Webサイト・ブログのアクセスアップにはキーワード選定が欠かせません。
キーワード選定のポイントは、「ユーザーに探して欲しいキーワード」ではなく、「ユーザーが探しているキーワード」をいかに捉えるかがポイントです。
全く検索されていないキーワードを使い続けても、ユーザーがWebサイトに訪れる可能性は非常に低いです。
しかし、検索ボリュームが何万件もあるようなキーワードをタイトルや本文に入れた記事をたくさん書いた方が、あなたのWebサイトやブログにユーザーがアクセスする確率は上がります。
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キーワード選定を行うには、キーワード調査が重要
キーワード選定を行うには、選定の前段階として「キーワード調査」を行う必要があります。
キーワード調査を行う事で、次のことを把握することができるようになります。
- サジェスト(関連語)キーワード
- 検索キーワードの需要
- 検索ニーズ
ユーザーニーズの把握や検索意図を推察したりすることで、ユーザーの目に留まりやすい記事タイトルを考えたり、
新規コンテンツの作成、リライトに役立ちますのでコンテンツの質の向上に繋げやすくなります。
ツールを使ってキーワードを効率よく調べよう
キーワード調査はツールを利用すると簡単かつ効率的に調査を行うことができます。
一口にキーワードツールといっても、無料や有料のものや、ツールによって調査できる項目が異なります。
そこでこの記事では、キーワード調査を行う事ができるキーワードツールを16種類紹介します。
キーワードツールの主な機能
キーワードツールは調べる項目によって、使用するツールの機能が異なります。キーワードツールは主に以下4つのジャンルがあります。
- サジェストキーワード
- 検索数
- 共起語
- 類語・同義語
これらはキーワード調査を行う目的によって使い分ける必要があります。
サジェスト(関連語)キーワード分析ツール8選
最初に、サジェストキーワード分析ツールを8つ紹介します。
- Googleキーワードプランナー
- グーグルサジェスト キーワード一括DLツール
- ラッコキーワード(旧:関連キーワード取得ツール(仮名・β版))
- KOUHO.jp
- keywordtool.io
- Moz Keyword Explorer
- OMUSUBI
- SEMrush
上記のとおりです。
Googleキーワードプランナー
https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/tools/keyword-planner/
「Googleキーワードプランナー(旧キーワードツール)」は、キーワード調査で最も活用されているキーワードツールで、Googleアカウントを持っていれば無料で利用する事ができます。
Googleキーワードプランナーは、Google Adwords(広告)を利用するユーザー向けのサービスではありますが、広告を出稿しなくても無料で利用する事ができます。
キーワードプランナーでは、関連キーワードの抽出はもちろん、検索ボリューム、月間検索数等や、競合の多さ、入札単価等を調べることができます。
- 無料利用可(リスティング広告を運用すると、検索ボリュームの実数表示が可能(※費用は数百円以上))
- 広告を出稿した場合のシュミレーションができる(表示回数/クリック数/費用/クリック率/平均クリック単価などがわかる)
グーグルサジェスト キーワード一括DLツール
「グーグルサジェスト キーワード一括DLツール」は、Googleサジェスト機能で表示されるキーワードの候補を一括で取得できるキーワードツールです。
使い方もシンプルで、検索窓に調べたいキーワードを入力するだけで、多くのロングテールキーワードを抽出する事ができます。
- 無料利用可(有料プランあり)
- 表示されたサジェスト候補はCSVファイルでダウンロードできます。
- 検索数が急増すると「サーバーが混雑しているため、しばらく経ってからご利用ください」というメッセージが出る現象が起こりますが、この現象を回避する有料オプションがあります。
ラッコキーワード(旧:関連キーワード取得ツール(仮名・β版))
https://www.related-keywords.com/
「ラッコキーワード(旧:関連キーワード取得ツール(仮名・β版))」は、Googleサジェスト機能で表示されるキーワードを抽出しできるキーワードツールです。
