
ビジネスブログって、どうやって作れば良いですか?
どんな記事を書けば集客できるようになるのか知りたいです。
ブログ経由で問い合わせや申し込みを獲得したいので、やり方を教えて欲しいです。
この記事では、新規顧客の獲得につながるビジネスブログの作り方を解説します。
- 新規顧客を獲得するビジネスブログの作り方5ステップ
- ビジネスブログに必要な4つのコンテンツ
- ビジネスブログで集客するための3つのポイント
- ビジネスブログを運営するときの注意点3つ
ビジネスブログは、個人事業主や中小企業が新規顧客を獲得するための有効な集客手段のひとつです。
ただし、ブログを開設して記事を書き続ければ、自然と新規顧客を獲得できるわけではありません。
筆者は18年以上ブログを運営しており、16年近くブログ収益を得ています。主な集客手段はブログとメルマガで、10年以上、この2つを中心に新規顧客を獲得してきました。
今でこそ、ブログを読んだ方から「直接会って相談したい」「仕事を依頼したい」といったお問い合わせをいただいていますが、最初から集客できていたわけではありません。
ブログを始めたばかりの頃は、何を書けばよいのか分からず、パソコンの前で何時間も悩んでいました。
それでも、記事を書き続ければいつか集客できると考え、100記事以上書きましたが、ほとんどアクセスがなく、新規顧客も獲得できませんでした。
しかし、自分の書きたいことではなく、見込み客が抱える悩みや疑問に目を向けるようになってから、少しずつ状況が変わり始めました。
読者が必要としている情報を発信することで、ブログ経由でお問い合わせをいただけるようになったのです。
この経験から、ビジネスブログで重要なのは、ただ記事を増やすことではなく、見込み客の悩みを解決し、問い合わせや申し込みにつなげる仕組みを作ることだと実感しています。
この記事では、筆者自身の経験をもとに、新規顧客を獲得するためのビジネスブログの作り方を具体的に解説していきます。
どのようなブログを作れば新規顧客を獲得できるのか、まずはビジネスブログの基本から押さえていきましょう。
ビジネスブログとは?新規顧客の獲得を目的としたブログ


ビジネスブログとは、自社の商品・サービスに興味を持ってもらい、新規顧客の獲得につなげることを目的としたブログです。
例えば、税理士事務所であれば税金や確定申告、美容サロンであれば肌の悩みや美容に関する情報を発信します。
見込み客が抱える悩みや疑問を記事で解決することで、専門性や信頼性を伝え、問い合わせ・申し込みにつなげていく仕組みです。
一般的な日記ブログやアフィリエイトブログとは、主に目的が異なります。
| ブログの種類 | 主な目的 |
|---|---|
| ビジネスブログ | 自社の商品・サービスの顧客獲得 |
| 日記ブログ | 日常の出来事や個人的な体験の発信 |
| アフィリエイトブログ | 他社の商品・サービスを紹介して紹介報酬を得る |
つまり、ビジネスブログで重要なのは、単にアクセス数を増やすことではありません。
自社の商品・サービスを必要としている見込み客に情報を届け、最終的に問い合わせや申し込みにつなげることです。
新規顧客を獲得するビジネスブログの作り方5ステップ


新規顧客を獲得するビジネスブログは、ただ記事を書くだけでは作れません。
見込み客が抱える悩みを把握し、必要な情報を届け、問い合わせや申し込みにつなげる仕組みを作ることが重要です。
具体的には、次の5つのステップで進めていきます。
- 集客したいターゲットを明確にする
- 見込み客の悩みや検索キーワードを調査する
- 見込み客の悩みを解決する記事を書く
- ブログの信頼性を高める
- 問い合わせ・申し込みにつながる導線を作る
それぞれ詳しく解説します。
① 集客したいターゲットを明確にする
まずは、どのような人を新規顧客として獲得したいのか、ターゲットを明確にしましょう。
ターゲットが曖昧なまま記事を書いても、誰に向けた情報なのか分からず、集客につながりにくくなります。
例えば、次のようにターゲットを具体的に考えます。
- 美容サロン:肌荒れやニキビに悩んでいる人
- 学習塾:子どもの成績や受験対策に悩んでいる保護者
