
- メディアを運営していて、外注ライターに記事を書いて貰ってるけど、全く集客できないよ。
- 定期的に記事を公開しているけど、アクセス数が全然伸びないよ。
- 文字単価の高いライターに記事を書いて貰えばアクセスが増えて集客できるようになるのかな?
この記事では、こういった疑問にお答えします。
- 外注ライターが書いた記事で集客できない理由は3つ
- 外注ライターが書いた記事で集客を考える人のよくある勘違い
- 外注ライターが書いた記事で集客するコツは3つ
なお、本記事の筆者はブログ歴が12年以上あり、10年近くブログ収益(ブログ集客とアフィリエイト)でご飯を食べています。
また、3年ぐらい前まで、いくつかの記事をクラウドソーシングを使って実際に記事外注をしていました。
こういった経験を元に、外注ライターが書いた記事を使ってメディアを運営している方向けに、なぜ、外注ライターの書いた記事で集客できないのか、その理由や解決策を紹介します。
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外注ライターが書いた記事で集客できない理由は3つ
外注ライターが書いた記事で集客できない理由は3つあります。
- 発注者自信が理解していないから
- ライターの質を判断できないから
- 記事の質をコントロールできないから
上記のとおりです。
発注者自身が理解していないから
1番の理由は、どんな記事を書いてもらえば良いのか、発注者自身が理解していない事です。
記事の書き方、記事構成、サイト設計をきちんと理解していない状態で外注ライターに依頼したところで、良い記事は納品されません。
理解していない人が発注するのですから、当然そうなります。
ライターの質を判断できないから
外注ライターをクラウドソーシングサイトで1度でも募集した事がある方なら分かると思いますが、外注ライターの募集をかけると短期間で大量のライターを集める事ができます。
募集をかければ数は集まりますが、ライターの質はピンキリで、記事の内容は実際に記事が納品されないと分かりません。
ピン(質の良い)ライターに当たれば良いですが、キリ(質が悪い)に当たれば最悪です。
下記のように、適当な記事を納品してくるライターもいます。
- コピペした記事
- 記事構成がおかしい
- 文章量が少ない
- 内容のない記事(人間が書いたのか疑わしい文章)
外注ライターを使うとこうした問題と常に隣り合わせとなりますので、まずはライターの見極めが必要になるのですが、初心者の方がライターの質を判断するのは難しいです。
文章を書くのが得意な方であれば、納品された記事をチェックした時に「これはおかしい」と気づくと思いますが、文章を書くのが得意でなければチェックが甘くなりがちです。
チェックが甘ければ、微妙なライターが書いた記事を使う事になり、そのような記事で集客するのは難しいです。
記事の質をコントロールできないから
記事作成を理解していない方が外注ライターに記事を発注しても、記事の質をコントロールするのは難しいです。
具体的に指示したつもりでも、以下のような記事が納品されてしまう事はよくあります。
- 言い回しがおかしい
- 誤字脱字が多い
- 意図した記事が納品されない
- 文章構成がおかしい(文章が論理的ではない)
- 記事の質が低い
言い回しや誤字脱字については簡単に修正できることなので、問題視する必要はありませんが、問題なのは、「意図した記事が納品されない」、「文章構成がおかしい」、「記事の質が低い」ことです。
「ライターの質を判断できないから」という項目でも解説したとおり、外注ライターはピンキリです。
キリに当たってしまうと、こういった事は良くおこります。
外注ライターが書いた記事で集客を考える人のよくある勘違い
外注ライターが書いた記事で集客を考える人のよくある勘違いを3つ紹介します。
- 記事を増やせばアクセスが増える
- 発注マニュアルを準備すれば質をコントロールできる
- 単価の高いライターに書いて貰えれば集客できる
上記のとおりです。
記事を増やせばアクセスが増える
記事が増えればアクセスが増えるというのは、正しい考え方ではありません。
闇雲に記事を増やしたところでアクセスは増えません。
アクセスを増やすには、狙ったキーワードを元に検索意図に沿って、内部対策を施しながら記事を書く必要があります。
検索意図の言葉の意味は「【SEO】検索意図とは【重要性・調べ方・リサーチ方法を解説】」をどうぞ。
外注ライターが検索意図に沿って、内部対策を施した記事を書かないとアクセスは伸びません。
- 記事数を増やす = アクセスが増える