この説明だと「グーグルサジェスト キーワード一括DLツール」と同じと思われるかもしれませんが、ラッコキーワードは、Q&Aサイト(Yahoo!知恵袋、教えて!Goo)の情報を抽出できるため、関連キーワードを幅広く網羅的に抽出できるのが特徴です。
- 完全無料
- Q&Aサイト(Yahoo!知恵袋、教えて!Goo)の関連キーワードを抽出可能
KOUHO.jp
「KOUHO.jp」は、Googleサジェストだけでなく、Amazonサジェスト、楽天サジェスト、Bingサジェスト、はてな連想語、Yahoo知恵袋、Twitter共起語など、様々なサービスの関連キーワードを抽出できるキーワードツールです。
- 完全無料
- Amazon・楽天・Bingサジェスト、はてな連想語、Twitter共起語、Yahoo知恵袋など、他ツールとは異なったキーワードを抽出可能できる。
keywordtool.io
「keywordtool.io」は、Google検索だけでなく、YouTube、Bing、Amazon、eBay、App Store、Instagramなどのサジェストキーワードを一括で抽出する事ができるキーワードツールです。
有料プランはキーワード毎の「検索ボリューム(検索数)」、「過去1年間の検索ワードの表示傾向」「CPC(クリック単価)」等の表示や、競合サイトのキーワードを調査する事ができます。
- 無料利用可(有料プランあり)
- Google、YouTube、Bing、Amazon、eBay、App Store、Instagramなどのサジェストワードを抽出可能
Moz Keyword Explorer
https://moz.com/free-seo-tools
「Moz Keyword Explorer」は、米国で老舗のSEO会社が提供するキーワードツールです。
キーワード検索数、関連ワード、競合サイト調査等をまとめて行う事ができます。
海外ツールではありますが、「エリア(Japan-ja-JP)」を選択する事により、日本語サジェストキーワードを抽出できます。
キーワードの難易度まで表示されるのが特徴です。
- 無料利用可(1日2回の検索制限があり:有料プランは無制限)
- 「Oppotunity(機会)」という独自指標があります。
OMUSUBI
https://omusubisuggest.appspot.com/
「OMUSUBI」は、サジェストキーワードをキーワードマップで視覚的に確認する事ができるキーワードツールです。
キーワードマップでロングテールキーワードを抽出でき、抽出できるキーワードもGoogle検索の他にも、YouTube、Amazon、Bing、Wikipediaなどのサジェストを抽出する事ができます。
- 完全無料
- キーワードマップで視覚的に確認できる
- Google、YouTube、Amazon、Bing、Wikipediaなどのサジェストキーワードを抽出可能。
SEMrush
「SEMrush」は、世界130ヵ国に対応している海外のマーケッター・アフィリエイターに人気のサジェストキーワードツールです。
調査対象のキーワードを入力すると、検索ボリューム、トレンド、フレーズ一致、関連キーワード、検索結果の上位ページなどを調べる事ができます。
- 無料利用可(検索できる回数は1日5回で、検索結果は10件の表示となります。)
- 検索ボリューム、トレンド、フレーズ一致、関連キーワード、検索結果の上位ページなどを調査できる。
検索数調査ツール2選
検索数を調査できるツールを2つ紹介します。
- aramakijake(アラマキジャケ)
- キーワードウォッチャー
上記のとおりです。
aramakijake(アラマキジャケ)
「aramakijake.jp」は、検索順位ごとの月間推定検索ボリュームを確認できる無料のキーワード検索数調査・予測ツールです。
このツールを使うと、対象となるキーワードで1位を獲得したら、どれぐらいのアクセスを見込めるのか?という事を調べる事ができます。
- 完全無料
- 掲載順位ごとの月間推定検索ボリュームを調査できる
キーワードウォッチャー
https://www.keywordwatcher.jp/
「キーワードウォッチャー」は、キーワードの検索数・人気の複合ワードを、いつ、どれぐらい検索されたのか?ということを調査する事ができるキーワード調査ツールです。
クロスリスティング社が提携している大手ポータルサイトの検索数データを元に、国内ネットユーザーの検索数を推計しているため、信頼度の高い検索結果を調査する事ができます。
- 無料利用可(無料プランは1ヶ月20回検索可能)
- 過去13ヶ月分のデータを確認できる
- 国内の全検索数を調査できる
共起語調査ツール3選
共起語を調査できるツールを3つ紹介します。