- 税理士事務所:確定申告や節税について相談したい個人事業主
- リフォーム会社:住宅の老朽化や設備の不具合に悩んでいる人
このように、業種ごとに商品・サービスを必要としている人や、抱えている悩みは異なります。
ちなみに、私は中小企業向けの資金繰りコンサルティングを行っているため、借入金の返済や運転資金の不足などに悩んでいる経営者をターゲットにしています。
単に「中小企業の経営者」と広く設定するのではなく、どのような問題を抱えている人に情報を届けたいのか、具体的に考えることが重要です。
ターゲットを明確にすることで、書くべき記事の方向性も見えてきます。
② 見込み客の悩みや検索キーワードを調査する
ターゲットを明確にしたら、次は見込み客が抱えている悩みや疑問を調査しましょう。
ビジネスブログでは、自分が伝えたい情報よりも、見込み客が知りたい情報を発信することが重要だからです。
見込み客の悩みを調べる方法は、主に次の5つです。
- 顧客から寄せられた相談や質問を振り返る
- Googleのサジェストや関連検索を調べる
- Yahoo!知恵袋などのQ&Aサイトを調べる
- 競合サイトで扱われている記事のテーマを調べる
- ChatGPTなどの生成AIと壁打ちする
それぞれ解説します。
顧客から寄せられた相談や質問を振り返る
最もおすすめなのが、実際の顧客から寄せられた相談や質問を参考にする方法です。
例えば、美容サロンであれば肌の悩み、学習塾であれば成績や受験に関する相談など、日々の業務の中に記事のヒントが隠れています。
実際に相談された内容であれば、同じ悩みを抱えている人がほかにもいる可能性があります。
ちなみに、私も資金繰りコンサルタントとして活動する中で、経営者から寄せられた相談や質問を参考に記事を書いています。
Googleのサジェストや関連検索を調べる
Googleのサジェストや関連検索も、見込み客の悩みを調べる際に役立ちます。
サジェストとは、Googleの検索窓にキーワードを入力したときに表示される検索候補のことです。
例えば、「学習塾」と入力すると、地域名や料金、選び方などに関連する検索候補が表示されることがあります。
こうしたキーワードを調べることで、見込み客がどのような情報を探しているのかを把握できます。
なお、検索回数が多いキーワードばかり狙う必要はありません。
検索回数が少なくても、自社の商品・サービスを必要としている人が検索するキーワードであれば、記事を書く価値は十分にあります。
Yahoo!知恵袋などのQ&Aサイトを調べる
Yahoo!知恵袋などのQ&Aサイトには、ユーザーが実際に投稿した悩みや質問が掲載されています。
例えば、学習塾であれば「集団塾と個別指導のどちらがよいのか」「成績が上がらないときは塾を変えるべきか」といった質問が参考になります。
質問の内容だけでなく、どのような状況で悩んでいるのかにも注目しましょう。
実際の質問を参考にすることで、見込み客が知りたい情報を具体的にイメージしやすくなります。
競合サイトで扱われている記事のテーマを調べる
同じ業種の競合サイトを調べることもおすすめです。
特に、検索結果の上位に表示されている記事を確認すると、どのようなテーマが扱われているのか参考になります。
ただし、競合サイトの記事をそのまま真似するのは避けましょう。
記事のテーマを参考にしながら、自分自身の経験や専門知識を加え、独自性のある記事を作ることが重要です。
ChatGPTなどの生成AIと壁打ちする
ChatGPTなどの生成AIと壁打ちする方法もおすすめです。
例えば、次のように質問してみましょう。
「学習塾を探している保護者は、どのような悩みや疑問を抱えていますか?」
すると、想定される悩みや疑問を複数提案してもらえます。
さらに、「中学生の保護者に絞って」「成績が伸び悩んでいるケースを中心に」などと条件を追加すれば、より具体的なアイデアを洗い出せます。
自分では思いつかなかった視点を得られるため、記事のネタ探しにも役立ちます。
ただし、AIが提案する内容は、あくまで仮説です。
実際の顧客の相談内容や検索キーワードなどと照らし合わせ、見込み客が本当に知りたい情報なのか確認しましょう。
