
- ブログを始めてみようと思っているけど、稼ぐこと以外にどんなメリットがあるかな?
- 稼ぐこと以外のメリットが多ければ真剣に取り組んでみたいと思うけど、デメリットが多かったら嫌だな。
- ブログのメリットとデメリットを、実際にブログを運営している人のリアルな意見を聞きたいよ。
この記事では、こういった疑問にお答えします。
- ブログを書くことのメリットは6つ
- ブログを書くことのデメリットは3つ
- ブログを書くことはメリットが多い
なお、本記事の筆者はブログ歴が15年以上あり、13年近くブログ収益でご飯を食べています。
主な収益源はブログ集客とアフィリエイトの2つで、いずれもブログを書くことで収益を発生させる必要があるため、ブログを書くメリットとデメリットは身をもって知っていると自負しています。
こういった経験や実績を元に、稼げるという事以外にブログを書くメリットやブログを書くデメリットを解説します。
前置きはこれぐらいにして、さっそく本題に入りましょう。
目次
ブログを書くことのメリットは6つ
ブログを書くことのメリットは6つあります。
- 文章力が上達する
- Webマーケティング力が上がる
- 収益の機会が増える
- 知名度が得られ、ビジネスに繋げやすくなる
- 問い合わせが増える
- 情報収集の習慣がつく
上記のとおりです。
文章力が上達する
ブログを書いていると「書く」ことに慣れますので、自然と文章力が上達します。
上達の速度は個人差がありますが、文章を書くのが苦手な方でも、100記事ぐらい書くころには文章力は確実に上達しています。
また、100記事まで書かなくても、30~40記事書いた時ぐらいに、一番最初の頃に書いた記事と、最近書いたばかりの記事を見比べると、文章力が上達していることが一目で分かると思います。
ブログを書くことで文章の鍛錬になる
ブログの記事は誰かに読んでもらう事を前提で書く事になりますので、自然と読みやすい文章を意識しながら文章を書くことになります。
ブログに訪問してきたユーザーに記事の内容を正しく伝えるには、理論的かつ正しい日本語で書かなければ内容は伝わりません。
ブログを書くということは、こうしたことを常に意識しながら文章を書くことになりますので、文章の鍛錬になります。
文章力が上達すると仕事の効率も上がる
文章力が上達すると、ブログを書く時間が短縮できることはもちろん、仕事の効率も上がります。
メールや報告書、提案書の執筆時間が早くなります。
短縮できた時間は他の事に時間が使えますので、仕事の効率が上がります。
Webマーケティング力が上がる
ブログを書くということは、ブログを運営することになります。
ブログを運営する動機は、
- 自分のビジネスの集客の導線にしたい
- セルフブランディングをしたい
- アフィリエイトで稼ぎたい
など、人によって様々だと思いますが、全てに共通しているのは「ブログにアクセスを集める」という事です。
いくら記事を書いてもアクセスが無ければビジネスの集客もできませんし、セルフブランディングもできません。
当然、アフィリエイトで稼ぐ事など100%あり得ません。
そのため、ブログを運営するようになると、次のことを日常的に考えるようになります。
- どうやったらブログにアクセスが増えるのか?
- どのようなキーワードを設定すればアクセスが増えるのか?
- そのキーワードはどれぐらい検索されているのか?
- 1か月にどれぐらいブログにアクセスがあったのか?
- どの記事が人気があるのか?人気がある上位10記事に関連する記事を増やしたらどうなるか?
- 上位10記事に関連する他の記事に内部リンクを貼ったらPVが増えるのではないか?
