ホームページを自作する方法【個人事業主・中小企業向け】

ホームページを自作する方法【個人事業主・中小企業向け】

ホームページを自分で作りたいけど、本当に初心者でも作れますか?

制作会社へ依頼すると高額なので、できるだけ費用を抑えたいです。

WordPressやSTUDIO、Wixなど、どのツールを選べばいいのか分からないので、 どこから手を付ければ良いのか、手順を分かりやすく教えてほしいです。

この記事では、個人事業主・中小企業がホームページを自作する方法を初心者向けに分かりやすく解説します。

この記事の内容
  • 個人事業主・中小企業でもホームページを自作できる理由
  • ホームページを作る前に知っておきたい注意点
  • ホームページを自作する7つの手順
  • 初心者におすすめなホームページ作成ツール
  • ホームページ公開後にやるべきこと

なお、本記事を書いている筆者は、自社サイトや企業ホームページの制作・運営を行っており、ホームページ制作のワークショップも定期的に開催しています。

これまでの経験をもとに、本記事では、個人事業主・中小企業がホームページを自作する方法を初心者向けに分かりやすく解説します。

「制作会社へ依頼するほどの予算はない」「自分でホームページを作ってみたい」という方は、ぜひ最後までご覧ください。

目次

個人事業主・中小企業でもホームページは自作できる

結論からいうと、個人事業主・中小企業でもホームページは十分に自作できます。

現在はWordPressやSTUDIO、Wixなどのホームページ作成ツールが充実しており、専門知識がなくても比較的簡単にホームページを作れる時代になりました。

ただし、ホームページを作るだけでなく、問い合わせにつながるホームページにするためには、ページ構成や情報設計を考えながら制作を進めることが大切です。

ホームページを自作するメリット

ホームページを自作するメリットは、主に下記3つです。

  • 制作費を抑えられる
  • 自分で更新・修正できる
  • ホームページの知識が身に付く

それぞれ解説します。

制作費を抑えられる

ホームページ制作会社へ依頼すると、数十万円以上の費用がかかることも珍しくありません。

一方、自作であれば、ドメイン代やレンタルサーバー代など最低限の費用だけでホームページを公開できます。

制作費を抑えたい個人事業主や中小企業にとって、自作は大きなメリットといえるでしょう。

自分で更新・修正できる

ホームページを自作すると、文章や画像の変更、お知らせの追加などを自分で行えます。

制作会社へ依頼するたびに費用や時間がかかることもないため、最新の情報をすぐに反映できます。

ホームページの知識が身に付く

ホームページを自作すると、サイト運営やWeb集客に関する知識も自然と身に付きます。

SEOやアクセス解析、コンテンツの改善などにも取り組みやすくなるため、長期的に見ても大きな財産になります。

ホームページを自作するデメリット

ホームページを自作するデメリットは、主に下記3つです。

  • 制作に時間がかかる
  • デザインには限界がある
  • 分からないことは自分で調べる必要がある

それぞれ解説します。

制作に時間がかかる

ホームページを自作する場合、ツールの使い方を覚えたり、ページを作成したりする時間が必要です。

そのため、できるだけ早くホームページを公開したい方は、制作会社へ依頼した方が早い場合もあります。

デザインには限界がある

ホームページ作成ツールを使えば見栄えの良いホームページは作れますが、オリジナルデザインを作るには専門的な知識や経験が必要です。

デザインに強くこだわる場合は、テンプレートを利用するか、デザインのみ制作会社へ依頼することも検討するとよいでしょう。

分からないことは自分で調べる必要がある

ホームページを作っていると、操作方法や設定で迷う場面もあります。

その都度、自分で調べたり解決したりする必要があるため、人によっては負担に感じることもあります。

ただし、現在は公式マニュアルや解説記事、AIなどを活用すれば、多くの疑問は自分で解決できるようになっています。

個人事業主・中小企業がホームページを自作する流れ【全体像】

ホームページを自作する流れは、下記7つの手順です。

  • 手順①:ホームページを作る目的を決める
  • 手順②:必要なページをピックアップする
  • 手順③:サイトマップ(ページ構成)を考える
  • 手順④:トップページの構成を考える
  • 手順⑤:ドメイン名を決める
  • 手順⑥:ホームページを作るツールを選ぶ
  • 手順⑦:ページを作成して公開する