③ 見込み客の悩みを解決する記事を書く
見込み客の悩みや検索キーワードを調査したら、実際にブログ記事を書いていきましょう。
ビジネスブログでは、自分が伝えたいことではなく、読者が知りたいことを書くのが基本です。
どれだけ専門的な知識を持っていても、読者の悩みや疑問を解決できなければ、問い合わせや申し込みにはつながりにくくなります。
記事を書く際は、次の3つを意識しましょう。
- 記事ごとにターゲットと解決する悩みを明確にする
- 結論を先に伝え、具体的な解決策を提示する
- 自分自身の経験や具体例を交えて説明する
それぞれ解説します。
記事ごとにターゲットと解決する悩みを明確にする
ブログ全体のターゲットを決めるだけでなく、記事ごとに「誰のどのような悩みを解決するのか」を明確にしましょう。
例えば、学習塾のブログであれば、次のような記事が考えられます。
- 中学生の成績が上がらない原因と対処法
- 個別指導塾と集団塾の違いや選び方
- 高校受験に向けて塾に通い始めるタイミング
同じ学習塾のブログでも、記事によって読者の悩みは異なります。
1つの記事であれもこれも説明しようとせず、特定の悩みに絞って解説した方が、読者にとって分かりやすい記事になります。
結論を先に伝え、具体的な解決策を提示する
記事を書く際は、読者が知りたい結論をできるだけ早い段階で伝えましょう。
読者は自分の悩みや疑問を解決するために検索しているので、なかなか答えが出てこない記事は途中で離脱される可能性があります。
例えば、「個別指導塾と集団塾のどちらがおすすめ?」という記事なら、それぞれに向いている生徒の特徴を先に説明します。
そのうえで、違いやメリット・デメリット、選ぶ際のポイントなどを詳しく解説すると、読者も理解しやすくなります。
また、一般論を説明するだけでなく、具体的に何をすればよいのかまで伝えることが重要です。
記事を読んだ人が、実際に行動できる内容を目指しましょう。
自分自身の経験や具体例を交えて説明する
記事には、自分自身の経験や実際の事例を積極的に取り入れましょう。
インターネット上の情報をまとめるだけでは、他のブログとの差別化が難しくなります。
例えば、学習塾であれば、実際に生徒を指導してきた経験や、成績が伸び悩んでいた生徒への指導方法などが参考になります。
こうした経験を交えることで、記事の説得力が高まり、専門性も伝わりやすくなります。
ちなみに、私が運営している資金繰り関連のブログでも、経営者から実際に受けた相談や、これまでのコンサルティング経験をもとに記事を書いています。
一般的な解決策だけでなく、実務で経験したことを交えることで、読者が自身の状況に置き換えて考えやすくなるからです。
なお、記事を書く際は読みやすさも重要です。適度に見出しや箇条書きを使い、専門用語には説明を加えるなど、読者が理解しやすい文章を心掛けましょう。
④ ブログの信頼性を高める
見込み客の悩みを解決する記事を書いたら、ブログの信頼性を高めることも意識しましょう。
ビジネスブログでは、役立つ情報を発信するだけでなく、「この人なら安心して相談できそう」「この会社に依頼してみたい」と思ってもらうことが重要です。
どれだけ記事の内容が優れていても、誰が運営しているのか分からないブログでは、問い合わせや申し込みをためらう人もいるでしょう。
ブログの信頼性を高めるには、次の3つが効果的です。
- 運営者のプロフィールや会社情報を掲載する
- 経験・実績・専門性を具体的に伝える
- 正確な情報を発信し、定期的に更新する
それぞれ解説します。
運営者のプロフィールや会社情報を掲載する
まずは、ブログを運営している人物や会社の情報を掲載しましょう。
例えば、次のような情報です。
- 運営者の氏名やプロフィール
- 会社名・所在地・事業内容
- 提供している商品・サービス
- 問い合わせ先
こうした情報を掲載することで、読者は誰が情報を発信しているのか確認できます。
特に、初めて利用する商品・サービスの場合、運営者の素性が分からないと不安を感じる人もいるでしょう。
プロフィールや会社概要などの固定ページを用意し、ブログのメニューや記事からアクセスできるようにしておくことをおすすめします。
