
- サーバーにWordPressをインストールしたら、記事を書く前に初期設定をした方が良いみたいだけど、どこを設定すれば良いのかな?
- 必ずやるべき初期設定や、注意点があれば知りたいよ。
この記事では、こういった疑問にお答えします。
- WordPressのインストール後にやるべき初期設定は3つ
- WordPressの初期設定の注意点は1つ
- WordPressの初期設定後にやっておいた方がよいことは2つ
なお、この記事を書いている筆者は、WordPressで複数のWebサイトやブログを運営しており、当サイトもWordPressブログで運営しています。
WordPress歴は8年以上あり、2018年にはWordPressサイトの作り方をレクチャーするワークショップも行ってました。
こういった経験や実績を元に、WordPressをインストールした後の初期設定を詳しく解説していきます。
好きなところから読めます
WordPressのインストール後にやるべき初期設定は3つ
WordPressのインストール後にやるべき初期設定は3つあります。
- 設定①:一般設定
- 設定②:ディスカッション設定(コメント機能)
- 設定③:パーマリンク設定(URL表示形式の設定)
上記のとおりです。
設定①:一般設定
まずは一般設定を行います。
ダッシュボード左側メニューの
設定>一般 を選択します。
下図のように一般設定の画面が表示されます。
ここでは、タイトルとキャッチフレーズ、URLを確認します。
一般設定で確認する項目は次のとおりです。
- ①サイトのタイトル:タイトルを変更したい方はここで変更します。
- ②キャッチフレーズ:「Just another WordPress site」と入力されていますので削除します(空白でOKです)。
- ③アドレス(URL):URLが「https://~」で始まっているか確認します。
タイトル・キャッチフレーズ・アドレスを変更したら、画面下部にある「変更を保存」をクリックして、設定を保存しましょう。
アドレス(URL)が「http://」になっている場合
エックスサーバーの簡単インストールを使ってWordPressをインストールすると、アドレスが「http://」になっている場合があります。
この場合、SSL設定が反映されていることを確認してから、「https」に修正しましょう。
SSL設定が反映されていない状態で「https」と変更してしまうと、WordPressにログインできなくなりますので、ご注意下さい。
設定②:ディスカッション設定(コメント機能)
ディスカッション設定では、記事のコメントに関する設定を行います。
- コメントを受け付けたい方 → 初期設定のままOKです(アバターを変えたい方は変更します)。
- コメントを一切受け付けたくない方 → 要設定
なお、コメントを許可しておくと、海外経由でスパムコメントをバンバン書き込まれるようになり、非常に鬱陶しくなりますのでご注意下さい。
コメントの停止方法
コメントを停止するには、「デフォルトの投稿設定」という項目にある「新しい投稿へのコメントを許可」のチェックを外せばOKです。
チェックを外したら、画面下にある「変更を保存」ボタンをクリックすると、設定が反映されます。
設定③:パーマリンク設定(URL表示形式の設定)
パーマリンク設定では、WebサイトやブログのURLの表示方法を設定できます。
ダッシュボード>設定>パーマリンク設定 を選択します。
初期状態は「日付と投稿名」にチェックが入っていますので、下図のように「投稿名」にチェックを入れ、設定を保存します。
上図の「カスタム投稿」という部分が「/%postname%/」となっていればOKです。
WordPressの初期設定の注意点は1つ
WordPressの初期設定を行う際、注意点が1つだけあります。
- パーマリンク設定を後回しにしない
上記のとおりです。
パーマリンク設定を後回しにしない
パーマリンクの設定は後回しにしないようにしましょう。
理由は2つあります。
- 検索エンジン対策上、好ましくない
- サイト内のURL変更作業が面倒
良い事は1つも無いので、インストールしたらすぐにパーマリンクを設定しましょう。
WordPressの初期設定後にやっておいた方がよいことは2つ
WordPressの初期設定後にやっておいた方がよいことが2つあります。
- ユーザーIDを表示させないようにする
- 不要なページ、テーマの削除
上記のとおりです。
ユーザーIDを表示させないようにする
テーマにもよるのですが、ページを公開すると投稿者情報(ユーザーID)が表示されることがあります。
ユーザーIDは、WordPressのダッシュボードにログインする際に使用する、重要な情報ですので、極力、第三者に知られないようにする必要があります。
