
- 集客するためにランディングページを作って見込み客リストを増やしたい。
- 1件でも多く見込み客を増やしたいから、ランディングページを作る時のポイントを知りたい。
この記事では、こういった疑問にお答えします。
- ランディングページを作る時のポイント14選
なお、本記事の筆者は、2009年にランディングページを初めて自作してから現在まで、商品・サービス販売のセールスレターやメルマガ登録ページ、セミナー告知など、30以上のランディングページ作成・運用してきました。
こういった経験をもとに、この記事では、ランディングページを作る時のポイントを紹介します。
これからランディングページを自作しようとしている方の参考になれば幸いです。
好きなところから読めます
ランディングページを作る時のポイント14選
それでは、ランディングページを作る時のポイントを紹介していきます。ポイントは下記のとおりです。
- ターゲットを絞る
- ファーストビューのキャッチコピーに力を入れる
- 無料オファーを準備する
- 目的を1つに絞る
- ユーザーに選択肢を与えない
- 見込み客にフォーカスしてページを作る
- ベネフィットを明示する
- 行動しない理由を取り除く
- 行動を後押しする
- 重要なことは繰り返し伝える
- SEOを意識してページを作らない
- デザインにこだわらない
- スマホユーザーを意識してページを作る
- 公開後はテスト改善を繰り返す
上記のとおりです。
ターゲットを絞る
ランディングページはターゲットを絞るのが定石です。
ターゲットを絞ると見込み客全体の数は少なくなりますが、見込み客の「質」が上がります。
見込み客の質が上がれば、メルマガの精読率も上がり、集客できた見込み客のうち購入や申し込みをしてくれる比率が上がり、その結果、商品やサービスが売れやすくなります。
「1件でも多くの見込み客を獲得したい」からと言ってターゲットを拡げると、「登録率は高いけどセールスしても全く売れない」という状況に陥ります。
このような状況を避けるために、ランディングページのターゲットは絞った方が良いです。
ターゲットを拡げると見込み客の質は低くなりがち
ターゲットを拡げると見込み客の質は低くなりがちです。
理由はシンプルに、将来的に顧客になり得ない人まで集めてしまうことになるからです。
ターゲットを拡げると登録率は上がりますが、下記のような状況に陥ります。
- 登録されてもすぐに解除される
- メルマガが開封されない(読まれない)
- 迷惑メール報告をされる
- セールスしても全く反応がない
いくら登録数を増やせても、その後の反応が得られなければ意味がありません。
登録数を増やしても読まれなければ無駄
「【メルマガ】読者リストに反応率の高い濃い見込み客だけを残す方法」という記事でも解説している通り、メルマガは読まれなければ存在していないのと同じです。
そもそも読まれていないのですから、セールスしても全く売れません。
ターゲットを拡げると登録数は増えますが、見込み客の質は落ちます。
そうなると何の反応も得られなくなるので、ランディングページを作る際はターゲットを徹底的に絞ることを意識しましょう。
ファーストビューのキャッチコピーに力を入れる
ファーストビューはランディングページにアクセスしたユーザーが最初に目にする非常に重要な部分です。
ファーストビューのキャッチコピーが弱いとランディングページに訪問したユーザーに関心をもってもらえず、すぐに離脱されます。
少しでも興味・関心を貰えるよう持ってもらえるよう、ファーストビューのキャッチコピーは力を入れましょう。
キャッチコピーを変えるだけで登録率は大幅に変わる
ファーストビューのキャッチコピーを変えるだけで、登録率は大幅に変わります。
キャッチコピーを変えるだけで登録率が2倍〜3倍に増えるといったことはザラにあります。
実際、筆者も初めてランディングページを作った時、1件登録を獲得するのに3,000円以上のコストがかかってました。
