジャンルや今までの経験をアピールすればOKです。
きちんと校正する(誤字脱字は厳禁)
公開した記事は誤字脱字がないよう、きちんと校正しましょう。
誤字脱字が多いと「ろくに校正作業をせずに納品する人」というレッテルを貼られかねません。
プラスになることは1つもありませんので、念入りに校正してから記事を公開しましょう。
得意なジャンルで記事を書く
ポートフォリオに載せる記事は得意なジャンルの記事を書くのがおすすめです。
「どんなジャンルでも書ける」とアピールするために無理して不得手なジャンルの記事を書こうとすると、文章が雑になりがちです。
きちんと書けるなら問題ありませんが、そうでなければ不得手なジャンルの記事を書いても辛いだけだと思いますので、得意なジャンルで記事を書いた方が良いです。
定期的に更新する
ポートフォリオは定期的に更新しましょう。
たまに、10本ぐらいしか記事がなく、最終更新日が何か月も前の日付のポートフォリオを見ることがありますが、手を抜いてる印象を与えかねません。
「数本記事を書いたら終わり」ではなく、定期的に記事を更新し、継続的に運営しましょう。
忙しくてポートフォリオまでなかなか手が回らないという方は、週1でも構いません。可能な限り更新するようにしましょう。
以上、4つのポイントを押さえた上で、ポートフォリオを実際に作りましょう。
ポートフォリオを作る手順4つ
ポートフォリオを作る手順は下記4つです。
- 手順①:WordPressブログを開設する
- 手順②:得意なジャンルで5~10本記事を書く
- 手順③:プロフィールページを作る
- 手順④:アクセス解析・検索順位をチェックする
上記のとおりです。
手順①:WordPressブログを開設する
ポートフォリオを作るため、まずはWordPressブログを開設しましょう。
「無料ブログ(アメブロ、はてなブログ、note)を使えば良くない?」と思うかもしれませんが、「Webライター初心者はブログを書くのがおすすめ【収入Upの近道】」という記事でも解説しているとおり、Webライター案件の中には、WordPressに直接入稿できる人を募集していることが少なくありません。
そして、直接入稿の案件は、テキストファイルやワードファイルの納品に比較して文字単価が高いです。
受注の幅が広がりますし、単価も上がりますのでWordPressブログを開設すべきです。
維持費はかかりますが、1案件請ければペイできますし、「在宅で副業したい←Webライター+ブログがおすすめ【未経験OK】」という記事でも解説しているとおり、自動収益を作りやすいのでWordPressブログがおすすめです。
具体的な開設方法は「【簡単】WordPressブログの始め方【全手順を図解入りで解説】」をどうぞ。
手順②:得意なジャンルで5~10本記事を書く
ブログを開設したら、得意なジャンルで5~10本記事を書きましょう。
1~2本しか記事が無いと、発注者としても判断材料が乏しく、仕事を依頼するにあたり判断が難しいですが、10本程度記事があると判断材料が増えるので決め手となりやすいです。
SEOを意識した記事を書こう
ポートフォリオに掲載する記事は、SEOを意識して記事を書くようにしましょう。
理由は、発注者が運営しているWebメディア(サイト・ブログ)は、検索経由のアクセスを集めることを大前提として運営している場合がほとんどだからです。
つまり、SEOを意識したライティングができない人は、選定から弾かれる可能性が高くなるので、記事を書く時はSEOを意識して記事を書きましょう。
下記4つのポイントを押さえて記事を書けばOKです。
- 記事タイトルと見出しにキーワードを設定する
- ユーザーの検索意図に沿った記事を書く
- 見出しを使って構造化された記事を書く
- 関連記事同士を内部リンクで繋げる
詳しくは以下の記事をどうぞ。
手順③:プロフィールページを作る
記事をいくつか公開したら、プロフィールページを作りましょう。
プロフィールページが充実していると、発注者としては「記事を書く人物がどのような人なのか」が分かります。
履歴書代わりになりますので、必ず作るようにしましょう。
プロフィールページには下記情報を記載するようにしましょう
- 自己紹介・経歴
- 実績(無くてもOKです)
- 対応範囲(得意ジャンル、強み、WordPress直接入稿の可否)
- 参考単価
- 連絡先
手順④:アクセス解析・検索順位をチェックする
ポートフォリオにいくつか記事を公開したら、アクセス解析や検索順位をチェックしましょう。
アクセス数や検索順位を公表する必要はないですが、発注者から問い合わせがあった際、ポートフォリオのアクセス数や検索順位もアピールポイントとなります。
アクセス解析ツールはGoogleアナリティクスであれば無料で使えます。
検索順位チェックツールは基本有料ですが、記事が5~10本ぐらいしか無ければGRCの無料プランでも問題ありません。
ポートフォリオを作る時の注意点3つ
最後に、ポートフォリオを作る時の注意点を3つ紹介します。
- 他記事をパクらない
- 納品した記事を勝手に掲載しない
- 無断でクライアント名を出さない
上記のとおりです。
他記事をパクらない
言うまでも無いと思いますが、他記事をパクるのは絶対に止めましょう。
書き方や記事構成を参考にするのは問題ありませんが、考えるのが面倒だからといって、丸々パクってはいけません。
著作権法違反ですし、もし、発注者に記事をパクってることがバレた場合、「コピペ記事を納品する人」というレッテルを貼られかねません。
発注者にこのようなレッテルを貼られたら仕事を請けるのは不可能なので、他期jをパクるのは絶対に止めましょう。
納品した記事を勝手に掲載しない
納品実績がある方は、過去に納品した記事を勝手に掲載するのは止めましょう。
もし、掲載したい時は、必ずクライアントに確認しましょう。
いくら自分が書いた記事だからとはいえ、仕事を請ける時の契約時に、納品した時点で著作権がクライアントに移転している可能性があります。
そうなると法的トラブルに発展する可能性がありますので、面倒でも必ずクライアントに確認するようにしましょう。
無断でクライアント名を出さない
納品実績がある方は、事前確認なしで、クライアント名を出すのは止めましょう。
ポートフォリオのプロフィールなどに「●●社に納品実績あり」など、アピールした方が契約に繋がりやすいと思いますが、中には、外注ライターが記事を書いたことを伏せておきたい発注者もいます。
トラブルの原因になりますので、クライアント名を出したい方は、事前に確認しておきましょう。
事前確認なしでクライアント名を出すのは避けるべきです。
まとめ
以上、ポートフォリオの作り方を解説しました。
おわり。