
- AmazonのFireタブレットに興味があります。
- 動画や音楽、電子書籍が楽しめる他にどんなことができますか?普通のタブレットのようにアプリは使えますか?
- Fireタブレットでできること・できないことを詳しく知りたい。
この記事では、こういった疑問・要望にお答えします。
- Fireタブレットの特徴4つ
- Fireタブレットでできること9つ
- Fireタブレットでできないこと4つ
圧倒的なコスパが魅力のFireタブレット。
FireタブレットはiPadやAndroidとは微妙に仕様が異なるので、はじめて購入される方は実際の利用イメージが浮かびにくいと思います。
そこで、この記事では、Fireタブレット利用歴4年の筆者がFireタブレットの特徴、できること・できないことを詳しく解説していきます。
Fireタブレットを初めて購入される方向けに情報をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
Fireタブレットの特徴4つ
まずはFireタブレットの特徴から解説していきます。
- ホーム画面がAmazonコンテンツと一体
- 「Kindle」と比べて色々な用途に使える
- 画面サイズは3種類
- 圧倒的に安い
上記のとおりです。
ホーム画面がAmazonコンテンツと一体
Fireタブレットのホーム画面はAmazonコンテンツと一体化されており、アプリが一覧表示されるだけでなく、
- 最近視聴したプライムビデオ
- 読みかけのKindle本
- おすすめ本・ビデオなど
Amazonプライム会員特典の見放題・聴き放題・読み放題のコンテンツにすぐにアクセスできるようになっています。
商品購入履歴も表示されますので、Amazonのサービスをよく利用する方や、よく買い物をする方には便利なタブレットです。
プライム会員じゃない人でも使える
Fireタブレットはプライム会員が使いやすいよう最適化されてますが、プライム会員じゃない方でも普通のタブレットとして使えます。
詳しくは下記記事をどうぞ。
コンテンツはデバイス間で共有
スマホやタブレット、Amazonデバイスで利用したコンテンツの情報はデバイス間で共有されます。
ですので、スマホやタブレットで
- 再生中のビデオ
- 読みかけのKindle本
などがあった場合、再生位置や本のページ番号がデバイス間で共有されるので、Fireタブレットで続きを見れて便利です。
Kindleと比較して様々な用途に使える
Amazonのkindle端末は読書に特化しているため、読書以外のことはほとんどできません。
FireタブレットはAmazonプライムに最適化されていますが、普通のタブレットとして使えるので様々な用途に使えます。
詳しくは下記記事をどうぞ。
画面サイズは4種類
Fireタブレットの画面サイズは下記4種類あります。
- 7インチ → Fire 7
- 8インチ → Fire HD 8 / 8 Plus
- 10.1インチ → Fire HD 10 / 10 Plus
- 11インチ → Fire Max 11
上記のとおりです。
7インチ (Fire 7)
8インチ (Fire HD 8 / 8 Plus)
10.1インチ (Fire HD 10 / 10 Plus)
11インチ(Fire Max 11)
圧倒的に安い
Fireタブレットは同価格帯のタブレットとスペックと比較して、圧倒的に安いです。
同スペックでこの価格を実現しているタブレットは他に無いと思います。
セールでお得に安く買える
Amazonでは毎月のようにセールを行ってますので、セールでお得に安く買えます(マイナーなセールだと定価のままです)。
ちなみに筆者が使用しているFire HD 10はセールで購入したので、定価から6,000円も安く購入できました。
定価でも十分安いのに、さらにお得に安く買えました。控えめに言ってコスパ高すぎです。
以上がFireタブレットの特徴です。続いて、Fireタブレットでできることを解説していきます。
Fireタブレットでできること9つ
Fireタブレットでできることは下記9つです。
- 動画視聴(プライムビデオ・動画配信サービス・YouTubeなど)
- 音楽を聴ける
- Kindle電子書籍を読む(本・マンガ・雑誌)
- Kindle本の読み上げ機能が使える
- Audibleを聴ける
- ブラウジング(ネットを見れる)
- ゲームができる(処理の重い3Dゲームは厳しめ)
- ビデオ通話ができる
- お絵描きができる(イラスト作成)
上記のとおりです。
動画視聴(プライムビデオ・動画配信サービス・YouTubeなど)
FireタブレットはYouTubeはもちろん、プライムビデオや動画配信サービス(U-NEXT、Hulu、Netflixなど)の動画を視聴できます。