単純に記事数を増やしただけでは、上記を実現させることは不可能です。
発注マニュアルを準備すれば質をコントロールできる
記事の質をコントロールするために、記事外注のマニュアルを準備することは必要ですが、書く事に慣れていない人が作ったマニュアルで質をコントロールするのは難しいです。
「それなら、経験者が販売している外注マニュアルを買って、それを使えば良いのでは?」と思うかもしれませんが、そのマニュアルをそのまま使っても質をコントロールするのは難しいです。
マニュアルは運営メディアに合致した内容に修正する必要がありますが、書く事に慣れていない人が内容を修正するのは難しいです。
単価の高いライターに書いて貰えれば集客できる
外注ライターは基本的に「安かろう悪かろう」です。
1記事200円とか300円で記事を書いてくれるライターもいますが、安い金額で執筆を引き受けるライターが書いた記事は、正直、公開できるレベルの記事内容は期待できません。
ちなみに、この記事を書いている筆者が、初めて記事外注をした時は、極力コストをかけたくないと思い、「とりあえず1記事300円で10記事(合計3,000円)」と発注していました。
金を払えば記事ができ上がるので、これは楽だと思いましたが、納品された記事を見るとあまりにも質が低すぎて、結局、1記事も公開できませんでした。
単価を上げればまともなライターが記事を書いてくれるのでは?と思い、単価を上げて発注してみましたが、どれも似たり寄ったりで、時間と費用の無駄でした。
費用を無駄にしたといっても数万円程度のことなので、金銭的なダメージはありませんが、時間を無駄にしたことが何より辛かったです。
まあ、こうしたことは「勉強代」と割り切るしかないと思います。
外注ライターの書いた記事で集客するコツは3つ
最後に、記事外注をしていた筆者の実体験を元に、外注ライターが書いた記事で集客するコツを3つ紹介します。
- まずは発注者のライティング力を鍛える
- 発注者がライティング力を鍛えた上でマニュアルを整備する
- 根気よく良いライターを探す
上記のとおりです。
まずは発注者のライティング力を鍛える
外注ライターに記事を発注する前に、まずは自分のライティング力を鍛えましょう。
自身のライティング力が低いと、記事の良し悪しが判断できないのはもちろん、どのような構成で記事を書いて貰いたいのか、具体的な指示ができません。
ライティング力があれば、書いて貰いたい記事の構成を具体的に指示できるようになり、質の高い記事を書いて貰いやすくなります。
ライティング力を鍛えるには、本で学ぶことが近道です。
ちなみに、以下の記事で文章の書き方やSEOライティングが学べる本を紹介していますので、興味のある方は是非どうぞ。
発注者がライティング力を鍛えた上でマニュアルを整備する
ライティング力を鍛えた上で、マニュアルを整備しましょう。
誰に依頼しても同じような文体になるように、記事作成のルールや指示内容をマニュアルに纏めましょう。
1からマニュアルを作成するのが面倒であれば、他者が作成された記事作成マニュアルを購入してもOKです。
マニュアルを購入したら、自分のビジネスにあった内容にマニュアルを修正しましょう。
ライティング力を鍛えていれば、自分のビジネスに合った内容に修正できると思います。
根気よく良いライターを探す
マニュアルを整備したら、良いライターを探しましょう。
筆者も色々なクラウドソーシングサイトで一通りライターを探したことがありますが、継続して頼める人を見つけるのは難しいです。
これは実際に身銭を切って、いろんなライターに記事を書いてもらえば分かると思いますが、良いライターは多くはいません。
ちなみに、筆者が良いライターを見つけた時は、以下の方法で見つけました。
- 正式に依頼する前にテスト記事を書いて貰う
- ブログを運営しているライターに依頼する
正式に依頼する前にテスト記事を書いて貰う
正式に依頼する前にテスト記事を書いて貰う事で、質の悪いライターを排除する事ができます。
ブログを運営しているライターに依頼する
ブログを運営している方で、たまにライティング案件を受け付けているブログ運営者がいます。
記事の質はブログの記事を見れば一目瞭然なので、ブログ運営者にライティングを依頼するという選択肢もあります。
まとめ
以上、外注ライターが書いた記事で集客できない理由と、外注ライターの書いた記事で集客するコツを解説しました。
外注を依頼する発注者自身が、どんな記事を書いて貰えば良いのかを理解していなければ、どんなに大量の記事を書いて貰ったところで集客には繋がりません。
まずは記事の書き方や、SEOライティング、サイト構成等を学び、その上で良いライターを探しましょう。