全体の流れは、「設計」と「制作」の2つに分けられます。

  • 手順①〜④:ホームページの設計
  • 手順⑤〜⑦:ホームページの制作・公開

ホームページをいきなり作り始めるのではなく、最初に設計を行うことで、作業をスムーズに進められます。

次の章から、それぞれの手順を詳しく解説します。

ホームページを作る前に知っておきたい注意点

ホームページを自作するときは、次の2つを意識することが大切です。

  • 設計図を考えずに作り始めない
  • デザインにこだわり過ぎない

どちらも初心者が失敗しやすいポイントなので、ホームページを作り始める前に確認しておきましょう。

設計図を考えずに作り始めない

ホームページの設計図を考えずに作り始めると、途中で「このページも必要だった」「メニューを変更したい」といった修正が増え、作業が非効率になってしまいます。

実際、筆者も初めてホームページを作ったときは、設計図を作らずに思いつきで制作を進めた結果、途中でページ構成が分からなくなり、何度も作り直すことになりました。

このような失敗を防ぐためにも、最初に必要なページやサイト構成を整理してから制作を始めることをおすすめします。

デザインにこだわらない

初心者が最初から理想どおりのデザインを作るのは簡単ではありません。

デザインに時間をかけ過ぎると、ホームページがなかなか完成せず、公開までに何か月もかかってしまうことがあります。

まずはテンプレートを活用し、必要な情報を分かりやすく伝えるホームページを完成させることを優先しましょう。

ホームページは公開してから改善を重ねることが大切です。

個人事業主・中小企業がホームページを自作する手順

ホームページを自作する手順は、下記7つです。

  • 手順①:ホームページを作る目的を決める
  • 手順②:必要なページをピックアップする
  • 手順③:サイトマップ(ページ構成)を考える
  • 手順④:トップページの構成を考える
  • 手順⑤:ドメイン名を決める
  • 手順⑥:ホームページを作るツールを選ぶ
  • 手順⑦:ページを作成して公開する

それでは、各手順を順番に解説します。

手順①:ホームページを作る目的を決める

最初に、ホームページを作る目的を明確にしましょう。

ホームページは、目的によって必要なページや構成が大きく変わります。

例えば、ホームページを作る目的には、下記のようなものがあります。

  • 会社や店舗の情報を掲載したい
  • 商品・サービスを紹介したい
  • お問い合わせを増やしたい
  • ネット予約を受け付けたい
  • 採用活動に活用したい

目的が決まれば、どのようなページが必要なのか、ホームページ全体の構成も考えやすくなります。

反対に、目的が曖昧なまま作り始めると、「何を掲載すればいいのか分からない」「情報を詰め込み過ぎて分かりにくいホームページになる」といった失敗につながりやすくなります。