つまり、自然とWebマーケティングの事を考え、実践するようになりますので、必然的にWebマーケティング力が鍛えられるようになります。
ちなみに、「SEO対策が学べるおすすめな本3冊【全体像や内部対策が分かる】」という記事でブログのアクセスアップが学べるおすすめな本を紹介していますので、興味のある方は是非どうぞ。
また、以下の記事で、検索ボリュームを調べる方法や、ページ別のアクセス数を調べる方法を解説していますので、併せてこちらもどうぞ。
収益の機会が増える
ブログを書くと収益の機会が増えます。それも確実に。
例えば、自分の商品を持っている方であれば、露出を増やす事でお問い合わせ増に繋がりますし、
ブログのアクセスが増えればGoogleアドセンスを貼ったり、アフィリエイト広告を貼る事で広告収入を得る機会が増えます。
ブログの記事が増えれば増える程アクセスは増え、アクセス数に比例して広告収入が増えるようになります。
ちなみに、アフィリエイトで広告収入を稼ぐことに興味を持っている方や、始めたばかりの方向けに「【2023年版】アフィリエイト初心者におすすめな本9冊【厳選】」という記事でアフィリエイト初心者におすすめな本を紹介していますので、是非どうぞ。
また、以下の記事でアフィリエイト広告を扱っているASPを紹介していますので、アフィリエイトに興味はあるけどASPに登録していないという方は、併せてこちらもどうぞ。
知名度が得られ、ビジネスに繋げやすくなる
ブログを書いていると、Google検索で情報を探しているユーザーがあなたのブログにアクセスしますので、あなたの事を知って貰える機会が増えます。
もちろん、SNSを通して知ってもらうという方法もありますが、SNSはGoogle検索で情報を探している人には見つけて貰いにくい媒体ですし、文字数の制限や、タイムラインで過去記事を見つけにくい等といった制限を受けるため、検索ユーザーの獲得は不向きです。
ブログの場合、記事を書けば書くほど、ロングテール効果で露出が増えるため、より多くのユーザーにあなたの事を知って貰えるようになりますので、必然的に知名度が上がります。
ちなみに、ロングテール効果の詳しい解説は「【基礎知識】ロングテールSEOとは?メリットやKWの探し方を解説」をどうぞ。
ブログを書いてセルフブランディング
ユーザーの役に立つ情報を発信する事も大切ですが、その他にも以下の情報をブログで発信することでセルフブランディングを確立できます。
- 自分が今何を考えているのか
- どのような信念をもってビジネスに取り組んでいるのか
- 自分にはどういうスキルがあるのか
- 今後、どのような事に取り組みたいのか
ブログをとおして、ブログを書いている人のパーソナリティを認知して貰うことができます。
人とつながる機会が増える
ブログを書いていると、ブログを通じて人とつながる機会が増えます。
- ブログのコメント
- ブログのお問い合わせからのコンタクト
- ブログ記事でイベントを告知した時の申し込み
- 商談や面談の際に「ブログを読んでます」というお声がけをいただく
また、初対面の方とお話する際、こちらが全く相手の事を知らなくても、相手の方から「ブログを読んでますので、あなたの事をある程度知ってます。」といった感じで、お声がけ頂く機会が増えます。
ビジネスをしている方であれば、これは大きなメリットだと思います。
問い合わせが増える
ブログを書いて情報発信していると、Google検索で情報を探しているユーザーからのお問い合わせが増えます。
実際、ブログで集客し続けている方は沢山いますし、筆者もブログで10年以上集客し続けていますので、ブログを書く事で問い合わせが増えるのは間違いないと断言できます。
10年以上集客し続ける記事
筆者が2009年から運営しているブログがあるのですが、このブログ、記事数は400記事ぐらいしかありませんが、2010年に書いた1つの記事だけでずっと集客し続けています。
もちろん、他の記事も読まれていると思いますが、お問い合わせ頂いたお客様に「どのような経路で知っていただいたのですか?」と質問すると、殆どの方が2010年に書いた記事を読んだと答えます。
この記事が問い合わせのきっかけになっている事は間違いありません。
情報収集の習慣がつく
ブログを書いていると、ブログのネタを無意識に探すようになります。
ニュースを見たり、新聞・ネットのニュースを読んだとき、その記事の内容について深く調べたり、自分がどのように感じ、理解したのか考えたりします。
ブログを書く事で、日常的に情報収集する習慣がつくようになります。
ちなみに、ネットの情報収集は、RSSリーダーとGoogleアラートを使うと、効率的に情報収集できるのでおすすめです。
ブログを書くことのデメリットは3つ
ブログを書くことのデメリットは3つあります。
- 時間を失う(書くことに慣れないと時間がかかる)