- 共起語検索ツール
- 共起語分析ツール
- 共起語検索調査ツール(サクラサクラボ)
上記のとおりです。
共起語検索ツール
https://neoinspire.net/cooccur/
「共起語検索ツール」は、Google検索の検索キーワードTOP30サイトを母集団に共起語を抽出できるキーワードツールです。
共起語を意識して投稿されたコンテンツは非常に読みやすくなるばかりか、コンテンツ内に共起語があるとランキングの対象となるため、SEO的にも期待できます。
- 完全無料
- Google検索の検索キーワードTOP30サイトを母集団に共起語を抽出
共起語分析ツール
https://contentsearch.jp/cooccur-terms.php
「共起語分析ツール」は、調査対象となるキーワードを含めたWeb上のコンテンツを分析して共起語を抽出し、出現数の多い順に表示するキーワードツールです。
自分では発見し難い共起語を発見できるため、コンテンツ制作に役立ちます。抽出した共起語をコンテンツに含める事により、新規コンテンツの作成やリライト等のコンテンツ対策はもちろん、共起語はランキングの対象となるため、SEO的にも期待できます。
また、ワードクラウド(タグクラウドのような機能)やソーシャルの反響、品詞別出現キーワードの抽出、共起ネットと呼ばれるキーワードマップなどが表示できるため、幅広い視点で関連語を確認できます。
- 完全無料
- 品詞別(名詞、動詞、形容詞)出現キーワードを抽出可能
- 共起語がワードクラウドで表示されるので視覚的に分かりやすい
共起語検索調査ツール(サクラサクラボ)
https://www.sakurasaku-labo.jp/tools/cooccur
「共起語検索調査ツール」は、調査対象となるキーワードと併記されることが多いキーワードを抽出する事ができるキーワードツールです。
Google検索結果の上位ページのコンテンツで形態素解析を行い、頻出するキーワードを共起語として抽出できます。
- 完全無料(会員登録が必要)
- 表示回数に応じたランキング形式で共起語を抽出可能
- 抽出した共起語をCSVでダウンロード可能
類語・同義語調査ツール2選
類語・同義語を調査できるツールを2つ紹介します。
- Weblio類語辞典
- 連想類語辞典
上記のとおりです。
Weblio類語辞典
「Weblio類語辞典」は、調査対象となるキーワードを入力すると、キーワードの類語・関連語を抽出できるキーワードツールです。
「類語」の調査ツールとしては最も有名で、無料から利用できます。
- 完全無料
- 調査対象となるキーワードの類語を調査可能
- 類語のほか、対義語(反対語)も調査可能
連想類語辞典
「連想類語辞典」は、調査対象となるキーワードを入力すると、キーワードの類語・関連語を抽出できるキーワードツールです。
的確な言い回しを見つけたい時や、言い換えが可能な言葉を見つけたい時に役立ちます。
- 完全無料
- 調査対象となるキーワードの類語を調査可能
急上昇ワードを調べる
急上昇ワードを調べるツールはGoogleトレンド一択です。
- Googleトレンド
上記のとおりです。
Googleトレンド
https://trends.google.co.jp/trends/
「Googleトレンド」は、季節性(シーズナリティ)や流行性(トレンド)のある検索キーワードを調査できるキーワードツールです。
調査対象となるキーワードを入力すると、検索結果にキーワードの検索需要の推移がグラフで表示されますので、視覚的に分かりやすいです。
今現在で話題になっているキーワードを確認できるので、突発的に発生するするニーズや、定期的に発生する検索ニーズを取り込むコンテンツを作成する際、Googleトレンドは役に立ちます。
Googleトレンドの使い方は「キーワードの人気度を超簡単に調べる事ができる「Googleトレンド」の使い方」で詳しく解説していますので、参考にして下さい。
- 完全無料
- 狙っているキーワードのトレンドを把握できる
まとめ
以上、無料で使える検索キーワードツールをご紹介しました。
検索キーワード調査は、SEO対策やコンテンツマーケティングを実践していくうえで、欠かせない重要な施策です。
キーワードツールを活用し、関連キーワードや共起語、類語等のキーワードを抽出・選定する事により、ユーザーニーズに合致した質の高いコンテンツを作りやすくなります。
コンテンツの質が上がればSEO対策にもなりますので、アクセス対策にもなります。
アクセスアップを実践するために、ご紹介させて頂いたツールを活用し、効率的に検索キーワードの調査を実践してみて下さい。