ステップメールとは?メルマガとの違いや使い方を初心者向けに解説

ステップメールとは?メルマガとの違いや使い方を初心者向けに解説

ステップメールって、普通のメルマガと何が違うのですか?

どんな使い方ができるのか、初心者にもわかりやすく教えてほしいです。

この記事では、ステップメールの仕組みや使い方をわかりやすく解説します。

この記事の内容
  • ステップメールとは
  • ステップメールの使い方
  • ステップメールを活用するメリット
  • ステップメールの作り方
  • ステップメールを配信する方法

ステップメールは、あらかじめ作成したメールを決められた順番で自動配信できる仕組みです。

メルマガとは配信方法が異なり、読者がいつ登録しても1通目から順番にメールを届けられます。

筆者は2009年からステップメールを活用し、見込み客への情報提供や商品・サービスの販売、購入後のフォローなどに利用してきました。

このような経験をもとに、この記事ではステップメールの基本から具体的な使い方まで解説します。

目次

ステップメールとは

ステップメールとは、メルマガ登録や資料請求、商品購入などを起点に、あらかじめ作成したメールを決められた順番で自動配信する仕組みです。

たとえば、メルマガに登録した読者に「登録直後」「1日後」「2日後」のように、設定したタイミングでメールを届けられます。

読者ごとに登録した日が違っても、それぞれ1通目から順番に配信されるのが特徴です。する仕組みなので、誰がいつ登録しても、読み始めと終わりが分かるようになっています。

シナリオに沿ってメールを自動配信できる

ステップメールでは、あらかじめメールの内容と配信するタイミングを設定しておきます。

たとえば、無料資料をきっかけにメルマガへ登録してもらった場合、次のような流れで配信できます。

  • 登録直後:無料資料を送る
  • 1日後:基礎知識を解説する
  • 2日後:よくある悩みや失敗例を紹介する
  • 3日後:悩みを解決する方法を紹介する
  • 4日後:商品・サービスを案内する

一度設定しておけば、新しい読者が登録するたびに同じ流れで自動配信されます。

そのため、読者一人ひとりに手動でメールを送らなくても、伝えたい情報を適切な順番で届けられます。

ステップメールとメルマガの違い

ステップメールとメルマガの大きな違いは、メールを配信するタイミングです。

比較項目ステップメールメルマガ
配信タイミング読者ごとに異なる基本的に同じ
配信内容あらかじめ作成その都度作成
読む順番1通目から順番登録後に配信されたメールから
主な用途教育・販売・フォロー最新情報・キャンペーンなど

メルマガは、作成したメールを読者に一斉配信するのが基本です。

一方、ステップメールは読者の登録日などを起点として、あらかじめ設定したメールを1通目から順番に配信します。

そのため、順番に読んでもらいたい講座や商品説明などには、ステップメールが向いています。

ステップメールとシナリオメールの違い

ステップメールと似た言葉に「シナリオメール」があります。

どちらもあらかじめ設定した内容に沿ってメールを自動配信する仕組みですが、サービスによって呼び方や機能の範囲が異なります。

一般的なステップメールは、登録日などを起点として「1日後」「3日後」のように時間の経過に合わせてメールを配信します。

一方、シナリオメールは読者の行動や条件に応じて配信内容を変える仕組みを含む場合があります。

初心者のうちは細かな名称の違いを気にするよりも、「あらかじめ作ったメールを決めた条件や順番で自動配信できる仕組み」と理解しておけば十分です。

ステップメールの使い方

ステップメールは、見込み客への情報提供から商品・サービスの販売、購入後のフォローまで幅広く活用できます。

主な使い方は下記の4つです。

  • レッスン・教育
  • 商品・サービスの販売
  • セミナー・イベントのリマインド
  • 購入後のフォロー

それぞれ解説していきます。

レッスン・教育

ステップメールの代表的な使い方が、メール講座や無料メールセミナーなどのレッスン・教育です。

たとえば「Web集客5日間講座」であれば、次のようにテーマを分けて配信できます。

  • 1日目:Web集客の基礎知識
  • 2日目:見込み客を集める方法
  • 3日目:見込み客との信頼関係を作る方法
  • 4日目:商品・サービスを提案する方法
  • 5日目:Web集客の仕組みを作る方法

通常のメルマガでは、途中から登録した読者は過去に配信したメールを読めません。

ステップメールなら、いつ登録しても1日目から順番にメールが届くため、前の内容を踏まえながら段階的に理解してもらえます。

そのため、順番に学んでもらいたいメール講座やノウハウ提供と相性のいい使い方です。

また、メール講座の最後に関連する商品・サービスを紹介すれば、見込み客の育成から販売までの流れを作ることもできます。

商品・サービスの販売

ステップメールは、商品・サービスを販売する仕組みにも活用できます。

Webサイトを訪れたばかりの人に、いきなり高額な商品やサービスを提案しても、購入してもらうのは簡単ではありません。

そこで、無料資料やメール講座などをきっかけにメールアドレスを登録してもらい、ステップメールで必要な情報を順番に届けます。

たとえば、次のような流れです。

  1. 読者が抱えている悩みを明確にする
  2. 悩みが起こる原因を解説する
  3. 解決するための方法を紹介する
  4. 実績や事例などを紹介する
  5. 解決手段のひとつとして商品・サービスを提案する