- 疲れて他の仕事が手につかなくなる
- 結果が出るまで時間がかかる
上記のとおりです。
時間を失う(書くことに慣れないと時間がかかる)
ブログを書くと時間を失います。
書き慣れている方でも1記事書くのに2~3時間費やしたりしますので、書くことに慣れていない方は、倍以上の時間がかかると思います。
ちなみに筆者が1記事書くのに費やす時間は以下のとおりです。
- キーワード選定:30分ぐらい
- 文章構成の作成(タイトル・見出しの作成):40分ぐらい
- 下書き:1時間ぐらい
- 文章校正:20分ぐらい
- アイキャッチ画像の選定:10分ぐらい
- 最終調整(内部リンクを貼る作業・文章の装飾など):10分ぐらい
合計すると2時間50分(約3時間)かかるような感じです(2時間切ることもあります)。
これは、通常の記事を作成する場合ですので、ツールの操作方法を解説するマニュアル記事を書くような時はさらに時間がかかります。
マニュアル記事を作成する時間は倍以上
例えば、以下の記事はMailChimp(メールチンプ)という海外製のメール配信サービスを使ってメールを配信する手順を解説したマニュアル記事ですが、操作方法をイメージしやすいよう、注釈入りのキャプチャ画像をふんだん使用しています。
こうした記事も、テキストだけなら2時間ちょっとで書けると思いますが、以下の工程を追加すると、何時間もかかります。
- ツールの操作画面をキャプチャする
- キャプチャした画像をコンテンツの幅にリサイズする(そのまま使うとデータが重くなるので)
- 画像に注釈を入れる
正直な話、まる1日潰れてしまいます。
1記事書くだけでヘトヘトになりますし、時計を見て愕然とすることもあります。
このように、記事を書くと時間を失うのは間違いありません。
ちなみに、「【簡単操作】画面キャプチャと注釈・文字入れができるフリーソフト「Screenpresso」」という記事で簡単操作で画面キャプチャと画像に注釈を入れることができるツールを紹介していますので、是非どうぞ。
また、画像のリサイズは以下の記事で紹介しているツールがおすすめです。
疲れて他の仕事が手につかなくなる
ブログを書くと疲れます。
文章を書くことに慣れてないと余計に疲れます。
基本、パソコンの前に座っているだけなので、身体的な疲れは殆どありませんが(タイピングの疲れはたかがしれてます)、文章を書くのは頭を使うので、ブログを書くと頭が疲れます。
文章を書き慣れるようになると疲れなくなりますが、慣れないうちは他の仕事が手につかなくなるぐらい頭が疲れます。
ちなみに、この記事を書いている筆者がブログを始めたばかりのころは、1つの記事を書くのに8時間近く時間をかけてましたが、8時間の間、ひたすらブログの記事のことを考えてました。
こうなると、他の仕事が手につかなくなるぐらい疲れます。
結果が出るまで時間がかかる
ブログを書いても、結果が出るまでかなり時間がかかります。
基本的に、立ち上げて間もないブログは、検索経由のアクセスは殆どありません。
「【ブログ初心者】記事を書いてもアクセス数が増えない【半年は我慢】」という記事でも解説しているとおり、最低でも半年は我慢が必要です。
半年で結果が出れば良い方ですが、中には、「1年~2年取り組んでいるのに全く結果が出ない」という方もザラにいます。
多くの時間と労力を費やしているのに全く結果が出なければ、モチベーションを維持するのは難しいです。
大抵の方がブログから撤退することになります。
ちなみに、ブログのモチベーションを維持するコツを「ブログ集客で記事を書く時間を時給換算しても辛いだけ【将来に投資】」という記事で解説していますので、興味のある方は是非どうぞ。
ブログを書くことはメリットが多い
ブログは書き慣れていないと多くの時間を失いますし、書き慣れていても記事によっては多くの時間を失う事があります。
そのため、「割に合わない」と感じる方もいると思いますが、記事が増えてきてアクセス数が増えてくると収益が安定するようになります。
もちろん、メールマガジン等の仕掛けやSNSでのブランディングなども必要になりますが、ブログを書いていれば対面の営業をしなくても「ブログを読みました!」という方からお問い合わせを頂く機会が増え、商圏も広がります。
また、広告出稿すれば直接商品やサービスを販売しなくても、自動販売機のように勝手に収益が発生します。
最初のうちは思うように記事が書けず、アクセスも殆ど無いので、止めたくなるかもしれませんが、続けていれば必ず芽は出ます。
ブログを書くと決めたら、週1でも2週間に1度でも良いので、記事を書き続けるようにしましょう。
まとめ
以上、ブログを書くことのメリットとデメリットを解説しました。
ブログを書くのは、文章に書き慣れるまでの間はかなり辛いと思いますが、メリットは多いので、ブログを書くと決めたらスローペースでも良いので、書き続けるようにしましょう。