ホームページを作る前に、「誰に」「何を伝えたいのか」を整理しておきましょう。

手順②:必要なページをピックアップする

ホームページを作る目的が決まったら、次は必要なページをピックアップしましょう。

例えば、飲食店のホームページであれば、次のようなページが必要です。

  • メニュー
  • 店舗情報
  • アクセス
  • お問い合わせ

製造業のホームページであれば、次のようなページが考えられます。

  • 商品・製品紹介
  • 設備紹介
  • 会社概要
  • お問い合わせ

このように、業種やホームページの目的に応じて、必要なページを書き出していきましょう。

必要なページが思いつかないときは競合サイトを参考にする

必要なページが思い浮かばない場合は、競合他社のホームページを参考にするのがおすすめです。

同業他社のホームページを3〜5サイトほど見ると、どのようなページが必要なのかイメージしやすくなります。

ただし、そのまま真似をするのではなく、自社に必要なページだけを取り入れるようにしましょう。

手順③:サイトマップ(ページ構成)を考える

必要なページをピックアップしたら、サイトマップ(ページ構成)を考えましょう。

サイトマップとは、ホームページ全体のページ構成を図で表したものです。

サイトマップを作っておくと、ページ同士のつながりが分かりやすくなり、制作途中でページを追加したり、メニュー構成を変更したりする手間を減らせます。

ホームページの規模が大きくなるほど、サイトマップの重要性も高くなりますので、最初に作成しておくことをおすすめします。

サイトマップの作り方は別記事の「ページ構成(サイトマップ)の考え方を解説【サンプルあり】」で詳しく解説していますので、是非どうぞ。

手順④:トップページの構成を考える

サイトマップを作成したら、次はトップページの構成を考えましょう。

トップページはホームページの顔となるページです。

初めてホームページを訪れたユーザーが、「どのような会社なのか」「どのようなサービスを提供しているのか」を短時間で理解できるように構成することが大切です。

ホームページ制作では、「ワイヤーフレーム」と呼ばれる設計図を作成することが一般的です。

ワイヤーフレームはツールを使えば簡単に作れますので、作れるツールを使ってトップページの構成をざっくりと考えましょう。

ワイヤーフレームが作れるツールをTechAcademyマガジンさんの「初心者でも使える6つ厳選!無料でワイヤーフレームを作成できるツール」という記事で紹介されていますので、是非参考にしてみて下さい。

ツールを使って作るのは面倒という方は、手書きでもOKです。

実際、筆者が自分のホームぺージを作る時は、大きめのノートやいらない紙を使って手書きでイメージを書いてます。

自分が分かれば良いので、ツールを使うのが難しい方は手書きで大まかなレイアウトを書き出してから作業を進めると良いですよ。

情報を詰め込み過ぎない

トップページには、伝えたい情報を詰め込み過ぎないようにしましょう。

「あれも載せたい」「これも紹介したい」と考えてしまいがちですが、情報が多過ぎると、かえって何を伝えたいホームページなのか分かりにくくなります。

掲載する内容は、本当に伝えたい情報に絞り込み、シンプルで見やすいトップページを目指しましょう。

手順⑤:ドメイン名を決める

トップページの構成まで決まったら、ホームページのドメイン名を決めましょう。

ドメインとは、ホームページの住所となるURLのことです。

例えば、当サイトであれば「takapon.net」がドメイン名にあたります。

ドメイン名は一度決めると変更しにくいため、会社名や屋号、サービス名など、長く使える名前を選ぶことをおすすめします。

また、ドメイン名は早い者勝ちです。

希望するドメインがすでに取得されている場合もありますので、候補を2〜3個ほど考えておくと安心です。

ドメインの取得方法は、別記事の「独自ドメインの取得方法や基礎知識を解説【自分だけのサイトを作ろう】」で詳しく解説していますので、是非どうぞ。

手順⑥:ホームページを作るツールを選ぶ

ドメイン名を決めたら、ホームページを作るツールを選びましょう。

現在では、専門知識がなくてもホームページを作れるツールが充実しています。

初心者におすすめなホームページ作成ツールは、下記4つです。

ツール特徴
WordPress拡張性が高く、SEOにも強い。ブログ運営にもおすすめ
STUDIOノーコードで操作でき、デザイン性が高い
テンプレートが豊富で、初心者でも簡単に作れる
シンプルなホームページを手軽に作成できる
チラシのような簡易的なサイトやランディングページを作りたい方
店舗のホームページを作りたい方