経験・実績・専門性を具体的に伝える
プロフィールには、これまでの経験や実績、専門分野なども掲載しましょう。
例えば、次のような情報が考えられます。
- 学習塾:指導歴、指導実績、合格実績
- 美容サロン:施術歴、保有資格、施術実績
- リフォーム会社:施工実績、施工事例、保有資格
単に「経験豊富です」「専門知識があります」とアピールするよりも、具体的な数字や実績を示した方が説得力があります。
ちなみに、私は2009年から中小企業の資金繰りに関するコンサルティングを行っているため、これまでの経験や専門分野をプロフィールなどで紹介しています。
また、ブログ記事でも、実務経験をもとにした解説を心掛けています。
ただし、実績を誇張したり、事実と異なる内容を掲載したりするのは避けましょう。
実際の経験や実績を正確に伝えることが重要です。
正確な情報を発信し、定期的に更新する
ブログの信頼性を維持するには、記事の情報を正確に保つことも大切です。
特に、法律や税金、補助金、制度などを扱う記事は、時間の経過とともに情報が古くなることがあります。古い情報を放置すると、読者が誤った判断をしてしまう可能性があるため、定期的に内容を確認しましょう。
また、記事を書く際は、必要に応じて公的機関や公式サイトなどの一次情報を確認することも重要です。
情報の出典を明示しておけば、読者自身も内容を確認しやすくなります。
記事を公開して終わりにするのではなく、必要に応じて加筆・修正し、信頼できる情報を提供し続けましょう。
⑤ 問い合わせ・申し込みにつながる導線を作る
最後に、ブログを訪れた見込み客が、問い合わせや申し込みをしやすい導線を作りましょう。
どれだけ役立つ記事を書いてアクセスを集めても、問い合わせや申し込みにつながる仕組みがなければ、新規顧客を獲得するのは難しくなります。
特に重要なのは、見込み客がブログを離れた後も、継続的に接点を持てる仕組みを用意することです。
具体的には、次の3つを意識しましょう。
- 問い合わせ・申し込みへの導線を設置する
- メルマガやLINEで見込み客との接点を維持する
- 記事の内容に合わせて適切な導線を設置する
それぞれ解説します。
問い合わせ・申し込みへの導線を設置する
まずは、読者が商品・サービスに興味を持ったとき、すぐに問い合わせや申し込みができるようにしましょう。
例えば、次のような導線が考えられます。
- 問い合わせフォームへのリンク
- 商品・サービスの紹介ページ
- 無料相談の申し込みページ
- 資料請求ページ
- 予約フォーム
業種によって適切な導線は異なります。
例えば、美容サロンなら予約フォーム、学習塾なら無料体験や資料請求へのリンクが考えられます。
記事を読んで興味を持っても、どこから申し込めばよいのか分からなければ、そのまま離脱されてしまう可能性があります。
読者が迷わず次の行動を取れるようにしておきましょう。
メルマガやLINEで見込み客との接点を維持する
ブログを訪れた人が、すぐに商品・サービスを申し込むとは限りません。
特に、料金が高い商品や、契約前に比較検討が必要なサービスでは、時間をかけて情報収集する人も多いでしょう。
そこでおすすめなのが、メルマガやLINE公式アカウントを活用する方法です。
例えば、次のような流れを作ります。
- ブログ記事を読んでもらう
- メルマガやLINE公式アカウントに登録してもらう
- 役立つ情報を継続的に届ける
- 商品・サービスに興味を持った段階で申し込んでもらう
このような仕組みがあれば、記事を読み終えてブログから離れた人とも、継続的に接点を持てるようになります。
ちなみに、私自身もブログとメルマガを中心に集客してきました。
ブログで見込み客に興味を持ってもらい、メルマガで役立つ情報を届けながら、信頼関係を深めていく方法です。
ただし、すべての業種でメルマガやLINEが必要というわけではありません。
すぐに予約や問い合わせをする人が多い業種であれば、申し込みフォームへの導線を優先した方がよい場合もあります。
自社の商品・サービスや顧客の購買行動に合わせて考えましょう。
記事の内容に合わせて適切な導線を設置する