いきなり商品を売り込むのではなく、読者に役立つ情報を提供しながら、商品・サービスが必要な理由を理解してもらえるのがポイントです。

特にコーチやコンサルタントなど、申し込み前に「この人に相談して大丈夫なのか」と判断されやすいサービスでは、事前に考え方や専門知識を伝える手段として活用できます。

セミナー・イベントのリマインド

ステップメールは、セミナーやウェビナー、個別相談などのリマインドにも利用できます。

申し込みから開催日まで期間が空くと、参加者が日時を忘れたり、申し込んだときより参加意欲が下がったりすることがあります。

そこで、開催日に合わせて次のようなメールを設定しておきます。

  • 申し込み直後:申し込みのお礼・開催概要
  • 7日前:セミナー内容や事前準備の案内
  • 3日前:開催日時の確認
  • 前日:会場へのアクセスや参加URL
  • 当日:開催直前のお知らせ

開催日時を知らせるだけでなく、「当日は何を学べるのか」「何を準備しておけばいいのか」といった情報を事前に届けることもできます。

申し込みから開催まで継続的に情報を届けることで、参加者の確認漏れや参加忘れを防ぎやすくなります。

毎回同じ案内を手動で送る必要がなくなるのも、ステップメールを利用するメリットです。

購入後のフォロー

ステップメールは、商品・サービスを購入した顧客へのアフターフォローにも活用できます。

たとえば、商品購入後に次のようなメールを自動配信できます。

  • 購入直後:購入のお礼
  • 数日後:商品の使い方や注意点
  • 1週間後:活用方法やよくある質問
  • 2週間後:使用感や満足度の確認
  • その後:関連する商品・サービスの案内

特に使い方の説明が必要な商品やサービスでは、購入後に適切な情報を届けることで「買ったけれど使い方が分からない」といった状況を防ぎやすくなります。

また、購入者の満足度や使用感を確認するメールを送れば、商品・サービスの改善に役立つ意見を集めることもできます。

購入後のフォローまで自動化しておけば、顧客が増えても一人ひとりに同じ内容のメールを手動で送る必要がありません。

さらに、利用状況に合わせて関連商品や上位サービスを紹介することで、リピート購入やアップセル・クロスセルにつなげることもできます。

ステップメールを活用するメリット

ステップメールを活用すると、メール配信の手間を減らせるだけでなく、見込み客との信頼関係づくりや商品・サービスの販売にも役立ちます。

主なメリットは下記の4つです。

  • 見込み客との信頼関係を作りやすい
  • 商品・サービスを自然に提案できる
  • 同じメールを繰り返し送る手間を減らせる
  • 集客後のマーケティングを自動化できる

