
- SEO対策の情報を調べていると、ホワイトハットSEOとかブラックハットSEOとか出てくるけど、これってどんな手法なの?
- ホワイトハットSEOとブラックハットSEO違いを詳しく教えて欲しいよ。
この記事では、こういった疑問にお答えします。
目次
ホワイトハットSEOとブラックハットSEOの違い
SEO手法には、ホワイトハットSEOとブラックハットSEOの2つの手法があります。
両者の違いは、Googleのウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)」に準拠しているか、していないかという違いがあります。
- ホワイトハットSEO → ガイドラインに準拠している
- ブラックハットSEO → ガイドラインに準拠していない
上記の説明ではなかなかピンときませんよね。
両者の違いを具体的に説明すると下記のとおりです。
- ホワイトハットSEO → 真面目にコンテンツを積み上げて、ゆっくりと検索順位の上位を目指す手法。
- ブラックハットSEO → 検索エンジンを欺いて、ペナルティ覚悟で上位表示したいサイトの順位を上げる方法。
ホワイトハットSEOはガイドラインに準拠したコンテンツを真面目に積み上げることで、ゆっくりと検索上位を目指す手法となります。
一方、ブラックハットSEOは検索エンジンを欺く手法なので、バレた時は大幅な順位下落や、圏外に飛ばされる(インデックス削除)リスクが常に付きまうので、中長期的にサイトを運営する事を考えているなら止めた方が良いです。
以上、ざっくりとホワイトハットSEOとブラックハットSEOの違いを解説しましたが、両者の違いをさらに詳しくみていきましょう。
ホワイトハットSEOとは
ホワイトハットSEOとは、Googleのウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)に準拠し、ユーザーの利便性を最優先に考えてサイトを構築するSEO手法のことを言います。
ペナルティを受けるような手法を使うことなく、質の高いコンテンツを作り、上位表示を目指すSEO手法です。
ペナルティの詳しい解説は「Google検索のペナルティを受ける原因とは【確認・解除方法を解説】」をどうぞ。
ホワイトハットSEOの手法
ホワイトハットSEOはGoogleのガイドラインに準拠したSEO手法です。
ちなみに、Googleが公表しているガイドラインは3つあり、全てのガイドラインに準拠する必要があります。
- 参考ファイル:(3.88MB)Google検索エンジン最適化スターターガイド
- 参考:ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)
- 参考ファイル(17.8MB):検索品質評価ガイドライン
上から2つは、サイト運営者であれば、ある程度目を通しておいた方が良いと思いますが、
3つ目の「検索品質評価ガイドライン」は全編英語で、160ページ以上ありますので、これに目を通すのは厳しいと思います。
一応、日本語訳されたものを「E-A-Tとは?SEOで重要視される理由と高め方のポイントを解説」という記事で案内していますので、興味のある方は是非どうぞ。
Googleのガイドラインに準拠したコンテンツとは
ガイドラインに準拠したコンテンツとは、以下のようなコンテンツの事を言います。
- 検索意図に沿ったコンテンツ
- オリジナリティーのあるコンテンツ
- 情報を網羅しているコンテンツ
上記のようなコンテンツに加えて、サイト内部のメタ情報が最適化され、構造化されており、それによる自然リンクが取得されたコンテンツがGoogleの求める「ガイドラインに準拠したコンテンツ」という事になります。
この文章だけを見ると、かなりハードルが高そうに思えますが、一言でまとめると「ユーザーの役に立つ記事を書きましょう」という事ですので、あまり難しく考えなくても大丈夫です。
ブラックハットSEOとは
ブラックハットSEOとは、Googleのウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)に準拠しない、低品質なコンテンツの検索順位を不正な手法によって順位を上げようとするSEO手法のことです。
ブラックハットSEOの手法
ブラックハットSEOの手法は、Googleのウェブマスター向けガイドラインに以下のように一覧が記載されてます。
- コンテンツの自動生成
- リンク プログラムへの参加
- オリジナルのコンテンツがほとんどまたはまったく存在しないページの作成
- クローキング
- 不正なリダイレクト
- 隠しテキストや隠しリンク
- 誘導ページ
- コンテンツの無断複製
- 十分な付加価値のないアフィリエイト サイト
- ページへのコンテンツに関係のないキーワードの詰め込み
- フィッシングや、ウイルス、トロイの木馬、その他のマルウェアのインストールといった悪意のある動作を伴うページの作成
- リッチ スニペット マークアップの悪用
- Google への自動化されたクエリの送信
こうした手法を行っていると、Googleからペナルティを受ける可能性が高いので、すぐに止めた方が良いです。
ブラックハットSEOのメリット
なぜ、ペナルティを受けるリスクがあるのに、ブラックハットSEOという手法が存在するのでしょうか。
それは、以下のメリットがあるからです。
- コンテンツの質の善し悪しは一切無関係で上位表示を狙えるから
コンテンツの質の善し悪しは一切無関係で上位表示を狙えるから
通常、狙ったキーワードで上位表示を狙おうと思ったら、質の良いコンテンツを沢山作り、内部リンク同士を繋げて強いサイトをコツコツ作る事で上位を狙いますが、この方法だと時間と手間がかかります。
しかし、ブラックハットSEOであれば、手間と時間をかけずに短期間で上位を狙えます。
それも、コンテンツの質が悪くてもです。
なお、こうした順位を上げる手法は、自作自演リンクによるケースがほとんどです。
自作自演リンクの全てが悪い訳ではない
とはいえ、自作自演リンクのすべてが悪いという事ではありません。
あくまで程度の問題なので、「【SEO】ブログの被リンクを自分で増やす方法5選【初心者向け】」という記事でも解説しているとおり、やり過ぎなければ問題ありません。
被リンクが多ければドメインパワーが上がり、検索で上位表示されやすくなります。
なお、ドメインパワーの言葉の意味は「【SEO】ドメインパワーとは【基礎から上げる方法や注意点を解説】」をどうぞ。
ブラックハットSEOのデメリット
ブラックハットSEOのデメリットは、検索エンジンにバレた時の「ペナルティ」です。
ペナルティを受けて検索順位を下げられるぐらいならまだしも、インデックスを削除のペナルティを受けたら、検索エンジン経由のアクセスはゼロになりますので、実質的に存在しないのと同じことになります。
Googleの検索エンジンは日々進化していますので、不正をしてもすぐに見つけられてしまいます。
ペナルティを受けたらWebサイト構築に費やした時間は全て無駄になりますので、こうしたことからも、ホワイトハットSEOに取り組むことが合理的な判断と言えます。
まとめ
以上、ホワイトハットSEOとブラックハットSEOの違いについて解説しました。
ブラックハットSEOは短期的に検索順位を上げることができますが、ペナルティ受けるリスクがあります。ペナルティを受けてしまうと検索順位の大幅な低下や、最悪、圏外に飛ばされます。
ブラックハットSEOはリスクの高い手法なので、中長期的な目線でホワイトハットSEOに取り組みましょう。