
- メディアを運営していて、外注ライターに記事を書いて貰ってるけど、全く集客できないよ。
- 定期的に記事を公開しているけど、アクセス数が全然伸びないよ。
- 文字単価の高いライターに記事を書いて貰えばアクセスが増えて集客できるようになるのかな?
この記事では、こういった疑問にお答えします。
- 外注ライターが書いた記事で集客できない理由は3つ
- 外注ライターが書いた記事で集客を考える人のよくある勘違い
- 外注ライターが書いた記事で集客するコツは3つ
なお、本記事の筆者はブログ歴が15年以上あり、13年近くブログ収益(ブログ集客とアフィリエイト)でご飯を食べています。
また、6年ぐらい前まで、クラウドソーシングを使って実際に記事外注をしていたこともあります。
こういった経験をもとに、この記事では、外注ライターが書いた記事を使ってメディアを運営している方向けに、なぜ、外注ライターの書いた記事で集客できないのか、その理由や解決策を紹介します。
目次
外注ライターが書いた記事で集客できない理由は3つ
外注ライターが書いた記事で集客できない理由は3つあります。
- 発注者自信が理解していないから
- ライターの質を判断できないから
- 記事の質をコントロールできないから
上記のとおりです。
発注者自身が理解していないから
1番の理由は、どんな記事をライターに書いてもらえば良いのか、発注者自身が理解していない事です。
記事の書き方、記事構成、サイト設計をきちんと理解していない状態で外注ライターに依頼したところで、意図した記事が納品されることはありません。
理解していない人が発注するのですから、当然そうなります。
ライターの質を判断できないから
外注ライターをクラウドソーシングサイトで1度でも募集した事がある方なら分かると思いますが、募集をかけると短期間で大量のライターを集めることができます。
募集をかければ数は集まりますが、ライターの質はピンキリで、記事の内容は実際に記事が納品されないと分かりません。
ピン(質の良い)ライターに当たれば良いですが、キリ(質が悪い)に当たれば最悪です。
下記のような適当な記事を納品してくるライターもいます。
- コピペしただけの記事
- 記事構成がおかしい
- 文章量が少ない
- 内容のない記事(人間が書いたのか疑わしい文章)
外注ライターに記事を書いてもらうと上記の問題と常に隣り合わせとなるため、ライターの見極めが必要になるのですが、残念ながら、初心者がライターの質を判断するのは難しいです。
初心者でも、文章を書くのが得意な方であれば、納品された記事をチェックした時に「これはおかしい」と気づくと思いますが、そうでない方がチェックすると、チェックが甘くなりがちです。
チェックが甘ければ微妙な記事を公開することになります。
微妙な記事で集客できるほど簡単ではありません。
記事の質をコントロールできないから
記事作成を理解していない方が外注ライターに記事を発注しても、記事の質をコントロールするのは難しいです。
具体的に指示したつもりでも、下記のような記事が納品されることはよくあります。
- 言い回しがおかしい
- 誤字脱字が多い
- 意図した記事が納品されない
- 文章構成がおかしい(文章が論理的ではない)
- 記事の質が低い
言い回しや誤字脱字は簡単に修正できることなので、そこまで問題視する必要はありませんが、大きな問題は、「意図した記事が納品されない」、「文章構成がおかしい」、「記事の質が低い」ことです。
「ライターの質を判断できないから」という項目でも解説したとおり、外注ライターはピンキリです。
キリに当たると、このような悲劇が日常的に起こります。
外注ライターが書いた記事で集客を考える人のよくある勘違い
外注ライターが書いた記事で集客を考える人のよくある勘違いを3つ紹介します。
- 記事を増やせばアクセス数が増える
- 発注マニュアルを準備すれば質をコントロールできる
- 単価の高いライターに書いて貰えれば集客できる
上記のとおりです。
記事を増やせばアクセス数が増える
記事が増えればアクセス数が増えるというのは、正しい考え方ではありません。
闇雲に記事を増やしたところでアクセス数は増えません。
アクセスを増やすには、狙ったキーワードを元に検索意図に沿って、内部対策を施しながら記事を書く必要があります。
検索意図の言葉の意味は「【SEO】検索意図とは【重要性・調べ方・リサーチ方法を解説】」をどうぞ。
記事外注を依頼したライターが検索意図に沿って、内部対策を施した記事を書いてくれれば良いですが、そうでなければアクセスは伸びません。
- 記事数を増やす = アクセスが増える
単純に記事数を増やしたところで、上記を実現させることは不可能です。
発注マニュアルを準備すれば質をコントロールできる
記事の質をコントロールするために、記事外注のマニュアルを準備することは必要ですが、書く事に慣れていない人が作ったマニュアルで質をコントロールするのは難しいです。
「それなら、経験者が販売している外注マニュアルを買って、それを使えば良いのでは?」と思うかもしれませんが、そのマニュアルをそのまま使っても質をコントロールするのは難しいです。
マニュアルは運営メディアに合致した内容に修正する必要がありますが、書く事に慣れていない人が内容を修正するのは難しいです。
