
- Googleアナリティクスで「平均ページ滞在時間」を調べるとブログの滞在時間が全体的に短い気がするよ。どうすれば滞在時間を伸ばせるのかな?
- そもそも、滞在時間ってSEOに影響するのかな?
- 滞在時間がSEOに与える影響や、滞在時間を伸ばすコツとかがあれば知りたいよ。
この記事では、こういった疑問にお答えします。
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ブログの滞在時間はSEOに影響しない【結論】
Webページの滞在時間は、ユーザーに記事を読んで貰えているかどうかを測定する上で重要な指標です。
そのため、滞在時間が長いとSEOに好影響を与えると思っている方も少なく無いですが、結論から言うと、ページの滞在時間の長さはSEOに影響しません。
このことについて、元Googleのジョン・ミューラー氏はウェブマスターオフィスアワーにて「サイト滞在時間はランキングには直接影響しない」と回答しています。
ジョン・ミューラー氏の詳しい回答内容については、海外SEO情報ブログの「直帰率や滞在時間をランキングシグナルとしてGoogleは使っているのか? アルゴリズム評価には使っているが個々の検索結果を変更する目的では使わない」という記事で確認できますので、興味のある方は是非参考にして下さい。
ジョン・ミューラー氏の発言から分かるとおり、滞在時間はSEOのランキングに影響しない事が確認できます。
ページ滞在時間は記事を読まれているかどうかの指標
ページの滞在時間はSEOに直接的な影響はありませんが、ユーザーに記事を読まれているかどうかを図る指標として使われています。
例えば、ページの滞在時間が長いということは、ユーザーが記事を読んでいるからこそ、滞在時間が長くなるわけです。
- 滞在時間が短い → 記事が読まれていない
- 滞在時間が長い → 記事が読まれている
記事が読まれているということは、ユーザーの検索意図とマッチしている、あるいはユーザーの探している情報を提供できていると考える事ができます。
検索意図とマッチしていない、あるいはユーザーの探している情報が無ければ、ユーザーはページから離脱すると考えるのが自然です。
つまり、滞在時間が長ければ長いほど、ユーザーに読んで貰えているということが分かります。
なお、「検索意図」という言葉の意味については、「【SEO】検索意図とは【重要性・調べ方・リサーチ方法を解説】」をどうぞ。
滞在時間が短い記事は改善が必要
滞在時間が短い記事は、ユーザーに読んで貰えていないと考えた方が妥当です。
記事を読んで貰えるよう、滞在時間の短い記事は改善するようにしましょう。
ブログの滞在時間を改善する方法は5つ
ブログの滞在時間を改善する方法は5つあります。
- 記事のボリュームを増やす
- 記事の質を上げる
- 読みやすさを意識する
- 記事に目次を入れる
- 関連記事に内部リンクを貼る
上記のとおりです。
記事のボリュームを増やす
滞在時間を改善する一番手っ取り早い方法は、記事のボリュームを増やすことです。
- 記事のボリュームが少ない → すぐに読み終わる
滞在時間が短いということは、単純に記事のボリュームが不足していることが考えられます。
ボリュームが少なければ、すぐに読み終わってしまいます。
ですので、「滞在時間の短い記事は記事のボリュームが不足してないか?」ということを確認し、ボリュームが少なければ記事のボリュームを増やしましょう。
記事の質を上げる
記事の質が低いと、当然、滞在時間は短くなります。
ある程度の記事ボリュームがあるのに、滞在時間が伸びないようでしたら、記事の質を上げることを検討しましょう。
記事の質を上げる方法は「ブログ初心者は量と質のどちらを優先すべき?【読者満足が全て】」という記事で解説してますので、是非どうぞ。
読みやすさを意識する
記事のボリュームがあり、記事の質も悪くないのに滞在時間が短い場合、記事が読みにくいということが考えられます。
