ジンドゥーからWordPressへ移行する方法【手順や注意点を解説】

この記事では、こういった疑問・要望にお答えします。

なお、この記事を書いている筆者は、WordPress歴は12年以上あり、WordPressで複数のWebサイトやブログを運営しています。

業としてホームページ制作や移行作業を請負うこともあり、様々なWebツールからWordPressサイトに移行作業を行ってきました。

こういった経験をもとに、この記事では、ジンドゥーからWordPressに移行する方法を解説します。

なお、本記事は、筆者のお客様のジンドゥーサイトをWordPressに移行した際の経験をもとに執筆しており、画像を取得することができず、文章メインの解説となっております。

図解がないので若干分かりにくい部分があるかもしれませんが、手順どおりに進めれば移行できますので、実際に手続きを行いながら読み進めてみてください。

それではさっそく本題にはいりましょう。

ジンドゥーからWordPressに移行する流れ【全体像】

最初に、本記事で解説するジンドゥーからWordPressに移行する手順の全体像を紹介します。

上記のとおりで、5つの手順で移行します。

なお、本記事では、hostsファイルの編集を行わずに移行する方法を解説していきます。

hostsファイルの編集はソースコードが苦手な方にはハードルが高いと思いますので、本記事ではコピペを主体に解説します。

移行作業の全体像をざっくり掴みましたら、さっそく作業を進めていきたいところですが、その前に、注意点を1つだけ解説していきます。

ジンドゥーからWordPressに移行する際の注意点1つ

ジンドゥーからWordPressに移行する際の注意点は下記1つです。

上記のとおり。

ジンドゥーはコンテンツをエクスポートできない

ジンドゥーはコンテンツをエクスポート(データ出力/ダウンロード)できません。

このことは、ジンドゥーのサポートサイトにも記載されています。

ホームページ上のコンテンツは削除してしまうと復元することができませんのでお気を付けください。

ジンドゥーでは安全のため定期的にクリエイターサイトのコピーを行い、別のサーバーに保存していますが、それはサーバーやシステムの障害といった不測の事態に備えるものです。万が一そのような事態が発生した際にはすべてのクリエイターサイトを復元します。

しかしながら、ユーザーからの依頼による特定のホームページのコンテンツや個々のページについての復元には対応しておりませんので、あらかじめご了承ください。また、ジンドゥーではユーザー自身でバックアップを行えるオプションなどについても提供していません。

出典：クリエイターサイトのバックアップについて ー ジンドゥークリエイターサポート

そのため、ジンドゥーからWordPressに移行するには、基本的にコピペでコンテンツを移行することになります。

注意点を把握したら、早速、移行作業を進めていきましょう。

手順①：ジンドゥーで作成したコンテンツのバックアップを取得する

最初に、ジンドゥーで作成したコンテンツのバックアップを取得します。

「ジンドゥーはコンテンツのエクスポートができないのに、バックアップを取得しても意味ないのでは？」と思われたかもしれませんが、バックアップを取得しておけば、移行作業中に誤って重要なコンテンツを削除してしまっても、すぐに復元できるようになります。

「どのページもそこまで重要ではない」という方は、バックアップを取得する必要はありませんので、次の「手順②：WordPressサイトを立ち上げる」に進んで下さい。

ツールを使って一括で保存する（Windowsユーザーのみ）

Windowsユーザーに限られますが、「HTTrack Website Copier」というツールを使うと、ジンドゥーで作成したコンテンツを一括で保存できます。

Windows ユーザーの場合は次のプログラムを用いてバックアップが行えるかもしれません：HTTrack（このプログラムは指定された URL の完全なコピーをコンピュータに保存します。）

このバックアップをクリエイターサイトに直接アップロードすることはできませんが、ホームページに掲載していたオリジナルの画像は保存できるでしょうし、コンテンツについても手動で復元げきるでしょう。

出典：クリエイターサイトのバックアップについて ー ジンドゥークリエイターサポート

なお、HTTrack Website Copierの使い方は、以下のWebサイトに詳しい解説記事がありますので、こちらを参考にすると良いですよ。

参考リンク Jimdoで作ったページのバックアップを取る方法 – ポポデザイン | 西宮市のホームページ制作 – 女性デザイナーでサポート抜群

手順②：WordPressサイトを立ち上げる

ジンドゥーのコンテンツをコピペして一時的に保存するためのWordPressサイトを立ち上げます。

この時点ではジンドゥーで使用しているドメインの移管は行いません。

コピペして一時的に保存するといっても、最終的にはこのWordPressサイトをそっくりそのまま別のWordPressサイトにコピーして、ドメインを紐付けることになりますので、ページのコピペはもちろん、メニュー構成やページのパーマリンク(URL)もきちんとコピーしておきましょう。

