
- 「検索アルゴリズム」の言葉の意味やアルゴリズムの内容を詳しく知りたい。
- SEO対策のポイントがあれば併せて押さえておきたい。
この記事では、こういった疑問にお答えします。
目次
検索アルゴリズムとは
検索アルゴリズムとは、検索エンジンによる検索結果の表示順位を決めるプログラムのことをいいます。
検索エンジンは、クローラーと呼ばれるロボットがWebページの情報を収集し、Googleのデータベースにインデックス(保存・登録)しています。
ユーザーがキーワード検索すると、インデックスされたデータを「検索アルゴリズム」がページ情報を解析してランク付けし、解析結果を検索順位として表示しています。
検索エンジンの詳しい仕組みは「【SEO】検索順位が決まる仕組みと上位獲得に必要な施策を解説」をどうぞ。
検索アルゴリズムは日々進化している
Googleは検索ユーザーが求めている情報を正しく表示するため、検索評価者によるテストを繰り返すことで、検索アルゴリズムを日々進化させています。
ちなみに、下記はGoogleの公式サイトに記載されている引用文ですが、2021年には70万件以上のテストを行い、4,000件を越える改善が行われています。
Google では、検索に変更を加えようとする場合、すべての変更案に対して厳格な評価プロセスを実施して、指標を分析し採用可否を判断しています。
こうした評価やテストのデータは、経験豊富なエンジニアや検索アナリスト、法律やプライバシーの専門家によって徹底的に検討され、変更案が公開に値するか判断する材料になります。2021 年には、700,000 件を超えるテストを実施して、4,000 件を超える検索機能改善につながりました。
上記の引用文にも記載されているとおり、検索エンジンは日々、上記のテストと改善が繰り返されています。
検索エンジンは年に数回検索アルゴリズムを大幅にアップデートしている
検索エンジンは、テストと改善を繰り返して検証したデータを元に、年に数回、検索アルゴリズムとシステムに幅広い変更を行います。
このことは、「コアアップデート」と呼ばれています。
コアアップデートが行われると、今までの検索順位が大きく変動します。
ちなみに以下は筆者のツイートですが、アップデートの影響を受けると、今まで上位に表示されていた記事も、大幅な下落に見舞われ、アクセス数が激減するということが起こります。
Googleアップデートの影響
本業のサイト → 激減(普段の4分の1~5分の1)
個人のブログサイト → 微増(感覚的に10%~15%増)本業のサイトがとにかくひどい。1~3位の記事が軒並み吹き飛んだ。1月に似たような事が起こったが、1週間後には表示されるようになってた。今回はどうだろ😞
— たかろぐ (@takashisema) May 7, 2020
とはいえ、今まで順位が低かった記事が上位に表示されるという事も起こります。
なお、コアアップデートの実施時期はGoogleの公式Twitterで告知されますので、最新情報をいち早く知りたい方は、フォローしておくといいですよ。
参考リンク:@Google SearchLiaison
検索アルゴリズムは非公開
検索アルゴリズムはGoogleの企業秘密のため、完全に非公開です。
ただし、GoogleカンファレンスやGoogleの公式Twitter、社員のTwitterなどの発言、発表から、アルゴリズムの内容が少しずつ明らかになっています。
順位決定要因は200以上あると言われている
現在、明らかになっている検索アルゴリズムの順位決定要因は200以上あると言われています。
アルゴリズムの詳細は「検索アルゴリズムは非公開」でもお伝えしたとおり、内容は非公開ですが、Googleの特許情報や、Google社員の発言、科学的手法を応用した分析手法を元に、
検索エンジンはどのような順位付けを行っているのか?ということを突き止め、公開している方がいます。
アルゴリズムの内容は、あくまで1個人(会社)の調査・分析によるものですが、個々の要因の信憑性について書かれています。
詳しくは、プロモニスタさんが運営されているサイトの「Google検索アルゴリズム261項目完全分析 “SEOの全て”」という記事にアルゴリズムの詳しい内容が公開されていますので、是非読んでみて下さい。
検索アルゴリズムを意識して上位表示に取り組むポイント2つ
検索順位の決定要因が200以上もあるなら、SEO対策なんて初心者には難しいのでは?と思うかもしれませんが、難しく考える必要はありません。
全てのポイントを押えることは現実的ではありませんし、アルゴリズムは日々進化してますから、対策を考えていたらキリがありません。
次の2つのポイントを押えて記事を書けばOKです。
- 内部対策を意識して記事を書く
- ペナルティを受ける手法に手を付けない
順を追って解説します。
内部対策を意識して記事を書く
内部対策とは、「【SEO】内部対策の施策16選【上位表示に必須の対策方法まとめ】」という記事でも解説しているとおり、検索エンジンが記事内容を認識しやすくするために、サイト内部を最適化する対策のことを言います。
内部対策には多くの項目がありますが、とりあえず、以下の8つを意識しながら記事を書くようにしましょう。
- 記事タイトルにキーワードを設定する
- ユーザーにクリックされやすいタイトルを設定する
- 記事タイトルと記事内容を一致させる
- ユーザーの検索意図に沿った記事を書く
- 見出しを使って構造化された記事を書く
- 関連記事同士を内部リンクで繋げる
- 同じトピックの記事を複数まとめた「まとめ記事」を作る
- 定期的にリライトする
なお、上記の項目を全て押さえて記事を書くのは難しすぎるという方は、最低限、下記2つのポイントを押さえて記事を書くと良いです。
- タイトルにキーワードを設定する
- 見出しを使って構造化された記事を書く
これだけでも、かなりの効果が期待できます。
詳しくは下記記事をどうぞ。
ペナルティを受ける手法に手を付けない
ペナルティを受けるような手法に手を付けると、大幅な順位低下はもちろん、最悪、検索結果から消されてしまい、検索経由でのアクセスは絶望的となります。
非常にリスクが高いので、ペナルティを受けるような事はやらない方が得策です。
ちなみに、ペナルティを受ける具体的な原因については「Google検索のペナルティを受ける原因とは【確認・解除方法を解説】」という記事で詳しく解説していますので、是非どうぞ。
まとめ
以上、検索アルゴリズムの特徴や上位表示に取り組むポイントを解説しました。
アルゴリズムは日々進化しており、内容も非公開なのでSEO対策は難しいと感じるかもしれませんが、最低限のポイントを押えながら記事を書いていれば上位表示は可能です。
アルゴリズムの概要を把握したら、コンテンツの評価指標も併せて学んでおくようにしましょう。
詳しくは「E-A-Tとは?SEOで重要視される理由と高め方のポイントを解説」をどうぞ。