有名どころの動画配信サービスはFireタブレット向けにアプリが配信されています。
詳しくは「【Fireタブレット】アプリで見れる動画配信サービスまとめ【快適】」をどうぞ。
音楽を聴ける
FireタブレットはMusic Prime(ミュージックプライム)・Music Unlimited(ミュージックアンリミテッド)はもちろん、Spotifyで音楽を聴けます。
ダウンロードした音楽ファイルも再生可能です。
本体スピーカーの音質が良い
Fire HD 8/8 Plus、Fire HD 10/10 Plusは、本体のスピーカーがステレオなので音質が良いです。
外部スピーカーで音楽も聴けます
Fireタブレットは全モデルに下記の外部接続端子があります。
- イヤホンジャック
- USB-C
したがって、イヤホンやヘッドホン、外部スピーカーに接続して音楽を聴けます。
Bluetooth対応
Bluetooth対応なので、Bluetooth対応のワイヤレスイヤホン、ヘッドホン、スピーカーに接続して音楽を聴けます。
ちなみに筆者は、AmazonのEcho Budsというワイヤレスイヤホンや、JBLのFILP5というスピーカーに接続して音楽を再生してます。
内臓スピーカーで聴くよりも迫力あるサウンドが楽しめるので、どちらも頻繁に利用してます。
Kindle電子書籍を読む(本・マンガ・雑誌)
Fireタブレットはkindleアプリがプリインストールされているので、kindle電子書籍が読めます。
プライム会員ならPrime Reading(プライムリーディング)で、本・マンガ・雑誌を読み放題で読めます。
Kindle本の読み上げ機能が使える
FireタブレットはKindle本の読み上げ機能に対応してます。
プロの声優・俳優・ナレーターが本を朗読したオーディオブックと比較すると読み上げの質は劣りますが、手が離せないけど耳が空いているような時に読書できるので、時間を有効活用できます。
詳しくは「FireタブレットでKindle本を読み上げる方法【手ぶらで読書】」をどうぞ。
Audibleが聴ける
FireタブレットでAmazonのオーディオブックサービス「Audible(オーディブル)」が聴けます。
Audibleアプリは使えない
FireタブレットにAudibleアプリがプリインストールされていますが、なぜかアプリは起動せず、Alexa(アレクサ)経由でしか再生できません。
現在、 Audibleアプリがご利用いただけるのは、PC、Android / iOS端末のみとなります。 Fire OS 5.3.3以降のFireタブレットでは、Alexaアプリ経由で、Audibleのタイトルを聴くことができます。
操作はAlexaのみ
Audibleアプリが使えないので、Alexa(アレクサ)アプリで操作するか、アレクサに「〇〇を読んで」と話しかけて聴くことになります。
ブラウジング(ネットを見れる)
Fireタブレットは「Silk(シルク)」というブラウザアプリがプリインストールされてますので、ブラウジングできます。
ちなみに、シルクの検索エンジンはデフォルトでBing(MSN)に設定されていますが、ブラウザの設定で下記検索エンジンに変更できます。
- Yahoo! JAPAN
- 百度
- DuckDuckGo
ゲームができる(3Dゲームは厳しめ)
App StoreやGoogle Playと比較するとタイトル数は若干少なめですが、新作から名作まで一通り遊べるようになってます。
- Minecraft(マイクラ)
- パズドラ(パズル&ドラゴンズ)
- モンスト(モンスターストライク)
- Real Racing 3リアルレーシング
- ドラクエシリーズ
- ファイナルファンタジーシリーズ
- 荒野行動
- Roblox(ロブロックス)
ただし、3Dゲームは快適に動作するとまでは言えず、動作が重くなったり、途中で落ちることがあります。
ですので、ゲームメインでタブレットを購入するなら、Fireタブレットではなく、iPadや性能が良いAndroidタブレットを購入した方が無難ですよ。
ビデオ通話ができる
Fireタブレットは全てのモデルにフロントカメラが付いてるので、下記ビデオ通話ができます。
- Alexa搭載機器同士のビデオ通話
- アプリを使ったビデオ通話
Alexa搭載機器同士のビデオ通話
Fireタブレットはアレクサ搭載機器同士でビデオ通話ができます。
- Fireタブレット同士
- Alexaアプリをインストールしたスマホ(スマホアプリへの呼び出しは不可)
- Echo Showシリーズ
アプリを使ったビデオ通話
SkypeやZoomなどのアプリ使ってビデオ通話ができます。