どのツールを選ぶかは目的によって異なりますが、本格的にホームページを運営したい方にはWordPressがおすすめです。

一方、「できるだけ簡単にホームページを作りたい」という方は、STUDIOやWix、ジンドゥーを選ぶとよいでしょう。

それぞれの特徴や選び方については、別記事の「初心者向けホームページ作成ツールおすすめ5選」で詳しく解説していますので、是非どうぞ。

手順⑦:ページを作成して公開する

ホームページを作るツールを準備したら、実際にページを作成して公開しましょう。

ここまでに考えたサイトマップやトップページの構成をもとに、各ページを順番に作成していきます。

まずは、最低限必要なページを公開し、その後に内容を充実させていく方法がおすすめです。

最初から完璧なホームページを目指す必要はありません。

実際、多くのホームページは公開後も情報を追加したり、デザインを改善したりしながら育てています。

そのため、「完成してから公開する」のではなく、「公開しながら改善する」という考え方で進めると、ホームページを運営しやすくなります。

ホームページを公開した後にやること

ホームページは公開したら終わりではありません。

公開後も改善や情報発信を続けることで、検索エンジンやユーザーから評価されやすいホームページへ育てていくことが大切です。

公開後にやることは、主に下記3つです。

  • Googleサーチコンソール・Googleアナリティクスを設定する
  • 定期的に情報を更新する
  • アクセス状況を見ながら改善する

それでは、それぞれ詳しく解説します。

Googleサーチコンソール・Googleアナリティクスを設定する

ホームページを公開したら、GoogleサーチコンソールとGoogleアナリティクスを設定しましょう。

サーチコンソールでは検索順位や検索キーワード、Googleアナリティクスではアクセス数やユーザーの行動を確認できます。

ホームページを改善するためにも、公開後できるだけ早く導入しておくことをおすすめします。

定期的に情報を更新する

ホームページは、一度作って終わりではありません。

サービス内容や料金、営業時間などに変更があれば、できるだけ早く更新しましょう。

また、お知らせやブログなどを定期的に更新することで、ホームページを訪れるユーザーにも新しい情報を届けられます。

アクセス状況を見ながら改善する

ホームページを公開したら、アクセス状況を確認しながら改善を続けることが大切です。

どのページがよく読まれているのか、どこで離脱しているのかを分析することで、改善点が見えてきます。

最初から完璧なホームページを作ることは難しいため、公開後に少しずつ改善を積み重ねていきましょう。

ホームページだけでは集客できない

ホームページを公開しただけで、お客様が自然に集まるわけではありません。

ホームページは、あくまで会社やサービスを紹介する「受け皿」です。

ホームページへ訪問者を集めるためには、Web集客を継続的に行う必要があります。

代表的なWeb集客の方法には、下記のようなものがあります。

  • SEO対策(検索エンジン対策)
  • MEO対策(Googleマップ対策)
  • SNS運用
  • Web広告
  • YouTube
  • メルマガ・LINE

例えば、検索エンジンから集客したい場合はSEO対策、地域のお客様を増やしたい場合はMEO対策が効果的です。

また、一度ホームページへ訪れた見込み客との関係を築くためには、メルマガやLINEを活用することも重要です。

ホームページは「作ること」が目的ではなく、「集客につなげること」が目的です。

公開後はホームページを育てながら、自社に合ったWeb集客を継続していきましょう。

なお、Web集客の具体的な方法については、下記記事で詳しく解説していますので、是非どうぞ。

まとめ

以上、個人事業主・中小企業がホームページを自作する方法について解説しました。

ホームページを自作する流れは、下記7つです。

  • 手順①:ホームページを作る目的を決める
  • 手順②:必要なページをピックアップする
  • 手順③:サイトマップ(ページ構成)を考える
  • 手順④:トップページの構成を考える
  • 手順⑤:ドメイン名を決める
  • 手順⑥:ホームページを作るツールを選ぶ
  • 手順⑦:ページを作成して公開する

現在では、WordPressやSTUDIOなどのツールを利用すれば、専門知識がなくてもホームページを自作できます。

ただし、ホームページは公開しただけでは集客できません。

公開後はアクセス状況を確認しながら改善を続けるとともに、SEO対策やSNS運用、MEO対策などのWeb集客にも取り組むことが大切です。

本記事を参考に、ぜひ自社のホームページ作りにチャレンジしてみてください。

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