「【初心者】ブログで読みやすい記事を書く方法【見た目がポイント】」という記事でも解説しているとおり、読みにくい記事の特徴は下記のとおりです。
- 見出しが無い・少ない
- 改行が少ない
- 句読点が少ない
- 装飾が殆ど無い
- 箇条書きを全く使っていない
検索ユーザーは基本的に流し読みする傾向が高いので、ぱっと見で「記事が読みにくい」と判断されてしまえば、どんなに良い記事を書いても読まれることなく、すぐに離脱されます。
そのため、読みやすくするための工夫が必要なのはもちろん、「スマホで読みやすいブログの書き方とスマホファーストな必要性を解説」でも解説しているとおり、スマホで表示を確認しながら、改行を増やしたり、句読点を増やしたり、装飾を使ったりして読みやすくする工夫をしましょう。
記事を読みやすく改善すると、滞在時間も改善されます。
記事に目次を入れる
記事に目次を入れることで、検索ユーザーにページの全体像を伝えやすくなり、その結果、ユーザーは記事を読み進めるか離脱するかの判断がしやすくなります。
特に、スマートフォン経由でページを閲覧しているユーザーの場合、パソコンと比較すると画面サイズも小さいため、目次がないと記事の全体像を把握しにくいです。
また、スマートフォンの画面は長文を読むのに適していないため、記事の一番最初にページの全体像を伝えることで、ある程度、記事構成を把握した状態で記事が読めるようになり、長文を読む負担を軽減できます。
その結果、滞在時間の改善が期待できます。
ブログに目次を入れる方法は「ブログ記事に目次は必要?SEO効果とユーザーの利便性が上がるので必要」で解説していますので、是非どうぞ。
関連記事に内部リンクを貼る
関連記事に内部リンクを貼ることで、ユーザーが他のページを閲覧する可能性が高くなり、結果的にサイト全体の滞在時間が改善されます。
内部リンクの貼り方は「【SEO】効果的な内部リンクの張り方とは【ポイントを6つ紹介】」という記事でも解説しているとおり、関連するコンテンツだけにリンクを張るようにしましょう。
関連しないコンテンツにリンクを張ったところでクリックされないのはもちろん、SEO対策上マイナスとなりますので、お気をつけください。
ブログの滞在時間を改善する時の注意点は2つ
最後に、ブログの滞在時間を改善する時の注意点を2つ紹介します。
- 見出しを見ても記事内容が推察できないような記事にしない
- 記事を分かりにくく書いて、じっくり読ませようとしない
上記のとおりです。
見出しを見ても記事内容が推察できないような記事にしない
記事内の見出しはユーザーがパッと見た時に、どのような事が書いてあるのか推察できるような見出しをつけるのが理想です。
しかし、なかには、見出しを見ても記事内容が推察できないよう、分かりにくい見出しを付けている記事を見かける事があります。
分かりにくい見出しはユーザーからするとストレスになります。
見出しを付ける時は記事内容が推察できるような見出しを付けるようにしましょう。
ちなみに、見出しの使い方やルールについては「見出しタグを使う意味や使い方・ルールを解説【階層構造を整えよう】」をどうぞ。
記事を分かりにくく書いて、じっくり読ませようとしない
滞在時間を伸ばす事を目的に、わざと文章を分かりにくくすることで、じっくり読まないと内容を理解できないようにするのは止めましょう。
よくあるケースが、記事の半分以上が運営者の近況が書かれている記事です。
このような記事に共通しているのが、記事後半でようやく本題に入るような記事です。
こういった記事を書く運営者は、本題をわざと分かりにくく書いて、じっくり読みながら記事をスクロールしないと、本題が分かりにくくなっています。
この手の記事はユーザーが敬遠しますので、わざと分かりにくく書くのは止めましょう。
まとめ
以上、ブログの滞在時間はSEOに影響するのか?ということと、伸ばす方法や注意点を解説しました。
おわり。