問い合わせや申し込みへの導線は、すべての記事に同じものを設置すればよいわけではありません。
読者がどのような情報を求めているのかによって、適切な案内は変わります。
例えば、学習塾のブログであれば、次のような使い分けが考えられます。
- 勉強方法を解説する記事:関連記事や無料学習資料を案内する
- 塾の選び方を解説する記事:自社の指導方針やコース紹介へ誘導する
- 料金や指導内容を解説する記事:無料体験や問い合わせフォームを案内する
まだ情報収集をしている段階の読者に、いきなり申し込みを迫っても、興味を持ってもらえるとは限りません。
一方、すでにサービスの利用を検討している読者には、すぐに問い合わせできる導線が必要です。
このように、読者の検討段階に合わせて次の行動を案内することで、自然に問い合わせや申し込みにつなげやすくなります。
なお、ブログから見込み客を獲得し、メルマガやLINEを使って顧客へと育成する仕組みについては、別記事で詳しく解説しています。
ビジネスブログに必要な4つのコンテンツ


ビジネスブログでは、見込み客の悩みを解決する記事だけでなく、商品・サービスへの興味や信頼を高めるコンテンツも必要です。
具体的には、次の4つを用意しましょう。
- 見込み客の悩みを解決する記事
- 商品・サービスの導入事例や成功事例
- 顧客からよく寄せられる質問への回答
- 運営者のプロフィールや実績
それぞれ詳しく解説します。
見込み客の悩みを解決する記事
ビジネスブログで最も力を入れたいのが、見込み客の悩みや疑問を解決する記事です。
見込み客は、必ずしも商品・サービスを探しているわけではありません。
まずは自分が抱えている問題を解決したくて、Googleなどで情報を検索している人も多いからです。
例えば、次のような記事が考えられます。
- 美容サロン:肌荒れの原因や改善方法
- 学習塾:子どもの成績が上がらない原因と対策
- リフォーム会社:外壁塗装が必要になるタイミング
- 税理士事務所:確定申告で経費にできるもの・できないもの
こうした記事を通じて、見込み客に役立つ情報を届けることができます。
ちなみに、筆者が運営している資金繰り関連のブログでも、借入金の返済ができなくなった場合の対処法や、運転資金が不足したときの対応方法などを解説しています。
資金繰りに困っていない人には興味のない内容ですが、実際に悩んでいる経営者にとっては必要な情報です。
このように、幅広い読者に読まれる記事よりも、自社の商品・サービスを必要としている人に役立つ記事を優先しましょう。
商品・サービスの導入事例や成功事例
見込み客の悩みを解決する記事に加えて、商品・サービスの導入事例や成功事例も用意しましょう。
なぜなら、商品・サービスの特徴やメリットを説明するだけでは、利用後の変化を具体的にイメージできない人もいるからです。
例えば、次のような事例が考えられます。
- 美容サロン:施術前後の変化や利用者の感想
- 学習塾:成績が伸び悩んでいた生徒の学習改善事例
- リフォーム会社:施工前後の写真や工事内容
- コンサルティング会社:顧客が抱えていた問題と改善までの経緯
事例を紹介する際は、次の3点を意識すると分かりやすくなります。
- 顧客がどのような問題を抱えていたのか
- 商品・サービスを利用したきっかけや経緯
- 利用後にどのような変化があったのか
単に「サービスを利用して満足しました」と紹介するよりも、問題が解決するまでの過程を伝えた方が、読者も自身の状況に置き換えて考えやすくなります。
また、実際の事例には、自社の商品・サービスの強みを具体的に伝えられるメリットもあります。
ただし、顧客の事例を紹介する際は、必要な掲載許可を得るなど、個人情報や秘密保持に配慮しましょう。
成果を誇張したり、すべての顧客が同じ結果を得られるかのような表現をしたりすることも避けてください。
顧客からよく寄せられる質問への回答
顧客や見込み客からよく寄せられる質問も、記事のテーマとして活用できます。
例えば、次のような質問です。
- 美容サロン:施術後はすぐにメイクできる?
- 学習塾:成績が悪くても入塾できる?
- リフォーム会社:工事中も自宅で生活できる?
- 税理士事務所:確定申告だけでも依頼できる?