しかし、ファーストビューのキャッチコピーを変えたら、獲得単価が1,000円以下になりました。単純に3倍近く改善したことになります。
その後も改善を続けたら、400〜500円ぐらいまで減らせました。
このように、ファーストビューのキャッチコピーを変えるだけで登録率は大幅に変わりますので、キャッチコピーには力を入れましょう。
無料オファーを準備する
ランディングページの登録率を上げるために、無料オファーを準備しましょう。
無料オファーとは、見込み客に無料で商品・サービスを提供する代わりに、個人情報(名前、メールアドレスなど)を提供してもらう提案のことを言います。
端的に言うと、「メールアドレスを登録して貰えれば、無料でプレゼントを渡す」というものです。
無料オファーがあるページとないページでは、登録率は大きく異ります。
無料オファーがあった方が間違いなく登録されやすくなりますので、必ず準備しましょう。
オファーに魅力が無いと登録率は上がらない
オファーを準備してもオファー自体に魅力がないと、ユーザーに「興味ない」、「欲しいと思わない」と思われてしまい、あまり登録されません。
オファーが魅力的であればあるほど登録されやすくなりますので、見込み客に「欲しい!」と思って貰えるようなオファーを準備しましょう。
目的を1つに絞る
見込み客を集める目的でランディングページを作るなら、目的を
- メルマガに登録してもらう
という一点に絞りましょう。
「せっかく閲覧されたのだから…」と言って、メルマガの登録以外に
- 問い合わせをしてもらおう
- 商品カートを設置しよう(ワンチャン買ってもらえるかも)
などと考えてページを作ると登録率は下がります。
そのまま離脱されたくないと思うかもしれませんが、色々な情報を与えるとユーザーは混乱します。
そうなると、本来、登録してくれるハズであろう人を取りこぼす可能性がありますので、目的は1つに絞りましょう。
ユーザーに選択肢を与えない
ユーザーに選択肢を与えないようにしましょう。
「せっかく訪問してくれたのだから他ページも見てもらいたい」と言って、他ページへの導線を作ると登録率はいっきに落ちます。
人は選択肢が増えれば増えるほど、判断に時間がかかる・判断力がなくなると言われています(「ヒックの法則(ヒック・ハイマンの法則)」と呼ばれています)。
他ページへの導線を作ると、ユーザーに選択肢を与えることになります。選択肢を与えれば登録率は落ちますので、ランディングページの選択肢は下記2択に絞りましょう。
- 登録するか or 離脱するか
見込み客にフォーカスしてページを作る
ランディングページを作る時は、見込み客にフォーカスしてページを作りましょう。
- こんなことができます!
- こんな実績があります!
などといった、自分本位でページを作っても登録率は伸びません。
見込み客のことを第一に考え、
- どのようなニーズがあるのか
- どのような悩みや問題を抱えているのか
- どうすれば悩みや問題が解決できるのか
など、見込み客目線でページを作るようにしましょう。
ベネフィットを明示する
メルマガを登録すると、どのようなベネフィットが得られるのかを明示しましょう。
例えば、このメルマガに登録すると、
- 悩み・問題を解決できます
- 利益改善につながります
- 体質改善に役立ちます
- 稼ぐノウハウが得られます
- 自由な時間が増えます
などのように、見込み客がメルマガに登録することで得られる良い効果を明示しましょう。
ベネフィットを明示しておくことで、見込み客は行動を起こしやすくなりますので、思いつく限りのベネフィットを明示しておきましょう。
行動しない理由を取り除く
行動しない理由は極力取り除きましょう。
人は下記のような考えが浮かぶと行動しなくなります。
- 自分のことではない(無関係)
- ベネフィットがない
- なんとなく胡散臭い・怪しい
- 今すぐ必要ないのでは?
- セールスがしつこかったら嫌だ
- 個人情報が流出するのでは?