ユーザーIDを表示させないように、ユーザー設定で「ニックネーム」に変更しましょう。
ユーザーIDをニックネームに変更する方法
ユーザーIDをニックネームに変更する方法を解説します。
①ダッシュボード左側メニューの「ユーザー」を選択すると、下図ユーザー設定画面が表示されますので、②「ユーザー名」を選択します。
ユーザープロフィールが表示されますので、「ニックネーム(必須)」という項目に、ニックネームを追加して、ブログ上の表示名を変更します。
①「ニックネーム(必須)」に任意の名称を入力し、②「ブログ上の表示名」をクリックすると、入力した名称が表示されますので、ニックネームを選択します。
ニックネームに変更したら、設定画面の下にある「プロフィールを更新」をクリックして設定を保存します。
画面右上を見ると、ユーザーIDの表示から、ニックネームの表示に変更されていることが確認できます。
これで、投稿でも「ユーザーID」が表示されなくなりますので、第三者にユーザーが知られる事はありません。
もし、複数のユーザーを追加する場合、必ずニックネームに変更するようにしましょう。
不要なページ・テーマ・プラグインの削除
WordPressをインストールとすると、サンプルページや無料テーマ、不要なプラグインが追加されます。
放置しておいても良いのですが、必要無いので削除しましょう。
- サンプルページの削除
- 不要なテーマの削除
- 不要なプラグインの削除
上記の順に解説します。
サンプルページの削除
サンプルページは投稿と固定ページ、各1ページずつあります。
- 固定ページ → サンプルページ
- 投稿 → Hello world!
上記の順に解説します。
固定ページの「サンプルページ」の削除
固定ページの「サンプルページ」を削除します。
ダッシュボード>固定ページ>固定ページ一覧 を選択します。
固定ページ一覧に表示されているサンプルページにマウスカーソルを合わせ、「ゴミ箱へ移動」をクリックします。
「サンプルページ」が一覧から消えました。
これで、固定ページの削除は完了です。
投稿の「Hello world!」の削除
投稿にあるサンプル記事「Hello world!」を削除します。
ダッシュボード>投稿>投稿一覧 を選択します。
投稿一覧に表示されているサンプル記事にマウスカーソルを合わせ「ゴミ箱へ移動」をクリックすれば削除できます。
「Hello world!」が一覧から消えました。
以上で投稿のサンプル記事の削除は完了です。
不要なテーマの削除
次に、不要なテーマを削除します。
使わないテーマをインストールしておいても、ファイルサイズが重くなるだけです。
必要無いので削除しましょう。
ダッシュボード>外観>テーマ を選択して、
テーマの管理画面に移動します。
インストール済みのテーマが一覧表示されます。
削除対処となるテーマにマウスカーソルを合わせると、「テーマの詳細」という項目が出現しますので、クリックします。
テーマの詳細が表示されますので、右下にある「削除」をクリックします。
画面上部に、テーマ削除の確認が表示されますので「OK」をクリックします。
先程のテーマが、削除されていることが確認できます。
同じ要領で、使わないテーマはどんどん削除しましょう。
以上で不要なテーマの削除は完了です。
不要なプラグインの削除
WordPressをインストールすると、「Hello Dolly」という不要なプラグインがインストールされます。
使う事はありませんので、削除しておきましょう。
なお、WordPressをインストールしたサーバーによって、初期状態で入っているプラグインは異なりますが、とりあえず「Hello Dolly」だけ削除しておけばOKです。
エックスサーバー
エックスサーバーでWordPressをインストールすると、初期状態で3つのプラグインが入っています。
「Akismet Anti-Spam (アンチスパム)」は必要ですが、以下のプラグインは使わない場合が殆どなので、削除しても問題ありません。
- Hello Dolly
- TypeSquare Webfonts for エックスサーバー
ConoHa WING
ConoHa WINGでWordPressをインストールすると、初期状態で7つのプラグインが入っています。
「Akismet Anti-Spam (アンチスパム)」、「WP Multibyte Patch」、「ConoHa WING 自動キャッシュクリア」は必要ですが、以下のプラグインは使わない場合が殆どなので、削除しても問題ありません。
- Hello Dolly
- ConoHa WING コントロールパネルプラグイン
- SiteGuard WP Plugin
- TypeSquare Webfonts for ConoHa
まとめ
以上、WordPressのインストール後にやるべき初期設定を紹介しました。
おわり。