
- ブログを始めてみたけど、検索順位が全然上がらない。
- 検索順位が決まる仕組みや上位獲得に必要なことを詳しく知りたい。
この記事では、こういった疑問にお答えします。
- 検索順位が決まる仕組み
- 検索順位とクリック率の関係
- 上位獲得を狙うならGoogleの理念の理解が必要
- 上位獲得に必要な施策3つ
なお、本記事の筆者はブログ歴が14年以上あり、12年近くブログ収益でご飯を食べています。
当ブログの状況は下記のとおりでして、流入元の9割は検索経由のアクセスとなっています。
- 月間平均PV:6~8万PVで推移
- 記事数:460本
- 1位の記事:50~60本(日々2~5本ほど変動あり)
こういった経験と実績を元に、この記事では、検索順位が決まる仕組みと上位獲得に必要な施策を解説していきます。
最初に、検索順位が決まる仕組みから解説していきます。
好きなところから読めます
検索順位が決まる仕組み
検索エンジンは下記3つの流れで検索順位を決めています。
- ①クローリング(Webページの認識)
- ②インデックス(Webページの情報をデータベースに登録)
- ③ランキング(Webページの順位決定)
上記のとおりです。
①クローリング(Webページの認識)
インターネット上には「クローラー」と呼ばれる検索エンジンのロボットがリンクを辿りながら、WebページからWebページへ移動しながら常に巡回してます。
「クローラー」がリンクを辿ってWebページに到達した時、そこで初めてWebページの情報が認識されます。
②インデックス(Webページの情報をデータベースに登録)
クローラーがインターネット上を巡回することで見つけたWebページの情報は、検索エンジンのデータベースに保存されます。
このことを「インデックス」と呼びます。
検索エンジンにWebページがインデックスされると、検索結果に表示されるようになります。
インデックスの確認方法
運営しているWebサイトやブログがインデックスされているかどうかを確認する方法は下記2つあります。
- 検索で調べる
- Googleサーチコンソールで調べる
上記のとおりです。
検索で調べる
検索窓に下記のように入力すると、インデックスされているかどうか、確認できます。
- site:ドメイン名
例えば、当サイトの場合、ドメイン名は「takapon.net」 ですので、
検索窓に下記のように入力すると、検索エンジンにWebページがインデックスされているかどうかを確認できます。
Googleサーチコンソールで調べる
Googleが無料で提供している検索分析ツール、「Googleサーチコンソール」を使えば、Webサイトやブログのインデックス状況を確認できます。
詳しくは「自分のブログを検索しても記事が表示されない!原因と対処法を解説」をどうぞ。
③ランキング(Webページの順位決定)
クローラーに集められたデータベースの情報は、検索アルゴリズムによってWebページの順位が決定します。
検索アルゴリズムとは、検索エンジンによる検索結果の表示順位を決めるプログラムのことをいいます。
検索アルゴリズムによってインデックスされたWebページは、200項目以上の順位決定要素から相対的に評価され、Webページの順位が決まります。
順位決定要素の詳しい内容は「【SEO】検索アルゴリズムとは?特徴や上位表示に取り組むポイントを解説」をどうぞ。
検索アルゴリズムによって順位が決まることで、ユーザーがキーワード検索を行った際に、キーワードに適した検索結果を表示されるようになります。
以上が、検索順位が決まる仕組みとなります。
次のパートでは、検索順位とクリック率の関係を解説します。
検索順位とクリック率の関係
検索順位とクリック率の関係は下記のとおりです。
検索順位 | クリック率 |
---|---|
1 | 13.94% |
2 | 7.52% |
3 | 4.68% |
4 | 3.91% |
5 | 2.98% |
6 | 2.42% |
7 | 2.06% |
8 | 1.78% |
9 | 1.46% |
10 | 1.32% |
データ出所:2021 CTR Research Study: The Largest Ever for SEO
上記データは、2021年に米国のSEOコンサルティング会社「seoClarity」が下記データを元に分析して算出された日本の検索順位の平均クリック率です。
- 170億以上のキーワード
- 7,500億回以上のインプレッション(表示数)
- 300億回以上のクリック
データを見れば分かると思いますが、検索で1位に表示されるようになると、2位の2倍、3位の3倍程度の流入が見込めます。