それぞれ解説していきます。

見込み客との信頼関係を作りやすい

ステップメールを活用すると、見込み客との接点を継続的に作れます。

Webサイトを一度訪問しただけでは、運営者の名前や商品・サービスまで覚えてもらうのは簡単ではありません。

しかし、メールアドレスを登録してもらい、ステップメールで定期的に役立つ情報を届ければ、見込み客との接触機会を増やせます。

同じ人や物に繰り返し接することで親しみを感じやすくなる心理効果は「単純接触効果(ザイオンス効果)」と呼ばれています。

ただし、メールを何度も送れば信頼されるわけではありません。

筆者もステップメールを利用するときは、商品をすぐに売り込むのではなく、まず読者に役立つ情報を届けることを意識してきました。

継続的に役立つ情報を届けながら、自分の考え方や専門知識を知ってもらうことで、見込み客との信頼関係を作りやすくなります。

商品・サービスを自然に提案できる

ステップメールでは、読者に役立つ情報を順番に届けたうえで、商品・サービスを提案できます。

いきなり商品を売り込むのではなく、読者の悩みや解決方法を伝えながら商品の必要性を理解してもらえるため、自然な流れで提案しやすくなります。

筆者もステップメールを使って、自作教材やコンサルティングサービスなどを販売してきました。

商品を紹介する前に必要な情報を届けられるのは、ステップメールを販売に活用する大きなメリットです。

同じメールを繰り返し送る手間を減らせる

ステップメールを使えば、同じ内容のメールを一人ひとりに手動で送る必要がありません。

たとえば、5通のメール講座に100人が登録した場合、手動なら「100人×5通=500通」のメールを送ることになります。

ステップメールなら、5通のメールと配信スケジュールを一度設定しておけば、あとは登録者ごとに自動配信できます。

読者が10人から100人、1,000人と増えても同じ仕組みを利用できるため、登録者が増えるほど作業時間を削減できます。

集客後のマーケティングを自動化できる

ステップメールを活用すれば、見込み客がメールアドレスを登録した後の情報提供や商品提案、購入後のフォローなどを自動化できます。

たとえば、Webサイトから無料資料に登録してもらい、その後はステップメールで情報を届け、最終的に商品・サービスを提案するといった仕組みを作れます。

一度シナリオを設定しておけば、営業時間外や休日でも登録者に合わせて自動でメールが配信されます。

ただし、ステップメールだけで見込み客を集客できるわけではありません。

SEOやSNS、Web広告などで見込み客を集め、

集客 → リスト獲得 → ステップメール → 商品・サービスの提案

という流れを作ることで、集客後のマーケティングを効率化できます。

ステップメールのデメリット

ステップメールは便利な仕組みですが、導入や運用にはデメリットもあります。

主なデメリットは下記の3つです。

  • シナリオ作成に時間がかかる
  • 定期的な見直しが必要
  • タイムリーな情報発信には向いていない

それぞれ解説していきます。

シナリオ作成に時間がかかる

ステップメールを配信するには、読者にどのような順番で情報を届けるのかを考え、複数のメールを作成する必要があります。

たとえば10通のステップメールを配信するなら、最初に10通分の内容を考えて作成しなければなりません。

配信を始めるまでに手間はかかりますが、一度シナリオを設定すれば、その後は登録者ごとに自動配信できます。

定期的な見直しが必要

ステップメールは一度作成して終わりではありません。

開封率やクリック率、商品・サービスの成約状況などを確認しながら、メールの内容や配信タイミングを改善していく必要があります。

商品・サービスの内容や料金を変更した場合は、古い情報が残っていないか確認することも大切です。

タイムリーな情報発信には向いていない

ステップメールは、あらかじめ作成したメールを決められた順番で配信する仕組みです。

そのため、最新情報や期間限定キャンペーンなど、その時々で伝えたい情報の配信には通常のメルマガが向いています。

ステップメールは順番に届けたい情報、メルマガは最新情報やその時々で伝えたい情報というように、目的に合わせて使い分けるのがおすすめです。

ステップメールの作り方

ステップメールは、いきなりメールを書き始めるのではなく、最初に「誰に何を伝えて、最終的にどのような行動をしてほしいのか」を決めることが重要です。

基本的には下記の流れで作成します。

  • 目的を決める
  • ゴールまでのシナリオを作る
  • メールを書く
  • 配信タイミングを設定する
  • 配信後に改善する

目的を決める

最初に、ステップメールを配信する目的を決めます。

たとえば、メール講座で基礎知識を伝える、商品・サービスを販売する、セミナーへの参加を促すなどです。

目的が曖昧なまま作り始めると、途中で何を伝えたいのか分からなくなりやすいため、最初にゴールを明確にしておきます。

ゴールまでのシナリオを作る

目的が決まったら、読者をゴールまでどのような順番で導くのかを考えます。

最初に各メールの役割を決めておくと、同じ内容を繰り返したり、話の流れが途中で飛んだりするのを防ぎやすくなります。

このシナリオ作りが、ステップメールを作成するうえで特に重要な工程です。

メールを書く

シナリオが決まったら、それぞれの役割に沿ってメールを書きます。

1通のメールに情報を詰め込みすぎず、そのメールで伝えたい内容を絞るのがポイントです。

前後のメールにつながりを持たせることで、読者が順番に読み進めやすくなります。

配信タイミングを設定する

メールを作成したら、「登録直後」「1日後」「3日後」など、それぞれの配信タイミングを設定します。

毎日配信する必要はなく、ステップメールの内容や目的に合わせて設定すればOKです。

セミナーのリマインドであれば開催日を基準にするなど、用途によって適切なタイミングは異なります。

配信後に改善する

ステップメールは、配信を開始して終わりではありません。

開封率やクリック率、商品・サービスの成約状況などを確認し、反応が悪いメールがあれば件名や本文、配信タイミングなどを見直します。

最初から完璧なシナリオを作ろうとするよりも、実際に配信しながら改善していくことが大切です。

なお、ステップメールのシナリオ作成については、下記記事で詳しく解説していますので、是非チェックしてみてください。

ステップメールを配信する方法

ステップメールを配信するには、ステップメール機能に対応したメール配信システムを利用します。

メール配信システムに作成したメールを登録し、「登録直後」「1日後」「3日後」などの配信タイミングを設定すれば準備完了です。

あとは読者が登録すると、設定したシナリオに沿ってメールが自動配信されます。

メール配信システムによって料金や機能、使いやすさなどが異なるため、自分に合ったサービスを選ぶことが大切です。

なお、メール配信システムについては、下記記事で詳しく紹介していますのぜ、是非チェックしてみてください。

まとめ

ステップメールは、あらかじめ作成したメールを決められた順番で自動配信できる仕組みです。

見込み客への情報提供や商品・サービスの販売、セミナーのリマインド、購入後のフォローなど、さまざまな用途に活用できます。

一度シナリオを作成すれば繰り返し自動配信できるため、メールマーケティングを効率化したい人におすすめです。

これから始める方は、まずステップメールの目的を決めて、ゴールまでのシナリオを作ってみてください。

具体的な作り方については、別記事の「ステップメールの作り方|シナリオ設計の手順とポイントを初心者向けに解説」をどうぞ。

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