この手順でやるべきことは下記3つです。

上記の順に解説します。

ドメイン移管先の選定

ジンドゥーで取得したドメインの移管先を選定します。

代表的なドメインの移管先は次のとおりです。

どこでも構わないので、まずはドメインの移管先を決めましょう。

移行先のレンタルサーバーの選定

次に、移行先のレンタルサーバーを選定します(WordPressの設置先)。

ちなみに、筆者おすすめの移行先レンタルサーバーは下記3つです。

詳しくは別記事の「ブログ初心者におすすめなレンタルサーバー6選」をどうぞ。

どのサーバーでもOKですが、サーバー選びで迷ったら、下記のように運営目的で選べば間違いないと思います。

ブログの場合、最近は「ロリポップ！」のベーシックプランが高速で料金もリーズナブルなのでおすすめです(最近、試しに契約してみたら思いのほか良くなってました)。

ちなみに、当ブログはエックスサーバーで運営してます。

レンタルサーバーの初期ドメインにWordPressをインストールする

レンタルサーバーの契約を済ませたら、レンタルサーバーの初期ドメインにWordPressをインストールします。

レンタルサーバーの初期ドメインとは、サーバーを契約すると無料で使える下記ドメインのことです。

一時的にコンテンツを保存するために必要なので、初期ドメインにWordPressをインストールし、コンテンツを保存します。

ちなみに、下記記事でエックスサーバーとロリポップ、ConoHa WINGでWordPressをインストールする方法を解説していますので、是非どうぞ。

手順③：ジンドゥーで作成したコンテンツをWordPressにコピペする

WordPressをインストールしたら、ジンドゥーのコンテンツをWordPressにどんどんコピペしましょう。

コンテンツだけでなく、以下の項目もきちんとコピーしましょう。

ジンドゥーのコンテンツのコピペが完了したら、次の手順に進みます。

手順④：ジンドゥーで取得した独自ドメインを他のレジストラに移管する

コンテンツのコピーが完了したら、次の手順でジンドゥーで取得した独自ドメインを他のレジストラに移管します。

上記の順に解説します。

手順①：ジンドゥーProの契約を解除する

まずはジンドゥーProの契約を解除します。
ダッシュボードサイドメニューのご契約情報を選択します。

ご利用プランが表示されますので、画面下部の
「ジンドゥーPro のキャンセルはこちらをクリックしてください。」という文言の「こちら」をクリックします。

「本当に解約されますか？」というタイトルの画面が表示されますので、画面下部の
「いいえ、解約を希望します」というリンクをクリックします。

解約の注意事項が表示されますので、以下の文言にチェックを入れます。

「外部へ移管を希望します」にチェックを入れたら、以降のチェックボックス全てにチェックを入れます。

手順②：メールアドレスにAuthcodeが送信される

ジンドゥーに登録しているメールアドレスに、ドメイン移管に必要な「Authcode」が記載されたメールが届きます。

メールを受信したら、「手順②：WordPressサイトを立ち上げる」で紹介したドメイン登録サービス(お名前.com、ムームードメイン、エックスドメイン)にドメイン移管申請を行います。

手順③：ドメイン移管申請

ドメイン移管申請は、ドメイン登録サービスのトップページに「ドメイン移管」というメニューがありますので、そこから申請します。

ドメイン移管は概ね5日～1週間程度かかります

Authcodeを取得し、ドメイン登録サービス事業者にドメイン移管申請をしてから移管が完了するまで、おおむね5日〜1週間程度かかります。

ちなみに、移管申請中はもちろん、移管申請完了後もDNS情報を書き換えない限り、ジンドゥーサイトは表示されたままの状態となります。

移管申請をしたからといって、ジンドゥーのサイトがいきなり表示されなくなることはありません。ご安心ください。

手順④：ドメイン移管後、DNS情報を変更する

ドメイン移管手続きが完了したら、ドメインとレンタルサーバーに情報を紐づけるため、DNS情報を変更します。

例えば、お名前.comにドメインを移管した場合、下記記事でも解説しているとおり、契約済みのレンタルサーバーとドメインを紐づける必要があります。

DNS情報の変更後、サーバー側でドメインの追加を行いましたら、ドメインにアクセスしてDNS情報が書き換わっているか確認して下さい。

ドメインの移行が完了したら、ジンドゥーサイトからコンテンツを移転したサイトから、ドメインを移行したURLへサイトデータを復元させます。

手順⑤：保存したコンテンツをWordPressサイトに移行する

手順③：ジンドゥーで作成したコンテンツをWordPressにコピペするで一時的に保存したコンテンツを独自ドメインと紐づいたWordPressサイトにコンテンツを移行します。

ちなみに、移行方法は下記2つあります。

上記のとおり。

レンタルサーバーの引っ越し機能を使う

「移行先のレンタルサーバーの選定」という項目で下記5つのレンタルサーバーを紹介しましたが、いずれも簡単引っ越し機能がありますので、
ドメイン名と、WordPressのユーザーID・パスワードを入力するだけで、簡単にコンテンツを移行できます。

公式サイトでやり方を確認できます

100ページ以内なら、だいたい1～2分ぐらいで引っ越し作業が終わります。

手間がかからないので、個人的にはこのやり方がおすすめです。

「All-in-One WP Migration」を使ってサイトを移行

「All-in-One WP Migration」というプラグインを使うことで、WordPressサイト間の移行が簡単にできます。

具体的なやり方は別記事の「サイトを丸ごと移行（引越し）するプラグイン「All-in-One WP Migration」」で詳しく解説していますので、是非どうぞ。

以上でジンドゥーからWordPressへの移行作業は完了です。

まとめ

以上、ジンドゥーの独自ドメインプランからWordPressに移行する手順を解説しました。

WordPressに移行したら、テーマを変更してサイトの見た目を調整すると良いですよ。

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