こうした質問には、同じ疑問を抱えている見込み客がいる可能性があります。
質問に対する回答を記事にしておけば、検索経由で新しい読者に見つけてもらえる機会も生まれます。
また、よくある質問をまとめたFAQページを作る方法もおすすめです。
FAQページがあれば、見込み客は問い合わせる前に疑問を解消できますし、同じ質問を受けた際にページを案内できるため、問い合わせ対応の効率化にもつながります。
なお、質問に回答する際は、単に「はい」「いいえ」で終わらせず、その理由や注意点も説明すると親切です。
運営者のプロフィールや実績
最後に、ブログ運営者のプロフィールや実績を紹介するページも用意しましょう。
ビジネスブログでは、記事を読んだ人が商品・サービスに興味を持ち、「どのような人が提供しているのだろう?」と運営者について調べることがあります。
その際、プロフィールがなかったり、経歴や実績が分からなかったりすると、不安を感じる人もいるでしょう。
プロフィールには、主に次のような情報を掲載するのがおすすめです。
- 氏名や会社名
- これまでの経歴
- 専門分野や保有資格
- 商品・サービスの提供実績
- 仕事に対する考え方や理念
特に、個人事業主やコンサルタントなど、提供者自身の専門性や経験が重視される業種では、プロフィールが重要な判断材料になります。
ただし、経歴や実績を羅列するだけでなく、なぜ現在の仕事をしているのか、顧客にどのような価値を提供したいのか、といった内容も伝えるとよいでしょう。
運営者の人柄や考え方が伝われば、読者が親しみを感じるきっかけにもなります。
なお、プロフィールは通常の記事として公開するよりも、独立した固定ページとして用意するのがおすすめです。
ブログのメニューや記事内からアクセスできるようにしておきましょう。
ビジネスブログで集客するための3つのポイント


ビジネスブログで新規顧客を獲得するには、記事の内容だけでなく、情報の伝え方や運営方法も重要です。
特に、次の3つのポイントを意識しましょう。
- 読者目線で役立つ情報を発信する
- 情報を出し惜しみせず専門性を伝える
- 記事を定期的に見直して改善する
それぞれ詳しく解説します。
読者目線で役立つ情報を発信する
ビジネスブログでは、常に読者目線で情報を発信することを意識しましょう。
自分が伝えたいことと、読者が知りたいことは必ずしも一致しないからです。
例えば、リフォーム会社がブログを運営する場合、次のような記事ばかり書いても、読者に興味を持ってもらえるとは限りません。
- 新しい施工機材を導入しました
- 当社の技術力をご紹介します
- 当社のサービスが選ばれる理由
もちろん、こうした記事にも意味はありますが、まだ会社を知らない読者にとっては、優先度の低い情報かもしれません。
一方、次のような記事であればどうでしょうか。
- 外壁塗装は何年ごとに必要?
- 屋根の雨漏りを放置するとどうなる?
- リフォーム費用を安く抑える方法
住宅の修繕やリフォームを検討している人にとって、関心の高いテーマです。
こうした悩みを解決する記事を通じて、会社やサービスの存在を知ってもらうことができます。
記事を書くときは、「自分が何を伝えたいか」ではなく、「読者は何を知りたいのか」を優先しましょう。
情報を出し惜しみせず専門性を伝える
ビジネスブログでは、専門知識やノウハウを出し惜しみしないことも重要です。
特に、コンサルティングや専門サービスを提供している人の中には、次のように考える人もいるでしょう。
「ノウハウを無料で公開したら、商品やサービスが売れなくなるのでは?」
確かに、ブログの記事を読むだけで問題を解決し、商品・サービスを利用しない人もいるでしょう。
しかし、情報を隠しすぎると、読者に専門性や実力が伝わらず、信頼を得ることが難しくなります。
例えば、税理士事務所であれば、節税の基本的な考え方や確定申告の手順などを詳しく解説することで、専門性を伝えられます。
記事を読んで自分で問題を解決する人もいれば、「自分で対応するのは難しいので、専門家に相談したい」と考える人もいるはずです。
ちなみに、筆者も中小企業の資金繰りコンサルタントとして活動しているため、この点は実感しています。
資金繰りに関する知識や実務経験を、秘密保持に触れない範囲でブログに公開しています。
当然、記事を読んで問題を解決し、相談せずに終わる人もいます。