上記のような行動しない理由は全て取り除いてあげましょう。
行動を後押しする
行動を後押しすることで、ユーザーは行動を起こしやすくなります。少しでも登録率を上げるために、行動を後押ししましょう。
具体的な方法は下記2つあります。
- 行動を促す
- メリット・デメリットを伝える
上記の順に解説します。
行動を促す
ユーザーに起こしてもらいたい行動を明記することで、行動を促しやすくなります。
- 今すぐ登録してください
- 今すぐ特典を手に入れてください
メリット・デメリットを伝える
登録するメリットデメリットを伝えることで行動の後押しになります。
- 今すぐ登録するメリットを伝える
- 今すぐノウハウが得られる
- 有料で販売していた冊子が期間限定で無料で手に入る
- 料金が割引になる
- 登録者限定特典が手に入る
- 今すぐ登録しないことのデメリットを伝える
- 今の状況を変えることができない
- 特典が得られない
このように、行動によるメリットと行動しない場合のデメリットを伝えることで行動の後押しとなります。
重要なことは繰り返し伝える
ユーザーにとって重要なことは繰り返し伝えましょう。
ページの上部で重要なことを伝えてるから大丈夫などと安心してはいけません。
ページをスクロールしているうちに、興味・関心が別のことに移り、メッセージを忘れてしまう人も少なくありません。
重要なことは何度でも伝えるようにしましょう。
SEOを意識してページを作らない
SEOを意識してページを作るのは避けるべきです。
SEOを意識してページを作ろうとすると、見出しやキーワードなどを意識してページを作ってしまいがちです。
そうなると文章の書き方に制限が出てしまい、
- 階層構造を整えてページを作るべきなのでは?
- 見出しにキーワードを入れるべきなのでは?
- ネガティブなキーワードは買かない方がよいのでは?
- 文章の中にこのようなキーワードを含めた方が良いのでは?
- タイトルと異なる内容を書くべきではないのでは?
などと考えるようになり、ユーザーを意識してページを作らなければならないのに、SEOを意識しながらページを作るようになってしまいます。
そうなると、ユーザーに響かないページが出来上がってしまう可能性があります。
ユーザーに響かなければ、見込み客に登録されません。1件でも多く登録されたいということであれば、SEOを意識してページを作らないようにしましょう。
デザインにこだわらない
ランディングページはデザインにこだわらないようにしましょう。
ランディングページはデザインが綺麗でおしゃれだからといって、登録率が上がるようなものではありません。
「パッと見で何が書いてあるか分からなない」というのは問題ですが、そうでなければデザインにこだわったからと言って、登録率が上がる訳ではありませんから、デザインにこだわるのは止めましょう。
ランディングページの成果を左右するのはコピーとオファーです。デザインではありません。
読みやすくする工夫は必要
デザインにこだわる必要はありませんが、読みやすくする工夫は必要です。
ファーストビューの見せ方、文章の強調の仕方、重要なメッセージの伝え方などはこだわるべきです。
重要な文章に強調を付け足しただけで、登録率が改善することがありますので、読みやすくする工夫は必要です。
具体的にどうすれば良いのか分からないという方は、下記記事でLPデザインを参考にできるギャラリーサイトを紹介していますので、他サイトのデザインを参考にすると良いと思います。
スマホユーザーを意識してページを作る
「スマホで読みやすいブログの書き方とスマホファーストな必要性を解説」という記事でも解説しているとおり、インターネットユーザーの過半数はスマホでWebページを閲覧しています。
ランディングページの作成はパソコンだと思いますが、パソコンで見やすいページを作っても、スマホで閲覧した際に文字が読みにくければ、ランディングページの成果は落ちます。
スマホに最適化されてないというだけで離脱するユーザーもいます。せっかくアクセスしてくれても、離脱されたら終わりです。
スマホでどのように表示されるのかをチェックしながらページを作りましょう。
公開後はテスト改善を繰り返す
ランディングページは公開したら終わりではありません。
ページの公開は見込み客を増やすスタートラインに立ったに過ぎません。公開してから放置しただけで登録されるほど簡単ではありません。
特に、初めて作ったランディングページは、作り手が100%全力で作ったものだったとしても、他ページと比較すると5割以下の出来だったりします。
1件でも多く登録されるには、テスト改善が必要です。
ランディングページを公開したら、ファーストビューを変えたり、コピーやオファーを変えるなどして、テスト改善をひたすら繰り返しましょう。
まとめ
以上、ランディングページを作る時のポイントをまとめて紹介しました。
おわり。