検索順位が上がれば、より多くのアクセス数が増えるようになります。
上位獲得を狙うならGoogleの理念の理解が必要
上位獲得を狙うならGoogleの理念の理解が必要です。
上位獲得に必要な施策3つ
最後に、検索順位で上位獲得に必要な施策を3つ紹介します。
- クローリングの最適化
- インデックスの最適化
- コンテンツの最適化
上記のとおりです。
クローリングの最適化
クローリングの最適化とは、クローラー(検索エンジンのロボット)がWebページを巡回しやすくする施策のことで、下記3つの方法があります。
- XMLサイトマップの送信
- 検索エンジンにクロールをリクエストする
- 内部リンクを張る
上記順に解説します。
XMLサイトマップの送信
XMLサイトマップとは、Webサイト全体のページ情報を伝える、xml形式で記述されたファイルです。
検索エンジンにXMLサイトマップを送信することで、クローラーがクローリングしやすくなるのでページを認識してもらいやすくなります。
検索エンジンにXMLサイトマップを送信する方法は、下記記事をどうぞ。
クローリングのリクエストを送信し、クローラーの巡回を促す
検索エンジンにクロールをリクエストすることで、クローラーの巡回を促すことができます。
クロールをリクエストする方法は下記2つあります。
- 検索エンジンにクロールをリクエストする
- WordPressプラグイン「PubSubHubbub」でクロールをリクエストする
上記のとおりです。
検索エンジンにクロールをリクエストする
Googleサーチコンソールの検索窓にWebサイトのURLを入力すると、クローラーにクローリングをリクエストできます。
具体的な方法は「自分のブログを検索しても記事が表示されない!原因と対処法を解説」をどうぞ。
WordPressプラグイン「PubSubHubbub」を使って記事更新をクローラーに通知する
WordPressプラグイン「PubSubHubbub」を使うと、記事を更新する度に自動でクローラーにクローリングをリクエストできるようになります。
プラグインの使い方は下記記事をどうぞ。
内部リンクを張る
内部リンクとは、自サイトのページ同士をつなぐリンクのことを言います。
例えば、「【SEO】内部リンクのメリットや張り方のコツを解説【基礎知識】」といったように、自サイト内の記事にリンクを張ることを言います。
内部リンクを張ることで、クローラーはWebサイト内をクローリングしやすくなります。
インデックスの最適化
インデックスの最適化とは、検索エンジンにWebサイトの内容を正しく理解してもらうことで、インデックスされた情報を正しく順位付けされるよう、ページの構造を最適化する施策のことです。
具体的な施策は下記のとおりです。
- タイトルの設定
- ディスクリプションの設定
- パーマリンク設定
- 画像の最適化(alt要素)
- ページの階層構造を整える(見出しを使って記事を作る)
- URL正規化(同じ内容のページが複数ある場合、評価を受けるページを1つに統合すること)
- noindex(似たようなページや見せたくないページを検索エンジンにインデックスさせないよう伝えるタグ)
上記施策を行い、検索エンジンにページの内容を正確に伝えることで、正しく順位付けされるようになります。
コンテンツの最適化
「クロールの最適化」と「インデックス最適化」は検索エンジンにWebページを認識されるために必要な施策ではありますが、上位獲得で最も重要な施策はコンテンツの最適化です。
上位を獲得するにはコンテンツの質が求められます。
いくらWebページが認識されたからといっても、コンテンツの質が悪ければ検索エンジンに評価されません。
そして、評価されないコンテンツは検索で上位表示されることはまずありません。
「③ランキング(Webページの順位決定)」という項目でも解説したとおり、検索順位は200項目以上の順位決定要素から相対評価で決まりますが、最終的にはコンテンツの質によって決めらます。
コンテンツの質が良ければ順位は自然と上がるようになりますので、常に良質なコンテンツを作ることを意識しましょう。
まとめ
以上、検索順位が決まる仕組みと上位獲得に必要な施策を解説しました。
検索エンジンのクローラーが巡回しやすくなるよう最適化することで、クローラーはWebページを認識しやすくなるのでインデックスされやすくなります。
そして、コンテンツ最適化で検索順位は上がりやすくなります。
記事を書いても、ユーザーの目に留まらなければ意味がありませんので、3つの施策を行い、上位獲得を狙いましょう。