一方で、記事を読んだ方から、次のようなお問い合わせをいただくこともあります。
- もっと詳しく話を聞きたい
- 自社の状況について相談したい
- 問題解決を手伝ってほしい
つまり、ノウハウを公開したからといって、必ずしも商品・サービスが売れなくなるわけではありません。
むしろ、役立つ情報を提供することで専門性が伝わり、問い合わせや依頼につながる可能性があります。
もちろん、有料サービスでしか提供できない個別対応や、公開できない機密情報まで明かす必要はありません。
記事を定期的に見直して改善する
ビジネスブログは、記事を公開したら終わりではありません。
定期的に記事を見直し、必要に応じて改善することも重要です。
例えば、次のような点を確認しましょう。
- 情報が古くなっていないか
- 読者の悩みや疑問を十分に解決できているか
- 検索経由でアクセスが集まっているか
- 問い合わせや申し込みにつながっているか
アクセス状況を調べるには、GoogleサーチコンソールやGoogleアナリティクスなどの無料ツールが役立ちます。
アクセスが少ない記事は内容を見直す
検索結果に表示されているのにクリックされない記事は、タイトルや記事内容が検索意図と合っていない可能性があります。
また、検索順位が低い記事は、読者が求めている情報が不足していたり、競合記事と比べて内容が不十分だったりする場合もあります。
こうした記事は、検索キーワードや検索結果の傾向を確認し、必要に応じて加筆・修正しましょう。
ただし、アクセスが少ないからといって、必ずしも価値のない記事とは限りません。
検索回数が少なくても、見込み客からの問い合わせにつながっている記事であれば、ビジネス上の価値は高いといえます。
問い合わせにつながっているか確認する
ビジネスブログの目的は、単にアクセス数を増やすことではありません。
最終的に新規顧客を獲得することです。
そのため、アクセスが多い記事でも、問い合わせや申し込みにつながっていなければ、導線の見直しを検討しましょう。
例えば、次のような改善が考えられます。
- 関連する商品・サービス紹介ページへのリンクを追加する
- 問い合わせフォームへの導線を分かりやすくする
- 読者の検討段階に合わせて関連記事を案内する
反対に、アクセス数が少なくても問い合わせにつながっている記事は、無理に大幅な変更をする必要はありません。
記事ごとの役割や成果を確認しながら改善していくことが大切です。
なお、記事を改善したからといって、必ず検索順位や問い合わせ数が増えるわけではありません。
改善前後のデータを比較しながら、長期的な目線でブログを育てていきましょう。
ビジネスブログを運営するときの注意点3つ


ビジネスブログで新規顧客を獲得するには、記事の内容だけでなく、運営方法にも注意が必要です。
特に、次の3つは押さえておきましょう。
- 日記や商品・サービスの宣伝ばかり書かない
- アドセンス広告などを貼りすぎない
- 短期間で成果を求めない
それぞれ詳しく解説します。
日記や商品・サービスの宣伝ばかり書かない
ビジネスブログでは、日記や商品・サービスの宣伝ばかり書くのは避けましょう。
なぜなら、ブログに訪れる読者は、基本的に自分の悩みや疑問を解決するための情報を探しているからです。
例えば、美容サロンのブログで次のような記事ばかり掲載していても、新規顧客の獲得につながるとは限りません。
- スタッフで食事会に行きました
- 新しい美容機器を導入しました
- 当店の施術メニューをご紹介します
もちろん、こうした記事がすべて不要というわけではありません。
既存顧客に親しみを持ってもらったり、サービスに興味を持っている人に情報を提供したりする役割はあります。
しかし、まだ自社のことを知らない人を集客するなら、読者が検索しそうな悩みや疑問をテーマにした記事を優先すべきです。
例えば、美容サロンであれば、肌荒れの原因やスキンケアの方法などを解説する記事の方が、悩みを抱えている人に見つけてもらいやすくなります。
ビジネスブログは、日々の出来事を記録する日記ではなく、見込み客に役立つ情報を届けるメディアです。
商品・サービスの宣伝だけに偏らず、読者の悩みを解決する情報を中心に発信しましょう。
アドセンス広告などを貼りすぎない
ビジネスブログでは、Googleアドセンスやアフィリエイト広告などの設置にも注意が必要です。