単価の高いライターに書いて貰えれば集客できる
外注ライターは基本的に「安かろう悪かろう」です。
1記事200円とか300円で記事を書いてくれるライターもいますが、安い金額で執筆を引き受けるライターが書いた記事は、正直、公開できるレベルの記事内容は期待できません。
ちなみに、この記事を書いている筆者が初めて記事外注をした時は、極力コストをかけたくないと思い、「とりあえず1記事300円で10記事(合計3,000円)」とかで発注してました。
金を払えば記事ができ上がるので、これは楽だと思いましたが、納品された記事を見るとあまりにも質が低すぎて、結局、1記事も公開できませんでした。
「安いライターはダメだ!単価を上げればまともなライターが記事を書いてくれるかも?」と思い、単価を10倍に上げて1記事3,000円で発注してみました。
しかし、記事の質は1記事300円のものと大差ありませんでした。
Webメディアに執筆経験ありという経歴の人に依頼してもダメでした
「1記事いくらという依頼をするからダメなんだ、メディア経験があり、文字単価5~10円ぐらいで引き受けてくれる人に発注すればきっと良い記事が納品される」と思い、以下4パターンで記事を発注してみました。
- 1文字5円
- 2,000文字以上
- 3,000文字以上
- 1文字8円
- 2,000文字以上
- 3,000文字以上
依頼した時は「Webメディアの執筆経験がある人に依頼するのだから、今度こそ納得のいく記事が納品される!」と思いましたが、納品された記事を見た時は、期待は落胆へと変わりました。
期待していた質の記事は納品されませんでした。
Webメディアの記事は編集者が修正している場合が殆ど
Webメディアの記事は、ライターが納品した記事を編集者が手直ししたり、修正する場合が多いです。
そのため、ライターの経歴に「Webメディアの執筆実績がある」とあっても、そのライターが100%書いた記事ではないことがあります。
ですので、「メディア実績があるライターなら大丈夫」と盲目的に依頼すると、筆者のように失敗しますので注意しましょう。
外注ライターの書いた記事で集客するコツは3つ
最後に、記事外注をしていた筆者の実体験を元に、外注ライターが書いた記事で集客するコツを3つ紹介します。
- まずは発注者のライティング力を鍛える
- 発注者がライティング力を鍛えた上でマニュアルを整備する
- 根気強く良いライターを探す
上記のとおりです。
まずは発注者のライティング力を鍛える
外注ライターに記事を発注する前に、まずは自分のライティング力を鍛えましょう。
自身のライティング力が低いと、記事の良し悪しが判断できないのはもちろん、どのような構成で記事を書いて貰いたいのか、具体的な指示ができません。
ライティング力を上げれば、書いて貰いたい記事構成を具体的に指示できるようになり、意図した記事が納品されやすくなります。
ライティング力を鍛える方法
ライティング力を鍛えるには、実際に記事を書くのが1番の近道ですが、その前に、本を読んで基礎を身に付けましょう。
ちなみに、以下の記事で文章の書き方やSEOライティングが学べる本を紹介していますので、興味のある方は是非どうぞ。
発注者がライティング力を鍛えた上でマニュアルを整備する
ライティング力を鍛えた上で、マニュアルを整備しましょう。
誰に依頼しても同じような文体になるように、記事作成のルールや指示内容をマニュアルにまとめましょう。
1からマニュアルを作成するのが面倒であれば、他者が作成された記事作成マニュアルを購入してもOKです。
マニュアルを購入したら、自分のビジネスにあった内容にマニュアルを修正しましょう。
ライティング力を鍛えていれば、自分のビジネスに合った内容に修正できると思います。
根気強く良いライターを探す
マニュアルを整備したら、根気強く良いライターを探しましょう。
筆者も色々なクラウドソーシングサイトで一通りライターを探したことがありますが、継続して頼める人を見つけるのは難しいです。
これは実際に身銭を切って、いろんなライターに記事を書いてもらえば分かると思いますが、良いライターは多くはいません。
簡単には見つからないので、根気強く探しましょう。
なお、筆者おすすめの探し方は次の2通りの方法です。
- 正式に依頼する前にテスト記事を書いて貰う
- ブログを運営しているライターに依頼する
正式に依頼する前にテスト記事を書いて貰う
正式に依頼する前に1~2本、テスト記事を書いて貰いましょう。
これでライターのライティング力が分かりますので、質が良ければ採用すれば良いですし、悪ければ依頼せずに済みます。
ブログを運営しているライターに依頼する
ブログを運営している方で、ライティング案件を受け付けているブログ運営者がいます。
記事の質はブログの記事を見れば一目瞭然なので、ハズレを引くことは殆どないので、個人的には安心感が最も高いです(執筆料も高いです)。
まとめ
以上、外注ライターが書いた記事で集客できない理由と、外注ライターの書いた記事で集客するコツを解説しました。
外注を依頼する発注者自身が、どんな記事を書いて貰えば良いのかを理解していなければ、どんなに大量の記事を書いて貰ったところで集客には繋がりません。
まずは記事の書き方や、SEOライティング、サイト構成等を学び、その上で良いライターを探しましょう。