友人や家族との通話はもちろん、ビデオ会議やWebセミナーなどのテレワークにも使えて便利です。
詳しくは「Fireタブレットで使えるビデオ通話アプリ4選【テレワークで使える】」をどうぞ。
お絵描き(イラスト作成)
Amazonアプリストアにお絵描きやイラスト系のアプリがありますので、アプリを使ってお絵描きやイラストを作成できます。
代表的なアプリは下記のとおりです。
- メディバンペイント
- ArtFrow
- Drawing Desk
上記のアプリをインストールしてタッチペンを使えば、液タブのようにお絵描きができます(もちろん、指でも反応します)。
筆圧感知のスタイラスペンも使えます
Fireタブレットは筆圧感知のスタイラスペンにも対応しています。
筆者は「SonarPen(ソナーペン)」というスタイラスペンを使ってます。
Fireタブレットに対応している筆圧感知のスタイラスペンの中では、かなりリーズナブルな価格だと思います。
詳しくは下記記事をどうぞ。
以上がFireタブレットでできることです。最後に、Fireタブレットでできないことを解説していきます。
Fireタブレットでできないこと4つ
Fireタブレットでできないことは下記4つです。
- ネットの接続はWi-Fi通信のみ
- GPSを利用した位置情報は取得できない
- 直接テレビと接続できない
- Amazonアプリストアのアプリしか使えない
上記のとおりです。
ネットの接続はWi-Fi通信のみ
ネットの接続はWi-Fi通信オンリーです。
Simカードスロット無し・eSIM非対応です。
ですので、外出先で使いたい方は、下記いずれかの方法でネットに接続することになります。
- スマホのテザリング
- モバイルWi-Fi(ポケットWi-Fi)
- Wi-Fiスポットで接続
外出先で使う場合はダウンロードが便利
外出先で使う方はデータをダウンロードしておけばネットに接続できなくても使えるので便利です。
外出前にビデオ・音楽・Kindle本をダウンロードしておけば、どこでも視聴・閲覧できます。
GPSを利用した位置情報は取得できない
FireタブレットはGPS非搭載なので、GPSを利用した位置情報は取得できません。
ただし、全く位置情報を取得できないということはなく、Wi-Fiを使った位置情報の検出は可能です。
直接テレビと接続できない
FireタブレットにはHDMI端子がありませんので、直接テレビと接続できません。
Fire TV/Fire TV Stickで間接的にテレビと接続可能
AmazonのFire TV/Fire TV Stickがテレビに接続されていれば、Fireタブレットとテレビを接続してミラーリングやキャストができます。
- ミラーリング → Fireタブレットの画面をそのまま映す
- キャスト → YouTubeなどの映像・音楽をテレビに映す
他デバイスで接続できる?
FireタブレットにGoogle Playをインストールすれば、下記デバイスを使ってテレビと接続可能です。
- Chromecast
- Apple TV
ただし、Google Playのインストールは手間がかかり、Fireタブレットに不具合が起きる可能性があるので、正直おすすめできません。
テレビと接続したい方は、Fire TV/Fire TV Stickで接続するのが安全です。
Amazonアプリストアのアプリしか使えない
Fireタブレットのアプリは、Amazonアプリストアで公開されているアプリしか使えません。
Amazonアプリストアのアプリは数が少ない
App StoreやGoogle Playと違って、Amazonアプリストアのアプリは数が少ないです。
そのため、スマホで日常的に使っているアプリがAmazonアプリストアには無い、ということがよく起こります。
更新頻度も低い
App StoreやGoogle Playに公開されているアプリは頻繁に更新されていますが、Amazonアプリストアのアプリは更新頻度が低いです。
不具合があっても、修正されるまで何か月も更新されないというのはザラにありますので、アプリをインストールする前はレビューのチェックが必要です。
以上、Fireタブレットでできないこと4つでした。
まとめ
この記事では、Fireタブレットでできること・できないことを解説しました。
Fireタブレットはプライム会員向けに最適化されているタブレットなので、一般的なタブレットと比較するとできないこともあります。
とはいえ、同スペックのタブレットと比較すると圧倒的に安く、使い勝手は悪くないので、コスパは高いと思います。
プライベート利用はもちろん、テレワーク利用やサブモニターなど、幅広い用途で使えますので、興味をお持ちの方はぜひ使ってみて下さい。