広告を掲載すれば収益を得られる可能性がありますが、ビジネスブログの主な目的は、自社の商品・サービスの顧客を獲得することです。
広告収益を優先しすぎて、本来の目的を見失わないようにしましょう。
広告を貼ること自体が悪いわけではない
ビジネスブログに広告を設置したからといって、必ずしも集客できなくなるわけではありません。
例えば、記事の途中にアドセンス広告が表示されていても、読者が必要としている情報があれば、そのまま読み進める人もいるでしょう。
また、広告をクリックして一度ブログから離れたとしても、すべての読者が顧客になるわけではありません。
そのため、広告による離脱を過度に心配する必要はありません。
ただし、広告の数が多すぎたり、本文を遮るような位置に表示されたりすると、記事が読みにくくなる可能性があります。
広告を掲載する場合は、読者の利便性を損なわないようにしましょう。
自社の商品・サービスへの導線を優先する
広告を設置する場合でも、自社の商品・サービスへの導線を優先しましょう。
例えば、無料相談や資料請求への申し込みを増やしたいのであれば、広告よりも問い合わせフォームへのリンクを目立たせた方がよい場合があります。
特に、サービスの利用を検討している読者が集まる記事では、外部広告が申し込みの妨げになっていないか確認することが重要です。
一方、情報収集を目的とした記事などでは、広告を掲載しても問題にならないケースもあるでしょう。
広告を一律に禁止するのではなく、記事の役割や収益への影響を考慮して判断するのがおすすめです。
短期間で成果を求めない
ビジネスブログは、記事を書いたからといって、すぐに新規顧客を獲得できるわけではありません。
特に、Googleなどの検索エンジンから集客する場合、記事が検索結果で評価され、アクセスが集まるようになるまで時間がかかることがあります。
そのため、短期間で成果を求めず、長期的な目線で運営しましょう。
ブログ集客は成果が出るまで時間がかかる
新しく開設したブログでは、記事を公開しても、しばらく検索経由のアクセスがほとんど集まらないことがあります。
競合サイトの多い分野や、専門性・信頼性が重視される分野では、特に時間がかかる場合があります。
なお、ブログで集客できるようになるまでの期間は、業種や競合状況、記事の内容などによって異なります。
数か月で成果が出るケースもあれば、半年から1年以上かかるケースもあるため、明確な期間を断定することはできません。
ただし、記事を書き続ければ必ず成果が出るわけでもありません。
アクセス状況や問い合わせ件数を確認しながら、必要に応じて記事や集客導線を改善することが重要です。
最初から完璧なブログを目指さない
ブログを作る際、最初から完璧な記事やデザインを目指す必要はありません。
もちろん、情報の正確性や読みやすさは重要ですが、細かい部分にこだわりすぎると、記事を公開するまでに時間がかかってしまいます。
筆者自身もブログを始めたばかりの頃は、記事を書いては削除することを繰り返し、何時間も作業して結局公開できなかった経験があります。
しかし、記事は公開した後でも修正できます。
まずは見込み客の役に立つ記事を作り、公開後にデータや読者の反応を確認しながら改善していきましょう。
短期間で結果を求めるのではなく、少しずつブログを育てていくことが大切です。
まとめ|ビジネスブログは見込み客の悩みを解決することが重要
今回は、新規顧客を獲得するためのビジネスブログの作り方を解説しました。
改めて、5つのステップを振り返っておきましょう。
- 集客したいターゲットを明確にする
- 見込み客の悩みや検索キーワードを調査する
- 見込み客の悩みを解決する記事を書く
- ブログの信頼性を高める
- 問い合わせ・申し込みにつながる導線を作る
ビジネスブログで重要なのは、記事をたくさん書くことでも、大量のアクセスを集めることでもありません。
自社の商品・サービスを必要としている見込み客に役立つ情報を届け、問い合わせや申し込みにつなげることです。
筆者自身、100記事以上書いても集客できなかった経験がありますが、見込み客の悩みに目を向けるようになってから、少しずつ顧客を獲得できるようになりました。
ブログ集客は成果が出るまで時間がかかることもありますが、焦らず記事を作成し、改善を重ねていくことが大切です。
まずは集客したいターゲットを明確にし、見込み客が抱えている悩みを洗い出すことから始めてみましょう。
